日米両政府は、安倍晋三首相とトランプ大統領が10日にワシントンで会談した後、11日にフロリダ州パームビーチでゴルフをプレーする方向で調整に入った。

　日本政府関係者が1日、明らかにした。パームビーチにはトランプ氏の別荘があり、両首脳は再度会談も行う見通しだ。先月28日の電話会談で、トランプ氏側が持ち掛けたという。

　電話会談で、トランプ氏は昨年11月にニューヨークで会談した際、首相からドライバーを贈られたことに触れて改めて謝意を伝達。首相が「いつか一緒にゴルフをしよう」と誘ったところ、トランプ氏は「2月のワシントンは寒くてゴルフができない。フロリダに移動して翌日、パームビーチでゴルフをしよう」と首相を招待、再会談も提案した。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170201-00000107-jij-pol

あくまで新潮の記事によればだが、集団的自衛権を憲法解釈で自衛隊法を改正できなかった安倍が、個別的自衛権も集団的自衛権も自衛権の区別はないと強引に国際法から引っ張り出して糊代した改正自衛隊法ですらあの大反対のデモを無視することでなんとか漕ぎ着けたのに、トランプの要求はもっと前面に出て軍事活動もやれという改正自衛隊法でも触れられていない先制攻撃(憲法9条第二項で禁止されており安倍もこの二項がある限り、憲法解釈で自衛隊法を改正できないと自ら認めた)に踏み込むざる得なくなる。

そうなると憲法改正に言を進めることになるが、自分の支持率の高さと反比例して憲法改正反対の声が強い国民の意思に反してそこまでやれるのかという現実を噛みしめたかどうか知らないが、トランプのこうした要求を安倍はただ黙って聞いていたらしい。

10日の会談、トランプのアメリカンファースト優先の経済協力と引き換えに軍事協力ののほうは穏便にというのかどうか知らないが、いずれにしても安倍に背負いきれない課題が提示されたのは確かのようだ。