★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK224 > 537.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
安倍首相への忖度に奔走して終わった天皇退位有識者会議  天木直人
http://www.asyura2.com/17/senkyo224/msg/537.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 4 月 22 日 17:15:11: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

安倍首相への忖度に奔走して終わった天皇退位有識者会議
http://kenpo9.com/archives/1318
2017-04-22 天木直人のブログ


 天皇退位に関する有識者会議が4月21日、最終報告書を安倍首相に提出してその作業を終えた。

 きょうの各紙は一斉にその事を大きく報じているが、それを読んでも一般国民は何もわからないだろう。

 あまりにも多くの事が書かれているからだ。

 しかし、惑わされてはいけない。

 この報告書の言わんとすることは二つだけだ。

 すなわちひとつは、天皇は退位すればすべての公務を新しい天皇に任せるということ(二重権威回避)であり、二つは、退位は特例法に基づく一代限りのもの(皇室典範改正は行わない)というものだ。

 これはまさしく天皇があのお言葉で訴えた事に見事に反することだ。

 象徴天皇のとしての重要な公務とは、単に国事行為にとどまらず、憲法9条の精神をその行動で示す事であるという訴えは、憲法9条を否定しようとする安倍首相にとってこれ以上ない不都合なものである。

 そして、天皇陛下の要望通り天皇制の変更を正面から行おうとすれば皇室典範の改正が筋である。

 しかし、それを本気で行おうものなら、自らの基盤である保守からも疑義が呈せられ、まとめるまでに年数がかかる。

 そんなことにかかわっていたら、改憲どころか、自分の政権でやりたいことは何もできなくなる。

 だから一代限りの特例法であっさり片づけたかった。

 そういう安倍首相の思惑を見事に忖度して作られたのがこの報告書なのだ。

 ご丁寧に、いまや安倍首相の御用聞きのようになった宮内庁が動き出した。

 報告書案の実施を万全に行うために宮内庁の組織改編が必要だと(4月22日産経)

 官邸に逆らうような宮内庁ではあってはならないと言わんばかりだ。

 さぞかし天皇陛下は無念だろう。

 そんな天皇陛下の気持ちを代弁する勇気ある者が、ご学友の明石元紹氏とと、「生前退位をめぐる安倍首相の策謀 (宝島社新書)」を書いた東京新聞の五味洋治編集委員だけとは悲しい。

 今上天皇が退位される前に何としてでも新党憲法9条を誕生させて、彼ら二人の後に続きたい(了)


           ◇

天皇退位報告書 国民の総意に基づいて
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017042202000143.html
2017年4月22日 東京新聞社説

 退位した天皇陛下は「上皇」−。有識者会議の最終報告書がまとまった。前提は一代限りの特例法で行うことだ。皇族の減少対策や女性宮家創設など根本問題は残る。もっと深い議論が必要だ。

 報告書は退位後の称号や活動の在り方などをまとめたものだ。陛下は昨年八月に高齢に伴う象徴天皇として公務に対する不安を述べられた。それを契機に政府は有識者会議を設けた。退位については皇室典範を改正する方法もあったが、早々と「一代限りの特例法」での議論が進んだ。最初から結論ありきかと思わせた。

 一方、陛下が訴えられた退位は決して「一代限り」の問題ではありえない。高齢化は皇族内でも進み、誰でも国事行為のみならず、「象徴としての公的行為」がままならなくなる事態は起こりうる。だから、未来にも通じる天皇の退位のルールをつくることが最も求められていたのではなかったろうか。恒久制度化である。国民の中にもそう望む声は少なくない。

 だが、恒久制度化についてはほとんど顧みられることなく、特例法ばかり論じられた。五月の連休明けに退位特例法案が提出される予定になっている。

 この点について衆参の正副議長見解では「将来の天皇の退位の先例となり得る」と示していた。制度化につながるものだったが、与党が示した法案骨子ではばっさり削られていた。

 憲法一条は象徴天皇制を定めている。その地位は国民の総意に基づくとしている。大事な条文だ。だから、退位については、もっと明確にすべきであると考える。

 有識者会議の報告書では、皇族の減少対策について、国民各層で議論の深まりを期待すると言及するにとどまった。あまりに消極的にすぎないか。

 陛下の孫の世代にあたる皇族は四人だけで、そのうち三人は女性である。秋篠宮さまを「皇嗣(こうし)殿下」とするが、その次はもう陛下の孫の世代になる。遠い未来の話なのではない。結論を先延ばしにすればするほど、ややこしく難しくなる問題でもある。

 旧民主党政権下で論点整理まで行いながら、政権交代によって、この問題は放置されてしまった。安定的に皇位を継承するにはどうしたらいいか。

 女性宮家の創設や男系に限られている皇位継承の在り方についても議論を続けねばならないはずだ。国民の総意のかたちで結論を出したいテーマである。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年4月22日 17:32:40 : zbBE8XV2UA : FRS97i29ieA[2]
 忖度なんて甘いものじゃない。

 座長は誰だ? 今井のおやじだ。つまりは安倍一派の確信犯、みんなグルだったってこと。


2. 2017年4月22日 18:01:37 : fAXBHQSwqk : THPFPWAo_4g[7]
「皇族減対策を」「結論ありき」=有識者会議最終報告で識者ら―天皇退位
時事通信 4/22(土) 8:02配信

 政府の有識者会議が、天皇陛下の退位を特例法で認める方向で最終報告をまとめたことを受け、同会議でヒアリングに応じた識者らに話を聞いた。

 
 特例法による退位を推奨した元最高裁判事で「皇室法概論」などの著書もある弁護士園部逸夫さんは「陛下の年齢を考えれば、比較的速やかにできる特例法しかなかった」と振り返る。

 今後、退位を制度化するために皇室典範を改正するかどうかについては、「天皇の崩御を代替わりの前提とした典範の基本理念を変えることになる。時間をかけて議論すべきだ」と指摘した。

 さらに、最終報告も言及した皇族減少問題に触れ、「女性皇族が次々と結婚して皇族の身分を離れて行けば、宮家と分担している皇室の活動自体が立ち行かなくなる」と述べ、自身も民主党(現民進党)政権時の有識者会議で関わった女性宮家の創設などの対策が急務だと訴えた。

 退位後の天皇の呼称について「前天皇」を推した古川隆久日本大教授(日本近現代史)は「『上皇』説が多数だったことは事実だ。大筋は政府の意向に沿った『結論ありき』との印象は否めないが、譲位後の天皇は実質的に引退するということをはっきりさせる最終報告になったのは良かった」と一定の評価を下した。

 その上で、天皇の公務の在り方について、「今の陛下の形にとらわれず、柔軟に対応すべきだと方向性がはっきりしていたのに、最終報告に明示されなかったのは残念だ」と話した。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170422-00000035-jij-pol


3. 2017年4月22日 19:11:45 : hDLuHt56aY : TLMShDN2LH8[5]
シャン・米中露・皇太子警護、習・金孫にスイス亡命説得、ペンス・岸孫に退陣か解散勧告。CIAキムチの駆除である

http://www.asyura2.com/16/cult17/msg/872.html

コメント欄より

(シャンティ・フーラ)板垣英憲氏のメルマガによると、カール・ビンソンが南シナ海にいた理由は、4月13日から17日の日程でマレーシアを訪れていた皇太子殿下を警護するためだったということです。ツイートにあるように、中露情報収集艦隊もそこにいたことから、ものものしい警護だったことがわかります。
 板垣氏の情報は正しいと思います。おそらく、皇太子殿下暗殺の計画があったと思います。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK224掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK224掲示板  
次へ