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「イスラム国」の首都ラッカ解放でISISが行く先(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/247.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 10 月 18 日 21:19:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリア北部ラッカで解放を祝うシリア民主軍(SDF)の兵士たち(2017年10月17日) Erik De Castro- REUTERS


「イスラム国」の首都ラッカ解放でISISが行く先
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/isis-149.php
2017年10月18日(水)19時16分 ジャック・ムーア ニューズウィーク


<ISISが掃討されても、潜伏した残党狩や下部組織との戦いはこれから。しかもイラクやシリアは今も過激化の温床にぴったり>

テロ組織ISIS(自称イスラム国)がシリアとイラクにまたがる「カリフ制国家」の樹立を宣言した2014年以降、首都と称されてきたシリア北部のラッカが解放された。

ニュースが流れたのは10月17日だが、当初は情報が錯綜した。

現地の監視団は、米軍の支援を受けた武装勢力がラッカを完全に制圧したと発表した。だが現地の武装勢力は、市内の病院は制圧したものの、スタジアムに立てこもったISISの残党が投降を拒んで最後の抗戦をしていると言った。それほど、敵も味方も混乱していた。

最後は米軍主導の有志連合の支援を受けるクルド人とアラブ人の混成部隊、シリア民主軍(SDF)のタラル・セロ報道官が、市内全域を制圧したと発表した。

姿の見えない残党狩りはこれから

今年6月に本格的な市街戦を始めてから4カ月、SDFはついに、ISISがシリアにおける最大拠点としてきたラッカを奪還した。問題は、これからISISはどうなるのかだ。

今後の戦闘は、残ったISISの支配地域へと移る。ISIS掃討作戦でアメリカとロシアから別々に支援を受ける地上部隊を待ち受けるのは、ISIS残党による徹底抗戦だ。

■次のターゲット

ISISの支配地域は、シリア東部デリゾール県の複数の都市とマヤディーン、イラク北西部のタルアファル、それにシリアとイラクの国境沿いにある無法地帯のみだ。

しかもデリゾールとマヤディーンは、ロシア空軍の支援を受けたシリアのバシャル・アサド政権軍が包囲している。

ラッカの陥落が近づくにつれ、ISISの残党数百人は、シリア東部のイラクとの国境に近いユーフラテス川渓谷に逃れた。米情報機関は、ISISはここに生き残りのための物資を運び込んできた、とみている。

今後戦闘はシリア東部に移り、ラッカに続いてデリゾールやマヤディーンも陥落するだろう。だがシリアの田舎町に逃れて住民に紛れようとするISIS戦闘員を拘束するための戦いは、これからだ。米軍はISIS幹部を狙った空爆を実施中で、今後も継続するだろう。すでに、ISISの最高司令官たちを捕えるか殺害するための特殊作戦部隊も派遣している。

アメリカとシリア、ロシアが誰より真っ先に拘束しようとしている人物は、ISISの最高指導者アブバクル・バグダディだ。

■封じ込め

ISISとその信奉者たちは、いったん表舞台から引っ込み、再び反攻の機会をうかがうことができる。そもそもISISがシリア内戦と米軍のイラク撤退に乗じて勢力を拡大できたのは、ISISの前身で国際テロ組織アルカイダの分派だった「ISI(イラクのイスラム国)」が地下に潜って力をためていたからだった。

しかも、過激派にとって時は熟している。3年以上戦闘や空爆が続いたイラクでは、中西部ラマディや中部ファルージャ、北部モスルやティクリート、タルアファルなどの主要都市が壊滅した。かつてならイスラム過激派のイデオロギーを突っぱね、社会の正常な機能を維持する基礎だったはずの都市が、今はない。イラクのような国が過激化する条件は、ISISが台頭した2014年並みに揃っている。

■グローバル・ネットワーク

ISISがイラクとシリアに築いたカリフ制国家が縮小の一途をたどっても、国外のISIS戦闘員は生き延び、ISISは影響力を持ち続ける。

西アフリカから東南アジアにいたるまで、世界にはISISに忠誠を誓う武装組織の複雑なネットワークがある。

ISISの下部組織は、アフガニスタンでは反政府武装勢力タリバンを相手に、イエメンではイスラム教スンニ派の過激派組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を相手に、勢力争いを繰り広げている。他にもフィリピンやサウジアラビア、エジプト、リビア、チュニジア、ナイジェリア、ロシアのコーカサス地方などに拠点を分散させて勢力を保っている。

ISISの弱体化に伴い、ISIS中枢からの支援や資金提供は減るだろう。それでも彼らはISISの名の下に、今後もテロ攻撃を仕掛け続ける。エジプトでロシアの旅客機を撃墜したり、イエメンのシーア派のモスク(礼拝所)で自爆テロを行ったりしたように、イラクやシリアの国外で殺戮を繰り返すことは可能だ。

■地政学的な火種

忘れてならないのが、ISISがいなくなることによる地政学的な影響だ。

イラク北部とシリア北部でISISを蹴散らしたクルド人主体の武装勢力は勢いづいて、ISISが逃げた後の土地をいくつか実効支配している。いずれイラク政府やシリア政府が取り戻しにくれば、争いは必至だ。

地政学的変化はすでにイラク北部で表面化している。イラク軍は10月16日、クルド自治政府が実効支配していた北部キルクークに進軍し、市内の広い範囲を掌握した。自治区も管轄権を持っていたイラク有数の油田地帯まで、イラク政府が支配下に置いた。クルド人がこの地からISISを撃退したとたん、土地はイラクのものだ、と言うわけだ。

ISISの放棄地は誰のものか

クルド人勢力はISIS掃討作戦を通じて、自分たちが優れた軍隊であることを証明した。だがその後、クルド人の独立機運が高まると、米主導の有志連合は独立に向けた動きを牽制し、同じく独立を目指すクルド人武装組織を抱えるトルコとイランも、自国への飛び火を警戒して反発した。

同様にシリア内戦も両手で数えきれないほどの多くの当事者を巻き込んでおり、ISISが放棄した土地をめぐる帰属争いは、ラッカ陥落後も長引きそうだ。もし交渉で決着がつかなければ、武力で決着をつけることになる。

(翻訳:河原里香)


 

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