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世代交代が一気に進み、日本への期待強めるロシア 駆引上手な華僑「陰」の立場 債券バブルはじけた後の投資 インフレ率回復へ
http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/215.html
投稿者 酢 日時 2017 年 8 月 03 日 10:18:33: JVuupfBNpkXsE kHw
 

世代交代が一気に進み、日本への期待強めるロシア
プーチン大統領も出席した肝煎りの国際産業博覧会で日本がパートナー国に
2017.8.3(木) 菅原 信夫
TOTOのブースで「ウォシュレット」の説明を受ける来場者。温水洗浄便座はモスクワでやっとその姿が見られるようになったところで、エカテリンブルクでは初めての登場である。ただし、ロシアのトイレには電源や水栓が引き込まれておらず、実際に取り付けるにはかなり大きな付帯工事が必要となる。
 ロシア・ウラル地方の主要都市であるエカテリンブルクで、7月10日から13日まで、国際産業博覧会「INNOPROM2017」が開催され、筆者はジェトロ派遣の日本企業向け相談員として全期間現地に滞在した。

 その時の印象を中心に、日露の産業交流を描いてみたい。

 この展示会には、毎年パートナー国という主賓国が選ばれて、大きなスペースを与えられるとともに、セミナーやパネルディスカッションなどロシアとの関係を論ずる場に優先的に招聘される。今回は日本がパートナー国として選ばれた。

 このため、日本からは世耕弘成経産相、高橋はるみ北海道知事など行政の高官が訪問したことも本展示会の特徴と言えよう。 

 また会場外における文化交流も盛んで、今回日本は、パートナーカントリー文化プログラムとして和太鼓を中心にした和風テイストのプログラムを準備、エカテリンブルク国立オペラ・バレエ劇場で開会初日の夜に上演した。

 なお、このコンサートに先立ち、ウラジーミル・プーチン大統領その人による主催国挨拶があって、パートナー国日本のことを持ち上げていたのが印象深い。

 このプーチン大統領の登場は事前には知らされておらず、バレエ劇場への入場時の警備、予定時間の後ろ倒しなどから、どうも重要人物が出てくるのではないかと皆が思い始めたところでの登場で、このこと自体がロシア側によるショーであった。

 今回、5万平米を誇る展示会場にブースを設けた日本企業は170社、エカテリンブルクの地を踏んだ日本企業の出張者は800人と発表されている。

 近年これだけの規模で日本が参加したロシア国内での展示会、見本市というのは皆無であり、この影響は今後数年にわたり、エカテリンブルクをはじめとするウラル地方、さらにはシベリア地区全体に及ぶものと考えられる。

欧米による対ロ経済制裁の影響

 北朝鮮がICBM打ち上げ成功を祝い、平壌で関係者を招待して最大級の祝宴を張ったという報道があるが、このINNOPROMにもそんな一面が感じられて仕方がない。

 すなわち、2014年夏、ロシアに対して課せられた経済制裁から3年が経過し、その間ロシアはあらゆる分野において自主独立の精神をもって産業の振興を図り、その結果が今回のINNOPROMとして凝縮した、と考えられるし、事実プーチン大統領の上記演説でもそのような大統領の気持ちが述べられていた。

 日本企業の多くは自社ブースでのアテンドが多忙で、ロシア企業中心の第2、3パビリオンを視察する時間もなかったかと思うが、そこには外見上ほぼ欧米の水準にまで達したロシア製品が並んでいた。

 筆者が特に関心を持ったDM社は、道路建設用車両の製造メーカーであった。説明を聞くと、この会社はヤロスラブリ州リービンスクに本社工場を持ち、同州に工場を持つコマツのことはよく知っていると言う。

 日本企業であるコマツがロシア国内に工場を作り、日本その他海外から輸入するコンポーネンツを組み立てて製品化しロシアという消費地に提供するビジネスが可能なら、我々にもできないわけがない、と言う。

 ただし、広範な製品を持つコマツと正面から競争しないため、DM社は道路建設機械という分野に限定。

 会社設立から20年、今や道路建設に絡むほぼ全種類の機械を提供できるまでになったDM社が意識するのは、同分野で圧倒的な力を発揮する日本の酒井重工業であり、韓国Doosanである。

 ここには、経済制裁を強化する欧米からロシアがこの種の製品を輸入することはもうない。残るは日本、韓国だけ、という思いが強いように感じられた。

 今回のINNOPROMでロシア企業ブースに行くと、このようにしっかりした企業プレゼンテーションができる担当者がどこのブースにも必ずいる。これはロシア企業の大きな成長だと言えるだろう。

 知り合いを見つけては、共に酒を酌み交わし、新規商談を督促する、これがこれまでのロシア流展示会だったとすると、なんとスマートになったものだろうか。

結局のところ、INNOPROMという博覧会の本質は、「ウラル地区の文化祭」という意味合いが強く、 商談のための機会を提供するというような高度に商業化した展示会とは初めから一線を画していた。何せ、一般市民の入場が許される時間になるや否や、人々の集まるところは、日本産の菓子類を試食できる JSN社のブースであり、間違ってもその奥の三菱電機ブースではなかった。
 しかし、説明を聞くほど、筆者の不安は高まる。すでに本欄でも何度か触れているが、現在のロシアには、部品、コンポーネンツまで全てを国産品で用意するだけのパーツメーカーが育っていない。

 この苦しみを味わっているのが日本をはじめとする外国自動車メーカーだが、工作機械では国産品を諦め、ユニット単位で海外から輸入する方式を取っている。

 ロシアメーカーは輸入したユニットを組み立て、アッセンブリーメーカーとして「Made In Russia」を名乗ることにはなるが、その実質はロシア製とは言い難いものになる。 

 DM社に戻ろう。筆者に完璧なプレゼンテーションを披露してくれた担当者に、エンジンのメーカーを尋ねる。担当者はちょっと間をおいて、「カミンズ製です」と言う。そして、「酒井もカミンズを使っています」と付け加える。

 筆者の不安は、今やディーゼルエンジンのワールドスタンダードになったカミンズをロシアの建機が使っていることにあるのではない。 米国政府により、ある日カミンズのロシアへの供給が止まることがあるのではないか。ここに本当の不安がある。

 対露経済制裁は、米露関係の悪化に伴い、ますます強化される可能性がある。こんなとき、輸入品コンポーネンツに頼るロシア製産業機械はどうなるのか、しかしそこに実は日本の大きな可能性が秘められているのではないだろうか。

 小型ローラーのエンジンにクボタ製、と書かれているのを見ながら、DM社のブースを後にした。 

西側の基準で商売を考えられる人と会社

 今回、参加した日本企業向けに日本側主催者団体のジェトロ、ROTOBOでは多くの通訳を準備したが、それでも現場段階で不足していたことは否めない。そこにモスクワから通訳・翻訳会社が自社の日本語通訳を非公式に送り込んで来ていた。

 そして、「無償通訳いかがでしょうか」と中小企業ブースを中心に売り込みをかけ、ブース側のニーズを探る。多くの中小企業ではカタログも英文までが精一杯で、なかなかロシア語版を作るまでの準備はできなかった。

 そこに無償通訳は目をつけ、このカタログは露文化すべきだ、明日までに仕上げましょう、という特急サービスを提案、ちゃっかりと注文を取る。

 筆者はこのやり取りを聞いていて、ニヤリとしてしまった。

INNOPROMが開催されたエカテリンブルク・エクスポの外観。INNOPROMはロシア連邦産業商業省とスヴェルドロフスク州政府との共催でこの博覧会場にて第1回より開催されている。因みに今回は第8回目、来年のパートナー国は韓国が決まっている。
 高額の旅費を自社で支払ってエカテリンブルクまで遠征し、さらに無償での通訳サービスの提供、何度もブースに現れては笑顔で話かけ、ブースの実力者を探る。そして、その実力者への翻訳サービスの提案。まさに「商売」を実践したこのロシア人の手を握りたい思いだった。 

 再びDM社。

 製品価格というものが交渉価格を意味し、ソ連時代から正価という考え方がなかったロシアビジネスにおいて、価格表というものがどんな客にも提示できるようになったのは大きな進歩である。

 「これは酒井重工のXXモデルと同等ながら価格は半額だ」と価格表を見せて説明する。 モデルの数字まで酒井と類似しているのは微笑ましいが、こうして海外製品を例に取り比較する気持ちが唯我独尊を特徴とするロシアビジネスに出て来たことは大きな変化だと思わざるを得ない。

新世代人の日露両サイドでの活躍

 国際政治の世界で冷戦が続いていた筆者の世代では、ご本人がソ連の大学に留学、卒業したケースというのは非常に珍しいことだった。

 卒業後、ロシア語を生かして通訳・翻訳の世界に入られた方やソ連ビジネス専門商社で活躍されたような例は少数にすぎず、日ソあるいは日露をつなぐ大きな橋にはなり得なかった。

 しかし、今回筆者が気づいた新時代人というのは、筆者の次の世代、我々がソ連に駐在していた頃、日本人学校やインターナショナル校に通い、その後ロシアの大学で学び立派に卒業した駐在員の子弟たちのことである。

 あるいは、中学卒業と同時にロシアのバレエ学校に入学し、プロのバレエダンサーを目指すような子供たちのことである。

 こういう人たちの特徴は、ロシア語を頭でなく、体で覚えているという語学力である。

日露経済を阻むもの、その1つが言葉だろう。ロシア語のできない日本人と日本語のできないロシア人。通訳に頼ろうにもエカテリンブルクでは日本語の分かるロシア人はいないだろうと思うと、実はそうでもない。エカテリンブルク国立大学には歴史の古い日本語科があり、毎年冬に実施される日本語能力試験には多くの受験生を送っている。
 また、ロシア社会に友人だけではなく、親戚を持つ人たちも出現している。日米と比較した時の日露の関係の脆弱さを語るとき、筆者はいつも日米には草の根交流があるが、日露にはそれがない、という説明をしてきた。

 しかし、この説明はそろそろ取り下げないといけない。今回のINNOPROMでは、そのような人々が大手商社のブースで、あるいは起業家としてロシアに設立した企業のブースで、大活躍している姿を見た。

 また、一方、国籍こそロシア人だが就職以来ほとんど日本の企業に勤務しているという人や、日本に会社を作り、日本とロシアを結ぶ仕事をしている方も増えてきた。

 INNOPROMで日本企業とロシア企業の橋渡しをされたグレーブ・ジュラフスキー氏はまさにその見本であろうか。

 会場内での日本企業への支援はもちろんのこと、会場外でもロシアを知らない日本人たちのアドバイザー兼添乗員のような役をグレーブさんは自ら引き受けていた。古いロシア人像しか持ち合わせない筆者は敬服してしまった。

 このように日露両側における関係者の精神状態は大きく変わりつつある。

 日本経済新聞社の寺井伸太郎記者は「日経ビジネスオンライン」で最近のロシアビジネスについて、次のように述べている。

 「日本にとって依然近くて遠い国のイメージが残るロシア。経済関係は資源など限定的だが、日露両政府の接近で潮目が変わりつつある」

 筆者はINNOPROMを見て日露貿易の潮目が変わったという思いに大いに賛同する。

 ロシアが日本をパートナー国とした理由とその必要性、それに応えられるだけの日本人のロシアに対する見方の変化、そんなものを強く感じた。国際政治の荒波に揉まれながらも、日露経済はお互いを必要としつつ、実績を伸ばして行くのではないだろうか。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50698


 


駆け引き上手な華僑が守る「陰」の立場とは?

華僑直伝ずるゆる処世術

2017年8月2日(水)
大城 太

 友人の間だけだから大丈夫、ペンネームを使っているからバレないなどと考えて、SNSなどで無用なトラブルを起こしてしまう人が後を絶ちません。インターネットでの出来事はインターネット内ですべて完結する、という誤解が間違いを起こす根底にあります。ツールとしてパソコンやスマホを使っていたとしても、その画面を見ているのは生身の人間であることを忘れてはいけません。

 そのような基本的なことは多くの人が理解していますが、間違いが起こるのは、誰しもが持ち合わせている承認欲求と、書くことによってスッキリ感を味わいたいという気持ちが原因の多くを占めています。

 中国古来の「陰陽」を理解している華僑は、炎上狙いの場合を除いてこのようなミスは犯しません。「陰陽」とは、簡単に言えば、静と動、暗と明のような、二つの対立する性質が万物のなかに存在しているという考え方です。

 インターネット上に当てはめると情報の発信者は陽になります。情報の受け手側は陰になります。普段のビジネス活動で言えば、仕事上で何かを提案したり、発言する側は「陽」で、それを受け止める側は「陰」です。

 この場合、自分のポジションが「陰」であるということはとても有利です。受け止める側であれば目立たちません。出る杭を打とうとしている人にも狙われませんし、落とし穴も掘られない、嫉妬の対象にもなりません。嫌われるリスクも減るでしょう。

 華僑が駆け引きをするにあたっては、常に自分が陰のポジションを取ります。自分が何をやろうとしているのかを相手に悟られてはいけない。語らないことこそが最強であると考えています。

 これは華僑だけでなく、中国人も同じです。中国の街中や日本でも彼らは大きな声でしゃべっていますが、そういう場合は、意味のない単なる雑談の時です。意味があることや何かを意図して話す時は、小さい声で話し、できるだけ相手にしゃべらせようとしています。どちらか一方が「ワァ〜っ」としゃべっている場合は、相手にしゃべらされているのです。

 「語らない」という中国人の姿を体現している有名人に、中国の習近平国家主席がいます。彼は中国で共産党が政権を取って以来、一番強い国家主席とも言われていますが、彼こそ、歴代で一番語らない指導者です。ニュースで見る習近平も常に「陰」の状態でいることが伝わります。無表情で考えていることも読めません。

「語らない」ことで相手のミスを引っ張り出す


 そもそも自分が「陽」になって、何かを発してしまった場合、それを「今の発言はナシ!」と引っ込めるのはなかなか難しいことです。自分が「陰」になれば、そういうミスをしなくてもすみます。

 華僑の場合は、相手から「陽」を引き出すことで、そういうミスをさせるという手段をよく使います。私もその手に引っかかり、うっかり口を滑らせて、「しまった!」ということがよくありました。

 以前、華僑の部下と話していたら、なぜか報酬をアップすることになってしまったことがあります。一度言ってしまったら、それを撤回すると私のメンツが立ちません。彼らはそこまで計算して、ミスを引っ張り出すのです。

 その時の手口は、こうです。「妻が最近、体調を崩しています」「中国に残してきた母が病気で非常にお金がかかるのです。歳が歳ですので、働くのもままなりません、なので、妻が夜も働きに出ています」。15分間の間に彼が発した言葉はこれだけです。それ以上は何も話さず、黙っています。「陰」のポジションを死守しているのですね。

 二人きりで話して相手が「陰」のポジションを死守すれば、私が「陽」にならざる得なくなり、相手をおもんぱかるようなセリフを次々に言う、言わされるという会話になります。

 別の華僑の場合も似ています。クレーム処理をしにいった部下から報告を受けた時も、部下は「クレーム処理に負けました」というだけで、どう負けたのか、そこで何があったのか、全容をなかなか話しません。

 それを聞き出そうと、しゃべらされていたのは私の方でした。部下は「例えば……」と言ったかと思えば、黙る。すると、私は「例えば、こういうこと?」と二の句をついでしまい、しまいには、「それはお前の責任じゃないよ」と、彼を慰めていました。

 最終的な彼の目的は、クレーム処理に負けたことは自分のミスではないというところに持って行きたかった。それを私の口から言わせるのが狙いです。

 「それはお前の責任じゃないよ」と言ってしまった時点で、私は彼に対して、それ以上の責任を追及することができなくなってしまいました。

 このように、話をするときはすべてを一気に語らず、小出しにして、相手が会話を続けやすいところで終わらせることで、相手を「陽」の立場に持って行くことができます。

 「陽」の人は「どういうこと?」と、「陰」の人から聞き出そうとしますが、それに対しての答えも100%言いません。「陽」の人に想像させて、いろいろ話させることで、思考回路を裸にしていくのです。「語らない」ということはそれだけのパワーがあります。

「勝っている人」を仲間にする方法とは


 自分から何かアクションを起こしたい場合は、「陽」の立場からのスタートになってしまいますが、やりたいことの経験者を仲間に入れることでいいポジションどりができるようになります。経験者の中でもすでに勝っている人と組めば、勝たせてもらうことができて、勝ち癖の感覚もつかめます。そういう時のために、華僑は日々、人の情報を収集しています。

 ではどのようにして仲間に迎え入れればいいのでしょうか? 「このビジネスについて教えてください」と頼むではなく、「全部自分が動きますし、利益の八割はあなたにあげます。一緒にやりましょう」と誘うのです。

 ここまでのいい条件を断る人はいないでしょうし、八割ももらえるなら、その人は利益を出すために頑張ります。誘ったほうは、成功体験を積めるだけでなく、勉強にもなり、誘った相手の人脈も使えるのです。

 社内の人をプロジェクトなどに誘う場合も同じです。その人の実績になるようなプランを考え、評価を上がるように協力します。一緒にすることができたら、誘った相手から「得をさせてくれた使えるやつ」と評価されるでしょう。今度、その人が何かビジネスを始める時に、声をかけてくれるかもしれません。その場合は、自分の取り分をどんどん増やして、最終的にはパートナーに昇格することもあり得ます。

 このやり方は華僑の師匠もよく話します。「結局、ビジネスを誰かに教えてもらっても、儲けはすべて自分の取り分だと思っているから、いつまでたっても成功しないんだ。教えてくれる人にはどんどん儲けをあげたらいい。華僑はよくそういうことをやるよ」と。

 相手の利益になることを率先してやる、ということは行動的でもあるにも関わらず、何かあった時に、「陰」の位置に立つこともできます。実績は相手に渡すことを前提に動くからです。

 この考え方は少々ずるいと感じたかもしれませんが、華僑たちの口癖の「ずるい=賢い」「賢い=ずるい」に相通ずるものがあります。とはいえ、ずるさ一辺倒では評価されないのが日本社会です。ですので、本コラムはずるさをゆるくいかせてもらいますということで「ずるゆる」なのですね。

「陰」のポジションは情報収集にも最適


 華僑には何でもかんでも利用してやろう、という考えがあります。誰しも人の愚痴を聞くのはうんざりするものですが、それさえも喜んで聞いたりします。

 人には話したい欲求があります。「ウンウン、そうなんですね」と聞いていれば、「私はこんなことが嫌いなんです」から始まり、「誰それが苦手なのです、なぜなら人にはわからないように、こんなことをしている人ですから」と秘密の情報収集までできてしまうこともあります。

 社内でコーチングやカウンセリングを実施している企業も増えてきましたが、聞いている方がストレスを感じていることが多いと聞きます。ですが、華僑の場合は「得をしている」「情報収集できる」と思いながらコーチングやカウンセリングを実施します。

 相手が愚痴や嫌いなことを話してくれれば、その反対をしてあげれば、そんなに近しい仲でなくとも、味方にすることが容易になります。しかも話しているのは愚痴を言っている人ですので、自分は安全な「陰」のポジションから動かなくても良い、ということになります。

 ここぞという時や、勝負をかける時は、「陽」の位置どりをしても問題ありません。ですが、チャレンジしろと言いつつ、失敗をしたら、ミスした人の烙印・レッテルを張るのも日本社会の特徴ですので、できるだけ「陰」にいるようにするのが得策です。

 「陰」は何もしていないように見えますが、実はたくさんの情報収集と情報や情勢の分析をしています。情報、情勢の分析ができ、それを周りに悟られない、負けない戦というのをお分かりいただけると思います。

部下を「陽」に立たせる誘導質問


 それでは“ずるゆるマスター”の事例を見てみましょう。

 Tさんは最近よくため息をつくようになりました。多くの中間管理職がそうであるように、上と下との板挟みになっています。

 上長からは、もっと若い人を鍛えるようにと言われていますが、世相を反映して超過残業は禁止という御達しがあります。子供の先輩に当たるくらいの年齢の部下は何を考えているのかわからず、伝えたことがちゃんと伝わっているのかよくわからないというジェネレーションギャップに悩まされています。

 悩んでいても仕方ないので、役員の呼び声高い最年少部長“ずるゆるマスター”のKさんに相談することにしました。

 「という感じで、上から下からと非常に苦しい状況にあります」

 「正直に話してくれてありがとう。T君は課長だから上司は次長や部長になるね。そして部下は課員のみんなになる。まず部下のみんなをまとめていくことから整理していこうか。直属の部下は何人になるのかな?」

 「そうですね、私の所属する2課は総勢15人ですが、課長が2人おりますので、私の直属は7人になります」

 「7人だったら、個別の面談も可能だよね」

 「はい、おっしゃる通りです。週1回は一人ひとりと面談をしておりますが、特に20代の2人は何を考えているのかさっぱりわかりません。デジタルネイティブ世代ですので、彼らのSNSなどもチェックするようにしているのですが、先日、私の薄くなった頭頂部のことでしょう、カッパと揶揄しているのをみました」

 「そうなんだね、それは単なる悪ふざけで済むことだと思うけど、機密情報やお客さんに関わることなどを匿名だからと言って気軽に書いたりすることはしっかりと釘をさしておかないといけない」

 「ですが、彼らはハンドルネームを使っていますし、プライベートなことまで踏み込んでくるのか、と信頼関係が壊れそうです。ただでさえ、信頼関係ができているのかわかりませんし」

 「それはT君が陰陽の陽から彼らに発言するから、彼らにしてみれば監視されていると感じる。どんどん彼らに話させるべきなんだよ」

 「はい、わかります。ですが、なかなか業務のこと以外を話してくれないのです」

 「それは簡単だよ。質問をするだけだ。Twitterのことでもいい、Instagramのことでもいい。自分の子供がどのように使っているのかを知りたい、という感じで彼らに質問を投げかける。どのような仕組みになっているのかくらいはすぐに答えてくれるだろう。

 
その時に、『うちの娘はなんて危険なことをしているんだろう、そんなのすぐにどこの誰が投稿しているのかわかるじゃないか。危機管理能力が乏しいにもほどがあるよね』とあくまで部下ではなく、自分の子供のことのように話す。そうすると次は彼らから質問してくるはずだよ、どのようなリスクがあるのか、と。その時に、『君たちはどのような使い方をしているか教えてくれる? どこが危険か教えてあげるよ』と言えば、その瞬間からT君は陰陽の陰になり、彼ら若手が陽になる。陽はいわばスポットが当たった状態になるので彼らは饒舌になるはずだよ。同じように業務に関しても、常に彼らを陽になるような誘導質問をしていくべきなんだよ」

 「なるほどですね、そういう手があったのですね」

上司を陽に立たせる=上司を出世させる


 「次はT君の上司に当たる次長、部長に対してだけど、それも同じだよ。上司が陰陽の陽になるような行動、態度を取るべきなんだ」

 「部下たちと同じように次長や部長にも質問を投げかけていく、ということでしょうか?」

 「その場合は違う、逆だよ。次長や部長の仕事が順調に進むように、彼らの立場になって考えた行動をとる。T君は次長や部長から指示をされていると思っているけれども、指示をされていると思っている時点で、T君は常に陽の立場になり、ミスがあれば当然T君がクローズアップされるし、上手くいったらいったで当然、指示を出した彼らの実績になる。ここだよ。上手くいったら上司の実績になるということは、彼らがその時点で陽になる。T君が常に陰のポジションで居心地良く過ごし、順調に昇進するためには、上司が陽になるための行動、言動を心がけるべきなんだ。答えは簡単、上司が出世する手伝いをすれば、常に自分は陰になれる。出世した上司は誰に助けてもらったのかは忘れないものだよ」

 「ありがとうございます。目から鱗です。なんだか元気になってきました」

 次の日からTさんはため息をつかなくなりました。ため息をつくどころか、時折、一人ほくそ笑んでいるようにも見えます。それと同時にTさん率いるチームは3カ月後の会社の創立記念日の催しで優秀チーム賞を受賞しました。

 目立つわけでもなく、自己アピールもしないのに何事も順調にこなすあの人は「陰陽」を理解している“ずるゆるマスター”かもしれません。

 「陰陽」のポジションを活用した華僑流のコミュニケーション術ついては、拙著『「「華僑」だけが知っている お金と運に好かれる人、一生好かれない人』にてさらに詳しく解説しています。ぜひ当コラムと併せてご一読ください。


このコラムについて

華僑直伝ずるゆる処世術
 世界各地に移住し、そしてその土地土地で商売を成功に導いている華僑。華僑は日本人ではなかなかマネができない“生き方のコツ”を持っている。“生き方のコツ”と一口に言ってもビジネス、家庭生活、対人関係、子育てなど多岐に渡る。本コラムでは、華僑の師から学び実践して結果を出してきた筆者が、生真面目な日本のビジネスパーソンにぜひ取り入れてほしい成功術を紹介する。華僑のずる賢くもゆるく合理的な処世術(世渡り術)はきっと仕事にも人生にも役立つはずだ。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/022500005/073100038/


 


債券バブルがはじけた後の株式投資、ウォール街はこう考える
Elena Popina、Lu Wang
2017年8月3日 07:18 JST

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アラン・グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長は今週、債券市場はバブルの状態にあり、破裂した時には株式を含め全ての資産に影響が及ぶだろうと警告した。
  米金融当局が景気刺激措置をさらに引き揚げ金利が上昇したらどうなるか、投資家はどう備えるのか。ウォール街の著名ストラテジストらの声を聞いてみよう。
JPモルガン・チェースのニコラオス・パニギリツオグル氏
  「ここ数週間、弊社顧客の会話で圧倒的に多かったのは、欧州中央銀行(ECB)と連邦準備制度による量的緩和(QE)縮小が秋に向けて市場が直面する主要リスクだという認識だ」と7月28日のリポートで指摘。米当局のバランスシート縮小とECBのテーパリング、あるいはそのいずれかの時期として想定される「9月が近づく中で、投資家は既にヘッジを通じて高リスク市場へのネットエクスポージャーを減らしている」という。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのサビタ・スブラマニアン氏
  金利の大幅な上昇はあらゆる資産の売りを促すだろうが、痛みは一律ではない。最悪なのは公益株のように債券の代わりに買われる銘柄だろう。1日の電話会議で「債券のような株を売り、株らしい株を買え」とアドバイス。高レバレッジ業界を避けるのも良いアイデアだ付け加えた。

エバーコアISIのデニス・デブシェール氏
  S&P500種株価指数が現行水準から7%下落した2300で今年を終えると予想。同指数の株価収益率(PER)は1年半にわたって高止まりしその間に相場上昇への悪影響は出ていないものの、バリュエーションは金融政策や経済成長によって普通に正当化されるより高いため、いずれかに変化があった場合のリスクは高いと指摘。モメンタム株に最初に影響が出るかもしれないと分析し、「価格モメンタムは今年これまででパフォーマンス最良のファクターだが、ここ2週間はアンダーパフォームした。このトレンドは債券利回りが一段と上昇すれば加速するだろう」と7月31日のリポートで記述した。

原題:Wall Street Is Mapping Stock Trades for a Post-Bond Bubble World(抜粋)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-02/OU1TTV6S972901


インフレ率は鈍化局面から回復する−米地区連銀総裁2人が指摘
Jeanna Smialek、Christopher Condon
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ウィリアムズ、メスター両地区連銀総裁が発言
両総裁は共に来年のFOMCで投票権を有する

米地区連銀総裁2人が2日、米インフレ率は金融当局が計画する緩やかな政策引き締めを妨げることなく、最近の鈍化傾向から回復へ向かうとの見解を示した。両総裁は共に来年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバー。
  サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は向こう1、2年でインフレ率は当局の目標である2%に近づくだろうと発言。クリーブランド連銀のメスター総裁も今後1年間で2%に接近するとの見通しを示したが、最近のインフレ率の鈍化以外にも「さらなる何か」があり得るとして、今後の統計を見ていきたいと述べた。
  今年に入って、当局者が長期的に持続可能と見なす水準を失業率が下回っても物価上昇は鈍く、当局者らを戸惑わせている。今週発表された6月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比1.4%の上昇にとどまった。同指数は当局がインフレの目安としている。
  
  ウィリアムズ、メスター両総裁は共に、米経済は最近の成長鈍化はあるものの概して順調であり、好調な労働市場と適度な成長が最終的には物価の問題を解決するという見解をあらためて示した。
  ウィリアムズ総裁は、ダラス連銀のトリム平均PCE価格指数のような一時的要因を除外できる指標は一段と力強い上昇を示していると指摘しながらも、「インフレ率に関してはまだ先は長い」と発言。「米経済が持続可能な成長の道筋から外れないためには、リセッション(景気後退)と景気回復の時期に導入された金融刺激策を緩やかに減らす必要がある」と語った。
  バランシシート縮小の開始時期については、ウィリアムズ総裁は今秋が適切と発言。一方、メスター総裁は、当局は「比較的早期に」開始するとの見解を示しているとあらためて説明した。
  また両総裁とも、急ペースでの利上げが必要になる景気過熱を回避するためには、緩やかな政策引き締めが重要だと強調した。
原題:Fed Officials Cling to View Inflation Will Snap Back From Slump(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-02/OU2X7B6JTSEA01


 
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2017年8月3日 08:33 JST
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米地区連銀総裁2人が2日、米インフレ率は金融当局が計画する緩やかな政策引き締めを妨げることなく、最近の鈍化傾向から回復へ向かうとの見解を示した。両総裁は共に来年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバー。
  サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は向こう1、2年でインフレ率は当局の目標である2%に近づくだろうと発言。クリーブランド連銀のメスター総裁も今後1年間で2%に接近するとの見通しを示したが、最近のインフレ率の鈍化以外にも「さらなる何か」があり得るとして、今後の統計を見ていきたいと述べた。
  今年に入って、当局者が長期的に持続可能と見なす水準を失業率が下回っても物価上昇は鈍く、当局者らを戸惑わせている。今週発表された6月の米個人消費支出(PCE)価格指数は前年比1.4%の上昇にとどまった。同指数は当局がインフレの目安としている。
  
  ウィリアムズ、メスター両総裁は共に、米経済は最近の成長鈍化はあるものの概して順調であり、好調な労働市場と適度な成長が最終的には物価の問題を解決するという見解をあらためて示した。
  ウィリアムズ総裁は、ダラス連銀のトリム平均PCE価格指数のような一時的要因を除外できる指標は一段と力強い上昇を示していると指摘しながらも、「インフレ率に関してはまだ先は長い」と発言。「米経済が持続可能な成長の道筋から外れないためには、リセッション(景気後退)と景気回復の時期に導入された金融刺激策を緩やかに減らす必要がある」と語った。
  バランシシート縮小の開始時期については、ウィリアムズ総裁は今秋が適切と発言。一方、メスター総裁は、当局は「比較的早期に」開始するとの見解を示しているとあらためて説明した。
  また両総裁とも、急ペースでの利上げが必要になる景気過熱を回避するためには、緩やかな政策引き締めが重要だと強調した。
原題:Fed Officials Cling to View Inflation Will Snap Back From Slump(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-02/OU2X7B6JTSEA01  

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コメント
 
1. 2017年8月04日 19:00:41 : qFLrcoO25I : IwCZRvTYQMk[164]
友好と 称して安倍は 水を差し

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