麻生さんはそうかもしれないが、もともとアベノミクスは資産デフレ脱却にはとどまらなかったはずだ。物価上昇率目標２％を掲げたからね。
だけど何年たっても達成しない。賃上げが進まず家計消費が冷え込んで需要が低迷している限りは、達成することは無理だ。円安で輸入品の物価が上がったことは別の話。いくらお金を刷っても、需要が冷え込んだ状態では、民間の金融機関が日銀内に持つ当座預金口座に積みあがるだけで外に出ていかないからデフレ脱却できない。

野党が政権をとり最低賃金の引き上げや税の累進性の強化などにより需要を増やしデフレ脱却することを私は望む。でもこれは世の中の富裕層（それは同時に投資家でもある）が望まない政策だから、安倍政権成立時とは逆に、一時的な株の暴落などの資産デフレが起こるだろう。それでも私はこの政策を進めるべきだと思う。需要の増加により本格的に景気回復したら株価は回復するだろう。

一方、非正規労働者で明日も見えない若者が通勤電車の優先席で眠り
老人が前に立っていても席を譲らず、金持ちはタクシーで移動しろ
嘯くのはまさしく正論であり、社会の不公正が彼が本来持っていたはずの
やさしさや敬老精神の発露を妨げ、摘み取っているのだ

このようにして持てる者も持たざる者も、ともに不幸な暗い日本なのである
制度をちょっといじって、カネの流れを変えるだけで解決できる問題です

よく売れた本は正しいらしいが、渡部昇一先生の本はものすごくよく売れたのである
読書するバカはたやすく誘導されて、社会をダメにする

法人税の引き下げや円安で企業の収益はうなぎ上り。
一方で年金や介護保険はカットして、負担だけ増加。

要するにこの国の資産配分を、貧乏人から金持ちに
更に集中させてきた。これ大成功。

ただその怪しげな政策を、怪しげな景気回復策のように
見せかける煙幕として使われた「アベノミクス」という
庶民貧困化政策は、とっくに大成功したという事。

一人当たりＧＤＰの国際順位はかつて３位が今は２７位
どんどん進む貧困化は明確。

日経新聞は絶対に書かない厳しい現実。
日経新聞だけがいつまでも尻尾を振る「アベノミクス」

あほらしい。

法人税減税や円安で企業利益は空前の規模。
一方で、介護や年金の水準は引き下げられて、負担ばかり
増大。⇒庶民のエンゲル系数はウナギ上り。
国民一人当たりのＧＤＰの国際順位は昔第３位だったのが
今や２７位辺り。

要するに庶民から企業への富の一層の移行＝庶民の貧困化
が大成功しているっていう事。

この奇妙な政策を粉飾しただけの出鱈目マネタリズムの
底はもう抜けた。
ただ、それらを少しでも曖昧にする為の、安倍の作った
おまじない言葉こそ、南無阿弥陀仏ならぬ「アベノミクス」。

なのでアベノミクス庶民貧困化政策は大成功。