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確率論的地震発生予測は現状にあっていないのでは?!
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/133.html
投稿者 taked4700 日時 2017 年 7 月 15 日 19:00:02: 9XFNe/BiX575U dGFrZWQ0NzAw
 

確率論的地震発生予測は現状にあっていないのでは?!

現在、政府が行っている地震発生の確率予測は「確率論的地震発生予測」と呼ばれています。その説明が

「確率論的地震動予測地図」とは・・・
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/glossary/about_map.htm

にあります。そこから、説明部分を次に引用します。

(*以下引用開始:)
@地震発生確率は、震源断層によって様々です。各断層の長期評価による地震発生確率を考え、各地震の「震源断層を特定した地震動予測地図」に基づいて、個々の地点での揺れがある震度を上回る確率の分布を求め、合算して行きます。
A震源を予め特定しにくい地震も含め、周辺の全ての地震を考慮して、それらによってもたらされる揺れの確率をまとめると、今後30年間についての確率論的地震動予測地図(確率の分布図)が出来上がります。逆に、ある確率に対する揺れの分布図を作ることもできます。
(*以上引用終わり)

この文章の肝は「各断層の長期評価による地震発生確率」です。ここに「長期的評価」という言葉がありますが、これについて、地震調査研究推進本部の地震調査委員会から次のような説明がされています。

東北地方太平洋沖地震に伴う長期評価に関する対応
* http://www.jishin.go.jp/main/chousa/11jun_chouki/taiou.pdf
より引用開始:

1.長期評価の現状
地震調査委員会では、日本周辺で発生する地震について、その震源域、規模、発生確率等の長期的な評価を行っている。評価の対象の地震は、大きく分けて2種類あり、一つは海溝型地震、もう一つは活断層による地震である。
これまでの長期評価では、観測記録、歴史資料や地形・地質学的調査の成果に基づき、同じ領域で同等の規模の地震が繰り返し発生するという考え方で評価していた。
2.海溝型地震の長期評価の高精度化へ向けて今後、長期評価の高精度化に向け、以下のとおり対応を検討する。
各領域について過去に発生した地震のデータから想定した最も起こりうる地震のみならず、史料や観測記録で発生が確認されていない地震についても以下のようなことを考慮して科学的根拠に基づき想定できるよう、評価手法の改善を図る。
・より長期間にわたる地震活動を把握し、過去の地震の規模や活動について高精度に評価をするため、津波堆積物調査、海域における活断層調査等の成果をより積極的に活用する。
・プレート運動におけるひずみや応力等の現状をより高精度で把握し、評価に反映させるため、海底の地殻変動等の調査観測の結果を積極的に活用する。
・領域間で連動する地震について、領域間の相互作用についても考慮した評価を行う。
・より防災に活用されるよう、評価の内容や示し方について検討する。
・津波について、事例整理だけでなく、津波高さや浸水域等を評価する方法や、その示し方について検討する。
*以上引用終わり

上の文章の意味は、いろいろな資料で過去数百年とか数千年の期間の地震の発生数を調べ、それによって、発生確率を計算するということです。例えば、いろいろな資料にあたって、ある地域で過去2000年間に2回M7地震が起こっていることが分かれば、その震源域でのM7地震の発生確率は1000年に1回と言うことになるのです。

こういった考え方によって、次のような予測が内閣府によってされています。

内閣府による「首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告)
〜 本 文 〜
平成 25 年 12 月
中央防災会議
首都直下地震対策検討ワーキンググループ」
* http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg/pdf/syuto_wg_report.pdf
より部分引用開始:

5.首都直下地震の発生履歴等と地震発生の可能性

(2)M8クラスの海溝型地震(図 31、33、34)

○ 元禄関東地震タイプの地震
海岸段丘の調査によると、大きな隆起を示す地殻変動が過去約 7000 年間に 2000 年〜3000 年間隔で4回発生しており、その最後のものが元禄関東地震によるものである。元禄関東地震が 1703 年に発生したことを踏まえると、元禄関東地震タイプの地震の発生はまだまだ先であり、暫くのところ、このようなタイプの地震が発生する可能性はほとんど無いと考えられる。なお、地震調査委員会(2004)によると、今後 30 年間の地震発生確率は、ほぼ0パーセントと推定されている。
○ 延宝房総沖地震タイプの地震
1677 年延宝房総沖地震は太平洋プレートの沈み込みに伴い発生する津波地震である可能性が高い。この地震は、東北地方太平洋沖地震の震源断層域の南側に位置しており、誘発される可能性があると指摘されている地震と概ね同じ領域に震源断層域を持つ。なお、 地震調査委員会(2011)によると、この領域でこのような津波地震のタイプの地震が発生する確率は、7パーセント程度と推定されている。

(*以上引用終わり)

注意していただきたいのは、

「海岸段丘の調査によると、大きな隆起を示す地殻変動が過去約 7000 年間に 2000 年〜3000 年間隔で4回発生しており、その最後のものが元禄関東地震によるものである。元禄関東地震が 1703 年に発生したことを踏まえると、元禄関東地震タイプの地震の発生はまだまだ先であり、暫くのところ、このようなタイプの地震が発生する可能性はほとんど無いと考えられる。」

の部分です。

以上の長期予測の前提となっている考え方が「アスペリティモデル」と言われるものです。簡単に言うと、陸のプレートへ圧力を加える海のプレートは常に一定の速度で移動していて、陸のプレートの下へ沈み込むときも、その沈み込み速度は数千年以上の期間で変化しないという考え方です。数千年以上の期間、地震発生の環境が変わらないため、「過去約7000年間に2000 年〜3000 年間隔で4回発生しており、その最後のものが元禄関東地震によるものである。元禄関東地震が 1703 年に発生したことを踏まえると、元禄関東地震タイプの地震の発生はまだまだ先」と言えるわけです。

しかし、この前提は311大地震発生前のこの1000年程度期間にしか当てはまらず、311大地震以降は違う考え方をしなければならないのです。

このことを述べる前に、次の二つのことを確認します。

(ア) 基本的に地震が起こる原因は海のプレートが動くことで、陸のプレートや他の海のプレートとの間で押し合いや引き合いが起こり、プレート間の圧力が変化したり、プレート内部での圧力が変化することにある。海のプレートが陸のプレートの下へ沈み込むときに、陸のプレートを下へ引きずり込み、陸のプレートの曲りが限界に達して跳ね返るのも、海のプレートと陸のプレートの間の相互作用の一つ。 また、海溝部の海のプレートと陸のプレートとの間の固着部分から海のプレートの沈み込み圧力が陸のプレートへ伝えられ、それが陸のプレート内部での地震の原因となる。

(イ)海のプレートは地中深くからマグマが湧き上がってくる海嶺部分で年に数センチメートル単位で発生している。そのため、年に数センチ程度の速度で海のプレートは移動し、他のプレートの下へ沈み込んでいく。

311大地震の発生によって、このアスペリティモデルが実態と合っていないことが分かったと述べているプレートテクトニクスの専門家の方がいます。その記事を引用する前に、重要な点のみを先に引用します。

>日本列島のような変動帯においてもプレート相対運動速度が一定に保たれていると考え,更に海洋プレートの沈み込み速度も一定で,プレート境界面上に固着による歪蓄積と地震による歪解放を繰り返す「アスペリティ」と名付けられた部分が局在している,と仮定するのが「アスペリティモデル」である
>「アスペリティモデル」では海洋プレートは常に等速運動し,固着しているアスペリティの島弧側にのみ歪が蓄積すると仮定している.
>東日本大震災によって解放された歪は,狭い日本列島側に蓄積するには大き過ぎ,「アスペリティモデル」で仮定された日本列島側のアスペリティへの歪蓄積も否定される.
>2011年3月11日の東日本大震災は,これまで停止していた太平洋プレートが沈み込みを開始し,太平洋プレート側の周縁隆起帯に蓄積されていた歪が解放されたと説明できる.これを「断続沈み込みモデル」と呼ぶことにする.

このことを、他のことへの影響などを入れて、より分かりやすく言い直すと次のようになります。

1.海のプレートには富士山程度の大きさの海山があり、それらが海溝部分から沈み込むときにつっかえたりして、海のプレートの海溝からの陸域の下への沈み込み速度は遅くなったり速くなったりする。

2.311大地震前は、少なくとも600年間以上の期間で日本海溝からの東日本の陸域の地下への太平洋プレートの沈み込みがなかった。その結果、太平洋プレートは西に進むことが出来ず、日本海溝の東側(ハワイ側)の海底に歪みが蓄積した。

3.その歪みの解消のため、日本海溝からハワイまでの海底で地震が発生した。例えば、年5cm海のプレートが進むとして、100年で5メートルとなるが、100年に一度、海底が5メートル、互いに行き違って重なることで、5メートル分の歪みが解消される。この時、断層の一方は他方の上に乗り上げる形となるので、その時に海面を押し上げる。これが津波となる。311大地震以前の東日本の太平洋での地震のほとんどは、大津波が来るが陸域の揺れがあまりなかった津波地震とされている。これは、陸域の地下で太平洋プレートが動くことがなく、単に沖合の海底で太平洋プレートの破壊が起こっただけであったから。

4.311大地震で、三陸沖の陸のプレートと太平洋プレートとの固着域が大きく破壊され、その結果、600年以上ぶりに太平洋プレートが東日本の陸のプレートの下へ沈み込むことを再開した。

5.日本海溝の三陸沖あたりから太平洋プレートが東日本の陸域の下へ大規模に沈み込みを再開した結果、その南北の両隣の地域で太平洋プレートが西へ強く引きづり込まれる形の力が働きだした。または、もともとハワイ側から西へ太平洋プレートを押していた力の障害がなくなり、その結果、311大地震の破壊域の南北の両隣で太平洋プレートが東日本の陸域の地下へ沈み込もうとしている。つまり、311大地震が発生したその南北の両隣で、311大地震と同じように太平洋プレートが陸域へ向かって沈み込む大地震の発生が起こり得る状態になっている。

6.5.のことは、単に太平洋プレートが関東平野と東北北部から西へ沈み込むだけでなく、関東平野及び東北北部で、太平洋プレートから陸のプレートへ西へ押す力が非常に大きくかかりだしたということ。この結果、東日本の陸域へ太平洋プレートから西へ押す力が非常に強く働きだし、陸のプレートの内部が破壊される直下型地震の発生が今後起こることになる。

7.つまり、311大地震が起こる前は、陸のプレートよりも沖合の海底で、海のプレートが互いに重なり合う形の大地震が起こり、その結果、重なり合った上側の海のプレートが海面を大きく持ち上げるので大きな津波が来るが、陸域の地下で海のプレートが動くことが無かったために、陸域での揺れはあまりなかったということ。しかし、311大地震以降は、600年間以上の期間ぶりに、日本海溝から太平洋プレートが東日本の陸域の地下へ大規模に沈み込みを再開している。その結果、日本海溝から陸のプレートに対して西向き圧力が大きく加えられていて、内陸直下型の地震が起こるし、もし、海溝部分の固着域が破壊されれば、陸のプレートの下で海のプレートが数メートルから数十メートル動く海溝型の大地震も起こる。どちらの地震も、陸域での揺れが311大地震前よりも格段にひどくなる。

想像していただきたいのですが、311大地震で陸のプレートは50m程度一気に沖合へ向かって延びたとされます。それに対応するように、太平洋プレートも三陸沖から東日本の地下へ沈み込みを開始したのです。これはおよそ1000年ぶりの沈み込み再開だとされます。そうであれば、三陸沖の南北の両隣りの太平洋プレートには大きく西へ沈み込む引きの力が働くことになります。その結果、青森県東方沖から北海道南部の地域、そして関東地方の二つの地域で、東方沖から太平洋プレートが大きく沈み込む大地震の発生が切迫しつつあるのです。この予測は、ごく基本的で、ごく当たり前のことなのですが、日本の専門家はごく一部の方たちを除いて、一切対応をしようとしていないのです。

くり返しになりますが、「海岸段丘の調査によると、大きな隆起を示す地殻変動が過去約 7000 年間に 2000 年〜3000 年間隔で4回発生しており」と言った考え方では、311大地震以降の関東地方での大地震発生の予測はできないのです。根拠は、日本列島近辺での太平洋プレートやフィリピン海プレートの日本列島に対する沈み込み速度が311大地震以降、数倍にはなっているからです。

太平洋プレートの大きさは103,280,000平方キロメートルですから、およそ一辺1万キロの正方形と同じ大きさです。これだけ大きいので、全体としての移動速度は数万年単位で変化しないと考えられます。しかし、例えば、日本列島の東日本の太平洋沿岸部といった1千キロメートル程度の範囲で見ると、事情が異なってしまうのです。太平洋プレートと陸のプレートとの間に非常に強い固着域が出来てしまうと、それによって陸のプレートの下への太平洋プレートの沈み込みが1000年程度停止してしまうということは起こり得るのです。東日本の沿岸部で太平洋プレートは沈み込めないので、それよりもハワイ側の海底で太平洋プレートが互いに重なり合う形での地震を発生させ、沈み込めない分の歪みを解消するのです。ただし、日本海溝よりも陸側の海底で地震が起こり、歪みを解消することもあり得ると思います。

確率論的地震発生予測は、海のプレートの移動速度や沈み込み速度が日本列島近辺で数千年以上の期間一定であるという前提が成立するときには正しいのですが、311大地震以降は日本列島周辺での海のプレートの沈み込み速度が格段に速くなってしまったため、その前提が成立しなくなってしまっているのです。

以下、プレートテクトニクスの専門家の方が書かれた記事の引用です。

特報2)「アスペリティモデル」から「断続沈み込みモデル」へ
* http://www.niitsuma-geolab.net/article-top/article02
より部分引用開始:

2013年7月4日 発行

 地震とは,地下岩石の弾性変形よって蓄積した歪が間欠的に解放される現象と理解されている.
 海洋プレートが海溝に沿って島弧側プレートの下に沈み込み,沈み込み面の固着によってプレート相対運動による歪が蓄積し,間欠的に解放される地震が「海溝型地震」である.
 約10年間の宇宙測距によって実測された安定大陸間のプレート相対運動速度が,過去300万年間の相対運動から算出される速度と合致することから,プレート運動速度が極めて一定に保たれていることが明らかになった.このような背景のもとに,日本列島のような変動帯においてもプレート相対運動速度が一定に保たれていると考え,更に海洋プレートの沈み込み速度も一定で,プレート境界面上に固着による歪蓄積と地震による歪解放を繰り返す「アスペリティ」と名付けられた部分が局在している,と仮定するのが「アスペリティモデル」である(図100).
 「アスペリティモデル」では海洋プレートは常に等速運動し,固着しているアスペリティの島弧側にのみ歪が蓄積すると仮定している.すなわち,海洋プレートは常に海溝に沿って屈曲して沈み込んでいると仮定している.しかし,海溝における海洋プレート屈曲沈み込みを直接示す証拠はなかった.
 東日本大震災後に起った多数の地震について,「非双偶力成分」を考慮した発震機構を解析した結果,海洋プレートの屈曲沈み込みに伴って起る地震を初めて認定することができた(特報1).
 東日本大震災で解放された50mの歪が日本列島側に弾性歪として蓄積されていたとすると,日本海中央の大和堆からウラル山脈までの幅が必要であるが,太平洋プレート側には数千km離れたハワイ島まで一様な深海平坦面が続いている.
 この屈曲沈み込み過程の進行を示す地震によって,東日本大震災後に太平洋プレートが日本海溝に沿って沈み込んでいることが確認された.しかし,東日本大震災前は屈曲沈み込み過程の進行を示す地震が起っておらず,太平洋プレートは沈み込んでいなかったことが判明した.これまで屈曲沈み込みを示す証拠がなかったのは,沈み込んでいなかったからである.
 この事実は,太平洋プレートが日本海溝に沿って常に等速で沈み込んでいることを仮定する「アスペリティモデル」を否定するものである.
 東日本大震災の本震の強震計記録の解析では,プレート境界で約50m変位したとされている(鈴木ほか,2012;速報28).50mの変位を弾性歪として蓄積するためには,その1万倍から10万倍の幅が必要である.それより狭い幅では,この歪を蓄積する前に破壊してしまう.
 50mの歪が日本列島側に蓄積していたとすると,日本海溝から500kmの日本海中央の大和堆までの幅が必要であり,5000kmとするとウラル山脈までの幅が必要になるが,その間に大きな構造線や海陸境界が多数あり,これらを跨いで均質に弾性歪を蓄積できるとは考えられない(図101).
 東日本大震災の前震が2011年2月16日から3月10日まで続いたが,その震源深度が7kmから43kmとプレート境界を跨いでおり,発震機構の主応力軸方位に差がない.Main:プレート境界面上の本震.
 一方,日本海溝の外側には周縁隆起帯と呼ばれる広大な高まりが存在している.この周縁隆起帯は正の重力異常を伴っており,日本海溝に沿って沈み込む太平洋プレートに蓄積した歪がアイソスタシィに逆らって海底面を隆起させていると考えられている.太平洋側には周縁隆起帯を含み,ハワイ諸島まで数千km続く一様な深海平坦面があり,充分歪を蓄積できる(図101).
 東日本大震災によって解放された歪は,狭い日本列島側に蓄積するには大き過ぎ,「アスペリティモデル」で仮定された日本列島側のアスペリティへの歪蓄積も否定される.
 2011年3月11日の東日本大震災は,これまで停止していた太平洋プレートが沈み込みを開始し,太平洋プレート側の周縁隆起帯に蓄積されていた歪が解放されたと説明できる.これを「断続沈み込みモデル」と呼ぶことにする.東日本大震災の前震が2011年2月16日から3月10日まで続いたが,その震源深度が7kmから43kmとプレート境界を跨いでおり,発震機構の主応力軸方位に差がないことから,両プレートの固着状態下で起っていたことが分かる(速報4;速報28;図102).前震は,太平洋プレートの沈み込みを阻止していた固着部の破壊過程と説明できる.
(*以上引用終わり)

2017年07月14日21時55分 武田信弘  

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コメント
 
1. 2017年7月16日 09:28:01 : ELJ6yAVPvI : loYa7HT7vr8[2]
確率とは偶然を数値化したもので、コイントスを例にとれば10回投げて10回とも表が出ても何の問題も無く、但し、いつかは裏が出るだろうということです

コイントスの裏表の出現には何の因果関係も無く単なる偶然の集積ですが、地震の場合には地盤の強度粘度とそれに加わるエネルギーという因果関係があるので、いつかは起きるであろう出なく、いつかは必ず起きます

大切なことは、そのいつかということだと思います

いつかを示す一例として、昨年、東京大学が、マグニチュード5.5以上の地震が発生した時期と、大潮になる時期に月や太陽から受ける重力との因果関係を示す研究論文をNatureに掲載してます。

海底の地殻プレートに潮汐による力と太陽や月の引力が大地震に繋がるのではという説です。


2. 2017年7月16日 10:01:51 : amgWOJt8Ws : 7FTlaUWkq_c[22]
確率についてわかっていない人が多いので地震予測とは別に簡単に説明しておく。

サイコロ=六面体の各面の条件は変わらないので任意に振ってどれかの目が出る確率はそれぞれ6分の1になる。次に出る目は断定できないが実験回数を増やせば必ずこの数字に近づいていく。

カジノのルーレット。その目が36ありその幅を同じにすればどれかの目がでる確率は36分の1になる。例えばその目が当たった場合の受取金はこれをやや下回る35倍とする。36倍以上にすることはない。これで胴元はトータルでは必ず儲かる。これはわかるかな。

保険屋があなたが死亡する確率と死亡保険金の支払額を設定するときもあなたの年齢とかの条件を冷徹に計算して払い込み保険料を支払い保険料を計算する。それで大きな市場が成立して事業が行われている。保険屋はトータルでは必ず儲かる。

宝くじなど受け取る賞金額など売り上げの半分以下に設定している。

地震予想で遊んでいるやつはそんなことは全く分かっていないのだろうな。


3. 2017年7月16日 10:30:18 : J3gxWZ4M6U : wTryYsz6GT4[2]
地震情報は国民の生活に密接しているのだが、ほとんどの地震予想は多少の警戒心は喚起はしようが、日常生活に中ではほとんどスルーされているのではないか。

とりわけ、確率の地震予想はその意味が分かりにくく(分かったから有益ということもない)国民生活の役には全く立っていない気がする。
>>2氏が言われるように、国民は確率予想が過去に当たった試しがあるのかどうか全く知らない。

防災面ではどうだろうか。行政は地震調査推進団体の「確率論的地震動予測地図」をどのように防災計画に反映させているのだろうか。その辺りの広報や評価をしていかないと国民的な理解は得られないと思われる。


4. taked4700[6332] dGFrZWQ0NzAw 2017年7月16日 13:36:44 : g06HSCnrJg : 2soOPIfoObY[1]
記事投稿者ですが、内容と関連のあるコメントはいただけていない様子です。

自分の記事は、日本列島あたりでの海のプレートの移動速度、沈み込み速度が311大地震の前後では変化しているため、そのことを考慮するべきではというものです。

地震調査研究推進本部の地震調査委員会の予測では、311以前以後の変化はないと仮定しているように見えます。まあ、それがアスペリティモデルですから、いたしかたがないのかも知れませんが、実態に合いません。

その結果、首都圏での大地震に対する備えがされていないまま大地震を迎えることになると思います。

そうなると、日本社会全体が一気に壊滅します。それでいいのでしょうか??


5. 2017年7月16日 16:57:52 : uq1wYDgiek : _Ia2vqyf3qU[1]
東京都は、「南関東におけるマグニチュード7程度の大地震の発生確率は、今後30年以内に70%程度」という地震調査委員会の公表をのせて

 ●建物倒壊危険度 ●火災危険度 ●総合危険度 ●災害時活動困難度

などを考慮した地域の危険度を5段階に分けて表示したハザードマップを配っている。その中で、地質や地盤情報、避難場所、簡易救急場所、AED、災害時医療機関、食料配布など細かく載っている。

>行政は地震調査推進団体の「確率論的地震動予測地図」をどのように防災計画に反映させているのだろうか。

分かりませんねえ。"今後30年以内に70%程度" どのように活用されているかは全く分かりませんねえ。
70%だから、たぶん

"くるぞ、くるぞ、くるぞ、くるぞ、くるぞ、くるぞ、くるぞ!"

ぐらいの認識ではないでしょうか。


6. 2017年7月16日 21:49:17 : i3jgUt3R8I : 1Butztvmqd8[1]
 
"今後30年以内に70%程度"の意味を分かっている人間なんぞ1人もいないと思われ
 

7. 2017年7月16日 21:52:08 : vgcSzrTrbE : 3uEAr7ThwQI[2]
確率がわからないからカルトが正しいということにはならない。

8. 2017年7月16日 22:06:18 : i3jgUt3R8I : 1Butztvmqd8[2]
>>7
確率なら今どきの中高生の10中8・9 知っていると思われ
カルトって何?
カルトが正しいって何?
他人と交信する気あるの?

9. 2017年7月16日 22:12:27 : i3jgUt3R8I : 1Butztvmqd8[3]
>>7
"今後30年以内に70%程度"の意味を国民に向かって説明してみたら?
ここで

10. 2017年7月16日 22:42:54 : vgcSzrTrbE : 3uEAr7ThwQI[5]
カルトで他人と交信することはできない。やってみなさい。

11. 2017年7月16日 22:58:41 : sXxBFDoOwQ : sOECURrn4oo[158]
>311大地震以降は日本列島周辺での海のプレートの沈み込み速度が格段に速くなってしまったため、

311地震あるいは、それ以降が従来のモデルに合わないものであったにしても、だからといって、沈み込み速度が速くなったことのデータが正しく出ているのだろうか。

どんなモデルをもとにしようと別に、とにもかくにも統計的な大地震の頻度が、1千年に1度程度のものであれば、東北大震災の両端で大地震が生じるのも、そう近いことではなかろう。
勿論確率的なことを言わずに、プロセス的なことでいえることがあれば、そのほうが望ましい。しかし、それほど明確なプロセスが明らかにはなっていない。したがって、なにか、無理に近い将来に大地震が起こりそうな可能性を論じているような感がする。


12. 2017年7月16日 22:59:53 : i3jgUt3R8I : 1Butztvmqd8[4]
>>10
中心極限定理くらいなら今どきの高校生なら知っているよ
勇気を出して説明してごらんよ、カルト君

13. 2017年7月17日 06:51:13 : Wx4Q1Yv96k : bOiFZEgkISI[1]
【問】「今後30年以内に70%程度」の意味について150字以内で述べよ。
______________________________________________________________________________________________________________________________________________________ 
 

14. 2017年7月17日 08:32:24 : amgWOJt8Ws : 7FTlaUWkq_c[33]
今後30年以内に地震が発生する確率は70% の意味がわからないのであればそれはその人の頭が悪いか理解力がない ということ。

どうしてもわからないのなら、それを発表した当局に聞いてみなさい。


15. 2017年7月17日 10:09:10 : lwvPvzDrKw : fD7Z2s5jRj4[3]
>>13
今後30年以内に地震が発生する確率は70%とは、今後30年以内に地震が発生する確率は70%ということである。換言すれば、今後3000年以内に7回は当該の大地震が発生するであろうということである。
確率の考え方かすれば、そういうことである。ただし、宝くじと同様に当たるも八卦、当たらぬも八卦である。以上。(150字)

16. 2017年7月17日 20:57:59 : vyZmekGwVM : Etmfh9@J2Io[4]
そもそも地震は確率的事象なんかじゃない、それを確立なんて言葉で予想するのは占いみたいなものだろう。

17. 2017年7月17日 22:31:50 : 9dW2c8Ivzo : MI6JljBNAlk[1]
 
>そもそも地震は確率的事象なんかじゃない

まぁまぁ、そう言わんと・・・
地震発生という事象がどのように確率空間を構成しうるか、ということでしょうけど、誰もそうまぢめに考えておりませんがな。
ウソだと思うなら、

>それを発表した当局に聞いてみなさい

ま、聞かれても困るんですが ^^; これだけは言っときましょうーーー
「今後30年以内に・・・」の根拠は、単純に(物凄く単純に)過去に起こった大地震のデータですがな。もし過去の大地震の新たな古文書が発見されれば、発生確率はグ〜ンと上がる。

それで>>15はんが言うてるように430年に1回はガツ〜ンと来る、ということにしてまんがな。
今年来なければ、年々歳々確率は上がる。ま、そういうこってす、すまへんな(><)
 


18. 2017年7月18日 20:11:51 : G1tjAhWeHe : op1NZkalbxs[145]

計算方法はいたって単純。
過去の1000年間に10回の地震が起きてるとすると100年に一回の地震の割合。
最後に起きた地震から次の50年間に起きる確立は50%となります。

その等間隔分を分母、起きるまでの年数を分子、で100をかけて計算します。

何の根拠もないインチキです。

 ===========

確かな情報で計算してない。

過去の記録なんぞ残っていない。たまたま発見した分で計算してもデタラメさねぇ。
漏れてた記録が見つかれば、確立は急増する。

(1)プレートは局部のみで成立しないのに、局部のみのデータで解析してる

武田さんが言うとおりで、プレート全体で考えないと分りません。

(2)大きな変化の前と後のプレートの状態が異なるのに無視して計算

これも武田さんのいう通りで、刻一刻と変化してる上に、大震災後には全く変化してる
ことを一切計算に考慮していない。

 ==========

いま、太平洋Pでは、これまで考えられなかった滑り込みが起きてるのが事実です。
やばいでしょうね。青森沖付近と房総沖は。

これに、マントルの動きも考慮すべきですが、現在の科学では不可能です。

 ==========

>いつかを示す一例として、昨年、東京大学が、マグニチュード5.5以上の地震が発生した時期と、
>大潮になる時期に月や太陽から受ける重力との因果関係を示す研究論文をNatureに掲載してます。

これは、マントル移動でも変化しますから、両方の影響があっても当然です。

 ===========

どっちにしても明日はわが身なんだから、正常な気象変動だけでも修羅場になるべ。
活断層の真上、元水路〜東京は世界最大の水の都だったので一般道路や住宅も〜の上、
元炭鉱地、元田んぼ、川や沼の直ぐ傍・・・から逃げればいいっしょ・・・

 ==========

もう直ぐ日本も山火事塗れになるべぇ・・・
高気圧が停滞すると線状降水帯だけではなく、高温・乾燥・落雷による山火事ラッシュになる。
ベルギーは山火事塗れ。殆どが森林の日本はやばいねぇ・・・。

 地震学会のデタラメ計算で70%なら、300%だと思って、さっさと逃げれば。
311の巨大津波は2002年から言われ、2003〜6年には東電でも資料が作成されてたし、
吉井議員が2006年に第一次アヘン総理に追求もしてるほど当たり前の予測だった。99%だ
った。
 分ってる上に、311で様々な事がリセットされてるし、環太平洋は1000〜1200年周期
の活動期だしで、忘れてるとやられるべさぁ。

 ======

 青森県の地方TVでは一昨年の12月から1月の2ヶ月間の毎日、一日も欠かさず、県の広報の
CMがやってたね。
「大きな揺れが起きたら、15mを超える津波〜〜デンデン〜高台へ逃げてください・・・」
 何処かの専門家から情報が入ったからでは???? 約60日間も毎朝毎夕の宣伝でした。
落ち着いたのか、今はやってません。

※脳みそがB層以下の県民たち〜2ヶ月も毎朝毎夕やってるのに、殆ど誰もが観た事ない・・・
目で観て耳で聞いても脳みそが反応できない田舎者が多い。一緒にTV観て、今聞いたでしょと
言っても知らないと平気で言うB層以下が多過ぎる。おばかタレント以下が県民の平均。
「ねぶた」「りんご」「さくらまつり」以外に言葉にはぼけ老人状態で反応しない。残念。

 青森県の調査チームの公表「最大M9〜8.5」
八戸市公表の被害予想「八戸市のみで死者最大18,000人」→→→311と同じ数字。

 東北北部〜北海道南部(東部)は、やばいっしょ。房総沖も首都直下とどっちが早い??


19. taked4700[6333] dGFrZWQ0NzAw 2017年7月19日 05:29:53 : JD8g2FytKw : 1AE5DFw7Dwc[1]
>>18

>いま、太平洋Pでは、これまで考えられなかった滑り込みが起きてるのが事実です。

そうなんです。
2008年ぐらいの論文で福島県から千葉県あたりで太平洋プレートが年2cmとか3cmの速度で沈み込んでいると観測できたというものがあったと思います。

311後の論文は見たことがないのですが、一部の専門家のかたの、報道に載った発言では年に20cmとか30cmというものがあったと記憶しています。

格段に違うのです。

全く別の環境に関東地方はあると思えます。


20. 2017年7月19日 15:26:35 : UjT4wsSWFQ : @5yIb3WqPQM[1]
>>19さん、
>>18さんのご意見に、補足頂いてありがとうございます。
もう素人には、補足のまた補足がないと理解できません。
それで、年2cmとか3cm、が年20cmとか30cmになっているのが事実だとして、どうしてそれが可能なんでしょうか。あるいは、それは何を意味しているんでしょうか。

さらに補足頂けたら幸いです。
 


21. 2017年7月19日 19:43:48 : rO5ujky51V : o33pkKmQsXI[7]
根拠もないに等しい当たりもしない地震発生予測は現状に合っておりません。

22. 2017年7月20日 09:59:45 : sXxBFDoOwQ : sOECURrn4oo[175]
>20

沈み込みにおける相手側の固着していた部分が、地震として壊れたため、地震後沈降速度が早まったというふうに、素人として受け止めてはいるのですが、固着域がどのように出来るかがわからないので、沈降速度が上がってどうなるのかが、その意味がよくわかりません。


......
2012年9月〜2014年9月まで5回測定した結果、基準点は年間18.0±4.5センチの速度で、北西方向(陸側)に移動していることが判明した。これは、従来のプレート運動のモデル値(年間8.3センチ)と比べると、2倍以上に相当するという。

.......2011年3月11日の東日本大震災は,これまで停止していた太平洋プレートが沈み込みを開始し,太平洋プレート側の周縁隆起帯に蓄積されていた歪が解放されたと説明できる.これを「断続沈み込みモデル」と呼ぶことにする.
........前震は,太平洋プレートの沈み込みを阻止していた固着部の破壊過程と説明できる.
..........

参考文献
松澤 暢(2011) なぜ東北日本沈み込み帯でM9の地震が発生しえたのか?―われわれはどこで間違えたのか?―.科学,81,1020-1026.
鈴木亘・青井真・関口春子・功刀卓(2012)2011年東北地方太平洋沖地震の震源破壊過程.防災科技研主要災害調査,48,53-62.

http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/1/11427.html



23. taked4700[6337] dGFrZWQ0NzAw 2017年7月21日 12:08:01 : 1iIdbv2Gcw : g_WIfQfAhY8[3]
>>20

20さん、そして、22さん、コメントをありがとうございました。

特に22さんのリンクはうれしいです。

自分でもよく分かっていないというか、きちんと詰めて考えてこなかった部分がありました。そのため、ご返事が遅れてしまい、申し訳ありません。

まず、大まかに、その次により詳しく、説明をさせて頂こうと思います。

*大まかなもの:

>それで、年2cmとか3cm、が年20cmとか30cmになっているのが事実だとして、どうしてそれが可能なんでしょうか。あるいは、それは何を意味しているんでしょうか。

日本海溝よりもハワイ側に歪みが非常に多く蓄積されていた結果、日本海溝からハワイ側の太平洋プレートに非常に高い圧力がかかっていて、そのために日本海溝から東日本に向かって沈み込む太平洋プレートの速度が上がっているのだと思います。

>固着域がどのように出来るかがわからないので、沈降速度が上がってどうなるのかが、その意味がよくわかりません。

陸のプレートに下へ海のプレートが沈み込む部分は、普通は大陸棚があるところです。
https://www.google.co.jp/maps/place/Boso-hanto/@35.3333333,140.164478,234202m/data=!3m1!1e3!4m5!3m4!1s0x6022a55ea1a609bf:0xbd8704128cc56b9c!8m2!3d35.3333333!4d140.1666667
で右下に出る縮尺が2cmで50キロぐらいの倍率にすると、海底地形がよく見えますが、陸域の沖合に凸凹が見えると思います。直観的に見て、これらの凸凹は固着域であると分かるはずです。多分、海山が沈み込み、その頂が破壊された結果、海山の麓部分が残っていて、それがでっぱりとなって見えているのだと思います。その他にも固着域が出来ることは有り得ます。例えば、大きな噴火があって、火山灰とか軽石などが大量に噴出し、それが海底の比較的狭い場所に大量に堆積して、それが海溝から沈み込んだときに、その部分は他の部分からはかなり陸のプレートと海のプレートの接触面がことなるはずで、何らかの原因でそういった変化が固着域が出来るきっかけとなる可能性はあると思います。基本的に大陸棚は海のプレートの堆積岩が陸のプレートに付加したものですから、軟らかく、かつ多くの場合均一です。房総半島の南の先端の館山の海岸には小山があり、そこの岩は厚さが2cm程度の板状のものが積み重なっています。手で簡単に折ることが出来る程で、典型的な堆積岩です。ただ、多分、海底火山やまたは普通の火山の噴火などで飛ばされてきた大きな岩、火成岩が海底にあったときに、それが周囲の堆積岩と共に陸のプレートに付加してしまうこともあり得るでしょうし、海のプレートに残ったままで陸のプレートの下へ沈み込もうとして、陸のプレートと海のプレートの接触面での固着の原因になることもあると思います。それから、大きな地震があったときの影響で強く押された結果、固着することもあり得るでしょうし、地下から熱い岩石が上がってきて、それが一種の接着剤のような働きをすることもあり得ると思います。陸のプレートと海のプレートの境界面で逆断層型の地震が起こった場合に、海のプレートの表面が隆起する場合があり、その隆起した海のプレートが陸のプレートに硬く固着することになると思います。

*詳しいもの:

ともかく、固着域は陸のプレートの一部に海のプレートの一部が硬くかみ合うわけであり、その部分で陸のプレートは海のプレートに固定されてしまいます。その状態があると、例えば次のようなことが起こります。

前提条件として、次の3つがあります。

前提1.海のプレートは、通常、かなり大きなものです。例えば太平洋プレートは一辺が1万キロ程度ある正方形程度の大きさがあり、非常に大きなものですから、全体として見た場合の速度は何千年とか何万年といった単位で一定であると言えます。

前提2.地球の表面は隙間なく陸のプレートと海のプレートで覆われていますから、どこかがどんどんと動いていくということは有り得ません。全体として、少しずつ変化して行くしかないのです。それが年に数センチから数十センチという動きとなります。地球の外周がだいたい4万キロですから、いかにわずかつづしかプレートが動かないか分かると思います。

前提3.プレートは基本的に岩石であり、硬いのですが、非常に大きいため、その大きさで考えた時にはゴムの板のように弾性があるとも見ることが出来るのです。普通のゴムの板であれば、縦横20cm、厚さが5ミリ程度であっても、直角に曲げることはごく簡単にできるでしょう。プレートの場合、厚さが数十キロ、縦横は小さいものでも千キロ程度はあります。そういった岩盤が数千年とか数万年という期間を経て、褶曲、つまり、折れ曲がったり、または押されて圧縮されたり、引かれて引き伸ばされたりします。

前提4.東日本、つまり、関東地方から青森県の東側の沖合で太平洋プレートが陸域の地下へ沈み込む海溝があります。それを日本海溝
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%B5%B7%E6%BA%9D
と呼んでいます。長さは約800キロ程度です。

前提5.311大地震前の約1000年間程度、日本海溝全体で太平洋プレートの東日本の陸域の地下への沈み込みが止まっていた様子です。止まる原因は869年の貞観地震にあり、この時に、三陸沖の大きな噛み合いが発生し、それによって、日本海溝の南北の中央で太平洋プレートの沈み込みにストップがかかり、その影響で、その南北の地域も合わせて、陸域の地下への沈み込みが311大地震までの約1000年間停止していた様子です。


1.陸のプレートと海のプレートの間に固着域があると、陸のプレートは海のプレートの沈み込みに従って、内陸側に押されてしまい、圧縮力を受けます。311大地震の時は陸のプレートは50m程度伸びた、つまり、沖合へ向かって跳ね返ったとされますが、その原因は海のプレートによる陸のプレートの下への沈み込みで、陸のプレートの先端部が下側へ巻き込まれたことと、内陸側へ押されたことです。

2.海溝部では陸のプレートは海のプレートの沈み込みに従って、下側に沈み込みますが、大陸棚とか陸域では水平方向に圧縮力を受けるだけのことが大部分です。固着域及びその周辺では陸のプレートは海のプレートから圧縮力を受け、圧縮されます。仮に海のプレートが年に5cm沈み込んでいるとして、固着域が100年破壊されずにそのままであれば、固着域周辺には5mの歪みが発生します。多分、その歪みの大部分は陸のプレート内に発生することになります。なぜなら、沈み込む海のプレートと大陸棚にあたる陸のプレートでは海のプレートの方が格段に硬いからです。陸のプレートはその固着域周辺で5m程度圧縮されていることになります。

3.マグニチュード6の地震というと大地震というイメージがありますが、プレートが動く距離はこれでも1m程度とされていたはずです。
http://www.jishin.go.jp/main/nihonjishin/2010/zenkoku.pdf
の11ページ目の最後には、1923年の関東大震災がM7.9で、ずれの量は5から7mと書かれています。

4.311大地震の前、1000年程度太平洋プレートは三陸沖の日本海溝から東日本の陸域の地下へ沈み込みをしていなかった様子です。このメカニズムは5.で述べたこととは異なります。年に5cm太平洋プレートが西へ移動すると仮定して1000年であれば、50mです。一般的にプレート内に歪みを貯め込める量は、そのプレートの奥行で決まるとされ、奥行きの1万から10万分の1程度の歪みまでであれば蓄積できるとされているそうです。よって50mの歪みは50万メートルから500万メートルの奥行きが必要になります。50万メートルは500キロ、500万メートルは、5000キロですから、どちらにしても日本海溝から日本列島側にこの距離を取ると日本海や中国大陸に到達してしまいます。この間にはユーラシアプレートと北アメリカプレートのプレート境界など、幾つもの大きな断層があり、とても50mもの大きなゆがみを蓄積できないとされています。よって、日本海溝からハワイ側に奥行きを取ることになります。日本海溝からハワイ側は一応大きな活断層がなく、ハワイ島までの距離を取れば十分に5000キロはあるからです。

5.311大地震の前には、三陸沖の日本海溝のハワイ側に、つまり、太平洋プレート側に50m分の歪みが貯められていたのです。もちろん、日本海溝の陸側、つまり、北アメリカプレートにもある程度の歪みが蓄積されていたはずです。ただ、その歪みの量は奥行きを300キロとしてその10万分の1程度、つまり3mていどでしょう。

6.ここで50mの歪みの実態をもう少し見てみましょう。50mの歪みとは、例えば日本海溝の全体が50mの歪みを貯めているのかというとそうではないとされています。日本海溝は東日本の東方沖に青森県のあたりから房総半島付近まで南北に伸びていますから、長さが800キロ程度はあります。この800キロの長さのどの部分でも50m程度縮んでいるということではなく、せいぜい長さにして数キロから数十キロ程度の部分で50m程度縮んでいたとされています。このことは、そもそも固着域がどうやって発生するかを考えれば納得が行きます。海山としては相当に大きなものでも、富士山程度の大きさです。その麓の直径は数十キロ程度ですから、富士山程度の大きさの固着域であってもその大きさは数十キロなのです。

7.よって、その固着域を破壊する大地震が起こるまでは、その周囲10キロとか20キロ程度まではほとんど陸のプレートと海のプレートの位置はずれることがないのですが、より遠方では当然海のプレートの沈み込みは起こっているわけです。多分、その固着域から50キロの地点では年に1cm、100キロの地点では年に2cmのように遠くなるに従って、固着域によって固定される度合いが弱まっていき、より動くようになるのです。

8.311大地震までは太平洋プレートが日本海溝から陸域の下へ沈み込んでいなかったということの意味についてです。311大地震前の約1000年間にわたり、三陸沖の固着域のハワイ側5000キロていどの範囲では歪みがどんどんと50m分蓄積されていたわけです。しかし、例えば、青森県沖、または房総半島沖ではどうだったかというと、日本海溝からハワイ側、または日本海溝から陸側の海底で地震が起こってプレートが互いに重なり合うことで歪みを吸収してきたのです。明治三陸地震とか、延宝房総半島沖地震など、東日本の太平洋沖で起こってきた地震の多くが津波地震とされ、大きな津波があったが陸の揺れはほとんど無かったとされています。この意味は、沖合で海底が破壊されて、海のプレートの一部が大きく跳ね上がり、海面を持ち上げたために大津波が発生したが、陸域の地下で海のプレートが動くことが無かったために、陸域での揺れはほとんど発生しなかったということです。多分、50mもの歪みが蓄積したのは、固着域の幅とほぼ同じ数キロからせいぜい数十キロ程度の幅で奥行きが5000キロ程度の地域なのです。固着域の幅を外れたところでは、海溝の陸側やハワイ側の海底で繰り返し地震が起こり、太平洋プレートの西への移動による歪みを解消してきたのです。歪みの解消の度合いは地域により異なり、ある地域は10m分、ある地域は40m分の歪み解消が311大地震までに行われていたはずです。

9.311大地震が発生して、三陸沖からの太平洋プレートの東日本の陸域の地下への沈み込みが再開したわけですが、この結果、日本海溝全体、つまり、青森県の東方沖から房総半島の東方沖までの800キロ程度の長さの海溝から、太平洋プレートが東日本の陸域の地下への沈み込み再開を始めたわけではなさそうです。このことの根拠は二つあります。一つは、そもそも、津波地震が三陸沖だけでなく、青森県東方沖や茨城県沖、房総半島東方沖などでも発生していたのは、それぞれの地域の大陸棚あたりである程度大きな固着域があって、太平洋プレートの陸域の地下への沈み込みが止められていたからであり、そういった固着域は、当然のことながら311大地震以降もそのまま固着域ですから、その固着域が破壊されるまでは、太平洋プレートの東日本の陸域の地下への沈み込みはできないことになります。もう一つは、太平洋プレートが陸域の地下へ沈み込んだ結果起こる深発地震が三重県から静岡県の沖合と、能登半島の西側付近の二か所には多く見られるのですが、静岡県よりも南の海域や、静岡県と能登半島の中間の地域、そして、能登半島よりもずっと北によった地域では深発地震がほとんど見れないことがあります。これはHi-net自動処理震源マップ
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=EXPJPW&_period=30days&rn=61188
の青いドットの分布を見ることで確認できます。青いドットは深発地震を表していて、震源深さが200キロ程度以上あるものです。静岡県から三重県の沿岸部、そして、能登半島の西側に青いドットの集中が見えます。

10.では、12.の状態に現在あるわけですが、その結果、現在どのようなことが起こりつつあるかが問題です。311大地震M9の震源域は
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20110311144600.html?e=288
にある様に、北緯38度付近です。北緯38度付近とは福島県と宮城県の県境付近であり、
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=JAPAN_MAP&_period=30days&rn=7563
で分かるように、佐渡島の緯度でもあります。また、北朝鮮と韓国との境界でもあります。2004年の中越地震、2007年の中越沖地震もこの北緯38度線付近で発生しています。青いドットは能登半島の西側で、この北緯38度線の南側に集中して分布しています。「日本全国拡大」、「最新7日間」
http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/mapout.php?_area=JAPAN_MAP&_period=7days&rn=88552
を見ると、より状況がよく分かります。多分、能登半島西方沖の青いドットの集中は、茨城県北部あたりの緯度から沈み込んだ太平洋プレートが起こしているはずですし、三重県から静岡県の沖合の青いドットの集中は、房総半島南東沖の北緯34度、東経142度付近の黄色いドットの集合している付近から沈み込んだ太平洋プレートが起こしているはずです。ハッキリとは言い切れないのですが、311大地震前は、能登半島西方沖の青いドットは表示がなく、三重県から静岡県の沖合のドットは数がもっとずっと少なかったと思います。逆から言うと、311大地震以降、この二つの地域で太平洋プレートの沈み込みが非常に活発に起こっていることになります。

11.ここで、多分、一つの疑問が出てきているはずです。三陸沖から太平洋プレートは東日本の陸域の地下へ沈み込んでいるなら、それに対応して青いドットが佐渡島の緯度あたりになければいけないはずなのに、なぜ表示がないのか、です。このことの答えは多分幾つかあるのだと思います。最も影響が大きいのは、311大地震までの約1000年間、この付近では太平洋プレートの東日本の陸域の地下への沈み込みが無かったため、311大地震から6年程度しか経過していない現在、まだ深さ200キロ以上にまで太平洋プレートの動きが到達していないからだということだと思います。基本的に太平洋プレートは日本海溝からの沈み込みを止めていたとしても、東日本の陸域の地下に存在していたわけであり、200キロ程度以上にまで沈み込んだ部分は、約1000年の間、速度は貞観地震前よりも遅くなったでしょうが、ある程度の速度で沈み込みを継続していたはずなのです。その結果、東日本の地下に存在している太平洋プレートはどんどんとやせ細っていったはずです。311大地震以降は、この痩せを戻す、つまり、日本海溝から東日本の地下へ太平洋プレートがどんどんと供給されて、太って来ている期間であったはずです。今後、貞観地震以前の厚さまで戻れば、その後、佐渡島あたりでの深発地震、つまり青いドットの表示が始まるのでしょう。

12.日本海溝の東側、つまり、ハワイ側の太平洋プレートの様子を考えます。311大地震前は、約1000年に渡り、どんどんと歪みが蓄積され、その歪みを解消するため、逆断層型の地震が起こって、歪みを解消して来ました。過去の津波地震の記録から、その解消は、地域により異なり、東北北部の東方沖では100年に一度程度、関東地方の東方沖では400年に一度程度の頻度で起こっていたはずです。このことは、311大地震発生時に、日本海溝付近に蓄積されていた歪みの量、つまり、圧力の大きさが地域によって異なることを意味しています。例えば、311大地震の直前に津波地震が発生していれば、その地域での歪みは解消されたままであり、311大地震の時にはあまり圧力は残っていなかったことになります。現実には、311大地震は日本海溝全体の西向き圧力が三陸沖の固着域に集中した結果起こっていたはずであり、日本海溝のほぼ全域に渡って、それぞれの地域で蓄積され得る最大量の西向き圧力が、311大地震発生時には存在していたはずです。

13.太平洋プレート全体の移動速度は数千年、数万年の単位で一定であるとみなせるはずですが、日本海溝付近など、ある程度狭い範囲で見ると、かなり変動します。日本海溝付近では、311大地震発生により、三陸沖の大きな固着域が破壊されたため、それぞれの狭い地域に蓄積された歪みの量に応じて、西向き圧力が存在し、その圧力にほぼ比例した沈み込み速度で沈み込みを開始しているはずです。これが、日本海溝からの沈み込み速度が年に20cmとか30cmに現在なっている原因です。

14.太平洋プレートの日本海溝からの沈み込み速度が格段に増加している結果、二つの影響が陸のプレートに出てきます。一つは、陸のプレートと太平洋プレートの間にある固着域に対する破壊圧力が大きくなっていることです。つまり、311大地震と同じような太平洋プレートの沈み込みによる大地震の発生が近づいていることになります。もう一つが、そういった固着域を通じて、太平洋プレートの西向き圧力が陸のプレートに伝えられ、陸のプレート内での大地震が起こりやすくなっていることです。

15.最後になりますが、そもそも、なぜ、311大地震が起こったのでしょうか。これについて、確定したことは言えないのですが、多分、中央構造線の北側の九州あたりから東北地方へ伝わる圧力が原因となっているのではと思います。日本海溝付近に働く大平洋プレートの力は二種類あります。一つは、ハワイ側からの西へ押す力です。もう一つは、既に日本海溝から沈み込んだ太平洋プレートの引く力です。既に地下深くへ沈み込んだ部分は、より浅い部分をより深い方向へ引っ張り込もうとしますから、これが引く力となるわけです。押す方の力は、基本的に日本海溝からハワイ側の海底で、順次、逆断層型の地震が起こることで解消されてきたわけで、これが一定限度を超えたから311大地震を起こしたというのは、多分、かなり困難です。(ただし、偶然に逆断層型地震が起こるタイミングがそろってしまい、それが三陸沖の固着域への圧力集中になったということは言えるのかも知れません。)引く力は、陸のプレートと太平洋プレートの接触面の摩擦の大きさによって影響を受けます。陸のプレートが多少でも浮き上がれば、接触面の摩擦が減少し、太平洋プレートの沈み込み圧力は大きくなるでしょう。また、単に陸域での大地震が起これば、陸のプレートが多少は動きますから、それによって、太平洋プレートと陸のプレートとの接触面に無数にある小さな固着が破壊され、それによって太平洋プレートの沈み込み圧力が増加し、それが海溝付近での引く力の増加になったのだと思います。その意味で、2004年の中越地震とか、2007年の中越沖地震、2008年の岩手・宮城内陸地震などは、太平洋プレートの西向き圧力増加が原因というよりも、九州あたりからの東向き圧力の増加がより大きな原因となっていたと考えるべきかと思います。このことは、日本海東縁歪み集中帯ということが言われていることとも整合的です。1995年の阪神大震災から、西日本から東日本への圧力移転が始まっていたのだと思います。


24. 2017年7月28日 13:15:57 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[4031]

>確率論的地震発生予測は現状にあっていない

地震発生は、カオス力学に従っている

つまり、歪が蓄積すれば確実にいずれ地震は起こるが、その時期を計算で正確に予測はできない

だから正しくは、現状のデータからは、ドリフトのある場合での確率分布で予測するのが、最も妥当ということであり

政府の文章のような表現でも、100%間違いとは言えない


しかし、今後、さらに高精度な測定や理論が開発されていけば、もっと決定論に近い予測が可能になるのは間違いないだろうな


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