トランプが「嘘つき」であることが全体への評価の中のどの程度の量を占めるのかを考えるべきだろうと思う。
政治に足を突っ込む人間が（選挙中、選挙後を通じ）嘘つきでないことはあり得ない。どんな政治関係者でもそれは変わらない。
　過去から現代までどれだけの「ファクト」に我々が騙されてきたかを思うと、政治家（政治屋）の評価は「ファクト」評価と関係なく、我々の人生に彼が何をもたらすか、による以外にないのである。

　政治家（政治屋）は我々の道具である。
道具を上手に使うか使えないかが問題であって、道具自体に倫理に類する内容を要求することは実際的な意味がない。
政治家（政治屋）が様々な集団の利権に関連する道具であった証拠は過去から現在まで枚挙にいとまがない。したがって、個別政治家（政治屋）の言動に関連するファクトを忖度することに、我々の立場からは、現代この時点で意味があるとは思われない。
そういう観点がある、との了解はできる。

　しかし、この世界がここまで少数の者に利権が集中する状態になったさ中で行われた、このような状況を左右する可能性のある米国大統領選挙の結果について、言動の「ファクト」がどうこうとの論評には首をかしげる。
（「このような状況を左右する可能性のある米国大統領選挙」という認識を持たない日本人は多いのであるが）。

　トランプはクリントンより総体として（日本にとっては）ましであり、米国が変化することは日本が（傀儡）政権政党から別の政権を持つことになるかもしれない変化を来す可能性がある、という意味で、「まし」であり、我々日本人に関係する米国大統領選挙の内容はそれ以外に意味はない。
繰り返すが、それ以外に意味はないのである。

　米国は日本の宗主国でありそのトップの采配により属国の状況は左右される。
それが根本の根本の根本問題であり、日本の置かれた状態であり我々が関心を寄せる必要がある問題だ。

　日本国民としては、少なくともTPPを終焉させることがクリントンにはできなかっただろうという一事のみで、十分トランプを評価できるのである。
くどいようだが政治家（政治屋）は我々の道具である。
それを上手に使う知恵と意思と、それら政治世界の評価ができない人間は宗主国の洗脳から（本当には）目覚めていないということである。

>>4
「安倍を選んだ日本国民が悪い」から「ハゲタカUSAを批判するネット軍師が悪い」に変えたのか。

っで騙されるネット軍師様
日本同様、政府を批判しないマスコミ体制を作り上げるつもりなのか

嘘ばかりついている政治家を選択した国民が、それではいけないと自覚することを待ちたい。そうでないと、社会が適切に動いていかないで、闘争だけが残ってしまうのではないか。