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家族と同居でも高齢者が孤立する「日中独居」が起きる理由(NEWS ポストセブン)
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/280.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 5 月 19 日 17:47:39: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

家族と同居でも高齢者が孤立する「日中独居」が起きる理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180519-00000021-pseven-soci
NEWS ポストセブン 5/19(土) 16:00配信  女性セブン2018年5月31日号


同居しながらも“日中独居”が起きている(写真/アフロ)


 家族と同居しているにも関わらず、孤立状態で死を迎える高齢者の「同居孤独死」が問題となっている。東京都福祉保健局の2016年調査によれば、都内で家族と同居しているにもかかわらず、孤立状態で“異常死”した65才以上の高齢者は、2044人(男性1103人、女性941人)。1人暮らしの孤独死3121人(男性2018人、女性1103人)に迫る勢いなのだ。

 なぜ同居しているにもかかわらず孤独死が起こるのか。全国展開する遺品整理業者「グリーンハート」の専務取締役・吉留健一さんが指摘する。

「私の知る同居孤独死の事例は、ほぼすべて一戸建てで家族仲がよくないという共通点があります。同居して常に側にいるという安心感が逆に油断させるのでしょう。そのうえ仲がよくないと顔を合わせなくなるので、容体の急変に気付きにくい」

「日中独居」のケースも大きな要因の1つだ。日中独居とは、同居する家族が、日中は仕事や学校に出かけるため、家に取り残された高齢者が事実上の「独居状態」になること。淑徳大学社会福祉学部の結城康博教授が指摘する。

「日中独居は、親子2人暮らしの家庭で陥りやすい。中でも最近目立つのは、子供が独身で要介護の親と同居しているケースです。そうした、介護が必要な高齢者ほど行政や外部の目が必要になりますが、同居家族がいる場合、地域包括支援センターのスタッフや民生委員の訪問は対象外になってしまう。経済的に困窮している家庭なら、なおさら介護費用を工面するのは難しいでしょう。外部とのコミュニケーションが絶たれ、周囲の目が届かなくなるほど、孤独死のリスクが増すことは言うまでもありません」

◆「こんなはずじゃなかったのに…」

 一方で、一見賑やかで、普通の家庭に見える家庭の中にも、問題の本質は潜む。横浜市在住の松尾恵さん(仮名・82才)は、息子夫婦(50代)と孫(20代)、犬1匹の3世帯暮らし。恵さんは、5年前にがんで亡くなった夫と建てた自宅で、死ぬ時まで暮らすと決めていたが、近頃この家が終の棲家だと思えなくなったという。

 日中は家族が全員働きに出ており、足腰が弱った恵さんは誰もいない家に1人とり残される。かつて近所にいた友人たちはほとんど他界して、話し相手もいない。

「同居を始めて以来、息子の嫁としっくりいかず、よそよそしい関係が続いています。昔は懐いていた孫も、今は携帯をいじるばかりで、私のことなど気にもかけません。唯一の後ろ盾のはずの息子も仕事で帰宅が遅いうえ、露骨に妻に遠慮して、私の肩を持つことはありません」

 恵さんはそう嘆息する。一家は食事時間もバラバラ。恵さんはいつも簡単な食事を自炊して自室で食べているという。

「夜、部屋で横になっていると、リビングから楽しそうな話し声が聞こえることもありますが、私が行くと会話がやむんです」(恵さん)

「こんなはずじゃなかったのに…」毎晩、恵さんは夫の位牌に語りかけながら考える。私がこの家で死んでも、きっと家族は気付いてくれないだろう、と。

 こうした老人の寂寥感を描いた漫画『傘寿まり子』(講談社)が今、重版に次ぐ重版で、大ヒットを記録している。

 80才の主人公・幸田まり子は、息子夫婦、孫夫婦、ひ孫と同居している。狭い家に4世代が集まると、家族関係はギスギスしてまり子の落ち着ける場所はない。

 そんな中まり子は、同じ4世代同居で暮らす知人女性が同居孤独死したことを知る。ショックを受けた彼女は、“忙しくて構っていられなかった”と開き直る遺族に、知人の心境をおもんぱかりこう告げる。

《自分でもつらいのよ。どうせこの先長くない人間なのに。まだ生きててごめんなさいって》

 その後、家族が自分に内緒で自宅の建て替えを計画していることを知ったまり子は、家を出て1人暮らしすることを決意する。引き留める長男に打ち明けた言葉が胸に刺さる。

《あの家は私の家なのに、いるだけで息苦しくて。でも家族というくくりがあるから一緒にいなくちゃって》
《(あの家が)嫌いじゃないからつらかったの》

 作者のおざわゆきさんが語る。

「私の母が80代で、周囲にも高齢のかたが多い。身近な存在を形にするうえで、現役も親世代も、今後無視できない問題を取り上げました。まり子を描くうえで、高齢者の気持ちをいかに理解するかに悩みましたが、最終的には、母を含め高齢者の方々の孤独や不安に共感しました」

 作品の反響は、40〜50代の子供世代の読者からが多いという。親や将来の自分と重ね合わせる人も多いのだろう。

「高齢者は、いろいろな意味で“孤独のプロ”。今後も孤独という課題をうまく乗りこなす魅力的なキャラクターを描くつもりです」(おざわさん)

 地域の高齢者に向けて配食サービスなどを行うNPO法人「支え合う会みのり」の担当者は言う。

「家族と一緒に暮らしていても、日中はすれ違いばかりだったり、自室にこもって誰とも話をしないお年寄りはたくさんいます。孫が小さい時は面倒を見ても、成長するにつれ家族との接点がなくなるケースも多いです。そうしたかたが口々に言うのは、『家族のなかで孤立することがいちばん寂しい』ということ。『1人暮らしの方が気が楽』と嘆く高齢者も多いです」


 

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コメント
 
1. 2018年5月19日 19:04:36 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[7]
 
 そんなもんだろう

 日本人は 50歳で 死んでいた 50歳だから 筋肉は衰えていないし

 当然 痴呆症にもなっていなかった 

 ===

 普通は 脳溢血で倒れて そのまま天国に行く ピンピンコロリ だったわけだ

 ===

 それが 今や 寿命が80歳になって もうすぐ 100歳になるかもしれない!!

 ===

 そりゃ〜〜 大問題なわけで いっぱい いろんな悩みが出てくるよね〜〜

 ===

 愛は だから 妻と どれだけ 元気でいられるか って 終末の話が 増えてきた

 ===

 愛は とりあえず 都会の真ん中に マンションを購入して 超高性能の電動車いすで〜〜

 近くの デパートまで 買い物に行ったり 公園の中を 爆走して 風を切って

 楽しむ プランを考えている 
 
 ===

 公園まで 100M デパートまで 100Mの所に 高層マンションができるよていなので

 それを購入して 足腰が 弱っても 頭が しっかりしているときの 過ごし方を計画している
  


2. 2018年5月19日 19:10:39 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[8]

 後10年もすれば ベットから 電動車椅子に 乗せてくれる ロボット位は できるだろう
 
 デパートに行けば 惣菜コーナーで 何でも 美味しいものを 売ってるから 

 食い物には 困らない 

 雨が 降らない限り 車椅子で 散歩はできる 
 
 ===

 たまに 娘や孫が 家に遊びに来るくらいで 退屈はしないね〜〜〜
 


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