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軍事衝突か核容認か 打つ手なし安倍政権では“悪夢の結末” 日本が米本土防衛の砦にされる(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/17/senkyo231/msg/747.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 05 日 22:25:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


軍事衝突か核容認か 打つ手なし安倍政権では“悪夢の結末”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/212913
2017年9月5日 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   ますますヒートアップ(右は空爆を示唆したマティス国防長官)/(C)AP

 6回目の核実験を強行した北朝鮮をめぐって4日、日米韓英仏の要請で国連安保理の緊急会合が開かれた。生命線である石油禁輸と、外貨獲得手段の繊維製品の輸出制限や出稼ぎ労働者受け入れ禁止などが話し合われた。核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮に対する圧力を強め、さらに厳しい経済制裁を科そうというのである。

 日米が中心となって強める圧力をものともせず、北朝鮮は技術開発に傾倒してきた。米国は表向きは吠え立てているが、水面下で毎日のように北朝鮮サイドと接触。対話再開の糸口を探っている。だから金正恩朝鮮労働党委員長は米国の足元を見て、着々と実験を重ね、ついに米本土を射程に収めるICBM(大陸間弾道ミサイル)と核を手にし、交渉カードを増やしている。今さら経済制裁が効くものか。

 元外務省国際情報局長の孫崎享氏は言う。

「制裁強化で北朝鮮の技術開発を止めることはできないでしょう。10年以上にわたる制裁は全く効果がなかったのはハッキリしている。制裁で北朝鮮の暴走を止めるなんていう幻想は捨てるべきです。北朝鮮が核とICBMを手にしたことを認め、その前提で対話を始め、核管理システムを構築するしかこの問題の解決策はありません」

 北朝鮮の言い分によれば、米国主導による金正恩の斬首作戦や金王朝の崩壊を恐れ、核武装に突っ走った。制裁を強めるより、挑発的な米韓合同軍事演習をやめた方がよっぽど効果が上がる。

支持率回復、世論後押しでトランプ大統領が決断

 日本上空を通過した北朝鮮による中距離弾道ミサイル発射以降、トランプ米大統領は安倍首相と4回も電話会談。北朝鮮が水爆実験を実施した3日は午前、午後の2回に及んだ。安倍は「北朝鮮に対する圧力を高め、政策を変えさせていかなければならない点で完全に一致した」とイキリ立ち、圧力路線の強化を誇示。トランプと安倍がわめいたところで、金正恩には圧力が少しも効かなかった。それでもなお圧力を強調するのは、軍事力行使に向けた手順を踏もうとしているからではないのか。

 トランプは4日、ツイッターで「北朝鮮とビジネスをする全ての国との貿易停止を検討している」とつぶやき、独自制裁の大幅強化を表明。マティス国防長官も「北朝鮮の壊滅は望んでいないが、そうするための多くの軍事的選択肢がある」と異例の強い表現で警告。空爆を示唆した。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)は言う。

「トランプ大統領はおそらく、北朝鮮への先制攻撃をシリア空爆と同程度に捉え、簡単にできると考えているのでしょう。支持率が回復し、世論の後押しさえ得られれば戦争をやりたいと思っているフシもある。しかし、軍事的圧力は外交が失敗した場合の最終手段。北朝鮮の応戦で長引けば議会の承認も必要になる。容易には踏み出せません。ただ、戦争になればもちろんのこと、脅威を煽るだけでも米国製兵器が売れ、軍需産業が確実に潤っています」

 米国の思惑通りに動き回っているのが、米国との一体化を望む安倍だ。安保法制で集団的自衛権行使を可能にし、米国と一緒に戦争のできる国へ作り替えた。安倍の再登板以降、防衛費は右肩上がりで増え、2018年度予算案の概算要求は前年比2.5%増の約5.3兆円と過去最大に膨らんだ。北朝鮮危機を口実に前倒し購入を決めた米製地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の2基分相当の1600億円相当は含まれていない。

 どの道を選んでも米国に損はないのだ。

  
   核弾頭の開発現場をご満悦視察(C)朝鮮通信=共同

核開発も国民の死も全ては体制維持のため

 水爆実験があった3日、菅官房長官は「北朝鮮の政策を変えるために圧力を強めていく」と語ったが、いくら圧力を強化しても北朝鮮が核開発をやめることはない。

 北朝鮮の狙いは、米国との交渉のテーブルに着き「核保有国」としての信認を得、体制を維持するという一点に尽きる。米国の脅威に対抗するには本土に届く核弾頭搭載ICBMを保有し、脅しをかけ続けるしかないのだ。

 北朝鮮は、将来的に国連安保理による石油禁輸措置が取られることを見据え、今年4月ごろ、年末までに石油を100万トン備蓄する計画を立てたとされる。資源が尽きる前に核・ミサイル技術を完成させる――そんな瀬戸際を行く北朝鮮が圧力に屈し「すみませんでした」と開発をやめるわけがない。

 さらに、北朝鮮が水爆実験に踏み切ったのは、中国主催のBRICs首脳会議の開幕日。最大の“後ろ盾”である習近平国家主席の顔に泥を塗った格好だ。先月25日付の朝鮮労働党機関紙の「労働新聞」は、「カエルがオタマジャクシの頃を思い出せない」と、国連安保理の対北制裁決議の履行に動く中国を批判。“血の絆”で結ばれた同盟国と決別するまでに腹をくくっている証拠である。遡ってみても、90年代の北朝鮮では、大飢饉で100万人規模の餓死者が出た。それでも、国民には目も向けず核・ミサイル開発に邁進してきたわけだ。

「最近も局地的に国内で餓死者が出ています。原因は、政府が国民の移動を制限したから。国民同士の接触を遮断し、統制することが目的です。統制も核開発も体制維持のため。国民の死はささいなことと考えているのでしょう」(デイリーNK東京支局長の高英起氏)

 圧力が通じる相手ではないのだ。

軍事衝突なら反撃で大量の犠牲者、核容認なら東アジアの緊張感は拡大

 米本土を射程に収める核弾頭搭載のICBMが完成――となれば、一気に現実味を帯びてくるのが米軍による北への軍事攻撃だ。一方で、米国内では、オバマ前政権で安全保障担当の大統領補佐官を務めたライス氏がNYタイムズ紙に〈北朝鮮が核兵器を放棄する見込みはほとんどない。歴史的に見て我々は北朝鮮の核兵器に耐えることができる〉と寄稿するなど、核保有を容認した上で交渉のテーブルに着かせる――といった声も出始めている。いわば最後の選択肢として、米国は軍事衝突か核容認かを迫られるワケだが、トランプ大統領がどちらのシナリオを選んでも日本にとっては地獄が待っている。

 米軍が軍事攻撃に踏み切り、核やミサイル施設に標的を絞ったとしても、北が自滅覚悟で直ちに反撃に出るのは想像に難くない。生物化学兵器や1000発を超すとされる弾道ミサイルが一斉に日本、韓国に降り注ぐことになるのだ。日本は海上配備型迎撃ミサイル「SM3」、地対空誘導弾パトリオット「PAC3」の2段構えを整えているが、飛来する全てのミサイルを撃ち落とすのは不可能。1発でも日本に着弾すれば大勢の犠牲者が出るだろう。核弾頭であれば阿鼻叫喚のちまたと化すのは言うまでもない。

 といって、トランプが北の核保有を認めた場合も最悪だ。おそらく北は米本土に届くICBMの開発を中止する条件として、米国との平和協定締結や在韓米軍の撤退を要求する。米国のリスクは軽減するが、日本や韓国の核兵器、ミサイル攻撃の脅威は残ったまま。日韓では対抗手段で核武装論が湧き起こり、今以上に朝鮮半島を取り巻く軍事的緊張が高まるのだ。外交評論家の小山貴氏はこう言う。

「どちらに転んだとしても、日本が最悪のケースを避けるためには、対話による平和外交しか手段がありません。戦争はもちろん、軍事的緊張を強めることは何があっても防がなければならないのです。これまでの対北戦略を練り直し、対話のための努力を続ける。米国の判断に国の将来が左右されてはなりません」

  
   ナントカのひとつ覚えで「圧力!」「圧力!」(中ロは協調を確認)/(C)AP

単独訪問による日中会談ゼロ、関係修復を怠ったツケが回ってきた

 北朝鮮の伝統的な友好国であり、1480キロの国境を接する中国は、日米が拳を振り上げる対北制裁に難色を示している。トランプが貿易制裁で脅しても、習近平の腰は重い。しかし、核実験の強行はさすがに見逃せなかったのか、4日は駐中北朝鮮大使を外務省に呼びつけて抗議した。

 安倍はナントカのひとつ覚えのように圧力一辺倒だが、それが北朝鮮の核・ミサイル開発を止める効力がなかったのは、これまでの経過が示している。本気で北朝鮮の暴走を止める気があるなら、中国を動かすほかない。それなのに、安倍が電話首脳会談を繰り返すのは米韓ばかり。習近平とは一度も話をしていないのだ。そもそも、単独公式訪問による日中首脳会談はいまだゼロ。APEC(アジア太平洋経済協力会議)やG20の流れで会談した程度で、記念撮影では口角を上げる安倍を尻目に、習近平は仏頂面がお決まりになっている。

 前出の五野井郁夫氏はこう言う。

「北朝鮮をめぐる重要な関係国である中国と直接コミュニケーションが取れないのは非常に大きな問題です。関係修復を怠ったツケが回ってきたとしか言いようがありません。米国と中国という2つのライフラインを持てていれば、2国を両睨みしながら日本が押し引きし、北朝鮮情勢のより良い解決策を見いだせた可能性があった。安倍首相はプーチン大統領との親交を自負しているようですが、北方領土で経済協力までしていても、ロシアは見向きもしない。クリミア併合で欧米から経済制裁を食らっているロシアは対中接近を強め、中国との協調姿勢を崩そうとしません。要するに、地球儀俯瞰外交は看板倒れで、アベ外交は大失敗しているんです」

 国際社会の仲間割れは北朝鮮を利し、技術開発を進捗させる猶予を与えてしまうだけだ。

日本が米本土防衛の砦にされる

「北朝鮮に対する圧力を高め、政策を変えさせなければならない。そのことで完全に一致をした」――。北朝鮮による核実験後に行われたトランプとの電話会談後、こう語った安倍。「米国は同盟国として100%日本とともにある」なんてトランプに声を掛けられ、舞い上がっていたようだが、冗談じゃない。このまま米国にひたすら隷従するばかりの日本がたどり着く先は決まっている。

 先の大戦と同様、国土が焼け野原と化すか、米本土の代わりに核の橋頭堡となるかのいずれかだ。4日、参院会館で開かれた、退役軍人らでつくる国際NPO「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の日本組織の緊急集会。元自衛隊レンジャー隊員の井筒高雄氏は、今の安倍政権の対北に対する姿勢について「圧力の行き着く先は武力攻撃しかない。対北朝鮮制裁に関しアメリカに盲目的に追随することは、北朝鮮に戦争をする口実を与えるのみならず、中国やロシアに対して日本から誤ったメッセージを送ることになりかねない。冷静な外交的アプローチが今の日本に一番欠けている」と懸念を示し、こう締めくくっていた。

「(このままだと日本が)アメリカ本土防衛に使われてしまう」

 これが極めてまっとうな見方だ。集団的自衛権の行使を容認する安保法が国会で審議されていた2014年5月。イラク戦争時、米首席補佐官だったローレンス・ウィルカーソン氏は民放番組で「(戦争当時、日本に対して)我々は政治的支援か、軍隊の派遣を求める戦略をまとめていた。もし(日本が)軍隊をどこにでも派遣できる準備が整っていたら、日本から部隊を2つ送ると、その戦略に書いた」と振り返っていた。

 安保法が成立した今、米国が北とコトを構えたら最後、どこまでも奈落の底に引きずり込まれていくのだ。安倍政権に打つ手なし。この先に待ち構えているのは「悪夢の結末」だ。








  



 

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コメント
 
1. 中川隆[-6504] koaQ7Jey 2017年9月05日 22:34:30 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
すべて見当外れなんだよ
安部批判してるのは知恵遅れだけだな


2017.09.04 米朝戦争のあと


7月に、ある雑誌のインタビューで、米空母の半島接近で、北朝鮮とアメリカの間で戦端が開かれる可能性はあるでしょうか?という質問が出ました。

戦争が始まる可能性はあるのか。あるとしたら、どういうかたちになるのか。その後何が起こるのかについて、そのときこんなことを申し上げました。

米朝戦争ということになれば、アメリカはすぐにICBMを打ち込んで、北朝鮮は消滅することになると思います。
でも、北朝鮮が消滅する規模の核攻撃をしたら、韓国や中国やロシアにまで放射性物質が拡散する(日本にも、もちろん)。朝鮮半島や沿海州、中国東北部の一部が居住不能になるような場合、アメリカはその責任をとれるでしょうか。
空母にミサイルが当たったので、その報復に国を一つ消滅させましたというのは、いくらなんでも収支勘定が合いません。人口2400万人の国一つを消滅させたというようなことは、さすがに秦の始皇帝もナポレオンもやっていない。それほどの歴史的蛮行は世界が許さないでしょうし、アメリカ国内からもはげしい反発が出る。
北朝鮮の空母がハドソン川を遡航してきてマンハッタンにミサイルを撃ち込んだというならともかく、アメリカの空母が朝鮮半島沖で攻撃されたというのでは開戦の条件としてはあまりにも分が悪い。
そうなると、あとは戦争をすると言っても、ピンポイントで核施設だけ空爆で破壊し、国民生活には被害が出ないようにするという手立てしかない。でも、仮にそれがうまく行って、ライフラインや行政機構や病院・学校などが無傷で残ったとしても、その国をアメリカがどうやって統治するつもりなのか。
アフガニスタンでもリビアでもイラクでも、アメリカは独裁政権を倒して民主的な政権をつくるというプランを戦後は一度も成功させたことがありません。成功したのは72年前の日本だけです。でも、それが可能だったのはルース・ベネディクトの『菊と刀』に代表されるような精密な日本文化・日本人の心性研究の蓄積が占領に先立って存在していたからです。同じように、もし北朝鮮の「金王朝」を倒して、民主的な政権を立てようと思うなら、それを支えるだけの「北朝鮮研究」の蓄積が必要です。でも、アメリカもどこの国もそんなものは持っていない。戦争であれクーデタであれ住民暴動であれ、北朝鮮政権が統制力を失った後の混乱をどうやって収めるかについてのプランなんて、中国もロシアもアメリカも韓国も誰も持っていない。
それについて一番真剣に考えているのは韓国だと思います。でも、その韓国にしても「北伐」というようなハードなプランは考えていないはずです。とりあえずは脱北者を受け入れ続け、その数を年間数万、数十万という規模にまで増やす。そして、もし何らかの理由で北朝鮮のハードパワーが劣化したら、韓国内で民主制国家経営のノウハウを学んだ脱北者たちを北朝鮮に戻して、彼らに新しい政体を立ち上げさせる。韓国政府が北朝鮮に直接とって代わることはできない。混乱を収めようと思ったら、「北朝鮮人による北朝鮮支配」というかたちをとる他ない。そのことは、韓国政府にはわかっているはずです。
もっとソフトな解決法があります。一国二制度による南北統一です。
これは1980年に、当時の北朝鮮の金日成主席が韓国の全斗煥大統領に向けて提案したものです。統一国家の国名は「高麗民主連邦共和国」。南北政府が二制度のまま連邦を形成するという案です。「在韓米軍の撤収」という韓国政府にとって簡単には呑めない条件がついていたせいで実現しませんでしたが、懲りずに北朝鮮は2000年にも金正日が南北首脳会談の席で、金大中大統領に対して、再び連邦制の検討を提案しています。
南北統一については、北の方からまず「ボールを投げている」という歴史的事実は見落としてはいけないと思います。条件次第では、南北統一、一国二制度の方が「自分たちにとって安定的な利益がもたらされる」という算盤勘定ができないと、こんな提案は出て来ません。
今の金正恩にとっては、「王朝」の安泰が約束され、「王国」の中で自分たち一族が末永く愉快に暮らせる保証があるなら、一国二制度は悪い話じゃありません。連邦制になれば、核ミサイルをカードに使った瀬戸際外交を永遠に続けるストレスからは解放されるし、飢えた国民が自暴自棄になって暴動を起こしたり、政治的野心を持った側近がクーデタを起こすといったリスクも軽減される。 
ですから、北朝鮮問題を考えるときに、北朝鮮と戦争をやって勝つか負けるかというようなレベルの話をしても仕方がないのです。考えなければいけないのは、三代60年にわたってファナティックな専制君主が支配してきた2400万人の「王国」をどうやって現代の国際社会にソフトランディングさせるかという統治の問題です。
一番困るのは、金王朝が瓦解した後に無秩序状態が発生することです。難民が隣国にどっと流れ込む。もちろん日本にも場合によっては数十万単位で漂着するでしょう。それについての備えが今の政府にどれだけあるのか、僕は知りません。でも、与党政治家たちの排外主義的は発言を徴する限り、難民問題について真剣に考えているようには見えません。
でも、リスクは難民問題だけではありません。もっと暴力的なリスクがあります。北には大量の兵器があり、麻薬があり、偽ドル紙幣がある。国家事業として「ダーティ・ビジネス」を展開してきたんですから。これらは世界中どこでも高値で通用する商品です。中央政府がコントロールを失ったら、当然さまざまな国内勢力がこの巨大利権の奪い合いを始める。近代兵器で武装した「軍閥」が北朝鮮国内各地に割拠して、中国・ロシア・アメリカをバックにした「代理戦争」を始めるというのが、最悪のシナリオです。
もう一つのリスクは、ソ連崩壊後のロシア・マフィアのように、北朝鮮の「ダーティ・ビジネス」を担当していたテクノクラートたちがそのノウハウを携えて、海外で商売を始めることです。北朝鮮の「ダーディ・ビジネス」担当者はこれまでも世界各国の諜報機関や「裏社会」とつながりを持ってきました。今までは「国営」ビジネスでしたけれど、王朝が滅びてしまうと、これが私企業になる。兵器や麻薬や偽札作りやスナイパーや拷問の専門家などが職を求めて半島を出て、世界各地で新たな「反社会勢力」を形成することになる。
北朝鮮が瓦解した場合の最初の問題は難民です。でも、難民は寝る所を提供し、飯が食えれば、とりあえずは落ち着かせることができる。怖いのは軍人です。
北朝鮮は保有する兵力は想定ですが、陸軍102万人、海軍6万人、空軍11万。他に予備役が470万人、労農赤衛隊350万人、保安部隊が19万人。2400万人の国民のうち約1000万人が兵器が使える人間、人殺しの訓練をしてきた人間です。
イラクでは、サダム・フセインに忠誠を誓った共和国防衛隊の軍人たちをアメリカが排除したために、彼らはその後ISに入って、その主力を形成しました。共和国防衛隊は7万人。朝鮮人民軍は1000万、その中には数万の特殊部隊員がふくまれます。職を失った軍人たちをどう処遇するのか。彼らが絶望的になって、反社会勢力やテロリスト集団を形成しないように関係諸国はどういう「就労支援」を整備したらいいのか。それはもう日本一国でどうこうできる話ではありません。
リビアやイラクがそうでしたけれど、どんなろくでもない独裁者でも、国内を統治できているだけ、無秩序よりは「まだまし」と考えるべきなのかも知れません。
今のところ国際社会はそういう考えのようです。とりあえずは南北が一国二制度へじりじりと向かってゆくプロセスをこまめに支援するというのが「北朝鮮というリスク」を軽減するとりあえずは一番現実的な解ではないかと僕も思います。
http://blog.tatsuru.com/

[32初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数、規定違反多数により全部処理

2. 2017年9月05日 22:39:16 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[5008]
小山貴氏
「どちらに転んだとしても、日本が最悪のケースを避けるためには、対話による平和外交しか手段がありません。戦争はもちろん、軍事的緊張を強めることは何があっても防がなければならないのです。これまでの対北戦略を練り直し、対話のための努力を続ける。米国の判断に国の将来が左右されてはなりません」

大賛成です!


3. 2017年9月05日 22:55:06 : Lmt1AUjzkE : HJaPV2bry40[1]
>昔ABCDラインというのがあったな。暴発させるのが目的だったのかな。ある国は暴発したけど

何のために暴発したか。

日本国及び国民を守るためだ。

では、金正恩に国や国民を守る気があるか。

あるわけがない。

>90年代の北朝鮮では、大飢饉で100万人規模の餓死者が出た。それでも、国民には目も向けず核・ミサイル開発に邁進してきたわけだ

北朝鮮が戦争をするということは100%金正恩が死ぬということだ。

金正恩は国のため国民のために死ぬだろうか。

国民の命などなんとも思っていないことがはっきりしているではないか。

同じ独裁者でも大恐慌から国民を救ったヒトラーとは月とスッポン。

心底国民から愛されたヒトラーとは比べようもない。

金正恩には死ぬ勇気などない。

戦争が不可避となればとる行動はただ一つ。

亡命だ。

破れかぶれでミサイルを撃つこともない。

そんなことをしたら確実に殺されるからだ。


4. 国連の正常化・民主化を[6] jZGYQYLMkLOP7Ym7gUWWr47libuC8A 2017年9月06日 08:07:52 : hLupbvniF6 : Wx1XR7P4dco[5]

”忍耐には限界がある”は北朝鮮のことばでしょう。

北朝鮮にとって*107年たった今も占領下であり戦時下です。ましてや一度も他国を侵略したり、日本・韓国のように軍事同盟の名のもとなんの恨みもない何の被害も受けていない他国民大量殺りくの介入・侵略戦争の共犯国としての罪も犯していません。

制裁されるべきは北朝鮮ではありません。人類存続のためにも朝鮮戦争からの国連の人類に対する犯罪性を今こそ問われるべきです。

*桂・タフト協定のあと1910年の日韓併合から107年です。


5. 2017年9月06日 08:37:13 : jsGRXepjjF : j@_JE2WERDw[188]
>>2
>>4

同意します
「コメント書きこみ、ありがとう」といいたい気持ちです

和平協定と経済制裁解除が約束されれば
北朝鮮は核兵器をもつ意味を失います
(むしろ経済の重荷)

米国に煽られてばかをみるのはやめましょう
偶発的な戦争突入を危惧します

安倍も戦争を煽ってどうする

もう少し、書き足りないが時間があるときにでも


6. 国連の正常化・民主化を[7] jZGYQYLMkLOP7Ym7gUWWr47libuC8A 2017年9月06日 08:48:30 : hLupbvniF6 : Wx1XR7P4dco[6]

”核抑止力”の言葉を使えるのも北朝鮮の方で、アメリカやその同盟のは”侵略
力”ではありませんか?

ちなみに北朝鮮は核先制攻撃はしないと言い続けています。今年の6月26日の国連安保理においても明言しています。


7. 国連の正常化・民主化を[8] jZGYQYLMkLOP7Ym7gUWWr47libuC8A 2017年9月06日 09:07:09 : hLupbvniF6 : Wx1XR7P4dco[7]

6月26日→6月29日です。

>>5さんへ

こちらこそありがとう。


8. panbet37[451] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2017年9月06日 11:41:18 : 2dZj0cFA9U : TD3FlFEjID0[3]
   安倍のバランス感覚、外交感覚は絶望的に劣等レベル。日本のとるべき道は、アメリカと中国の間でそつなく立ち回る以外にないんですよ。アメリカべったり、アメリカのご機嫌だけとっててどうする? しょうのない売国、亡国の徒ですね。情けなく、悲しいですね。

9. 2017年9月06日 11:55:46 : zU3bOA6eeQ : D1Ln9H3teEc[1000]
 3のコメント以外の全コメントに賛同します。

 


10. 2017年9月06日 19:28:58 : qF4T1YwunA : 0ID5WaAuWRA[2108]
>軍事衝突か核容認

●どっちにしても日米軍産複合体は大儲けだ!(^_^)

軍事衝突したら日米軍産複合体の戦争ビジネスは在庫一掃セールで大儲けだ。

核容認したら、極東の緊張は更に高まり軍備増強が必須となるため極東の各国が軍拡競争を始める。だから、日米軍産複合体は大儲けだ。

軍産複合体即ち「死の商人」の残された最後のビジネス拡大スポットである極東です。

軍産複合体に一定の距離をおくトランプ大統領も米国経済にプラスなら容認、いや積極的に推進する。

ましてや、何が起こっても米国本土には影響がない。

真珠湾攻撃と同じで、米国本土に影響のない島国をオトリに戦争を誘導するいつものやり口だ。

日本をオトリにするための仕掛けを急いで作ったのが「戦争法」だ。

北朝鮮の敵は米国だったが、「戦争法」成立によって北朝鮮の敵に日本も加わることになったのだから・・・。


11. 2017年9月06日 20:51:13 : 2FbCg9vijk : ylRMDBXhDG8[663]
アメリカが 陰で育てた 「ならず者」

12. 2017疾風[71] glGCT4JQglaOvpWX 2017年9月06日 21:40:14 : nBrcXfYipc : rJXd2ZCkanY[82]
「斬首作戦」とかで北朝鮮首脳部を一掃しても、返って軍部の統一が取れなくなって危険じゃないのかな。核兵器を持っているだけに危ないよ。米国の戦力を以ってすれば北朝鮮に全滅に近い被害を与えることはたやすいであろうが、その後永く米国民は生き残った北朝鮮人のテロの脅威に脅えつづけなくてはならないだろう。どう考えても軍事力による解決で米国が得るものよりも失うものの方がはるかに大きいと思わざるを得ない。

13. 2017年9月06日 22:34:46 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-4455]
2017年9月6日(水)
爆音訓練 中止迫る
神奈川 米軍厚木基地に共産党・住民
はたの・大平氏らが監視

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-06/2017090603_01_1.jpg
(写真)離着陸訓練を繰り返す米軍機を監視する(左から)あさか、大平、はたの、岡崎、宮応の5氏=5日、厚木基地前

 米海軍厚木基地(神奈川県綾瀬、大和両市)で5年ぶりに原子力空母艦載機の離着陸訓練(FCLP)が行われている問題で5日、日本共産党と地元の平和団体は、同基地司令官に宛てて抗議し、FCLPの即時中止と、原子力空母母港化の撤回などを求めました。

 訓練は1日から始まり、4日までに、▽1日午後3時02分〜5時55分▽2日午前7時54分〜午後3時38分▽4日午前9時57分〜午後5時48分―の3日間強行されました。

 綾瀬市での、3日間の訓練時間中の騒音(70デシベル以上、5秒以上の継続音)は670回、最高音は115デシベルで、大和市では同様に、465回、110・9デシベルでした。110デシベルは、前方2メートルの自動車のクラクションに相当する音の大きさです。

 県や周辺自治体は1日、訓練中止を要請しましたが、訓練は要請に全く背いて強行されています。

 抗議には、日本共産党から、はたの君枝衆院議員、岡崎ゆたか衆院南関東比例・神奈川13区重複予定候補、あさか由香参院神奈川選挙区予定候補、県議団、大和、海老名、座間の3市議団が参加。「爆音をなくし、米空母の母港に反対する厚木基地周辺住民の会」、座間市平和委員会の代表も参加し、当直士官に抗議文を手渡しました。

 抗議に先立ち、はたの、岡崎、あさかの3氏と宮応扶美子大和市議は、大平よしのぶ衆院議員とともに、厚木基地そばでFCLPの状況を監視しました。

 FA18戦闘攻撃機が、着陸してすぐ離陸するタッチ・アンド・ゴーを1〜2分に1度の頻度で繰り返したり、2機編隊で旋回したりする様子や、耳をつんざくようなごう音を立てて飛行していることを確認しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-06/2017090603_01_1.html

2017年9月6日(水)
歩道のガードレール 米軍車両がなぎ倒す
沖縄・東村

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-06/2017090615_03_1.jpg
(写真)米軍車両になぎ倒されたガードレール=5日午前11時前、沖縄県東村宮城

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-06/2017090615_03_1b.jpg
(写真)けん引したタンクが横転した状態で止まった米軍車両=5日午前11時前、沖縄県東村宮城(いずれも伊佐真次村議撮影)

 沖縄県東村宮城の県道70号線で5日午前10時ごろ、タンクをけん引した米軍の大型車両が歩道のガードレールに接触、10メートルほどなぎ倒して破損させる事故を起こしました。

 同村の伊佐真次日本共産党村議が、午前11時前に通りかかったときに現場を撮影しました。ガードレールはカーブが始まるあたりから破損していました。

 「スピードでカーブを曲がりきれなかったのでは。反対車線側の道路上にも、事故でできたと思われる傷痕があった」といいます。

 米軍車両は、ガードレールを壊した地点の数十メートル先で、反対車線にはみ出した状態で停止。けん引していたタンクは横転していました。

 伊佐村議によると、一帯を通行する米軍車両は、道路の中央線をはみ出しそうなぐらいの大きさのものが多い。村民が対面走行するとき、恐怖を覚えるといいます。

 「日常的にスピードも速い。事故現場は以前も米軍が荷崩れを起こしたことがある。人や他の車両の通行があれば大きな事故になっていたかもしれない。改めて米軍は居なくなるべきだと思う。せめて日本の法定速度を守る指導を米軍は徹底させるべきだ。日本政府もきちんと物を言うべきだ」と語りました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-09-06/2017090615_03_1.html


14. 2017年9月07日 02:38:11 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[2195]
   米国が守ってくれるのだから抑止効果があり敵国は手を出せないだろう、と主張、強引に安保条約を通し、かつまた、邦人救出のための米護衛艦を日本が援護しなくてどうする、等々で遂にこれまた強引に例によって党議拘束を掛けて集団的自衛権行使法を可決したのが与党であるが、抑止効果どころか、怒った北がミサイルを際限無く打ち込み、射程距離からすれば日本列島がすっぽり入るのであり、これは明らかに抑止に為っていないのである。
   しかもトランプ氏は、必ずしも米艦が邦人を助けるという意志統一はされていない旨述べているようであり、一体あの可決は何だったのかという事だ。
   とにかく可決当時の内閣の勢いを際限したいくらいであるのは、原発政策に政府がのめり込んでいた頃、放射能漏れ事故など絶対にあり得ない、と豪語して列島を54基も取り巻かせた事態と同様であり、日本国民納税者はまた騙されたのである。
   それどころか、抑止は日本政府の勝手な思い込みで有ったようで、北のミサイルは自分らで迎撃するよう日韓に迎撃システムを揃えさせている始末であり、グアムを目掛けていると騒いでは、グアムや米本土に落ちる前に日韓が駐留米軍と協力してきちんと阻止するべく、米側は何基もの迎撃システムを日韓に購入させているのであるから、騙されているのに気が付かない安倍内閣には、納税者はこれまで以上に開いた口が塞がらないのである。
   日本付近で撃ち落とすか迎撃に失敗して破砕されたミサイルが落下し稼働中の原発にでも落ち大被害を受け、核物質が再度世界の海に拡散するようなら、早い話、グアムまで飛ばし、原発の無いグアムで米軍が撃ち落とした方が良いという話ではないか。
   結局は、北と日韓で喧嘩しろ、の様相であるところ、本来は北と韓国は兄弟国であり、日本は兄弟国が和解するべく見守るしか無い立場なのである。
   ところが日本の歳出システムの杜撰は際立ち、何しろ閣議による関門が機能せず、本会議も党議拘束を掛けてしまう予定調和の採決は、これもまたノーチェックであり、軍産複合体の求める予算が苦労せずに立ちどころに出るとなれば、日本にも当事者としてその気になって貰い、兵器を購入させる算段であろう、米ロビイストは日本政府に、北を、韓国よりも積極的に悪の枢軸として憎悪させている始末である。
   元は一国で有ったものが南北分割を余技なくされているのであり、同じ民族が38度線で睨み合うなど前代未聞であるところ、日米軍産複合体が仲介どころか軍備の増強を以て介在することにより、より一層関係が悪化するのである。
   関係が悪化するということは戦争当事者になると言う意味であるところ、米国としては、とにかく米軍基地と自衛隊基地から迎撃や攻撃を試み、失敗したらその時に考えたら良いんじゃないか、という事だろう。
   抑止効果も無かった上に迎撃までしなければならず、割が合わないのは確かであり、安倍内閣のマネージの大失敗である。
   
   
   

15. 2017年9月07日 16:29:09 : neuIbpnc5U : CQ9z9BBnN1k[2]
 多摩散人です。

 コメント1は、内田樹氏の所説の紹介です。これは一理あって、非常に説得力がある。しかし、別の見方も存在することは忘れてはならない。

 この説は、一言で言うと、韓国の親北派の意見の論理に沿っているように思われる。そして、韓国にとって一番都合のいい解決の筋道を提起している。そしてその解決の筋道は、韓国が考えるように北の「軟着陸」につながると言う保証がない。 
 ひと昔前、日本で、「安保ただ乗り」が批判され、安倍政権はそれを改めたが、韓国の親北派も「米韓同盟ただ乗り」ではないが、「米韓同盟料金割引乗り」みたいなことを考えている。

 詳しく論ずる力は私にはないが、この問題はすべての周辺国が甚大な犠牲を払う覚悟で、外科手術、つまり戦争で解決する必要があるかも知れない。戦争を先に延ばせば延ばすほど、北にとって有利な戦争が出来る環境を北に与えることになりそうだからだ。戦争の結果起きる混乱の収拾はすべての周辺国の責任だが、第一の責任者は、同じ朝鮮民族である韓国民である。朝鮮半島の分断は直接韓国民の責任ではないが、責任がないのに重荷を押し付けられると言うことは、あり得るのだ。まず韓国がしっかりしなければならない。



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