★阿修羅♪ > 戦争b20 > 797.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
シリアのアサド体制を転覆させる計画が失敗に終わったイスラエルの首相がまたロシアを訪問する(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/797.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 8 月 21 日 14:38:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリアのアサド体制を転覆させる計画が失敗に終わったイスラエルの首相がまたロシアを訪問する
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201708200000/
2017.08.21 03:19:37 櫻井ジャーナル


イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は8月23日にロシアのソチでウラジミル・プーチン露大統領と会談するようだ。ロシア軍がシリア政府の要請で2015年9月30日に軍事介入した後、ここ16カ月で4回目のロシア訪問。シリア情勢が話し合いの重要なテーマになるのだろう。

シリアではアメリカ、イスラエル、サウジアラビアを中心とする国々がバシャール・アル・アサド政権の打倒を目指してサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を中心とする武装勢力を送り込んだが、トルコやカタールの離脱でムスリム同胞団の影は薄くなった。

その武装勢力はアル・カイダやダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)といったタグをつけているが、ロシア軍とシリア政府軍との連携で敗走している。現在の問題はユーフラテスより北を支配しているクルド勢力とアメリカ軍。バラク・オバマ大統領はシリアへ地上軍を送り込まないと言っていたが、行動は伴わず、今ではいくつもの大規模な基地を建設中だ。クルドはイスラエルと緊密な関係にある。

こうした状況の中、サウジアラビアの王室はイスラエルと善後策を協議、インドも情報機関の大物をイスラエルへ派遣、そしてイスラエルの首相はロシア訪問を繰り返している。

イスラエルはアメリカのネオコンと深いつながりがあることは言うまでもない。ドナルド・トランプ政権で最も重要なネオコン派は国家安全保障担当補佐官のH. R. マクマスター。戦闘員と武器/兵器をリビアからシリアへ運ぶ工作が盛んだった当時にCIA長官を務めていたデビッド・ペトレイアスの子分として知られている。マクマスターはユーフラテス川の周辺へ数万人とも15万人とも言われる規模の軍隊を送り込もうとしていたと言われている。

ペトレイアスがCIA長官だったときの大統領はバラク・オバマ。工作には国務省が協力していたが、その当時の長官はヒラリー・クリントンだ。つまり、マクマスターはオバマやクリントンにつながる好戦派である。

アメリカが地上軍をシリアへ侵入させたのオバマ政権の時代。ダーイッシュやアル・カイダ系武装集団の敗色が濃厚になった2016年9月、バラク・オバマ政権は特殊部隊をシリア北部にある7つの基地へ派遣、今年に入って第11海兵遠征部隊がシリアで戦闘態勢を整えたと報道されている。トルコからの情報によると、アメリカ軍はシリアに10カ所以上の軍事基地を建設済みだ。そのほか、イラクのモスルに近いニネベ地方でアメリカ軍は大規模な軍事基地を建設していると伝えられている。現在建設中の基地のほか、さらに4基地をこの地方に作る予定だという。

ネタニヤフ首相はシリアにイラン人が入ってくることを嫌がっているというが、すでにイスラエルは特殊部隊などをシリアへ侵入させ、シリア政府軍に対する越境攻撃を繰り返してきた。

ヒラリー・クリントンを操っているグループの中に投機家のジョージ・ソロスも含まれているが、少し前からネタニヤフとソロスとの関係が悪化していると言われている。プーチン登場後、ロシアから逃げ出したオリガルヒはロンドンやイスラエルへ逃げ込んだが、そうした人々はソロスとの関係が深い。アメリカの支配層はロシアでの選挙に当然、介入するが、ソロスの対ロシア工作情報もネタニヤフはプーチンとの取り引き材料にする可能性があるだろう。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年8月21日 18:51:23 : B3Af2J3a2o : nTEXdJxn5lo[5]
ロシアが介入することによって、シリアは、生物化学兵器の廃棄を行った。

シリアは、反政府武装勢力との戦いで、ロシア軍の支援を得て、ロシアに対する依存度が高くなった。

ロシアの影響下にあるシリアは、イスラエルの安全保障にとって、ある意味、一定の脅威が取り除かれた、好ましい結果をもたらした。

今、イスラエルが執心していることは、クルド人国家の創設であろう。

クルド人国家の創設には、シリアはもちろん、トルコ、イラク、イランの利害が、複雑に絡まって、一筋縄では行かない。

クルド人国家創設も、イエメン紛争も、イスラエルの対イラン(イスラム・シーア派)戦略の一部だ。

イエメン紛争では、シリア紛争で、反政府勢力が、化学兵器を使ったように、生物兵器が使われてる可能性がある。

サウジを焚き付けた、シーア派分断目的のカタール孤立政策は、失敗した。

アラブ世界における、イスラエルの盟友であるサウジにも、異変の兆しが見られている。

すなわち、後継者王子の暗殺未遂事件の噂と最近実際に起こった3人の王子の不可解な死である。

エジプトが、イスラエルの望むように平穏に過ぎて行くのかは、神のみぞ知るだ。

リビアには、不穏な気配が、感じられるように成ってきた。


2. 2017年8月23日 18:29:31 : caDDyxuZVY : YCsvou154w4[16]

 イスラエルは有り余るほどの金はあるが知恵の足りない他国、無尽蔵に兵力・武器を増強可能な他国、何をやっても見逃してくれる紳士淑女らの住む他国、それらの国々の陰に隠れながら、自分でまいた種を刈り取らねばならなくなっている。

 イスラエル首相の訪ロの唯一の目的は、自分らがコソコソと攪乱し続けていたイランのシリアに於けるプレゼンスの増大が自国の安全を脅かしそうとしている、兄弟よ!助けてくれ!とロシアに泣きつこうとする予定であろう。ロシアは常々、ロシアから出国したユダヤ教徒に戻っておいでとは云っているが、自分で刈り取れ!という対応になると思われる。

 隣国レバノンに対しても好き放題をしていたがヒズボラのシリアでの活躍を目の当たりにして、イラン革命防衛隊とヒズオラの戦闘能力と両者の連携に慄いている。

 イスラエルのシリアでの工作は非合法であるが、イラン革命防衛隊とヒズボラのシリアでの活動はシリア政府の要請による行動であって、ロシア軍のシリアでの展開と同様、合法である。

 イスラエル首相の訪ロはISIL敗退後のシリアの将来の進行をめぐってのロシアの意図をさぐるのが目的であろう。

 米軍の基地と人員は6月18日の国務省報道官、ヘザー・ナウアート女史による会見でISIL敗退後はUSは駐留する意思がないとの公式表明がなされている。

 米軍が駐留し続ければ、それはISILが存在するか、復活の可能性があるのであろうから、イスラエルが嫌う部隊に対してシリア政府がもういいよとは言わないであろう。特にゴラン高原にISULが存在している限りは。

 イスラエルが安全と思える状態のためには皮肉なことに、米軍のシリアからの撤退が必要条件となる。

 ISILとの戦闘の終わりは、国際法の登場となって、シリアから非合法な戦闘部隊の退去がもとめられることになろうが、国際法上、合法な戦闘部隊の将来はシリア政府が決定する、ロシア政府ではない。

イスラエルに限っていえば、周辺国との良好な外交関係の構築によって自国の安全を確保する外交政策へのシフトが適切であるが、その目的の手助けをロシアに求めるためのイスラエル首相の訪ロではないのだろう、きっと。

 

 


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 戦争b20掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
戦争b20掲示板  
次へ