どんな文化社会現象にも、その現象の出現を決定する、二種の基本的な対立要素がある。この二種の基本的な対立要素の一つは、その頂点で誰でも認識できるが、もう一つの基本的な対立要素は、頂点を通りスギ流行が終わったアトにならないと見えない。

しかし対立要素と周期の予測理論が黙殺拒否される最大の理由は、科学的社会的な常識を否定されるため、無条件反射脳が、不快・怒り・憎悪を無意識に反応するためだ。

(1)乗用車の場合の二つの対立要素
デザイン要素「丸／角」とボックス型革命がある。そして

ＢＯＸは，セダン（車の基本型）と呼ばれ，１BOX⇒２⇒３⇒２⇒１の繰り返しになる。

だから3ＢＯＸから2ＢＯＸにセダンが変わるのに，3ＢＯＸに拘ると米国のように，自国の車が売れなくなる。なのでもし中国とロシアが，2ＢＯＸをセダンとし市場の50％超えると，先進国を追い抜いていく。同じことが東南アジアに発生すると，日米欧に追いつき追い抜く。

(2)政治の場合,二つの基本対立要素はどちらも見えない

もしも政治的対立要素を発見すると，対立要素は３対１から１対３に反転する。
そこで政治に関心が上がると，山が動くような逆転現象が発生する。

政治の基本対立要素の一つは「民主主義は理念でなくルール」なので、ルール（制度）の対立構造が変化するのだが、理念（政治的概念だと思い込んでいるために、その対立要素と周期が全く見えない。もう一つの政治の基本対立要素は「自由」「平等」という理念（政治的概念）なのだが、この理念は個人と集団（企業・国家）によって異なっているのに、全く同じ理念だと思い込んでいるため、その対立要素と周期が全く見えない。

投票を決定する第一対立要素を75％とすると，第二対立要素は25％だから，25％の対立要素の75％を見つけると完璧である。

よく知られている，元首相や次期首相候補の｢おらが強度のほこり｣が選択第一位になるために落選しない。しかし投票を決定する全国第一対立要素の75％以下になると落選の可能性がでる。事例に森元総理がある。

従って全国では，第二位のと第三の対立要素が，第一位の対立要素が優位であることを確認する必要がある。

よく知られている事例に
｢自民党ぶっ壊す｣｢郵政民営化の是か非か｣｢現状からの脱出・政権交代｣がある。最近の都議選では，｢既成政党の腐敗＝不信｣が隠れた対立要素がある。

もし今総選挙があるならば，隠れた政治的対立要素が，既成政党の腐敗＝不信と二大政党制の腐敗＝不信になるので，新たな枠組みの新党がでると，3対1の逆転現象が発生する。

(3)流行歌の二つの基本対立要素は「ビート」と「アクセント」

「ビート」革命を認識できない作曲家は、ビートが変化するとヒット曲を生み出せなくなる。人気歌手は新ビートにジャストミートしてる作曲家に変えないとヒットは継続できない。作詞家は新ビートにジャストミートした作曲家と組まないとヒットできない。

このように政治経済そして文化に対立要素がなくなると腐敗する。しかも80年周期に大革新をしないと，権力・利権・縁故・身内・仲間のゾンビトハイエナによりルールが破壊され，安定より世の中は大混乱する。いつでも戦争がおきる状態となる。

恐くて誰も検査もチェックもしなくなるのだから，ドロボー詐欺ピンハネの国家になる。