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「断末魔を迎えた安倍ゲシュタポ内閣」の記事を天皇と皇太子に届けた「ゾンビ放伐」宣言
http://www.asyura2.com/17/senkyo232/msg/374.html
投稿者 勿忘草 日時 2017 年 9 月 16 日 08:52:08: PfziLYj8A0K0M ltyWWZGQ
 

アメリカを舞台にして活躍しているという、国際ジャーナリストの藤原記者の、読者がやっているサイトで、そこの掲示板に出ていた書き込みに、「ゾンビ放伐」という気になることが書いてあった。放伐という見慣れない言葉について調べたら、ウイキペディアに次のような説明があって、「中国史において、次の天子となるべき有徳な諸侯などが、無道な暴君や暗君を天下のために、討伐して都から追放するという行為である」と書いてあった。そうなると独裁的で国民の信用を失っているのに、謀略を使ったり嘘を付きまとっている安倍晋三が、無道な暴君や暗君に当るようだと思わざるを得なくなる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E4%BC%90
そうなると実に意味深長になると思えるので、この掲示板に書いてあることを以下に張り付けて、その意味することについて考えて見ることにする。

<張り付け>
21世紀の日本は暴政に支配され、サイコパスの劣悪政治家による、亡国への転落のプロセスであったし、その歴史的証言を残すことが、「史人」としての私の役目でもあった。最後に纏めたのが『さらば暴政』だったが、その前に「水子」になった二冊の不幸な本があり、その「秘話」についての公開から始める。
『小泉純一郎と日本の病理』は、オリジナルな記事は二割余りが削られ、小泉の精神状態を分析して、サイコパスとして考察した記述は、きれいさっぱり削り取られてから、題名も変更されて出版が実現した。また、干渉はソフトな形で行われて、新聞や雑誌の書評はゼロであり、書評も紹介も皆無という点では、ギネスの世界新記録級だった。だが、今買わないと読めなくなる内容だと、ネット上で騒がれたお陰で、一か月半で五万部も読者を獲得して、ベストセラーの仲間入りを果たした。
 そこで、小泉首相と創価学会の幹部が、秘密裏にこの本を集めて、抹殺工作を指令したようで、新本どころか古本もなくなり、定価千円の本がアマゾンの中古でも、二万円の値段で取引された。光文社のペーパーバックス部門は閉鎖になり、編集長は退社して姿を消して、日本的な顛末でことは終わった。
 この不幸な本に似たケースは、米国在住の日本人に向けて、「加州毎日」新聞に連載した書評集が、『アメリカから日本の本を読む』と題して、文芸春秋社から発行された時にも、「品切れ事件」として問題を起した。この本が出る直前の段階で、社内報で近刊予告を見た田中社長が、重役や担当出版部長を呼びつけ、「藤原の本をうちから出すとは何事か」と激高し、部長は窓際族に左遷された上に、本の販売阻止を試みた事件があった。
 田中健五が本誌の編集長時代に、拙稿の内容を捻じ曲げたり、没にした拙稿を他人の記事に使ったので、喧嘩して絶交していたことが、この事件の発生と結びついていた。また、若き日の田中記者の役割が、内調の手先として暗躍して、それを手柄に出世していたと、彼の秘めた過去を記事に書き、暴露した私への彼の敵意のせいで、こんな事件が生れたのである。
幾ら社長でも発売中止にすれば、言論妨害の典型になるので、一旦は配本し本が返本で戻った時に、コンピュータに「品切れ」と表示し、流通を止める手を使ったようだが、そんな経緯は後になって知った。それにしても奇縁になるが、私の読者で「ご学友」の人から、献辞を書くように勧められて、当時は未だ皇太子だった明仁親王に、この本は献呈されて届けられ、その後に天皇になった人は、私の読者の一人になられたらしく、天皇家の記事を好んで扱う、文芸春秋社とは捻じれた関係が生じた。
 そして、何十年もの星霜が過ぎ去り、二十世紀が終わろうとしたのに、誰もアインシュタインの理論に対し、光速外の「幽霊層の場」について、異議を加えようとしなかったので、私は仕方なく英語で論文を書いた。本当は、誰か若い世代がこの問題に挑戦して、より包括的な仮説を提示して欲しいと待ったが、20世紀が終わる時期を迎えたのに、それは実現しそうになかった。
そこで、仕方なくメタ・サイエンスの立場から、ホロコスミクス理論をまとめたら、ニューヨークの国際地球環境大学が発行する、『学術論文集・第21号』に掲載された。20世紀最後の年の1月に出た、『学術論文集・第21号』にそれが掲載され「新千年紀への期待」と題した特集に、「ホロコスミクス理論」が活字になったのは、縁起に属す巡り合わせかも知れない。
 ここでまた不思議な巡り合わせで、十数年も前の話になるが、 皇室関係筋の読者から頼まれて、この英文紀要に献辞と署名をした上で、 皇太子に献上したいと言われた。しかも、この使者が東宮に届けたところ、「既に読んでいる」と言われたと聞き、私は皇室の情報力の凄さに驚愕したし、皇太子の洞察力に目を見張った。オックスブリッジの人材教育の高さや、英国の情報網の持つ人脈には、流石に凄いものがあると驚いたし、皇室は欧州の王室とも繁がりが強い。
http://fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/newleader201408.html
こんな体験はシンクロニシティだから、日本が安倍政権の暴政により、社会の秩序が解体されかけているし、こうした混迷の中で疲れた天皇が、生前退位まで決断されたことは、極めて重大な事態だと言える。だから、主権者として江戸っ子である私は、安倍ゲシュタポ内閣の弊害に触れた、今回に発表した記事を人脈の活用を通じて、天皇と皇太子に届けることで、安倍暴政への総括にしたいと考えている。
http://fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/zaikai201709.html
『財界にっぽん』 2017年 9&10月号
特別寄稿
断末魔を迎えた安倍ゲシュタポ内閣の悪足掻き
フリーランス・ジャーナリスト、慧智研究センター所長 藤原肇

隠蔽とゴマ化しに終始する安倍内閣
 一連のスキャンダル事件の露呈で、隱蔽とゴマ化しに終始し続け、国民の信用を徹底的に損なって支持率を大幅に低下させ、安倍内閣の実態は死に体に等しい。言い逃れと嘘で塗り固めて、その場しのぎをして見ても、「天知る、地知る、我知る、人知る」であり、悪事や不正は必ず発覚するし、それ相応の罰を天は与えるものである。
 日本人が信じてきた仏教には、「因果応報」という言葉があるが、日本には縄文文化時代の昔から、「自業自得」と言い慣わして、悪は栄えないと信じられたし、それが世界に通用する真理だ。なぜならば、不正や横暴が罷り通って、正義が片鱗も存在しなくなれば、この世は暗黒世界になり、地獄と同じものが出現する。大日如来や天照大神を信じ、太陽を崇めるこの日本には、闇の次には光明が支配するという、希望の心が昔から伝わって来た。
 だから、一時的に天岩戸が閉ざされて暗黒の中で悪鬼が横行しても、夜明け前が最も暗いのであり、自公体制の安倍政権により、長い闇夜が続いた後には、白光が差して夜明けが訪れる。そう考えて現状を眺めれば、安倍内閣が登場したことにより、何が起こったかについて、考える心のゆとりが生まれ、なぜ現在の日本が逼塞感に包まれ、沈滞しているかの理由も分かる。
 その幕開けは新世紀の始まりに、小渕首相の不可解な死があり、それを契機に「密室の談合」が行われ、森内閣が誕生したという、奇妙な政治劇があったことが、日本の運命を狂わせた理由だ。この事件の顛末については、未だに真相が謎に包まれている。だが、決定的に明らかなことは、自民党の主流の流れが変わり、宏池会に代わり清和会が登場し、政治が完全に変態してしまった。
 この変態プロセスを解明して、その意味を問うことにより、現在の死の病の原因を知ることで、適している弔い方が分かるし、良い再生の道を知ることができる。そうした手配をきちんと行い、体験した歴史を整理して、次の世代に手渡すことが必要だし、それを歴史に綴る「史人」が、果たすべき責任だと考え、私は現代の歴史を記録し続けた。
 それも国内にいる限りでは、空間的に近すぎるために、トポスの転移をしない限りは、目の前で進行する出来事が、客観的に捉えられない。その矛盾を解決するためには、距離を置くことが必要だから、私は半世紀も自分の身を、国外に置くことにした。またフォーカスは日本に当てるが、焦点に位置する日本をどんな形で、捉えたら最良になるかを考えた。
 日本が誇る最良の名著として、世阿弥の『花伝書』を選び、それを愛読して来た私にとっては、「秘すれば花、秘せざれば花なるべかず」も良いが、それ以上に「花は心、種は態」はもっと良い。これは、一子相伝の奥義で日本人の誇るべき精神であるが、それを乗り越えるには、別の発想が必要だと考えた。
 そこで思ったのは歴史の遠近法で、「木を見て森を見ず」というが、それなら木の枝の花や実を含み、森の中で多くの木を捉え、山脈の中で森を観察して、それを私の歴史書にしたら、次の世代が喜んでくれる。そう考えて先ず『平成幕末のダイアグノシス』を書き、統いて『小泉純一郎と日本の病理』を出し、三部作の最後を『さらぱ暴政』で仕上げた。
 どの本も故国では歓迎されず、黙殺されて書評もなかったが、百年後の読者ヘの歴史の証言だから、一部でもどこかの図書館に残れば、それで良いということになる。そして、結論として言えることは、この本が暴政の時代に書かれ、日本が警察国家になり果て、没落の運命に支配されるが、目の前で起きていることに、日本人は気づかないでいて、それが現在だという視座で、それをこれから実証して行くのである。

公安支配の安倍ゲシュタポ政権
 安倍内閣の中核である官邸の構成は、筆頭に位置する首相の女房役とし官房長官の菅義偉が位置しており、その下に三人の官房副長官が控える。要職の政務担当の官房副長官には内閣人事局長を兼任する萩生田光ーと共に、もうー人の政務担当に野上浩太郎が並び、事務担当の官房副長官として、公安畑のプロで警察庁警備局長から内閣調査室長を歴任した杉川和博がいる。
 兼任で人事局長を担当する政務担当の萩生田副長官は、官界での最高の権力を握っており、フランス革命時のフーシェに似て、万能の権力を支配しているに等しい。政務担当の副長官になるのは、首相の側近の場合が多く、その下に事務担当の副長官が位置し、事務担当は次官クラスであり、現在の顔ぶれは次の通りである。
・萩生田光一(政務担当・人事局長)
・野上浩太郎(政務担当)
・杉田和博(事務担当)
 首相直属として秘書官がおり、定員が五名以内ということで、それと共に筆頭首相補佐官として内閣情報官を兼任する北村滋は、外事警察を担当した公安畑のプロで、官邸のアイヒマンと呼ばれている。また、政務担当の筆頭首相秘書官には、資源エネルギー庁次長を歴任した経産官僚の今并尚哉が顔を並べており、菅、萩生田、野上、杉田、北村、今井の五人が、安倍内閣を支える五人組とされ、その半分に近い二人が公安のプロだ。
 安倍晋三の側近中の側近として、各省庁の幹部の人事権を握り、次官や局長の首根っこを押さえる、内閣人事局長の萩生田は、絶大な権力を持って君臨する。都議から衆議院議員になり、副幹事長を務めた萩生田は、高校時代に二度も停学処分を受け、暴れ者として知られているが、2 0 0 9年の選挙で落選した時に、加計学園系列の大学の客員教授になり、失業を食いつないだ過去がある。
 こんな人物が菅長官の下にいて官邸を牛耳るのは不用意で、軽率な人選だと危惧する人が多く、安倍好みの抜擢が災いして、ボロを出さないように注意し、暴走を監視する必要がある。だから、熱血漢を売り物にしても、口が軽いお調子者の萩生田に対し、公安畑で実績を誇っている、内調室長で鍛えた経歴を持つ杉田が、お目付け役として控えて、監視を怠らないのだと言う。
 謀略工作や盗聴事件で名高い、神奈川県警の本部長を歴任し、警察官僚のエリートの人生航路をたどり、快適な老後を迎えるはずだのに、杉田の後輩には人材が不足していた。だから、75歳の老齢でも官途に就き、頼りない北村と萩生田の面倒を見て、お友達内閣を支え続けている。
 公安畑で訓練を受けた後で、大使館で書記官を経験し、警察庁の警備局長を歴任してから、内閣調査室長を勤め上げ、最後に官房副長官になる。次に華麗な天下り人生が侍ち受け、プロ野球のコミッショナーになり、引退するのが警察官僚の出世コースだ。戦後最強の公安官僚と言われた川鳥広守の人生はこの路線をたどって、華麗な人生を飾ったのだった。

人事権を握り役人の首根っこを押さえた官邸の力
 官房副長官は内閣官房に陣取り、内閣の機能中枢を演じるので、長官と並び絶大な権力を与えられ、副大臣相当の待遇を受けて、認証官としての役割を果たす。だが、権力は大臣以上のものを持ち、衆参両院の有力な議員が、その位置に座って睥睨しており、未来の首相ヘの登竜門でもある。
 内閣人事局長の萩生田光ーは、経産相になった世耕弘成と共に、統一教会と結ぶ過去があるので、安倍から強い信頼を受け、フーシェの役割を演じている。
 伝記作家のシュテファン・ツヴァイクは、『ジョセフ・フーシェ』の中で「このような男は、精神的な事柄において、いかなる抗論も異論も許さず、自分と肩を並ベることを許さないし、まして、自分に反抗することなど、我慢できるものでない」と書いたが、萩生田は「虎の戚を借りた狸」だ。
 だから、抵抗して認可しない文科省に対し、手書き修正指示の小細工を始め、「これは文科省の捏造だ!」と言って、居丈高に因縁を付けた。また、萩生田は「官邸は絶対やる」と脅かし、「総理は2018年4月開学と決めている」と断言し「首相案件」だとまで宣告した。
 高校時代に、二度も停学処分を受け、そのうち一度は乱闘をやり、警察が出動した騒動を起こしたが、こんな人物が指揮官として、官僚の頂点に立つことは、日本のヤクザ国家化である。暴力と嘘で成り立つ国家は、積み重なる欺瞞の重さで、足場が崩れ解体するものだが、それが安倍政権の実態である。高卒クラスだが辣腕で政界にのし上がり、官房長官として権力を振るいまくる菅義偉と、高校時代に暴力沙汰を起こして、何度も停学処分を受けた萩生田が内閣官房をヤクザの世界に変えた。特に無教養で横暴な萩生田が人事局長として官僚人事を取り仕切り、恥知らずな権力支配をすれば、東大法学部を始め官僚志望の学生は公務員になるのを回避する。
 それは日本の弱体化を歓迎し、それで利益を得る国にとって、願ってもない事態の到来であり、攻めなくても相手が自滅すれば、こんな有難いことはない。統一教会や勝共連合と密着した安倍、萩生田、小池などの政治家が、日本の運命を握る立場で君臨し、それが間接的な利益を生めば、それは有り難い天の恵みになり、「間違いを犯している間は、相手の邪魔をするな。敵の自減を見守るのが最良の兵法だ」とはナポレオンが残した名言である。
 官房副長官に直属する形で、日本版NSCの国家安全保障局と、危機管理監の他に情報通信政策監があり、情報管理を担当しているが、人材面でレベルが低過ぎるために、近隣諸国に比ベ劣悪といえる。同時に同じ副長官の責任で、内閣情報調査室(内調)と並び、内閣広報室とサイバー保障室があり、公安と宣伝部門を担当しているが、形はゲシュタポとSD(親衛隊)に似ても、人材不足で機能的には劣悪である。
 首相補佐官は重要な役割で、三人の議員と二人の民間人だが、各人の能力の違いで働きが異なり、中には辣腕を振るう者もいる。安倍の学校利権に際しては、理め立て地の配分の関係で、菅長官の懷刀で国土省にいた、工学博士の肩書きを持つ和泉洋人が、全体図を描いた仕掛け人だった。
・衛藤晟一(参議院議員・安倍晋三のベビーシッター)
・河并克行(衆議院議員・松下政経塾)
・柴山昌彦(衆議院議員・官邸と自民党の調整役)
・和泉洋人(国土省官僚・菅官房長官の懐刀)
・長谷川栄一(元通産官僚・内閣広報官)
 また首相秘書官は全部で六人いて、各省庁の次長か審議官クラスで、政務担当が筆頭秘書官に就任し、その下に事務担当が五人いるが、顔触れは役人出身だから脇役に近い。自分より無能な者を選んで、閣僚や秘書官にする安倍は、お友達内閣を作るのが好みだが、そんな形で秘書官になれば、能力は発揮できないのだし、才能を磨く機会にも恵まれない。幼稚だが危険な言葉を弄して、戦争ごっこを好む安倍は、愛国心を掻き立てることで、幼稚園児を仕込んだように、政治的な犯罪にも無感覚で手を出す。
 戦略特区と名前を付けたが、それは公的財産の私物化で、その実態は謀略利権特区に他ならず、ヤクザ政治の平成版である。その砦になるのが首相官邸で、警察官僚を番犬に仕立て、経産官僚で補強しているが、国民の幸福は二の次だから「人は城、人は石垣」にならず、国会の実態は砂上の楼閣だ。

情報と危機管理を支配する公安部門
 
 萩生田の頼りなさを補いながら、内調を謀略機関に変貌させ、多忙な杉田和博の側面支援として、公安畑のベテラン北村滋が、情報官としてサポートしている。多くのメディアが指摘したが、本富士署長だった北村が、情報の責任者になったことは、いかに安倍政権が警察によって、支えられているかの証明である。
 北村情報官はアイヒマンと呼ばれ、第一次安倍内閣では首相秘書官で、日本のメディアでは畏怖されるが、ナチスの組機構造によれば、アイヒマンはハイドリッヒの部下だし、その上官にヒムラーが君臨していた。日本ではアイヒマン程度の人間でも内閣を操縦できるのだから、実に情けない話ではないか。
 現にそのトップとして情報官で、公安のプロの北村秘書官は、内調のトップを極めた杉田と組み、内調のゲシュタポ化を推進し、諜略工作を行っている。だが、元文科省次官の前川喜平に対し、下ネタの謀略を仕掛けた程度で、フロンベルク事件以下であり、ハイドリッヒの手口を真似ても、日本のアイヒマンの頭脳の限界では、物笑いになっただけである。
 日本のアイヒマンと言われて、国内の記者には仰がれても、本富士署で幾ら訓練したにしろ、国内で通用する程度の謀略は、世界から見ればお笑い草だ。丸山眞男教授の体験談だが、彼が駒場の一高生の頃に、長谷川如是関の話を聞くために、東大の講演会に出席したら、「おい、そこの一高生」と呼ばれ、本富士署に牽引されて叩かれた。それまで彼は思想的には、ノンポリの学生だったのに、本富士署での思想弾圧で、自由の貴重な価値に目覚め、リベラリストになったというが、公安の勇み足は人を反警察にし、それが反権力人間を育てる。
 本富士署は公安の巣窟だが、それで思い出すのはオウム事件で、国松警察庁長官の暗殺未遂の時に、拳銃を撃った本富士署の警官は、なぜ起訴されなかったのだろうか。逮捕された小杉敏行元巡査長が、メディアに対して告白したのに、それを警察庁は認めないで、事件を葬り迷宮人りにしている。
 この事件を本にした三一書房は、警察から銀行口座を調査され、資金の動きのチェックを受けて、報道の自由を干渉された。狙撃犯人がなぜ起訴されずに、迷宮人りになったかの理由は、捜査の状況の記述が詳細で、執筆者が複数の新聞記者だと警察は思い、印税の払い込み先を調べて、弾圧するためだったと言われている。
 しかも、警視庁の刑事部はクロだと判定したが、公安部はシロだと結論を出し、それ以降の警察は公安により、支配権が確立したのだった。また、自白の信憑性と背後関係につき、警察からの依頼で容疑者に対し、調査した洗脳のプロの苫米地英人博士は、本富士署の小杉巡査長が、公安の二重スパイだと確信しており、それをメディアで発言している。

警察の勇み足と権力意識
  公安警察が自意識過剩になって、権力を振り回すようになると、警察組織のトップが射撃されても、犯罪をもみ消してしまうが、警察と検察が政府に盲従すれば、社会正義は存在しなくなる。
 安倍の御用記者でTBSに勤め、ワシントン支局長の山口敬之は、詩織という名の女性に薬物を盛り、ホテルに連れ込んで強姦し、その証拠や証言も揃っており、逮捕状までが整っていた。ところが、空港での逮捕の手配までしたのに、中村格元警視庁刑事部長の意向で、逮捕の執行が中止になっている。
 中村は菅官房長官の秘書官を務め、将来の警視総監と言われ、安倍晋三に目をかけられており、その関係で安倍の御用記者である強姦魔の逮捕を妨害したのだが、それで国内ではー段落した。だが、「司法の蹂躙」と題した記事で、東京のエーデルスタイン記者は、この犯罪の陰に安倍がいると、告発記事を全世界に発信して、日本の無法状態を報道した。 このような警察による横暴はこの事件に限ったことでなく、最も有名なものに「噂の真相事件」があり、一時は大問題になったが、メディアの追及が甘かったので、事件は風化して忘れ去られた。私の著書は歴史の証言であり、たとえ小さな事件の断片でも、絵を描く上で必要だから、ジグソーパズルの一部として、森喜朗事件は『賢者のネジ』の中に、大局図として記録してある。
 「・・・今の日本は司法界が腰抜けであるために、『噂の真相』が森首相の売春防止法違反を追い、警視庁に検挙された過去について調ベ、犯歴番号や指紋番号まで報道したのに、警察は保有情報の公開を拒絶しました。お蔭で噂の真相社は名誉棄損の裁判に負け、東京地裁から和解と罰金を申し渡されたが、東京高裁に控訴して戦うようです。売春防止法違反で検挙された森喜朗の場合は、彼が中曽根内閣の文相になっているだけに、教育界ヘの悪影響の点で実に悲惨であり、子供たちヘの示しが付かないだけでなく、荒廃した教育の現状を象徴していました。ところが、首相と呼ぶのも恥すかしい森は居直って、破廉恥罪で検挙の過去の否定だけではなく、嘘八百を並ペ立てて偽証を重ねたし、噂の真相を名誉棄損で訴えたのだから、全くあきれ果てた根性だと思います。森の破廉恥な過去をスクープしたのは、神戸新聞の記者を辞めてトップ屋になった、西岡研介という若いフリー記者ですが、『噂の真相トツブ屋稼業』(講談社)と題した本を書き、取材の経緯についてレポートしています。それによると森が検挙された犯歴は、警視庁の犯歴照会センターに保存されているが、東京地裁の裁判長が提出を要求したのに、警視庁はそれに対し拒否回答したのです。それで東京地裁は腰砕けになり、『売春容疑に対しては原告、被告ともに、確かな証拠を提出したとは言えないため、判断の対象外にする』という、実に無責任な判決を出しているのです。証拠は警察が隠して出さなかったのであり、日本では情報公開が行われていないだけでなく、明らかに隠蔽しているのが分かっても、裁判所もマスコミも見て見ぬふりをしました。警察が権力の忠実な番犬の役目を果たし、国民の信頼を裏切ったのは確かですが、西岡記者の熱心な取材活動に協力して、内部情報を提供したのは現職の警察幹部で、たとえ一部でも正義感を持つ幹部がいたのは、腐敗している日本の警察にとって救いでした。しかも、その幹部は森の犯歴番号の数字だけでなく、左手と右手の指紋を示す番号の数字が、七七九六七と七九九九七だということまで、西山記者にそっと教えているのです・・・」
 この記事は2002年の記事で、『財界にっぽん』の2月号に、対談として活字になったものだが、これは次の世代の参考として、歴史の資料になるはずの証言である。こんな人物が文部大臣になり、最後には首相になった国は、とても子孫に誇れないのに、この破廉恥漢を放置したのは、恥や正義が何かを忘れ果てていた、政府に追從する公安警察だった。しかも、この記事は掲載されるまでに苦労したし、単行本は十数社に断られて、半分を著者の買取りで出版したが、日本のメデイアは腰抜けである。 *文中敬称略(続く)

筆者の横顔
藤原肇(ふじわらはじめ) 1 9 3 8年、東京生まれ。仏グルノーブル大学理学部にて博士課程修了。専攻は構造地質学、理学博士。
  多国籍石油企業の開発を担当したが、石油ジオロジストを経て、米国カンサス州とテキサス州で、石油開発会社を経営した。コンサルタント、フリーランス・ジャーナリストとしても活躍。ペパーダイン大学(米国加州)の総長顧問として、21世紀の人材育成問題を担当する。
 処女作の『石油危機と日本の運命』(サイマル出版会)で、石油危機の襲来を予言したのを手初めに、『平成幕末のダイアグノシス』『朝日と読売の火ダルマ時代』『夜明け前の朝日』などで、ジヤーナリズム論を展開した。『情報戦争』『インテリジェンス戦争の時代』などの情報理論もある。また、『賢く生きる』『さらば暴政』(清流出版社)、『生命知の殿堂』(ヒカルランド)、『小泉純一郎と日本の病理 』 ( 光文社 )、『Japan's Zombie Politics』『Mountains of Dreams』 (Creation Culture)など著書多数。

________________________________________
この安倍ゲシュタポ内閣の弊害に触れた、「断末魔を迎えた安倍ゲシュタポ内閣の悪足掻き」の記事を、天皇と皇太子に届ける行為は、数理哲学的な証明の意味論を内包する。それは帝王学を極めた人には、自公体制が「案山子」集団であり、主権者である国民にとって、有害無益の証明になるからだ。だから、天皇の生前退位の実現は、「ゾンビ放伐」の営みに結びつき、暴政を解体する国民の総意を結集して、狂った政体の総決算をする形で、新生の日本への「岩戸開き」が、遂に始まることを意味する。日本列島からゾンビを追い出し、纏いついた汚物を祓い清めることで、新生日本の門出を飾るには、「ゾンビ放伐」が決め手であり、そこに21世紀の回天がある。

 

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コメント
 
1. 2017年9月16日 09:01:39 : qNApj6abVo : pmR1FMr_lBA[1337]
安倍政権の世界の有識者の評価は、これです。

安倍政権の閣僚になりたがる治家がおおいいこと、、、失望した。

普段なら、安倍から指名されても、拒否しますわな。

ま、自民党も、腐っているのでしょう。


2. 2017年9月16日 17:53:28 : 4ag27x75VM : xowDx5qB0Ms[6]
> 安倍の御用記者でTBSに勤め、ワシントン支局長の山口敬之は、詩織という名の女性に薬物を盛り、ホテルに連れ込んで強姦し、その証拠や証言も揃っており、逮捕状までが整っていた。ところが、空港での逮捕の手配までしたのに、中村格元警視庁刑事部長の意向で、逮捕の執行が中止になっている。
 中村は菅官房長官の秘書官を務め、将来の警視総監と言われ、安倍晋三に目をかけられており、その関係で安倍の御用記者である強姦魔の逮捕を妨害したのだが、それで国内ではー段落した。だが、「司法の蹂躙」と題した記事で、東京のエーデルスタイン記者は、この犯罪の陰に安倍がいると、告発記事を全世界に発信して、日本の無法状態を報道した。


日本のメディアはなぜ真実を報道することが出来ない程に無力なのだろう!?


3. 2017年9月17日 05:49:49 : hZkMAewDKg : iJ98jhy96GQ[229]
>小渕首相の不可解な死があり、(中略)森内閣が誕生したという、奇妙な政治劇があったことが、日本の運命を狂わせた理由だ。(中略)決定的に明らかなことは、自民党の主流の流れが変わり、宏池会に代わり清和会が登場し、政治が完全に変態してしまった。

何回も書いているが、この征倭会こそが朝鮮血脈、しいてはその背後で糸を引いているアメリカ暗部の手先機関である。
元々は福田派だったのに、得意の背乗りでいつの間にか、本家の福田派とは全く別のものに成り下がってしまった。

福田康夫氏も清和会を森や安倍らに乗っ取られて、さぞ悔しかったろう。
国家の破滅を招くと安倍を厳しく批判したのも無理はない。

この征倭会に、いや日本憎しの朝鮮血脈に乗っ取られた政治を、日本人の手に取り戻さなければ、いつまで経っても過酷な生活からは逃れられない。

「日本を、取り戻す。」 朝鮮血脈にドップリ漬かったウソツキの安倍がやるわけがない。安倍がやってきたことは、日本を取り壊すことばかりだった。

朝鮮血脈に指示を出していたアメリカ暗部の大物は、もうほとんど捕まったか殺されていると聞く。コイツらが一掃されれば、次は日本の番だ。
ベンちゃんによれば、森や小泉、平蔵などが逮捕もしくは殺害されるリストに載っているという。

日本の夜明けまで、もう一息だ。
 


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