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栃木女児殺害　「第三者ＤＮＡ型」焦点に　１８日に控訴審初公判
産経新聞　2017.10.17 07:21
http://www.sankei.com/affairs/news/171017/afr1710170009-n1.html

　栃木県今市市（現日光市）の小１女児殺害事件で、殺人罪に問われ１審宇都宮地裁の裁判員裁判で無期懲役の判決を受けた勝又拓哉被告（３５）の控訴審初公判が１８日、東京高裁（藤井敏明裁判長）で開かれる。焦点の一つが、遺体の付着物から検出されたＤＮＡ型の評価だ。弁護団は新たに法医学者の意見書を提出し、「第三者」が事件に関与した可能性を主張する。直接証拠がない中、１審は捜査段階の自白などから有罪と判断しており、控訴審の行方が注目される。

　ＤＮＡ型は遺体の皮膚や頭髪に付いていた粘着テープなどから検出された。１審判決は栃木県警科学捜査研究所の鑑定結果を元に「被告に由来するとの説明はできないが、（鑑定した）警察関係者に由来するものとして矛盾はない」と判断した。

　弁護団によると、県警は捜査段階で外部の専門家にも鑑定を委託。被告の型は検出されなかった一方、１審後に開示された資料から、警察関係者とも異なる型が含まれていることが判明した。

　弁護団はこれまでに「第三者のＤＮＡ型が含まれている可能性がある」とした日本大の押田茂実名誉教授の意見書を高裁に提出。弁護団はこの意見書を「無罪の根拠」と位置づける。

　弁護団は自白についても全面的に争う方針だ。

　被告は捜査段階で殺害を自白した後、公判で無罪を主張。１審では取り調べの録音・録画が７時間超にわたり再生された。

　地裁は「実際に体験した者でないと語ることのできない具体的で迫真性に富んだ内容」と自白の信用性を認め、有罪の根拠の一つとした。

　弁護団は「強要や利益誘導を伴う取り調べで引き出された」と改めて自白の信用性を否定。録音・録画については「抽出された映像だけが法廷で再生され、１審を誤解に導いた」とする大阪市立大の三島聡教授の意見書も提出した。

　控訴審では４人の法医学者らの証人尋問が行われる予定。第２回公判は３０日、第３回は１２月２１日に開かれる見通しだ。

【写真】勝又被告

コメント
1. 2017年10月21日 23:53:25 : EXu2SkMBR6 : iDDUCy5w5Ec[33] ▲△▽▼ 拷問、あるいは精神的に追い詰めて自白させれば、それを検面調書（誰から書いた調書）にサインしてそれを証拠採用すれば有罪にできる。 ということになっている。日本の裁判に証拠は要らない、自白さえさせれば実質証拠はねつ造できる。
2. 2017年10月22日 20:27:31 : XcV3wenFre : DekzNCgWy54[1] ▲△▽▼ ＞被告は捜査段階で殺害を自白した後、公判で無罪を主張。 2012年に起きた遠隔操作ウイルス事件で逮捕された４人のうち、２人が自白、一人は未成年で否認を貫き通したのは１人だけ。しかし、彼らは全くの濡れ衣だった。つまり、無実でも警察・検察でガンガンやられれば、自白確率は５０％以上になることは十分な実証済みのこと。 自白だけで有罪にすることは憲法違反だが、全く顧みられていない。北朝鮮や中国の人権を言い立てることができる状況ではない。
3. 2017年11月01日 16:38:23 : du14R7xzJj : udpzKY06n6I[11] ▲△▽▼ 座間市９遺体事件はふしぎだ。投稿がひとつもないのだから。 まさかウソ事件じゃ？
4. 戦争とはこういう物[2388] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2017年11月05日 20:52:04 : 9PG0M0b68Q : jKnbezZWN40[1032] ▲△▽▼ 　物的証拠が殆ど無く、素人裁判員が提供動画を見て「再現演技が上手い」という理由で有罪にしてしまった事件。高裁で逆転無罪となれば、素人裁判員制度の限界が露呈することになる。

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