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日銀人事と家計収支(在野のアナリスト)
http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/119.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 2 月 17 日 02:05:50: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

日銀人事と家計収支
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/53038447.html
2018年02月16日 在野のアナリスト


日銀人事、総裁に黒田氏が続投、副総裁に日銀プロパーの雨宮氏、バリバリのリフレ派である若田部早稲田大教授が国会に提案されました。日銀で実際に企画、立案してきた雨宮氏で市場関係者に安心感を与え、リフレ派を充てて引き締め懸念を鎮静化させる。そんな意図が読み解けますが、すでに日銀が覆面テーパリングに軸足を移しているのは、金融緩和の副作用が拡大するのを恐れてのこと。リフレ派の若田部氏がそこに入ると、ある意味でひっかきまわされる懸念もでてきます。これで投票権のある理事を含め、二人のリフレ派を抱えたことになる。むしろかじ取りを難しくしただけ、にも感じられます。

総務省の調査で、2017年の平均した家計収支で、支出が実質で前年比0.3%減となりました。ただ不自然なのは、増えた項目が家具・家事用品と交通・通信のみ、後の食料などの費目はすべて減った、などはまるでデフレでもあるかのようです。食料などは野菜の高騰は夏場の大雨被害と、冬の豪雪などもあって収まる気配がない。水光熱費とて、原油高騰はつづいていますし、前年より増えていて然るべしですが、通年でみると減った、ということになる。それは家計の節約志向が強まった、そんな傾向かもしれません。

ただし実収入が実質で前年比0.7%増など、他の指標とも合わない部分がある。総務省の家計調査はアンケート形式なので、逆に言えばアンケートに答える余裕のある世帯、ということもいえます。そうなるとこれは、中流階層以上が財布のひもを締めている、という結果かもしれず、トリクルダウンの反証という面も強くなりそうです。また、金融資産純増が97850円など、明らかに富裕層の傾向も示すので、他の指標との差について考察するなら、日本はさらに格差が拡大し、富裕層は可処分所得も金融資産も増えたのに、多くの国民は可処分所得も減り、金融資産などほとんどないのでさらに生活が苦しくなっている、ということになるのかもしれません。

オーストリア人のヴィトゲンシュタインの言葉「正しかったり、誤ったりするのは人間の語ること。言語で人間は一致する。それは意見の一致ではなく、生活形式の一致なのだ」というものがあります。少し言葉を補足すると、言語とはつるつるしてはっきりとした輪郭のある世界、だから摩擦もない代わりに、滑って先にすすむことはできない。生活形式の一致というのは観念的にそちらの方がよいのでは、そう感じるという意味です。

リフレ派の語ること、それは観念ばかりでなく、現実にも夢想だということが判明しつつある。マイナス金利にすれば多く借りられ、インフレにすすみ易い、などとされましたが銀行は経営を圧迫され、貸し出しは増えずにむしろ減った。正しかったり、誤ったり、それは仕方ないことでもありますが、誤りを認めずに先にすすみつづければ、待っているのは崖です。今、債券バブルが叫ばれ、国債や社債にも今後は不安定な状況が訪れる、とされます。そんなとき、リフレ派がかじ取りする日本は、国債をさらに不安定化させる要因を抱えた、ともいえるのでしょう。日本では、生活形式が壊れ始めている事例が、随所にあらわれている。学資ローンで破綻、などもその一例です。広がる格差、それは生活形式の一致さえすすまず、むしろ崩れていくのであり、日本では言語の一致さえ失われて話し合いすら上手くいかない状態が、政治や日銀内ではびこる事態になりかねないのでしょうね。


 

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コメント
 
1. 2018年2月17日 07:05:27 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[4729]

相変わらず支離滅裂なゴミだな

>リフレ派がかじ取りする日本は、国債をさらに不安定化

よほど緊縮財政が好きらしいが

長期的に見て、どちらが国債を不安定化させるかは明らかなことだ



2. 2018年2月17日 18:32:44 : wRg2TLEUWo : SoAN51hzXBU[3]
*1
安全な場所からコメントしてる愚民のクズが偉そうにするなよwwwwwww
本人のブログにコメントしてみろよ
反論が怖くて投稿できないんだろ?
小心者のクズにはできないだろうがなwwwwwww

3. 2018年2月17日 19:01:02 : zdEk9A7f5s : Zg_7SQc6IpM[1]
>>1
安倍政権は緊縮財政。金融と財政をごっちゃにしないように。
正確に言えば、金融だけで全て何とかなると思ったのが、リフレ派の間違い。
正確には、リフレ派という記述も間違いで、金融万能論派。
支離滅裂なのはお前自身。

4. 2018年2月18日 11:12:35 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-3389]
2018年2月18日(日)

主張

黒田日銀総裁再任

破綻した金融政策の責任問え

 安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の柱として、異常な金融政策を担ってきた黒田東彦(はるひこ)日本銀行総裁の再任案が国会に提示されました。安倍政権の復活直後、日本経済が「デフレ」を脱却できないのは日銀の責任だと主張して、前任の白川方明(まさあき)氏が任期途中で辞任したのを受け総裁に就任、再任されれば1960年前後に2期務めた山際正道氏以来です。黒田氏は2年で2%の物価上昇を実現すると、金融緩和の拡大やマイナス金利など「異次元」の政策を続けてきましたが、目標達成どころか、ひずみが拡大しています。黒田総裁の責任が問われます。

安倍政権と一体で推進

 2012年末に政権復帰した安倍政権のもとで、黒田氏は13年3月に総裁に就任(同年4月再任、任期5年)、政権と一体で異常な金融政策を拡大一辺倒で進めてきました。「異次元」の金融緩和と大胆な財政支出、「規制緩和」など成長政策が安倍政権の持ち出した「アベノミクス」の3本柱です。

 金融を緩和すれば、資金の供給が増え、物価が上昇し、「デフレ」から脱却できると主張する黒田総裁は、この5年近く、日銀が市中に出回る国債などの金融資産を買い上げるとともに、銀行に支払う金利の一部を「ゼロ」から「マイナス」に引き下げて、資金の供給を増やしてきました。日銀が進めた国債や投資信託などの買い集めは、株価を引き上げて大企業を潤したうえ、財政法の日銀の国債引き受けの禁止さえ事実上空文化するものです。「アベノミクス」の財政政策とともに国債の発行が歯止めを失い、財政悪化を激化させています。黒田総裁になって初めて実行された「マイナス」金利は、銀行が日銀に預ける当座預金に金利を付けるどころか逆に手数料を取るもので、その導入は金融市場を混乱させ、とりわけ中小の金融機関や預金者を苦しめています。

 物価上昇を最優先する黒田総裁は、安倍政権が14年4月に消費税率を5%から8%に引き上げた際にも積極的に支持、引き上げの延期に反対しました。

 日銀がこうした異常な金融政策によって資金供給を増やした結果、資金が余って投機が進み、円安や株価の上昇は続きましたが、輸出などでもうける大企業や株式などに投資する大資産家の利益を増やしただけで、多くの国民は潤いません。物価も思ったように上昇せず、黒田総裁が掲げた消費者物価の2%上昇目標は再三延期され、現在は6回目の延期で、現在の任期中には実現できない見通しです。だいたい金融政策だけで物価を上昇させようとするのが間違いで、賃金を上げ、国民の消費を増やし、経済を活発にしてこそ、日本経済の再生は可能です。金融政策に異常に頼る間違った経済政策は、国民を苦しめるだけです。

日銀に「出口」戦略がない

 金融緩和はアメリカや欧州などの国々でも行われてきましたが、バブルの再燃など弊害が多いというので、相次いで見直しに動いています。黒田総裁の下、間違った金融政策に固執する日銀は、株価の下落や国債の金利が上がった場合の対策など、「出口」戦略の検討さえ拒否しています。日銀の経営悪化が、国民にしわ寄せされるのは絶対に許されません。

 黒田総裁が推進してきた金融政策の見直しこそが不可欠です。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2018-02-18/2018021801_05_1.html


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