★阿修羅♪ > 国際17 > 801.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
信仰によりLGBTへの福祉拒否も 米大統領令草案をWSJが確認  トランプ氏の「規制退治」、労多くして功少なし 大統領令
http://www.asyura2.com/17/kokusai17/msg/801.html
投稿者 軽毛 日時 2017 年 2 月 05 日 14:59:28: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

信仰によりLGBTへの福祉拒否も 米大統領令草案をWSJが確認

https://si.wsj.net/public/resources/images/BN-RY053_RELIGD_J_20170202153455.jpg

2日、宗教団体の朝食会に出席したトランプ大統領 PHOTO: WIN MCNAMEE/BLOOMBERG NEWS
By IAN LOVETT, JACOB GERSHMAN AND LOUISE RADNOFSKY
2017 年 2 月 3 日 10:21 JST

 ドナルド・トランプ米政権が、宗教的信条に基づいた個人、組織、雇用者の法的保護の範囲を大幅に拡大する大統領令の草案をまとめたことが分かった。これにより、信仰を理由に性的少数者(LGBT)への福祉が除外されたり、雇用者が従業員の避妊への医療保険適用を拒否したりすることが容認される可能性がある。草案は政権内で回覧されている。

 「信仰の自由を尊重する政府全体のイニシアチブの確立」と題した同草案のコピーをウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した。ただ草案は、トランプ氏の署名を得ておらず、同氏の手元に届けられない可能性もある。ホワイトハウスの広報担当者は2日電子メールで、「現時点ではそうした大統領令を出す計画はない」と述べた。

 トランプ氏は大統領選中、キリスト教右派の有権者を取り込むため、公共の場での信仰の役割を拡大すると公約していた。同氏は2日宗教団体の朝食会で演説し、教会が政治に関与するのを制約する1954年税制改正修正条項(ジョンソン修正条項)を撤廃する方針を表明した。

 同条項により、教会が政治に関与した場合には、免税資格を剥奪される恐れがある。トランプ氏は演説で「ジョンソン修正条項を全面廃止し、我々の信仰の代表者が罰せられる恐れを抱かずに自由に発言できるようにする」と宣言した。

 トランプ氏がこうした大統領令に署名した場合、信仰の自由や、同性愛者の権利、妊娠中絶の権利をめぐる対立が一段と激しくなりそうだ。最近では、トランスジェンダー(心身の性別不一致を感じる人)が男女のどちらの公衆トイレを使用すべきかで論争が巻き起こっている。草案は、1日にリベラル系雑誌「ネーション」に掲載された。

 同性愛者やトランスジェンダーの権利擁護団体は草案について、信仰を理由にして事実上LGBTに対する既存の多くの保護を骨抜きにできる「差別に対する認可証になる」と、直ちに反対する姿勢を示した。

 LGBTの権利擁護を唱えるヒューマン・ライツ・キャンペーンの政府問題部長であるデービッド・ステーシー氏は、「草案の一部でも大統領令として発効されれば、LGBTの平等と権利をかつてないほど後退させる」と訴え、「宗教団体は、信仰に反すると主張して、いかなる法規も守る必要がなくなってしまう」と強い懸念を示す。

関連記事

トランプ氏の「規制退治」、労多くして功少なし
【寄稿】入国禁止令に見るトランプ素人劇
【社説】オバマ大統領恩赦の茶番劇
トランスジェンダーのトイレ問題、全米で論争
トランスジェンダーはお好きなトイレに NY市
トランプ新大統領特集
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjZnsOGo_jRAhWDjLwKHRyvATMQFggcMAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB12107231265257393585504582598214120576548&usg=AFQjCNGSEcG8kXOB_FBuHghAVaGFv5YOPw

 

トランプ氏の「規制退治」、労多くして功少なし
大統領令に署名するトランプ大統領
大統領令に署名するトランプ大統領 PHOTO: ANDREW HARRER/PRESS POOL
By GREG IP
2017 年 2 月 3 日 10:40 JST

――筆者のグレッグ・イップはWSJ経済担当チーフコメンテーター

***

 成長を妨げる規制を大々的に攻撃しているドナルド・トランプ米大統領は今週、各省庁が新たに規制を導入する場合、既存の2つの規制を撤廃するよう命じる大統領令に署名した。

 トランプ氏も気づくだろうが、ワシントンでは何かを実現するより難しいことが一つだけある。それは何かを取り消すことだ。

 各種規制は議会の命令や大統領の要請によって制定されているため、その多くには手をつけにくい。撤廃できそうな規制を見つけるのは面倒で時間もかかる作業だが、撤廃によって省けるのは書類作業など微々たるものだ。突き詰めれば、大気浄化からテロ防止を目的とした規制が承認されるのは、有権者や歴代政権が無視できなかった恩恵があるからだ。

 規制という巨大な怪物に立ち向かった最初の大統領はジミー・カーター氏だった。以来、すべての大統領が「規制の退治」を試みている。ジョージ・W・ブッシュ氏は撤廃すべき規制について国民から意見を募った。バラク・オバマ前大統領は、コストに見合わなくなった古い規制を撤廃するよう連邦機関に義務づける大統領令を2件発令した。

 いずれも、容赦なく負担が増え続ける規制の波を食い止めることはできなかった。

 おそらくトランプ氏はこれまでとは違うのだろうが、歴史を振り返ると懐疑的になる理由が浮上する。

 ペンシルベニア大学の規制専門家キャリー・コリニーシー氏によると、オバマ氏の大統領令を受けた見直し案件50件を抽出したところ、書類の電子化などにより行政コストが減って節約に至ったのは76%だった。そうしたコストは、汚染軽減装置や車いす用スロープの設置といった法令遵守のコストや事業機会逸失コストに比べると微少だ。

 同氏によると、規制の対象自体が存在しなくなったためにコストがかからなくなり、「もはや誰も気にしなくなった」規制が撤廃されるケースが多い。

 カナダと英国には、トランプ氏による「一つ導入したら二つ撤廃」の命令と似た制度があるが、大きな成果はなさそうだ。

 トランプ氏の命令は、新しく導入される規制のコストを既存規制の撤廃によって各年で完全に相殺することを求めている。しかし、そうしたコストの算出方法はまだ特定していない。多くの規制についてはそもそもコスト試算が存在せず、存在したとしても規制が承認されてから更新されていない。

 企業が規則遵守のために使うコスト(自動車の燃費改善など)の多くは、回収不可能ないわゆるサンク・コストだ。ブッシュ政権で規制担当の当局者だったワシントン大学規制研究センターのスーザン・ダドリー氏は「規制対象となる当事者が変化に抵抗するケースさえ考えられる」と述べた。例えばエアバッグを義務づける規制を撤廃しても、自動車メーカーは搭載をやめないだろうという。

 トランプ氏の大統領令は、古くて費用のかかる規制を各機関が探す大きなきっかけになるかもしれない。もし撤廃する規制が見つからなければ、新たな規制を制定できないかもしれないからだ。そうであっても、法律や裁判所は規則の制定を求めることができる。トランプ氏はクリーン電力計画を撤廃したがっているが、最高裁判所の07年の判断に直面することになるだろう。最高裁は、環境保護局(EPA)には大気浄化法に基づき二酸化炭素排出を規制権限があるとの判断を下している。

規則の費用対効果

 規制環境を改善するには、アピールには欠けるが、より効果的な方法がある。コストとメリット両方を測定する共通の方法を決めておくのだ。議会と連邦機関の両方に、法律と主な新規制の費用対効果について独立した分析を受けることや、数年後に結果を評価することを義務づけるのだ。

 だが規制の負担は、議会と大統領の優先政策がそれを必要とする限り増大し続ける公算が大きい。01年9月11日の同時多発テロ事件後、ブッシュ氏は対テロ対策のため新たなスタッフ数千人を抱える新しい省を創設した。オバマ氏の医療保険改革や金融規制法では、各機関がコストやメリットなど構わず数千の規則を定めた。

 トランプ氏も無縁ではないかもしれない。同氏はテロリストが入国しかねないとの懸念から、イスラム教徒が多い7カ国の市民の入国を一時禁止した。また、難民受け入れプログラムを4カ月停止し、17年度に受け入れる難民の数を5万人に減らした。費用対効果のテストではどんな成績をあげるだろうか。

 自由主義のシンクタンク、ケイトー研究所の移民専門家アレックス・ナウラステ氏の試算によると、テロリストになった難民に一般国民が殺害される可能性は36億分の1だ。これは新たな規則によるメリットが小さいことを意味する。

 このことが証明しているように、大統領の優先政策が絡んでくるときには、規制のコストはほとんど妨げにならない。

トランプ新大統領特集

トランプ氏に一歩も譲らず挑戦、一匹狼マケイン議員
トランプ氏の規制緩和、課題多く効果は限定的か
製薬業界、安心するのはまだ早い 不透明な薬価の先行き
トランプ氏の政策と利上げ、割れる投資家の見方
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjuwZyko_jRAhWDyLwKHV42AC4QFggcMAA&url=http%3A%2F%2Fjp.wsj.com%2Farticles%2FSB12107231265257393585504582596601347345304&usg=AFQjCNG5LQAHdCJYNallB_ZvJj_B1Rpm-g  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 国際17掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
国際17掲示板  
次へ