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2017年10月06日またアウターライズで地震今度は福島県沖でM6.0が発生、次は三陸沖の可能性?()
http://www.asyura2.com/17/jisin22/msg/234.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 10 月 07 日 17:17:40: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


2017年10月06日またアウターライズで地震今度は福島県沖でM6.0が発生、次は三陸沖の可能性?

http://jishin-news.com/archives/2859
2017/10/06 地震ニュース


10月6日の17:00に福島県沖でM6.0・震度2の地震が発生した。

再びアウターライズでM6.0の地震が発生

日本国内におけるM6以上の有感地震としては9月27日の岩手県沖M6.0・震度4以来9日ぶりで、2017年に入ってから5回目。1〜6月と7月以降に分けた場合、年の後半に集中していることがわかるが、特に9月以降の約5週間の間に3回発生していることから、地震活動が活発な時期に入っていると言えそうだ。

05月09日 M6.4 震度3 宮古島近海
07月13日 M6.3 震度1 日本海西部
09月08日 M6.1 震度3 小笠原諸島西方沖
09月27日 M6.0 震度4 岩手県沖
10月06日 M6.0 震度2 福島県沖

また福島県沖では非常に地震が多いが、同震源におけるM6以上の地震としては2016年11月24日のM6.1・震度4以来約11ヶ月ぶりであり、福島県沖としても珍しい規模であった。なお前回の地震は2016年11月22日のM7.4・震度5弱の2日後に発生していたものである。

さて、今回の地震で重要なポイントは日本海溝の外側、アウターライズ領域で起きていた点であろう。東日本大震災以降、アウターライズにおけるM8クラスが懸念されているが、これには理由がある。

東日本大震災は海側の太平洋プレートが陸側の北米プレートに潜り込んでいく過程で北米プレートが跳ね上がったことにより発生したと考えられているが、跳ね上がったことで今度は海側の太平洋プレートが潜り込みやすくなるため引っ張られアウターライズ地震が起こりやすくなるためである。

つまりプレート境界における東日本大震災型の地震とアウターライズ地震はセットで発生する可能性があるのだ。実際、東北地方太平洋側においては1896年の明治三陸地震(M8.5)の37年後、1933年にアウターライズ地震である昭和三陸沖地震(M8.1)が起きていた。

ここで今回の地震に話を戻すと、アウターライズ領域では9月21日にも三陸沖でM5.9の地震が発生していたことと合わせて考える必要があるだろう。上記の図は東日本大震災以降に記録されたM6.0以上の地震をマッピングしたものだが(オレンジ色が今回のM6.0、白色は9月21日の三陸沖M5.9)、水色で示した2013年10月26日の福島県沖M7.1・震度4を除けば、全てが2011年に起きていたのである。つまりここへ来て9月21日そして今回のM6.0とアウターライズにおける強い地震が短期間に相次いでいるのは今後更に強い地震につながっていく可能性を十分に警戒しておく必要があると言えるのである。

次に揺れる可能性があるのは?

今回の地震から短期的には次にどこで揺れる可能性があるのかを見てみよう。まず今回の福島県沖M6.0の震源位置は「北緯37.5度/東経144.0度」でこれまでに有感地震の実績はない。

従って過去の事例からの予測は難しいが、実は今回の福島県沖M6.0以上については数日前にその可能性が示されていた。10月1日に茨城県北部で短時間の間に2度の地震が発生した際、同様の事例3回から次に地震が起きる可能性がある震源として「福島県沖でM5.5以上」としていたのである(地震予測カレンダー参照)。

茨城県北部での複数回地震→福島県沖M5.5以上という流れが今回と共通しているわけだが、それではこの3回の過去事例においては、福島県沖以降何らかの傾向は見られていたのだろうか。

3回のケースそれぞれで福島県沖での地震から2週間以内に発生していたM5以上の地震をリストアップしたリストが下記である。

全てに共通する点はないが、目立っているのが3回中2回において3日以内に三陸沖でM5以上の地震が起きていたことと言えそうだ。

2011年05月22日 M5.5 震度2  福島県沖
2011年05月24日 M5.8 震度3  三陸沖
2011年05月25日 M5.1 震度5弱 福島県浜通り
2011年05月25日 M5.3 震度1  オホーツク海南部
2011年05月28日 M5.0 震度1  茨城県沖
2011年05月31日 M5.0 震度3  茨城県沖
2011年05月31日 M5.0 震度2  三陸沖
2011年05月31日 M5.2 震度4  岩手県沖
2011年06月01日 M5.0 震度2  三陸沖
2011年06月01日 M5.0 震度1  三陸沖
2011年06月03日 M5.9 震度3  福島県沖
2011年06月04日 M5.6 震度5弱 福島県沖
2011年06月04日 M5.1 震度4  島根県東部

2013年05月18日 M5.9 震度5強 福島県沖
2013年05月21日 M5.9 震度2  石垣島近海
2013年05月24日 M8.2 震度3  サハリン近海
2013年05月24日 M6.5 震度1  サハリン近海
2013年05月29日 M5.0 震度1  関東東方沖

2016年06月27日 M5.8 震度3  福島県沖
2016年06月30日 M5.2 震度2  三陸沖
2016年07月11日 M5.2 震度1  八丈島近海

そしてもうひとつ、上記で紹介した東日本大震災以降、2011年以外では唯一記録されていたアウターライズにおけるM6以上地震であった2013年10月26日の福島県沖M7.1・震度4の際、その後どのような地震につながっていたかと言えば、やはりここでも三陸沖での地震が起きていたのである。

2013年10月26日 M7.1 震度4  福島県沖
2013年10月26日 M5.1 震度2  福島県沖
2013年10月28日 M5.4 震度2  福島県沖
2013年11月01日 M5.0 震度3  宮城県沖
2013年11月02日 M5.1 震度2  択捉島南東沖
2013年11月03日 M5.0 震度4  茨城県南部
2013年11月03日 M5.0 震度2  三陸沖
2013年11月03日 M5.0 震度1  沖縄本島近海

こうした事例から言えば1週間から10日以内に三陸沖でM5以上の可能性、そして前段で触れた通りアウターライズ領域におけるより強い地震に注意、と言って良いだろう。




 

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コメント
 
1. taked4700[6475] dGFrZWQ0NzAw 2017年10月07日 20:28:20 : GmgO1TZfaQ : htc5_4K_bio[37]
アウターライズ地震は海のプレートが海溝から沈み込む、その手前で起こる。

仕組みは非常に単純で、板を曲げると、曲げの外側に亀裂が出来るのと同じ。

厚さのあるものを曲げると、外側には曲げの方向に引っ張る力が働き、内側は逆に圧縮する力が働く。

海溝の外側で海のプレートに亀裂が出来ると、その部分は海底から上方向に跳ね上がる。これが海面を持ち上げ津波になる。

ところで、

>ここで今回の地震に話を戻すと、アウターライズ領域では9月21日にも三陸沖でM5.9の地震が発生していたことと合わせて考える必要があるだろう。上記の図は東日本大震災以降に記録されたM6.0以上の地震をマッピングしたものだが(オレンジ色が今回のM6.0、白色は9月21日の三陸沖M5.9)、水色で示した2013年10月26日の福島県沖M7.1・震度4を除けば、全てが2011年に起きていたのである。つまりここへ来て9月21日そして今回のM6.0とアウターライズにおける強い地震が短期間に相次いでいるのは今後更に強い地震につながっていく可能性を十分に警戒しておく必要があると言えるのである。

の部分はとても優れた指摘です。

アウターライズが起こったことは、海のプレートの押す力、つまり、海溝から沈み込む手前でより沖合から開校の方向へ押す力が強まったということですから、今後、東北北部や関東での大地震が起こり易くなっているのです。


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