★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK226 > 273.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
内田樹さん、あきらめるのはまだ早い  天木直人
http://www.asyura2.com/17/senkyo226/msg/273.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 5 月 24 日 12:15:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

内田樹さん、あきらめるのはまだ早い
http://kenpo9.com/archives/1514
2017-05-24 天木直人のブログ


 きょう5月24日の東京新聞に、神戸女学院大学の名誉教授であり思想家の内田樹氏が、「立憲主義廃絶への一本道」という寄稿を寄せている。

 その寄稿で彼はこう書いている。

 ・・・特定秘密保護法、安保法制、共謀罪を経由してやがて改憲に至る・・・これは間違いなく立憲デモクラシー廃絶と一党独裁を目指す一本道だ・・・

 私が書いてきたとおりの言葉だ。

 その通りなのだ。

 いまや、安倍首相は、共謀罪成立の後の、憲法9条3項の実現に向かって突っ走っている。

 そして今の野党では、どう転んでもそれを阻止できない。

 それどころか、都知事選とその後に続く国政選挙で野党は壊滅し、もはや護憲政党は共産党だけになるだろう。

 それこそが安倍首相の狙いだ。

 まさしく一党独裁である。

 そして内田樹氏は自問する。

 なぜ、「国民主権を廃絶する」と明言している政党に半分以上の有権者が賛成し続けているのかと。

 そして内田氏は自答する。

 それは、戦後生まれの日本人は生まれてから一度も「主権者」であったことがないからだと。

 家庭でも、部活でも、就職先でも、社会改革を目指す組織においてさえ、常に上意下達の非民主的組織の中にいたからだと。

 上位者の指示に唯々諾々と従う者の前にしか、キャリアパスが開けない世界だったからだと。

 私が興味深いと思って読んだのは、その後に続く、日本の企業について語った次のくだりだ。

 ・・・企業労働者たちは会社の経営方針の適否について発言する必要がないと思い込むに至っている。それは「上」が決めることだ。それでも平気でいられるのは、経営者のさらに上には「マーケット」があり、経営者の適否を過(あやま)つことなく判断してくれると彼らが信じているからである。「マーケットは間違えない」。これはビジネスマンの信仰箇条である。売る上げが減り、株価が下がれば、どのような独裁的経営者もたちまちその座を追われる・・・

 つまり日本国民の大勢を占める企業人、労働者こそが、主権を放棄しているというわけだ。

 この観察は鋭い。

 そして内田氏はその寄稿をこう締めくくっている。

 ・・・日本の統治者のさらに上には米国がいる。米国の国益を損ない、不興を買った統治者はただちに「日本の支配者」の座を追われる。これは72年前から一度も変わったことのない日本の常識である。統治者の適否の判断において「米国は決して間違えない」という信ぴょうは多くの日本人に深く身体化してる。それがおのれの基本的人権の放棄に同意するひとたちが最後にすがりついている「合理的」根拠なのである、と。

 どうやら内田氏は日本の将来をあきらめているかのごとくだ。

 そしていまや私のまわりにもあきらめ顔の者ばかりだ。

 私でさえもそう思う時が増えて来た。

 しかし、内田さん、あきらめるのはまだ早い。

 安倍首相が憲法9条改憲を明言し、それを自らの任期中に行うと宣言した瞬間から、安倍首相は憲法9条の逆鱗に触れて、自滅への一本道を進む事になる。

 廃絶への一本道は、立憲主義ではなく安倍首相の方なのである。

 日本の政治を最後に動かすのは、日ごろ政治的活動などしない、声なき声だ。

 声なき声が平和な日本を望む限り、憲法9条改憲はたとえ政治が否定できなくても、国民の手で否定される。

 声なき声に憲法9条の大切さを見づかせるのが新党憲法9条の役割である。

 憲法9条という名の希望を信じる私は、現実の政治がどんなに悲観的でも、楽観的である(了)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 日高見連邦共和国[4607] k_qNgoypmEGWTYukmGGNkQ 2017年5月24日 12:20:48 : pYBiRhRShY : JUWRjmwQc1E[1354]

>現実の政治がどんなに悲観的でも、楽観的である(了)

そして、野党を腐し、与党を側面支援する天木さん。

天木さんは、もう諦めて!(笑)


2. 2017年5月24日 12:37:40 : FEBDh8mx4A : 02rtKWa9Br4[12]
現実になんの影響も及ぼさない天木のブログらしい文章だw

3. 2017年5月24日 13:07:59 : WvdoGDmlC2 : MXr8N_VTp4A[1]
内田樹氏のいうことはまったくあてにならないし、今回のことについても被害妄想丸出しであるとおもいます。
特定秘密保護法、安保法制、共謀罪、これらはまあ、相当に危ない法律です。
ひとつ間違うと冤罪の温床のみならず国民弾圧の道具になる。

ただ、こういった法律がどうしていまこのときに成立可能になったのかというと、覇権主義を強めた一党独裁国家中国の存在を抜きには語れない。
内田は忘れているのじゃないか? あーたが危惧している「独裁国家」はすぐ隣にあるのですよ? その独裁国家中国についてはあーた、とくに批判してないじゃないすか。笑
いまの中国の表現弾圧、独裁、ファシズムは日本の数十倍もひどい。

こういう国家の覇権主義に対抗するためのいわば「必要悪」としてこれらの法律が生まれることを国民が黙認したとういうことですよ。
たしかに使いようひとつ間違えば中国のような弾圧国家になりますが、あれだけひどい弾圧国家でもだれも批判する人がいない。
国民はけっこう気楽に生きている。内心は自由を求めているでしょうが、表向きは生活のそれほど支障がないようにみえる。

あまり被害妄想をふりまかないほうがいいですよ。



4. あおしろとらの友[262] gqCCqIK1guuCxoLngsyXRg 2017年5月24日 13:24:20 : FmyUzLKBkM : MMvZSwHKHf8[4]
「米国は決して間違えない」は日本人に身体化されているが、「基本的人権」も同様身体化されている。アメリカの言う事をだまって聞かなければならない合理性は我々の中にはない。

5. 2017年5月24日 13:31:09 : 4BEw1pJ3kg : fr3b_SGFWFY[192]
>3の人

・・ためにするコメントって典型だね。
ああた、ネエ

>> あーたが危惧している「独裁国家」はすぐ隣にあるのですよ? その独裁国家中国についてはあーた、とくに批判してないじゃないすか。笑
いまの中国の表現弾圧、独裁、ファシズムは日本の数十倍もひどい。

けど、その独裁国家の表現弾圧、独裁、ファシズムが、何倍酷いといったって、日本に直接的に域外適用されてるんですかぁ、カラスかぁかぁかか??

>>相当に危ない法律です。
ひとつ間違うと冤罪の温床のみならず国民弾圧の道具になる。

こっちは当然域内適用、日本に直接的に影響する、ああた、自分でそう言ってる。

域外の法や制度の危険性をあおって、本来危惧すべき自国のとんでもない悪法を「必要悪」と矮小化どころか美化するその心、「国民が黙認」と支持されたかのように嘯くその口先、3分の2とってからやりたい放題してるだけでしょ?2014年よりも前からそう言ってたの?

もっと品質の高いライターいないのかい、ああたの仲間内に?


6. 2017年5月24日 13:51:03 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[3550]
「声なき声に憲法9条の大切さを見づかせるのが新党憲法9条の役割である。」

そうでしょうとも。そうだよ、それで間違いないよ。
だから掛け声だけでなく、行動してください。


7. 2017年5月24日 14:12:48 : 4BEw1pJ3kg : fr3b_SGFWFY[193]
>天木ぃ

>>日本の政治を最後に動かすのは、日ごろ政治的活動などしない、声なき声だ。

 声なき声が平和な日本を望む限り、憲法9条改憲はたとえ政治が否定できなくても、国民の手で否定される。

 声なき声に憲法9条の大切さを見づかせるのが新党憲法9条の役割である。

 憲法9条という名の希望を信じる私は、現実の政治がどんなに悲観的でも、楽観的である

また4行ポエムぅの復活かよ。
ま、ポエムぅだから、理屈言っても仕方がないとは思うけど

オッとその前に

>>家庭でも、部活でも、就職先でも

部活が入ってる!!!!!オモシロー。天木ぃ、部活が身近な単語なんだぁ??!!


でポエムぅだけど

「『私は』、現実の政治がどんなに悲観的でも、『楽観的である』」

普通、主語述語は『』で応答してる、これはわかるよ。
真ん中の句、これ主・述の関係どうなってんの?
悲観的でも=>悲惨でも
悲観的でも=悲観的に見えようとも
どっちかならわかるけど、
部活帰りで疲れてたの、これ書いた人?!

天木ヨ、たぶん根本的に自己改造しないと
ホントに何書いても中学生の部活ノートだよ。


8. 2017年5月24日 21:05:48 : 3QRmhq2RwA : 38Q53HW4ZFU[319]
相手には されぬエールを 送っても

楽観の 基になるのは 既得権

根拠なき 楽観招く 負け戦


9. 2017年5月24日 22:39:38 : EIHH4CSarE : ZNs6WKx@BdQ[694]
廃絶への一本道は、立憲主義ではなく安倍首相の方なのである。

 日本の政治を最後に動かすのは、日ごろ政治的活動などしない、声なき声だ。

 声なき声が平和な日本を望む限り、憲法9条改憲はたとえ政治が否定できなくても、国民の手で否定される。

この「声なき声」こそ、国際社会全体からすれば「憲法9条にノーベル平和賞のお墨付きを賜る」ということこそが、受容と共感的理解として評価に値するものであると同時に、これこそが「お国のため、天皇陛下のため」であると同時に、。「全人類にとっても何よりのことである」ことであることもまた、元外交官としては、これを外交カードとして、「逃げるは恥だが役に立つ」ものとするならば、この憲法9条を亡き者にしてでも、戦前の日本をロり戻そうとする魂胆」こそが、「お国のためにもならないし、天皇陛下のためにもならない」反日愛国者そのものであることは、これをごまかそうとする魂胆が、アメリカの言いなりと言っておきながら、自らの利益のことしか考えない改憲クーデター政権」もまた、どちらも「逃げる恥だし、役立たず」に他ならないところは、全人類からすれば、「公共の迷惑」そのものであることもまた、元外交官であれば、まんまと騙されたふりをして、「新党憲法9条としての果たす役割」そのものとして、建設的野党とはいえ、日本共産党が中国共産党をロールモデルとするならば、民進党ならびに自由党、社民党が、韓国でいえば、当選した文ジェイン大統領の「共に民主党」をロールモデルとすれば、ロシアのプーチン大統領ならびにフランスのマクロン大統領に置かれましては、韓国の文ジェイン大統領と共に、「公共の迷惑」に過ぎない改憲クーデター政権を、どんどん涙を流し続けながら「天皇陛下有難うございます」と深く感謝して泣き寝入りするのを、どんどん輝かせてやって下さい」ということで、どんどんピールしていきながら、改憲クーデター政権に置かれましては、天皇陛下と共に、そっと静かに暖かく見守って参りますから、どうぞ心置きなく、どんどん涙を流しながら「天皇陛下有難うございます」ということを誇りとして、国際社会にどんどん見せつけて参りますから、全人類からすれば「天皇陛下有難うございます。改憲クーデター政権に置かれましては、もっともっと、どんどん涙を流し続けながら、どんどん輝いて下さい」ということで応えて行くことになれば、日本国民全体からすれば、「改憲クーデター政権を、輝かせていただきまして、誠に有難うございます。どうぞ心置きなく、安心して、アメリカの言いなりになってでも、もっともっと、どんどん涙を流し続けながら「天皇陛下有難うございます」ということを誇りとして、心置きなく安心して、もっともっと、どんどん涙を流し続けながら、どんどん一人負けする道を選択することに成ろうとも、もっともっと、どんどん涙を流し続けながら、もっともっと、どんどん国際社会の表舞台で、どんどん輝いて下さい」ということで、どんどん輝かせていくことに利用すればよいのでは?


10. 未来のTOW[118] lqKXiILMVE9X 2017年5月25日 01:52:07 : kVJrbeX8Ds : JRUGVv_Dstk[1]

憲法9条を信奉するのは勝手だが、憲法9条が今でも守られていると思っているのかね?

憲法9条
「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」

誰でも目にしたことのある条文だろうが、誰でも抱く疑問がある。

自衛隊は憲法違反ではないのか? 日米安保条約は憲法違反ではないのか? 
PKO法案は憲法違反ではないのか?集団安全保障体制の国際連合加入は憲法違反ではないのか?

政府解釈は吉田茂内閣以降、解釈変更に解釈変更を重ね続け、自称「護憲派」もそれを追認し続けてきた。
もはや、過去の社会党のように、「自衛隊絶対反対」と唱える自称「護憲派」なぞ皆無だろう。
まあ、社会党もどれだけ本気で言っていたのか怪しいものだが。

立憲主義と言うのなら、解釈改憲を重ね続けることは立憲主義に反する。
国会決議や国民投票なしにいくらでも解釈変更できるからだ。
同時に、その解釈改憲を追認し、「これこそが正しい解釈」と言わんばかりの自称護憲派にも違和感しかない。
その憲法解釈は、過去の自民党政権の解釈と全く同じなことに、どうやら気づきたくないらしい。

共産党にしろ、「自衛隊合憲」というのにはいまだに抵抗感がある自称護憲派も多いだろう。
日本社会党は間違っていたと言っているようなもんだし、左派の「右傾化」、自民党政権の追認と同義だからだ。

しかし、「自衛隊の違憲性は放置する」ことは、果たして立憲主義に則った行為なのだろうか。
「政府を縛るのが憲法の役割」という立憲主義なら、自衛隊の存在を曖昧にし続けることは、政府を縛っていると言えるのだろうか。
そもそも、違憲状態を放置することは「憲法を守っている」と言えるのだろうか。

自称護憲派と言うのには理由がある。
護憲派とデカイ顔しながら、していることは解釈改憲の追認と、違憲状態の放置に過ぎない。
こんなものは護憲派とは呼ばない。憲法を軽んじているのと同じことだ。

自分には、「解釈改憲された憲法を守りたい派」が、「解釈改憲を更に繰り返したい派」を非難したところで、
目クソが鼻クソを笑っているようにしか見えない。しかも、当人は「護憲派」とさも当然のように言うのだから、なおさら救いがない。


11. 2017年5月25日 13:47:46 : Q82AFi3rQM : Taieh4XiAN4[842]
8氏の3句に拍手。

 日本についての議論なのに3氏は「中国を批判しろ」だと。
論点ずらしが見え見え。

だいたい天木氏の「内田樹批評」など、はっきり言うがオコガマシイ。
馬鹿にはカシコの全貌が見えない。
いい年して楽観的馬鹿を自分から吹聴しまくる氏のカンチガイ人生を
見ていると気の毒で脱力する。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK226掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK226掲示板  
次へ