海外派遣、本質の議論を

　南スーダン国連平和維持活動（ＰＫО）に派遣された陸上自衛隊部隊の「日報」問題で、特別防衛監察の結果が公表された。全容解明にほど遠い内容であるし、私はこの間、違和感も覚えてきた。現場の「戦闘」という報告を稲田朋美前防衛相がなぜ「衝突」と言い換えねばならなかったのか−−ここが問題の本質ではなかったか。大事な議論があまりにも不足している。

政治動向に過敏「そんたく組織」

　防衛大学校卒の記者である私は、一昨年、安保関連法が国会で審議される前後から意識して関連のシンポジウムや勉強会に出席してきた。北朝鮮が弾道ミサイル発射実験を繰り返すようになってからはなおさら頻繁に。そこで自衛隊幹部と話しながら気づいたことがある。直接話した約２０人がほぼ全員、加計（かけ）問題で政権に反旗を翻した文部科学省の前川喜平前事務次官を口を極めて批判するのだ。日ごろ穏やかな元最高幹部が「あいつだけは許せない」と色をなしてののしったこともあった。

　思うに、創設当初から「違憲の存在」と批判されてきた自衛官は＜法令順守＞と＜政治問題化回避＞を胸に刻み込んでいる。どんなに現場で不都合なことがあっても沈黙してきた。自衛隊というのは、政治の動向に過敏に反応する巨大な「そんたく組織」だといっていい。だから彼らには政権批判を堂々とする前川氏が許せないのだ。

　そういう視点から見れば、今回の日報を巡る一連の騒動は、「当然」と思える部分と、「異様」に映る面がある。

　昨年７月、派遣先の首都ジュバで大規模な武力衝突が発生。その影響を派遣部隊も受けた。関係者から直接聞いたが、宿営地のそばを、訓練でしか見たことのない戦車の砲弾が飛んだという。監視モニターを通して殺りく現場を繰り返し見た者もいて、心のダメージが心配された。家族に遺書を書いた隊員もいた。

　半年後、情報公開請求に「廃棄した」として不開示となったはずの日報が、電子データとして陸海空自衛隊を運用する統合幕僚監部（統幕）のパソコンで見つかった。これがこのあと国会で問題になった。安保関連法が昨年３月に施行され、政府は「駆け付け警護」などの新任務を部隊に付与しようとした。ただ「戦闘」があったなら、ＰＫＯ参加５原則が満たされず撤退を余儀なくされる。だから、稲田氏は「戦闘ではなく衝突」と言い繕い、呼応するように組織ぐるみの隠蔽（いんぺい）が行われた。防衛省は厳しい批判にさらされ、日報の一部公開に追い込まれた。

　自衛隊を長く取材していると、同種のケースによく遭遇する。国会で問題とならないのが最優先。危機対処すべき現場の意向は封印される。だから一連の日報問題は、私にはそんたく組織における「よくある話」に思えてくる。ところが、今回は違った。いったん公表された日報データが、あとから陸自でも見つかったことを、陸自側は「大臣に報告した」と主張し、稲田氏は「聞いていない」と反論した。制服がこれまで習い性にしてきた沈黙を破ったのだ。
政治との「ズレ」不満高まる現場

　なぜ、陸自は反発したのか。統幕と同じデータが出てきたなら、「よく調べたら、また見つかりました」とすぐ謝れば済んだことだった。文民統制（シビリアンコントロール）の危機と批判される必要もなかったろう。自衛隊の海外派遣に精通する元陸将はこう解説する。「南スーダン派遣に絡み、現場には相当不満が高まっていた。今回のことは、政治と海外の過酷な現場のズレを、国民に知ってほしかったのではないか」

　停戦監視が主任務だった国連ＰＫОは、時代とともに変容してきた。冷戦後の地域的な民族・宗教紛争の激化を受けて、「国づくり」を支援する方向を強め、さらにルワンダ内戦などで起きた大量虐殺（１９９４年）を防げなかった反省から、大議論の末、いまは重装備の部隊をもって平和構築する任務も出てきた。南スーダンＰＫОはまさに、そうした「文民の保護」のための活動だった。派遣国の他国部隊が先制危害射撃が可能なのに、陸自部隊は厳しく制限されている。その中の「駆け付け警護」任務付与だった。

　ＰＫＯは世界の秩序維持のための、国連の統制下の活動である。一部の「自衛隊が海外に戦争に行く」という批判はまったく当たらないと私は考える。一方、安倍政権はこれまでよりはるかに危険な任務になるにもかかわらず、国会での議論を回避するためか、「リスクは変わらない」という姿勢を変えていない。政治による現場の声の「封印」が続いているのだ。

　日報問題が持ち上がったから、この困難な時代の、海外派遣の実態が明らかになった。「政治と現場のズレ」も。ならば、この機会に自衛隊の海外派遣のあり方を考えたい。国民の財産である公文書は厳格に保管し公開されるべきだし、実力組織トップの資質も今後は問われよう。ただ、より大事なテーマは、世界の平和と秩序維持に私たちがどう関わっていくかだと思う。自衛隊を使うのか使わないのか。世界の安定がない限り、わが国の存立は危うい。

https://mainichi.jp/articles/20170801/ddm/005/070/008000c

天木直人は自衛隊幹部も憲法９条を改正し、自衛隊が合憲になるようにせよと言わせたいのか？

多分、そうでは無いだろう。
天木直人の書くことは非論理的で支離滅裂であるが、自身は気付かないのだろう。

そもそもだ、重武装好戦的なアメリカ軍を擁しながら安全に最も遠いのがアメリカ。
それに気付かないほど自衛官ってのはバカ揃いだと思うのか？
教育や科学技術を司る官庁と殺戮と破壊を司る官庁の立場を弁えずに他省庁を非難するような者はおらんと思う。

ああ、外務省だけは別だ。
奴らのせいで南スーダンへアリバイ作りにやらされた。
奴らは自分では何もしないクセに、だ。

そうだとしたら酷い

幹部はこれだ。
御託を並べるな。

自衛隊の過酷な状況は察することができるけど、その怒りが
前防衛大臣や政権に向かわず「前川だけは赦せない」になるのか
関連性がわからない

権力もなく組織もない、一私人を叩くのはたやすい
まさか自衛隊幹部が２０人も集まってそんなことするとは考えたくない

６よ、許せないのは、

今上天皇じゃないだろ。

許せないのは、

アホなお前だw

マインドコントロール?

加計のやり方とか獣医学部の認可への不当な「官邸からの圧力」に対してに怒ってるんですが。

自衛隊が前川さんに文句あるわけないでしょう？

幹部がそんなやつあたりをするはずがない。

この記事も安倍と菅が書かせたのか。情けないなあ。

＞前川次官に対する激しい怒りは、その勇気を持てない自らに対する怒りの裏返しではないのか

・・だとすれば単なる制服おやじの、国民的ヒーロー・前川氏に対する醜い「ジェラシー」（しっと）？？

たんなる、「妬み」だとしたらそれこそみっともない。

悔しかったら自分たちも「行政にゆがめられた〜アベが日報隠せって言ったんだあ！俺たちだけのせいではない」と言って潔く首になってみろや！！

出来ないんでしょう？政権が怖くてたてつけないから、ぐちぐちと文句言ってるのか、だとしたら本当に情けない人たちだこと。

はぁ〜？？？
アメリカとその同盟国がやる戦争に参戦して命を懸ける事のどこが価値ある活動なんだ？
「凶暴な武装集団から民衆の命を救う」だと？

アメリカは太平洋戦争でも日本の都市と言う都市に空から焼夷弾を雨あられのごとく落とし子供と言わず女と言わず、年寄りだろうが病人だろうが寝たきりの人だろうが動物だろうが分け隔てなく殺戮した。
同じように原子爆弾を広島に落とし、長崎に落とし、ベトナムには枯葉剤を撒いた。
更にイラクには劣化ウラン弾のじゅうたん爆撃をした。

「凶暴な武装集団から民衆の命を救うのは大国の国際的な使命である。」だと？
何処が？

アメリカは世界各国に軍隊を置き紛争が起きるのを目を皿のようにして見つめ、そのどちらかに武器を売ってアメリカの経済を支えてきた武器商人の国だ。
建国以来わずか３２０年とちょっとの歴史の内２２０年以上を世界のどこかと戦争をしてきた国だ。
何が「凶暴な武装集団から民衆の命を救うのは大国の国際的な使命である。」だ？

自衛隊が海外へ行ってし死にたいなら勝手にすれば良い。
国民は、自衛隊がアメリカの為に死んでくれてもちっともありがたいなどとは思わないよ。

この地震多発の国日本で、しかも今地震の多発時期であるにもかかわらず、国内をおろそかにして海外派兵にうつつをぬかしている間に三連動地震でも来たら、いったい自衛隊って何の為にいるかという事になるんではないのか？

自衛隊とは読んで字のごとし、日本にどこかの国が責めてきた時日本を護るのが最大の仕事じゃないのか？

大災害が起きた時国民を救助する事が第二の任務じゃないのか？

今少子化の日本で海外派兵などしていたら、自衛隊の成り手ももっと激減すると思うがね。

アメリカやその同盟国の戦争に加担して海外派兵などしている場合か？
そんなに自衛隊って、有り余っているのか？

＞　日ごろ穏やかな元最高幹部が「あいつだけは許せない」と色をなして罵ったこともあったという。

＞これは衝撃的な事だ。

＞　しかし、滝野氏が書くその理由がもっと衝撃的だ。

読んでもその理由がよく理解できないのだが「自分たちもできればああいう風にやってやりたいのに、出来ないのが腹立たしい」という解釈でいいのだろうか？だとしたら、「チクショー、あの野郎！」という、羨望と親しみを込めた表現なのだろう。

アメリカ政府が、
「アメリカの領土内に居る人を守ってくれても、他国の領土内に押し入って強盗している米軍を守ってくれない限り、
　日本の領土内に居る人を守ってやらない」
と言って来てるのか？
アメリカ政府は、自衛と関係ないことまでやってくれないと、自衛さえしてやらない、と言って来てるのか？

例えば、日本が
「中国の領土内に押し入って強盗したいとは思わないし、
　日本の領土内に居る人を守ってくれるだけでいいから、
　他国の領土内に押し入って強盗している米軍を守るのを義務付けないでほしい」
と言っても、
アメリカ政府は、
「駄目だ！　他国の領土内に押し入って強盗している米軍を守ることこそが、自衛だ！
　米軍が、たとえアメリカの領土内に居る人を守ることと関係ない活動をしていても、
　【米軍】を守ることが自衛であり、集団的【自衛】権の絶対条件だ」
と要求しているのか？
もしそうなら、大手マスコミは、
「そんな不公平な要求、呑むのか？　
　日本は、別に、中国の領土内に押し入って強盗したいとは思ってないし、
　米軍に、撃退して来る中国軍を殺してほしいわけじゃないのに、
　アメリカは、
　自衛隊に、撃退して来る家主を殺さないといけないと要求して来ている」
と報道し周知徹底してから、
アメリカ政府の要求を呑むのかアメリカに抵抗するのかは、国民に決めさせるべきです。
たぶん、アメリカ政府は、そんな要求していないと思うけど...

集団的【自衛】権の要件として、アメリカ政府自身が、何を要求して来ているのか、ちゃんと報道してほしい。

海外派遣の活動に関する報道は、どれもこれも、
アメリカ政府が集団的【自衛】権の条件として要求もしていない活動を、
要求して来てる活動であるかのように騙してるだろう！

本当は、
集団的【自衛】権の条件と全く関係なく、国際平和維持活動して依頼されだけじゃないのか？
その依頼を断ったからと言って、集団的【自衛】権がどうこうと言って来たわけじゃないんだろう？

9条が禁止しているのは、あくまで戦争、他の国の領土内での殺人。
9条を変えなくても、
自分の領土内（日本の領土とアメリカの領土）では、武器使用は無制限、殺人の可能。
殺人を禁止してるのは、基本的人権とか他の条項だろう！
それでさえ、日本の国民の大量虐殺をしてる凶悪犯（中国軍）を殺すことは禁止していない。
機動隊が凶悪犯を射殺していいのと同じ。
つまり、9条を変えなくても、中国軍の撃退は無制限にできるんですよ。
中国軍の撃退を禁止してるのは、武器使用を制限している自衛隊の内規だろう！　変える必要があるのはそっち。

自分の領土内 → 武器使用、殺人、無制限。
他の国の領土内 → 後方支援でさえ禁止。
これが自衛の正しい姿です。
憲法はすでにそうなっている。
自分の領土内での活動を制限しているのは、あくまで自衛隊の内規。

9条が障害になってると言ってる奴らは、
自衛なんかどうでもよくて、
他国の領土内に無断で押し入って強盗すること、それをしてる人に加担すること、
その一点です。
その連中のしたいことは、他国の領土内での活動しかないんですよ。
だって、自分の領土内での活動はすでに無制限なのだから。

普通の人間ならあまり望んでならない。

しかし必要で大事な仕事であることも事実である。

誰かがやらねばならないのだ。

しかし彼らに徳や人質を求めることは出来ないだろう。

以前、空自の最高幹部に田母神某という人物がいた。

都知事選にも立候補したので御存じだろう。

落選後、即刻逮捕されたのは記憶に新しい。

空自の最高幹部ですらあの程度のレベルなのだ。

国民が自衛隊に期待することは専守防衛と災害救助活動でありそれだけでも十分すぎる。

自衛官も、本当のことを堂々と言えばよいのです
稲田は無能の整形ババアだ、とか

しかも自衛隊は実力を持つ組織です　
国賊・売国奴を討伐する正義の行動は、国民は絶対的に支持します

最新鋭の武器が与えられ、世界最強と言われるアメリカの雄軍として、乾坤一擲

自衛隊の名声を売りたい。これが実力部隊の本心だ、

だから　自衛隊は　コクド防衛隊でいい分けた。世界に出かける必要はない、

国連ですら400年戦争なしで、過ごしたいとお思っているし、それでなければ地球が

たもてないよ。

わたしも、なぜ自衛隊幹部が前川前次官に怒るのかさっぱりわからん
怒るなら安倍とその仲間に対してだろ

そんな事いつ有ったの？どこで？
の事件を指してそう言ってるの？
何のこと？
意味不明？

アメリカ軍の間違いじゃないの？
アメリカ軍なら分かるけど。
第二次大戦時の多くの都市の爆撃。
広島・長崎の原爆、沖縄での虐殺などなど。

日本の自衛隊は万一他国から攻めてこられた時の自衛の為の交戦（個別的自衛権）以外は行使すべきじゃない。
憲法にそう書いて有る通りだ。
アメリカやその同盟国に加担する為に国外へ自衛隊を派兵する事は「集団的自衛権」だが、日本はそれは憲法で許されていない筈だ。

国際連合の「集団的自衛権」は、それとは少々意味が違う。
国際連合の「集団的自衛権」とは、弱小国が他国から攻撃を受けた場合、それを助けるために国際連合が軍隊を組織し、その弱小国をみんなで守るという事だ。
それは、日本もその弱小国であり、もし国連が攻撃された弱小国を守る為に国連軍を組織するなら、その時は日本もそれに加わらねばならないだろう。
日本もその国連軍に助けてもらうのなら、当然だ。

だがアメリカの戦争はこれまでの歴史を見ても、弱小国を攻撃した方だ。
ベトナム戦争にしても、イラク戦争にしても、アフリカの国々を見ても。
なのになぜ日本はアメリカとその同盟国の戦争に加担するなのか理解出来ない。
アメリカが攻撃した国は全部有色人種の国だ。
それなのに有色人種である日本がなぜアメリカの金儲けの為の戦争に参戦するのだ？
誰か教えてたもれ。

27さん、アメリカは、集団的自衛権( 集団的強盗殺人 )をはっきり要求しています。南スーダンは、利権がたくさんあるところですから。アメリカは「 日本も一緒に強盗を手伝ってくれ！ 」という感じです。
アフリカは、東西南北利権があります。
中国とは戦争しないと思います。
アフリカのように強盗殺人する魅力はありませんから。

南スーダンでは、自衛隊に何が起こっていたのか？が本丸なので、それを明らかに

してほしいし、こういう事を言うと必ず、日本の防衛上好ましくないとか、クソウヨが

言いそうな意見が出てくるが、国民の税金で成り立っている自衛隊なので、その情報を

開示すべきだし、その義務がある。

私もさっぱり分らんよ・・・・・何のことだか？

自衛隊幹部だっさｗ
まあ、前川氏に対する八つ当たりとか逆恨みとか嫉妬、みたいな感じだろう

そもそも、紛争地帯に部下を送りこんだら、どうなるか予想できなかったのか
前川氏なら「そんな危険なところに部下を行かせられません」と断固拒否しただろうよ
前川氏には、いつでも辞める覚悟があったから、毅然としていられるのだ
自衛隊幹部は、自分の出世だのカネだのばかりで、辞める覚悟がでんでんないから、上の連中の要求にヘタレたり忖度する
自分は安全なところにいて死なないとわかっているから、部下を危険な地域に派遣できる

自衛隊幹部は、前川氏に悪態をつく前に、自分らの悪癖とか甘さを考えたらどうだ？
戦死した部下と、その遺族に申し訳ないと思わないのか？
部下の気持ち遺族の気持ち、そして国民の気持ちを、もっと真剣に考えて行動したらどうだ？

そんな感じである

自分たちが戦場に行けよ！！

・・というところでしょうか。

決まってる。
軍事産業の三菱などに天下りするシステムまで批判が及ぶのを怖れているからだよ！！

『　歴史に残る爽快な方々　』ばかりである。

　　電磁推進機研究者談

前川さんは、天下り組がごまんといる中で、ほかの人の天下りの責任を取って辞任したので、自分が天下りしたわけではないです。むしろ立派です。

櫻井翔の父親なんかは電通に天下りしたが、こちらは何の問題もないのかね。
結構いい加減。

目標地帯にタコツボ掘って、持久演習も兼ねたら、見物の外国客も感動せんかな？

　　電磁推進機研究者談

PS.昔、アフリカ人から、

　　「武器を俺たちに売れ、そして、お前たちは必要なモノを持って行け、

　　　戦いは、俺たちが好きでやっている。」

　　と言われ・・・・。