・マレーシア 大使館職員帰国に向け北朝鮮と近く協議を／nhk
3月11日 20時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170311/k10010907671000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_009

北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党委員長の兄、キム・ジョンナム（金正男）氏が殺害された事件をめぐり、マレーシアのアニファ外相は１１日、北朝鮮から出国できなくなっている大使館職員が帰国できるよう、数日中に北朝鮮側との公式な協議を開始したいとの考えを示しました。

キム・ジョンナム氏が殺害された事件をめぐり、北朝鮮は、事件が公正に解決されるまでの間、国内に滞在するマレーシア人の出国を一時的に認めないとする措置を発表し、これまでに国連職員の２人は出国したものの大使館の職員とその家族合わせて９人の出国は依然、認められていません。

マレーシアのアニファ外相は１１日、大使館職員の帰国を待っている家族たちとクアラルンプールで面会し、現地での安全は確保されていると説明しました。

アニファ外相は、このあと記者会見を開き、「政府は大使館の職員や家族が帰国できるよう、あらゆるすべを尽くしている」と述べたうえで、「数日のうちに北朝鮮側と協議を開始する準備ができている」と述べ、政府として、近く、北朝鮮側と公式な協議を開始したいとの考えを示しました。

協議では、北朝鮮側が引き渡しを求めているキム・ジョンナム氏の遺体の扱いについても議題にしたいとしていて、北朝鮮側がどのような反応を示すか注目されます。