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元米高官マイケル・グリーンが語る北朝鮮問題「これが米のレッドラインだ」〈AERA〉
http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/608.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 16 日 08:15:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

Michael Green/1961年生まれ。G・W・ブッシュ政権時にホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長。安倍晋三首相とも親交がある知日派で、朝鮮半島情勢にも詳しい (c)朝日新聞社


元米高官マイケル・グリーンが語る北朝鮮問題「これが米のレッドラインだ」〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170915-00000111-sasahi-kr
AERA 2017年9月25日号


 安倍政権とも親交がある元米高官のマイケル・グリーン米戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長が、本誌の取材で北朝鮮問題を語った。日本国民に訴えたいことがあるという。

 日本語が堪能なグリーン氏は、ブッシュ(子)政権で高官を務めた後も、米政界とパイプを持つアジア情勢の専門家として、日本政界でも影響力を持つ。安倍晋三首相を始め、各政党の実力者とも親交がある。朝鮮半島情勢への懸念は、今年初めの本誌取材でも表明していた。

*  *  *
 北朝鮮は、建国70周年の来年までに米国への核攻撃能力を完成させようとしているという見方があるが、非常にあり得る話だ。私の個人的な見解としては、金正恩(キムジョンウン)体制は米国本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を1、2年以内に完成する。ただし、ICBMを飛ばせるようにはなっても、その確実性や正確性には疑問が残る。

 国際社会の北朝鮮対応が不十分となっている背景には、やはり中国の存在がある。北朝鮮が経済的支援を受け続け、核・ミサイル技術を入手できるような抜け穴を用意しているからだ。次の手段は、この抜け穴を完全に封じることでなければならない。中国の企業などを対象とする2次的制裁となり、中国との緊張に結びつく可能性があるとしても、断固として進めるべきだ。それほど北朝鮮の脅威は深刻なものとなっている。

●休戦協定に違反した時

 トランプ大統領が軍事力行使に本気でない限り、「レッドライン(越えてはならない一線)」という言葉を使ったのは失敗だった。これはオバマ前政権のシリアでの失敗を見れば、よく分かる。オバマ氏は、シリア内戦での化学兵器の使用が、同国のアサド政権に対するレッドラインだと公言したが、2013年に実際に化学兵器が使われたと米政府が認めた際、軍事行使をしなかった。米国は弱腰だと見られ、信頼性にも傷がついた。圧力や警告といった政治的意味合いでのレッドラインという言葉は使わないほうがいい。

 では、本当の意味でのレッドラインはどこにあるのか。もちろん、私はトランプ政権内の人間ではないので、あくまでも個人的な見解だと強調しておく。平和解決が成立するまで戦争行為や武力行使を完全停止するという朝鮮戦争休戦協定に違反した時は確実にこれにあたる。また、米国や同盟国への直接攻撃があった場合もそうだ。これにはサイバー攻撃などの新しい形の攻撃も含まれる。

●米日韓の協力を

 一方で、核・ミサイル実験の継続がレッドラインになるかというと、私は懐疑的だ。北朝鮮が実験で発射したミサイルの迎撃はあるかもしれないが、核施設への攻撃を含めた本格的な軍事行動に米国が出るとは思えない。トランプ政権内の実力者たちは、北朝鮮との軍事シナリオで、多くの犠牲が出る危険性を熟知している。これは、北朝鮮を通じて核兵器がテロリストの手にわたってしまう危険性も含めたものだ。

 米国民が北朝鮮問題をどう見ているのか。最も危険な脅威だと見ていることを示す世論調査はたくさんある。ただ、米政権が平壌に対し効果的な圧力をかけ続けることに苦労していることもあって、うんざりしている部分はある。中東情勢やロシアとの問題など国際的な関心事項はたくさんあるのだ。だからと言って、米国世論が北朝鮮の現実的な脅威を理解していないと過小評価するべきではない。米政権や同盟国が北朝鮮に強い立場を維持し続けることを、米国民は支持しているはずだ。

 解決のカギは、米日韓の協力にある。3カ国の連携を嫌がる中国への圧力にもなる。

 だからこそ日本の人たちに言いたい。韓国をもっと実際の盟友として認識することが必要だ。そうでないと、日韓関係の亀裂を北朝鮮にうまく利用され、それが米日韓全体の連携の亀裂につながってしまう。もう一つ、日本の世論は、国防費の必要性を認識するべきだと思う。国防費のGDP比が、バルバドスやドミニカ共和国などの島国よりも小さい日本が今、核を保有する世界で最も危険な独裁国家の標的になっているという現状を受け止めてほしい。(構成/編集部・山本大輔)


 

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コメント
 
1. 2017年9月16日 10:47:36 : 1hFwhl5XF6 : A44FqszPm3Y[442]
CSISのマイケル・グリーンが、こんなことを言うほど困っちゃっているわけだ。
もうひとつの固有名詞のロシアが出てこないと東アジアのことは語れないので、本命のロシアを言いたくなかったのかもしれない。

それに、休戦協定に違反しているのは、「休戦協定が署名され発効してからの外国軍の撤退」に違反して半島に駐留している米軍である。
マイケル・グリーンは、平然と、すぐにバレる嘘をついている。
日本人を馬鹿だと思っているのだろう。


2. 仁王像[1737] kG2JpJGc 2017年9月16日 12:29:25 : eCQHa0rCok : _6KT6w7FipA[2]
・山下達也「(軍事行動はとらないこと)をトランプ政権も、半ば認めている〜もし交渉に入った場合、事実上その辺が落とし所に…」/報ステ
 http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/519.html
 投稿者 仁王像 日時 2017 年 9 月 16 日 12:23:36: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc

3. 2017年9月17日 00:38:13 : PFesAnydmg : zp5yNdw2OFg[5]

>>>日本の世論は、国防費の必要性を認識するべきだと思う。国防費のGDP比が、バルバドスやドミニカ共和国などの島国よりも小さい


これが言いたいのか。軍産のセールスマンだな。


4. クールクール・K[242] g06BW4OLg06BW4OLgUWCag 2017年9月17日 04:29:07 : 3eyVFVE6Qc : 4ITerbtfGWw[150]
北朝鮮の拉致問題に関するシンポジウムが13日、ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で開かれた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091400254&g=prk

5. 2017年9月17日 17:24:32 : og3HXipPHI : 11PcKeFwUMU[5]
副島氏がわざわざ、トランプの「米国ファースト」が「米国内問題最優先主義」
だと、日本での誤訳や誤解をたしなめておられるが、シリアやイラクの軍事侵略
はもちろん、北朝鮮ミサイル発射ヤラセ騒動を自身と党の延命目的で最大限利用
している安倍を援護しているのが他ならぬ米軍であること、そして南米の人工テロ
地震や米政府による人工テロ・ハリケーンを911に併せて実行したこと、など
から、米国は相変わらず誤訳・誤解どおりの「米国ファースト」の横暴を繰り返している。米国内の問題対処というのはやはり、この戦争屋軍需産業の御用達ジャパンハンドラーズのマイケル・グリーンら、これまで対中国戦略で御用達安倍や自民党政府と官僚を好き勝手操ってきた連中の背後の権力が世界中で悪事を働くためのカモフラージュ詭弁に過ぎない。ISISを利用した中東地図書き換えシリア軍事侵略を進める為に、米軍を派遣しないと表向き発表しアリバイ工作をした茶番の
焼き直しに過ぎない。ウクライナ政権転覆クーデターを地元のネオナチとNATO
陣営そして米英仏イスラエル特殊部隊らが協力して実行、親ロシア派の一般市民を
大量殺戮、ロシアのプーチンが搭乗しているという情報を元に行われた、民間航空機を撃墜した経緯は既に多くの世界市民が知るところであるが、「米国ファースト」というトランプのお題目を利用しながら、影でロシアの航空機を墜落指せる為の
技術を米軍が研究実験中という事実が報道されている。

https://jp.sputniknews.com/us/201709164093281/

米国 ネバダ州でのソ連製戦闘機墜落事故情報を機密扱い


2017年09月16日 21:41(アップデート 2017年09月17日 15:43)

米ネバダ州のネリス空軍基地側は、先に「Aviation Week」誌が9月5日に破損した航空機はソ連製ないしはロシア製のものだったと報じた内容を認めることを拒否した。

戦闘機F-16
© AP Photo/ Go Bum-jun/Newsis
米国務長官 バーレーン向け武器販売を承認
スプートニク日本

「Aviation Week」誌がネリス空軍基地報道部に問い合わせたところ、同基地の報道官は「9月5日に起きた事件に関するすべての詳細は機密扱いとされている」と回答し、事件に関する情報の公表は行われないと補足した。

事件はネリス基地から北西におよそ160キロの地点で発生した。この方角には第51ゾーンの名称でよく知られるカリフォルニア州エドワーズ米空軍基地の分室があり、新型飛行機器の開発及びテストが行われている。

これより前、ネリス空軍基地はプレスリリースを発表し、事故の発生および、それによってエリック・シュルツ中佐が死亡したことを明らかにしていた。

航空宇宙産業関連のニュースを配信する「Aviation Week」の消息筋情報によれば、死亡したパイロットは外国の機器の実験を行う中隊の中佐で、この中隊にはソ連製戦闘機のミグ29やスホイ27など、一連のソ連製の航空機が保管されている。


6. 2017年9月17日 19:24:25 : Qt5ZQ0MjUs : qxq3Eo@kWso[74]
矢面に 立たざるを得ぬ ハンドラー

韓国を 煽り自ら 火種撒き


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