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ロヒンギャ武装勢力、活発化で穏健派殺害も ミャンマー人道問題の闇/Newsweek
http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/774.html
投稿者 仁王像 日時 2017 年 10 月 08 日 19:35:07: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

(回答先: バングラ、ロヒンギャ難民80万人超収容の巨大キャンプ建設へ:警告必至、暴虐が招く不穏 投稿者 手紙 日時 2017 年 10 月 07 日 02:33:32)

ロヒンギャ武装勢力、活発化で穏健派殺害も ミャンマー人道問題の闇/Newsweek
2017年9月14日(木)10時00分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8445.php

ミャンマー北西部の紛争について約1年に及ぶ調査を終えたアナン前国連事務総長は先月24日、イスラム系少数民族ロヒンギャ武装勢力の暴動に対する同国治安部隊による過剰な軍事報復は、両者の対立をいっそう悪化させるだけだと警告した。

この警告のわずか3時間後、同日午後8時過ぎに、ロヒンギャ反体制勢力の指導者アタ・ウラー氏は、支持者に対し、武器として使える金属製品をもって、人里離れたマユ山の麓に向かうよう促した。

夜半過ぎ、寄せ集めのロヒンギャ武装勢力が、国内最大都市ヤンゴンから600キロ北西の地域で、ナイフやこん棒、小火器や原始的な爆発物を使い、警察の拠点30カ所と軍基地1カ所を襲撃した。

「200─300人が出撃すれば、50人は命を落とすだろう。神のご意志で、残りの150人はナイフで彼らを殺すことができる」。アタ・ウラー氏は、別の音声メッセージで支持者にそう語りかけた。このメッセージは、襲撃時刻の前後に携帯電話のメッセージアプリで流れ、その後ロイターは録音された同メッセージを確認した。

アタ・ウラー氏率いる「アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)」による今回の襲撃は、これまでの最大規模となった。

このグループが初めて登場した昨年10月には、約400人の戦闘員が動員されたとミャンマー政府は推定しており、その時の襲撃対象は警察の国境検問所3カ所だけだった。今回の襲撃には最大6500人が参加した、とミャンマー軍は推測している。

昨年10月の襲撃後に行われたミャンマー軍による弾圧に刺激されたロヒンギャの若者多数が、ARSAの支持に回った。そのため同組織は以前と比べはるかに大規模な襲撃を仕掛ける能力を得たという。ロヒンギャ、ラカイン州住民、治安部隊隊員、現地の行政官など10数人に対するロイターの取材で明らかになった。

10月の苛酷な報復は、軍部隊が複数の村を焼き払い、民間人に対して殺害や強姦を行ったという疑惑に発展している。

 (以下、抜粋)

本格的な反撃

まだ駆け出しのロヒンギャ武装勢力は、何十もの村々にまたがる下部組織で構成されるネットワークへと変身し、幅広い攻勢を仕掛ける能力を有するまでに至っている。

ミャンマー政府はARSAをテロ組織と認定。また、ARSAが当局への内通を防ぐためにムスリムの民間人を殺害しており、ロヒンギャの複数の村々を焼き払ったと非難しているが、同グループはこうした疑惑を否定している。

同組織による最新の襲撃は、政府側からの本格的な反撃を招き、ミャンマー軍によれば、反体制派の約400人が殺害され、治安部隊側にも13人の死者が出たという。

ロヒンギャの村民と人権団体関係者は、軍が無差別に村落を攻撃し、家屋に火を放っていると主張する。一方、ミャンマー政府側は、合法的な対テロ作戦を実施しており、部隊には民間人を傷つけないよう命令が出ているとしている。

「人間らしい生活ではない」

ARSAの指導者アタ・ウラー氏は3月、同グループの誕生は、2012年のラカイン州で起きた仏教徒・ムスリムのコミュニティー同士の暴力的衝突と関係している、とロイターに語った。この衝突で200人近くが殺され、ロヒンギャを中心とする14万人が住居を失った。

「夜間に明かりをつけることもできない。日中に別の場所に移動することも無理だ」。これまで未公開だった発言のなかで、ウラー氏はロヒンギャ住民の行動や移動に、そうした制約が課せられていることをロイターに明かした。

「すべての出口や入口、至るところに検問所がある。これは人間らしい生活ではない」と語った。

「治安部隊がわれわれの村に来たとき、村民は皆、彼らに謝罪し、家を焼かないでくれと懇願した。だが治安部隊は、その要請をした村民たちを撃った」と彼は言う。

「慈悲を乞うたにもかかわらず、目の前で息子たちを殺され、娘や姉妹を強姦されたことで、人々は苦しんでいる。そのことを絶えず思い出さずにはいられない。死のうが生きようが、戦いたいと願っている」

ロイターは村民たちの主張を、独自に確認できなかった。

テロ作戦

ここ数カ月、ラカイン州では地元行政官や政府への情報提供者、村長などの殺害が報告されており、武装勢力が、自分たちの活動に関する情報が治安部隊に漏えいすることを防ぐために残虐な戦術を採用しつつあるのではないかという憶測につながっている。

ラカイン州警察トップのセイン・ルイン氏は、「恐怖を植え付けることで政府への情報提供を遮断し、地域を支配した」と非難する。
 

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