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「めぐみさん娘の義父」スクープ 他紙が追えない理由(田中龍作ジャーナル) 
http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/665.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 12 月 05 日 00:20:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 




「めぐみさん娘の義父」スクープ 他紙が追えない理由
http://tanakaryusaku.jp/2017/12/00017055
2017年12月4日 22:12 田中龍作ジャーナル



毎日新聞(4日付朝刊)一面。めぐみさんの娘、ウンギョンさんの近影がスクープに華を添える。

 「横田めぐみさん娘の義父 日本出身」― 毎日新聞(4日付朝刊)が一面トップで放ったスクープは見事である。

 あくまでもスクープだ。特ダネ(抜きネタ)ではない。各社、後追いのしようがないからだ。公安筋から出たネタであれば後追いできるが、毎日新聞の記事は、在日韓国朝鮮人界隈が情報源であるようだ。

 記事中の写真2枚は、公安筋から出たものではないことの証だ。「めぐみさんの娘であるウンギョンさんの近影」と「件の義父の高校時代の写真」である。

 2015年頃、撮影したと見られるウンギョンさんの写真は北朝鮮とつながりがなければ、入手できる代物ではない。

 記事のクレジットは「関係者」となっているが、取材源への当然の配慮である。ソースをわずかにでも明らかにすると、情報提供者に災厄が降りかかる恐れがある。例えば北朝鮮に親戚がいたりしたら、その親戚が迫害されるだろう。

 一方で、記事の情報源が北朝鮮とは限らない。韓国ルートもありうる。理由は以下だ―

 民団と朝鮮総連は、組織的には断絶状態だ。だが飲食、パチンコ業界の中で、つきあいがあり、それぞれの情報が入ってくるのである。


社会面には義父の高校時代の写真も。提供者は学校関係者とされている。取材源への配慮だ。

 在日韓国朝鮮人界隈から入手したと思われるのは、件の義父が帰還事業による北朝鮮帰国者という点である。帰国者の名簿は日本赤十字にあるが、記者に見せるはずがない。

 スクープ記事を取材執筆した記者の名前が「金寿英」となっているのも納得がいく。

 1959年から始まった帰還事業で北朝鮮に渡ったのは、在日朝鮮人とその日本人妻ら9万3千人あまり。植民地政策や朝鮮戦争により増えた朝鮮人を祖国へ帰すのが、日本政府の目的だった。

 当時、「北朝鮮は工業が発達した国」「韓国は独裁と貧困」というように、現在とは正反対の評価を受けていた。

 日本マスコミは北朝鮮を訪れ、「地上の楽園」報道を繰り広げていた。野党も社会主義宣伝のため同調した。

 毎日新聞の記事は「拉致」と「帰還事業」が結び付いたのは “歳月の流れ” とするが、そうではない。両者を結び付けたのは “日本と朝鮮半島をめぐる負の歴史” ではないだろうか。

   〜終わり〜




















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http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/655.html



 

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コメント
 
1. 戦争とはこういう物[2468] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2017年12月05日 10:11:51 : 9PG0M0b68Q : jKnbezZWN40[1112]
 先日の大統領だの首相だのが演説したとのニュースでも、ウンギョン(ヘギョン?)さん親子の存在は無視されていた。交流が実現すれば、問題解決の方向に向くかもしれない。

2. 2017年12月05日 10:46:13 : EYmvoQzhSo : WiyXbDj3cM8[27]
ヘギョンちゃんは北朝鮮のVIPだ、ヘギョンちゃんとつながりがあれば拉致被害者の動向も見えてくるのではないか。それをせず、無駄な要求を安倍や国民にする横田さんの行動は理解できない。

3. 2017年12月05日 11:45:15 : JyBgBBsjJs : EVcQo@Fn80g[8]
横田夫妻が安倍による政治利用を批判して安倍と袂を分かつとき、娘の未来の道が開けるし、安倍の政治生命が尽きます。

4. 2017年12月05日 15:09:29 : hzN1677tCg : XizvOUzkkSU[10]
生きているならなおさら。
「北朝鮮を徹底的にせん滅する!」と宣言したトランプ氏やアベピヨンに感謝するという横田夫妻の気持ちがわたしゃ全く分からんわ!

北朝鮮をせん滅してもらえば気が晴れるのかね〜?



5. ひでしゃん[1802] gtCCxYK1guGC8Q 2017年12月05日 16:15:22 : hjTsd0XdN2 : TcB2NvmzLxs[6]
北朝鮮への帰還事業で
約10万人が日本から出国した
日本人妻なども含まれている
当時日本のマスコミは北朝鮮を楽園のように煽った
しかし現実は真逆だった
これには日本政府にも責任がある
日本国はアメリカの軍産複合体と北朝鮮金体制の合作出来レースであるミサイル実験に誤魔化されるのではなく北朝鮮とは国交樹立に向けた融和策を実施すべきである
食料不足が深刻であるようだから日本国の余剰米を活用すべきだ
日本国のコメ生産を最大限に増やし人道的支援物資として大いに活用すべきだ
寒さ対策に石油製品も融通すべきだ
とにかく近隣諸国が困窮している時は最大限の支援で国際的な評価も見直しされるだろう
安倍晋三のような単細胞的対応では真面目で真摯な外交政策とは言えない

6. 2017年12月05日 21:28:27 : 1pl8z4h1OQ : nAvHYKVs9UM[234]
お祭りに 参加をさせて 放り投げ

7. 2017年12月06日 03:23:55 : vJDcNsX9EY : lMokq4S@5gI[4]
拉致被害 めぐみさん娘の義父は日本出身 帰還事業で渡る
毎日新聞2017年12月4日 02時30分(最終更新 12月4日 03時08分)

 北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(行方不明時13歳)の娘キム・ウンギョンさん(30)の夫の父親が、「帰還事業」で北朝鮮に渡った在日朝鮮人だったことが関係者への取材で明らかになった。毎日新聞はウンギョンさんと娘の近影も入手した。夫婦ともに日本に関わりを持っていたことになるウンギョンさん一家。その来歴には日朝関係の糸が複雑に絡み合っていた。

■中部の在日2世

 ウンギョンさんの存在は、北朝鮮が日本人拉致を認めた2002年に明らかになった。めぐみさんの両親の横田滋さん(85)と早紀江さん(81)は14年3月、モンゴルの首都ウランバートルでウンギョンさんと初めて面会した。その際、ウンギョンさんの夫や娘も同席したが、夫の経歴は公表されなかった。

 ウンギョンさん一家の知人によると、義父は中部地方出身で在日2世のソンホさん(16年に60歳で死去)。日本の公立高校を卒業後、朝鮮大学校(東京都小平市)在学中に帰還事業に応募し、1976年に単身北朝鮮へ渡った。その後、同じ帰国者の女性と結婚。平壌に住み、技術関係の仕事をしていたという。85年ごろに、ウンギョンさんの夫となる男性が生まれた。

 ウンギョンさんと夫は平壌にある金日成総合大学で出会った。先輩にあたる夫がウンギョンさんにコンピューターを教える機会があり、それをきっかけに交際が始まった。2人は11年に結婚し、13年にめぐみさんの孫にあたる娘が生まれたという。

 知人は「ウンギョンさんはめぐみさんにも、早紀江さんにも似ている。夫は日本語で会話ができ、細身で優しい性格。娘をかわいがる姿は日本のどこにでもいる若夫婦と同じで、ほほ笑ましかった」と振り返る。ただ、めぐみさんの消息については「日本で報道されている以上の話は聞いていない」としている。

 毎日新聞が入手した写真は15年5月ごろに北朝鮮で撮影された。傍らにウンギョンさんの夫も寄り添っていたという。

 早紀江さんは毎日新聞の取材に「ウンギョンさんの件はお答えできない」としつつ、「ウランバートルで会った時に、めぐみや他の拉致被害者の方が日本に帰ってきたら、また一緒に会いましょうと約束した。その気持ちは今も変わっていません」と話した。【金寿英、川崎桂吾】

 【ことば】北朝鮮帰還事業

 1959〜84年、日朝両政府の後押しで日朝の赤十字が約9万3000人の在日朝鮮人らを日本から北朝鮮へ帰還させた事業。朝鮮戦争休戦後に北朝鮮と韓国の国家建設が本格化し、在日朝鮮人の間で「社会主義の祖国建設に参加しよう」との声が高まったことなどを背景に始まった。帰還者の中には約1800人の日本人妻も含まれていた。事業開始当初、朝鮮総連は北朝鮮を「地上の楽園」と宣伝していた。しかし、体制を批判して収容所に送られたり、生活苦から脱北したりする人も出た。

■解説 拉致解決の契機に

 朝鮮半島の分断と帰還事業、そして拉致事件。ウンギョンさん一家の来歴は、日朝関係の縮図に見える。それは、家族が引き裂かれた歴史の積み重ねだ。

 ウンギョンさんは2002年、毎日新聞などのインタビューに対し、「おじいさんとおばあさんに会いたい」と訴えた。しかし、当時の政治状況で対面すれば、北朝鮮が主張する「めぐみさんの死」を既成事実化される恐れがあった。

 初対面までは12年を要したが、横田さん夫妻は、めぐみさんの奪還までは再会を控えている。拉致事件を「解決済み」として向き合おうとしない北朝鮮によって、肉親の情は阻まれたままだ。

 拉致被害者の家族は「核・ミサイル問題と切り離して、拉致問題を優先して解決すべきだ」と訴える。家族の高齢化は進んでいる。残された時間は少ない。

 めぐみさんの拉致から40年。ウンギョンさん一家と日本との関わりの深さを示す新事実は、風化が懸念されている拉致事件への関心を改めて高め、解決させる契機にならないだろうか。政府は一刻も早く「引き裂かれた家族の歴史」に終止符を打つべきだ。【金寿英】

https://mainichi.jp/articles/20171204/k00/00m/040/098000c


8. 2017年12月06日 03:35:31 : vJDcNsX9EY : lMokq4S@5gI[5]
北朝鮮・拉致問題 日朝の陰に翻弄40年 めぐみさん娘の義父、孫娘の名に希望託し
毎日新聞2017年12月4日 東京朝刊

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)の娘キム・ウンギョンさんの結婚相手は、日本にゆかりを持つ人だった。今も解決をみない「国家的犯罪」と帰還事業という戦後史の一断面。北朝鮮の地でこの二つが結びついたという事実は歳月の流れを物語る。日朝関係に翻弄(ほんろう)されたウンギョンさんの義父にあたる人物の足跡を追った。【金寿英、川崎桂吾】

 その青年はビートルズを愛していた。公立の中学、高校に通い野球に打ち込んだ。級友たちと違う点があるとすれば、二つの名前を持つことだった。

 普段は「コウジ」を名乗ったが、本名は「ソンホ」といった。1955年生まれ。在日1世の両親は中部地方の繁華街で、小さな焼き肉屋を営んでいた。

 「勉強もできるし、冗談も飛ばす人気者」(高校時代の担任)が変わったのは、高校2年の夏。同級生に「これからは自分の出自を隠さない。本名で呼んでほしい」と宣言した。幼なじみは「民族意識を高める在日朝鮮人の運動に感化されたようだ」と振り返る。

 朝鮮大学校に進むと、「地上の楽園」への帰国を決めた。70年代当時、在日に対する偏見や差別は今よりも強かった。大企業に就職したり、公務員になったりする道は閉ざされていた。

 毎日新聞にソンホさんの来歴を明かした知人は「家族は猛反対したが、聞かなかった。行ったこともない祖国に夢を描いたのだろう」と語る。

 「ビートルズが好きだったなんて、今から思えば恥ずかしいよ」。76年10月。友人たちにそう言い残し、新潟港から、万景峰(マンギョンボン)号に乗りこんだ。21歳だった。

■暮らしぶり「聞かないで」

 1年後の77年11月15日。新潟港に近い住宅街で、めぐみさんは拉致された。姿を見られたと感じた工作員が連れ去ったとされる。

 「朝鮮語を覚えれば、日本に帰す」。そんな説明を信じ、めぐみさんは必死に語学の勉強に励んだという。

 北朝鮮の説明によると、86年8月に韓国人拉致被害者とされる金英男(キムヨンナム)さん(56)と結婚。87年9月にはウンギョンさんを産んだ。だが、日本に帰す約束は今なお果たされていない。

    ◇

 「自分の本音を口にすることはできなかった」。帰還事業で帰国し、その後脱北した男性は語る。

 日本での宣伝とかけ離れた貧しい暮らし。特に90年代半ば以降は、飢え死にと隣り合わせの生活を強いられた。不満を漏らせば処罰され、中でも帰国者は「資本主義に毒されている」と警戒された。

 北朝鮮に渡ったソンホさんは、どんな思いで生きたのか−−。94年に高校の同級生に送った手紙には、近況とともに故金日成主席を賛美する言葉が並んでいたが、詳しいことは分からない。

 ただ、現地の大学を卒業後、帰還事業で日本から帰国した女性と結婚し、一人息子を授かった。

 90年代初め。知人は日本から北朝鮮を訪問した時、こんな問いかけをしたことがある。

 「どうだ。こっちに来てよかったか」

 ソンホさんは表情を変えずに言ったという。「それは聞かないでください」

■「横田夫妻はどんな方?」

 ソンホさんは2016年5月、がんで死去した。墓は平壌の小高い丘にあるという。

 知人によると、ソンホさんの息子とウンギョンさんは大学で出会った。近所同士で帰宅ルートも同じ。交際前にはウンギョンさんがわざとバスをやり過ごし、一緒に乗り合わせることもあった。

 「横田夫妻はどんな方ですか」。2人の結婚が決まった時、ソンホさんはそう尋ねてきた。

 拉致事件に触れることはなかったが、ウンギョンさんがめぐみさんの娘と知っている様子だったという。

 孫の女の子が生まれると、3日と置かずに息子夫婦の家を訪ねたという。

 ウンギョンさん一家とモンゴルで面会した際の横田夫妻の記者会見によると、女の子の名には「燕」という漢字が使われている。ツバメは朝鮮半島でも「幸福」や「自由」を連想させる。

 知人は「名付け親はソンホさんだったと聞いている」と話す。「拉致は許されない行為で、日朝間には難しい問題が横たわっている。ただ、いつか彼らが自由に二つの国を行き来できる日が来ることを願っている。ソンホもきっと同じ考えだったと思う」

 ■ことば

横田めぐみさん拉致事件

 1977年11月15日、新潟市立中の1年生だった横田めぐみさんが、バドミントン部の練習を終えて下校中に消息を絶った。警察庁は97年、北朝鮮による拉致事件と判断。北朝鮮は2002年の日朝首脳会談で拉致を認めた。めぐみさんに関しては「93年に死亡した(後に94年と訂正)」と説明したが、北朝鮮から提供された遺骨は、日本側の鑑定で別人のものと断定された。

https://mainichi.jp/articles/20171204/ddm/041/040/067000c


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