ちなみに、フィリピンのドゥテルテ大統領もカトリック
歴史をさかのぼれば、キューバ危機を回避したケネディ米大統領もカトリックです

残念ながら、わが国の政権には、変なカトリックもいるけど・・・
　

カトリック界にも、保守ＶＳ革新はあり、一概には言えない
保守的なカトリック学者は、政治的センスはいまいちというイメージはあるかも
前教皇もそういうタイプだ（現教皇は、学者というよりは実務家で、政治的センスも良い）

ひょっとこはカトリックとかいう以前の問題と思う
　

もっとも、キリスト教は、（国家権力に敬意を払いつつも）本質的には「個人の救済」を国家権力の上に置く宗教なので（だからこそイエスは十字架上で刑死した）、国家権力に警戒されるのは宿命のようなものである
（日本でもキリシタンが弾圧された歴史がある）

近代憲法は、そのような葛藤を避けるために、信教の自由と共に政教分離原則を定めていると考えられるのであり、日本国憲法も同様である
　

日本でも戦国時代多くの人が熱心なクリスチャンになった。高山右近、明石全登、細川ガラシャ、小西行長、天草四郎、九州の大名の多くもクリスチャンになったとされている。人口比では今よりはるかに多くの人がキリスト教徒になっていった。戦乱に明け暮れる時代、当時の日本人は苦しみ何かに救いを求めていたことは間違いない。

日本は秀吉、家康の禁教で方向が変わった。

日本人は、（カトリックなどの）伝統的宗教を学ぶことによって、そのような世俗的価値観を相対化する必要があるだろうと考える