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一部では容認説も 北朝鮮が核を持っても米国は困らない? 溝口敦の「斬り込み時評」(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/382.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 8 月 21 日 21:39:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

 


一部では容認説も 北朝鮮が核を持っても米国は困らない? 溝口敦の「斬り込み時評」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211893
2017年8月21日 溝口敦 ノンフィクション作家、ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   持たせていいか?(C)共同通信社

 米民主党の一部に北朝鮮に関し、次のような考え方があると、同党にパイプを持つ知人が言っていた。

 それは北が核を持ちたいのなら、持たせればいい、という考えらしい。北が核を持ったところでアメリカは痛くもかゆくもない。インドやパキスタンは核を持っているが、何も問題を起こしていないではないか、と。

 国際的には核拡散防止条約があり、現在190カ国が締結している。核を持っていた南アフリカは核兵器を放棄し、非核兵器国として条約を締結した。北に核兵器を持たせたとして、禁ずるべきは核の拡散だけである。他国に核兵器や関連技術を輸出してはならない。

 北がそれさえ守るなら、朝鮮戦争は休戦ではなく、きっちり終結させ、韓国、日本、アメリカなどは北と平和条約と相互不可侵条約を結ぶ。日本は北に対し戦後賠償責任を果たし、同時に北に資本進出する。北には中国を問題としないほど勤勉で優秀、安価な労働力がある。

 北が求めるなら金正恩や金王朝の安全、安泰も保証する。北は立憲君主制なり、共和制なり、好きな政体を採用すればいい。もちろん国交回復に伴い、拉致問題などは解決させていく。

 と、どうなるか、と知人は言うのだ。北のミサイルは米・韓・日ではなく、中国に向けられる。北と中国は不即不離の関係というが、実態は逆で、きわめて険悪である。その証拠に金正恩は一度も中国詣でしてないし、習近平と顔を合わせたことさえない。

 米・韓・日が北と国交を結ぶことで、中国は孤立する。また中国の周りをロシア、インド、パキスタン、北朝鮮と、核を持つ国がずらりと囲むことになる。北東アジアは完全に安定する。

 米の最大の敵は北朝鮮ではなく、中国なのだ。中国共産党という独裁システムを潰すことができれば、米にとって最高のメリットになる。反対に核を認めることのデメリットはほとんど考えられない。このことは単に北の核を認めるだけで達成されるのだ、と。

 しかし、そうはいっても、日本の世論は北の核を認めたがらないだろう。核は拡散しないに越したことはないからだ。まして金正恩という異常な男の駄々を認めることになるなど、真っ平ごめんだろう。

 とはいえ北の核を認めるという点に視線をちょっとずらすと、思いがけない関係図が見えてくる。別に受け売りするつもりはないが、あえてこうした説があると、ご紹介しておきたい。






 

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コメント
 
1. 2017年8月22日 00:09:12 : YuMWOGNN8s : WrCbyot8SFs[6]

核はないのです。架空の軍事ネタです。

知らぬ間にピョンヤンは近代都市へ変貌しています。

仮想敵国ビジネスほど儲かるものはない。金正恩の口パクで百万ドル。


2. 2017年8月22日 00:36:27 : Q2BNE64V3Q : c_XqEPSVyxI[1]
北朝鮮の核保有を認め、金体制も保証して平和条約・国交を結ぶ。
よい考えだし、それしか道はないように思われる。

問題は、米国や日本の過去の政策転換をどう説明するかという、日米それぞれの内政問題にぶち当たる。そうなら、なぜ国連に南北朝鮮が加盟した時に、中国が韓国と国交を結んだように、日米は国交を結ばなかったのかと。その時に国交を結んで敵視政策を止めていれば、現在のような核を持った異形の国にはなっていなかったはずだ。逆に敵対していたはずの韓国と国交をいち早く結んだ中国はたいへんな先見の明があったというべきだろう。


3. 2017年8月22日 20:41:46 : yGx7DkbKBE : Q9xdL0FhjJg[86]
戦術を 変えるアメリカ にらまれて

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