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金正男氏を「暗殺者に売った」のは誰か(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/316.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 2 月 21 日 22:32:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             地元メディアが報じた金正男のマカオの自宅 Paul Yeung-REUTERS


金正男氏を「暗殺者に売った」のは誰か
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-7024.php
2017年2月21日(火)12時11分 高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト) ※デイリーNKジャパンより転載 ニューズウィーク


<暗殺事件の犯人たちはなぜ、金正男氏のスケジュールを知ることができたのか。周辺に北朝鮮政権の協力者がいたのではないか>

北朝鮮の金正恩党委員長の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏殺害を巡り、事件発生時の状況が少しずつ明らかになってきた。

監視カメラが捉えていた犯行時の様子はショッキングだったが、それにも増して気になることが出てきた。これが事前に計画された犯行だったとすれば、犯人たちはなぜ、正男氏のスケジュールを知ることができたのか、ということだ。

すでに報じられている通り、6日にLCCエアアジア便でマカオから入国した正男氏は、13日に同じくエアアジア便でマカオに戻る予定だった。そしてその日、クアラルンプール国際空港で襲撃されたのだ。

一方、マレーシア警察が容疑者として公表した4人の北朝鮮国籍の男性らの足取りを見てみよう。

◆マレーシアへの入国日

ホン・ソンハク容疑者(33)1月31日
リ・ジェナム容疑者(57) 2月1日
リ・ジヒョン容疑者(52) 2月4日
オ・ジョンギル容疑者(55)2月7日

◆全員が13日に出国

正男氏がマレーシアを訪問するのに合わせ、続々と現地に集結しているのだ。とくに、正男氏より前に3人が現地入りしているのは、事前に本人のスケジュールを知っていた可能性を示唆している。何より気になるのは、それをどのようにして知り得たのかだ。

■帰国を迫った男たち

報道によると、正男氏は2010年から2013年まで現地の北朝鮮大使を務めていた張勇哲(チャン・ヨンチョル)氏を訪ねて、定期的にマレーシアを訪問していた。張氏は金正恩党委員長によって処刑された張成沢(チャン・ソンテク)氏の甥で、金正男氏の縁戚に当たる。張成沢氏の処刑後、張勇哲氏も北朝鮮に召喚され処刑されたのを機に、正男氏はマレーシアを訪れなくなったという。

ただ、デイリーNKジャパンの取材によれば、2014年4月にクアラルンプールを訪れた在日韓国人の男性は現地で正男氏と会っている。諸々の状況から、数日の滞在には見えなかったという。

いずれにせよ、正男氏はマレーシアに何らかのコネクションを持っていたということだ。

北朝鮮は過去、要人暗殺のためきわめて周到に準備を行った経緯があるだけに、正男氏の周辺に協力者――正男氏から見れば「裏切り者」――を仕込んでいた可能性は排除できない。

(参考記事:「喜び組」を暴露され激怒 「身内殺し」に手を染めた北朝鮮の独裁者

また、正男氏は殺される直前、北朝鮮の外交官から接触を受け、帰国を迫られていたとの情報もある。そうしたやり取りの中、マレーシアを訪れるよう仕向けられたのかもしれない。

彼とその家族が滞在していたマカオは中国の領土であり、暗殺を強行するには様々な制約があったはずだからだ。

(参考記事:「ただちに帰国せよ」死の直前、金正男氏に迫った男たち

[筆者]
高英起(デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト)
北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長。関西大学経済学部卒業。98年から99年まで中国吉林省延辺大学に留学し、北朝鮮難民「脱北者」の現状や、北朝鮮内部情報を発信するが、北朝鮮当局の逆鱗に触れ、二度の指名手配を受ける。雑誌、週刊誌への執筆、テレビやラジオのコメンテーターも務める。主な著作に『コチェビよ、脱北の河を渡れ―中朝国境滞在記―』(新潮社)、『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔』(宝島社)、『北朝鮮ポップスの世界』(共著、花伝社)など。近著に『脱北者が明かす北朝鮮』(宝島社)。



 

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コメント
 
1. 2017年2月21日 23:51:37 : 0qeLNkxSCM : _jRXLoB4BlQ[1]
世界のマスコミはわざと頓珍漢なことをわめいているのか?

正男暗殺は「これが仕上げだ。」というシグナルである、アメリカへの北朝鮮のシグナルだ。
「我われは中国と完全に手を切った、親中派張成沢(チャン ・ソンテク)元国防副委員長と彼に繋がる正男をいま切った。」
張成沢一派を完全に追放・粛清したのだから、
アメリカよ、公式会談へのステップを上がってくれ。」

これが正男暗殺の背景である。
中国なしに北朝鮮は生き残るべきではないと考える張成沢は正男を守ってきた。


2. 2017年2月22日 15:37:35 : ckTBqBLrJ2 : cekbgaZaIrw[1]
>正男氏は殺される直前、北朝鮮の外交官から接触を受け、帰国を迫られていたとの情報もある。

北朝鮮がやったんなら、なんで得意な、拉致をして、連れ帰らなかったのだろう。おまけに、外交官パスポートを持てたのか。


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