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みずほ・三菱・三井住友…メガバンクの「支店長」が消滅する日 判を押すだけの「エリート」は消える(週刊現代)
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/415.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 6 月 05 日 10:46:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


みずほ・三菱・三井住友…メガバンクの「支店長」が消滅する日 判を押すだけの「エリート」は消える
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55618
2018.06.05 週刊現代  :現代ビジネス


銀行員の出世の象徴だった支店長。いまその待遇や働き方が想像を絶するほどに激変している。安定、高給の人気職種だったのはもう昔の話だ。エリートバンカーたちの戸惑いと混乱の現場レポート。

支店長自らフロアで接客

〈銀行の場合、ビルの1階に店舗が入居しているのが一般的である。2階、3階というケースもあるが、それは1階が個人顧客の窓口フロアであり、2階は法人顧客のフロアなどとして使用されていることが多い。(中略)

ところが、三井住友銀行の中野坂上支店は、11階という上層階である。この一点だけをみても、従来型とは明らかに違っている。(中略)

もっとも、驚きという意味では、これは序の口にすぎなかった。11階でエレベーターを降りて店舗に入った瞬間、眼前に広がる中野坂上支店のフロアは、いままで見たことがないような光景だったからだ。

もし、銀行であるとの認識を持たずに足を踏み入れたら、一瞬、いったい、いかなる職種のフロアなのか、わからないにちがいない〉

支店長は3日やったらやめられない。銀行界ではそう言われてきた。

地元の名士として政財界から歓待されるのは当たり前。職場では専用の「支店長室」が与えられ、多くの部下を束ねる一国一城の主として振る舞える。だから一度やるとやめられないし、何度もやりたくなる――。

そんな憧れの仕事である「銀行支店長」の仕事がいま、大きく様変わりしようとしていることをご存じだろうか。

たとえば、メガバンクの三井住友銀行。冒頭で紹介したその中野坂上支店は、支店そのものからして従来の銀行像から想像もできない姿に変貌している。

同支店の様子をレポートした話題の書『銀行員はどう生きるか』は、その驚きの実態を、さらに次のように詳述する。

〈そもそも、伝統的な「銀行らしさ」は皆無に近い。まず、女性行員たちが並んで顧客対応する窓口=カウンターがないのだ。カウンターによってフロアは二分されておらず、カウンター後方に広がる事務フロアもない〉

実際、本誌記者が訪ねると、その風景は異様そのもの。銀行の支店といえば、カウンターに窓口担当行員が並んで接客。その後ろに書類確認などをする事務行員が居並ぶのが普通だが、そうした行員たちがほとんど「いない」のである。

さらに驚きなのは、銀行の支店に入ると、振り込み用紙、送金依頼書などが置かれていて、来店客はまずその記入を求められるものだが、中野坂上支店ではそうした用紙すら置かれていない。

〈訪れた顧客は入口を入ってすぐの総合受付で用件を伝え、キャッシュカードを持参していれば、そこでカードを読み取り機に当てる。すると、担当者が用件別に案内してくれる。(中略)

そこにいる行員に用件を具体的に伝えれば、パソコンのキーボードに打ち込んでいく。来店客が用紙に記入する必要はなく、氏名や金額等の表示内容に間違いがないか、確認するだけである。

あとは印鑑を所定の電子パネルに当てる。断っておくが、印鑑を朱肉に付けて用紙に押印する作業は一切なし。これで瞬く間に用件が済んでしまう〉

つまり、ほとんどペーパーレス。「中野坂上支店はデジタル化が徹底されているんです」と、同書著者で経済ジャーナリストの浪川攻氏は言う。

「顧客は支店に行くと、必要なデータを伝えるだけ。すると、入力されたデータが事務センターに送信されて、口座番号、印鑑登録などをほぼリアルタイムで照合してくれるわけです。

これまでは事務行員が事務センターにいちいち確認して時間がかかっていたのが、中野坂上支店では一瞬でデジタル処理されるので顧客はほとんど待たされることもありません」

従来は「バック」と呼ばれる事務行員が行っていた作業が、最新鋭のデジタル技術に代替された。結果として、カウンターの向こう側にズラリと並んでいた行員たちがそのまま「消えた」のだ。

当然、そうした行員たちを束ねていた支店長の仕事ぶりも変化を余儀なくされているのだが、その変わり様は想像を絶する。浪川氏が続ける。

「私が中野坂上支店を訪ねた時、ロビーに立って、来店客に気を配っている女性がいたのですが、なんとそれが支店長だったのです。正直、これには驚きました。

来店客から見えない店舗の一番奥まったところに座っているのが伝統的な支店長像なのに、みずからフロアの先頭で接客していた。まるで百貨店のフロアマネジャーのようなのです」

「第二の職場」も奪い合い

支店長は外回りの仕事をしているとき以外、営業時間中はそうしてロビーで顧客対応をしているという。

「しかも、支店長室はどこかと聞くと、『ありません』と言う。では支店長はどこで事務作業を行うのかといえば、顧客フロアにあるドアを開けた間仕切りの先、ほかの行員たちのデスクが並べられているうちのひとつが支店長のデスクだった。

それは、銀行員が『いつかなりたい』と願う支店長像とはほど遠いものでした」(前出・浪川氏)

憧れだったはずの支店長が、あたかも一人の雑用係のようになっているのだから衝撃的な光景だ。

いったいなぜこんなことが起きているのかというと、ひとつには銀行の稼ぐ力が衰えてきたのが大きい。企業に1億円を融資しても50万円ほどの利ザヤしか稼げない超低金利時代に、人口減少化が追い打ちをかけて、銀行の国内事業はじり貧化している。

銀行員大失業時代』著者で、HCアセットマネジメント代表の森本紀行氏は言う。

「メガバンクはこれまでは駅前の一等地に支店を構えて、大量の行員を抱え込んできたが、いよいよ維持できなくなっています。

そこへきて、AI(人工知能)やフィンテック(IT技術を活用した金融サービス)などの技術革新が進展したことで、銀行員の仕事を最先端テクノロジーで代替する動きが急速に進んでいる。

米バンク・オブ・アメリカが'15年に発表した予測では、向こう20年以内にフィンテックでさまざまな仕事がロボットに代替されて2500万人が失業するとされており、それが現実化してきた。

これからは銀行員の少なくとも半数、あるいは7割くらいが先端テクノロジーに仕事を奪われることになるでしょう」

実際、「支店のデジタル化」はほかのメガバンクでも進んでいて、たとえばみずほ銀行八重洲口支店では、真っ先に顧客を出迎えるのは制服を着た行員ではなく、なんと人型ロボット『ペッパー』である。

支店をさらに奥へと進むと、テレビ電話を通じて投資相談を受け付けるブースまで用意されており、支店内は近未来的な雰囲気すら感じさせる。

元富士銀行行員で、『銀行員 大失職』などの著書がある経営コンサルタントの岡内幸策氏は、「そうした支店のデジタル化が進むほど支店長の仕事は消えていく」と言う。

「これからは『バーチャル行員』が受け付けをして、融資案件も多くをAIが審査するため、支店長の存在感は薄れていくでしょう。

'90年代までの銀行の支店長の仕事といえば、朝、銀行に来て朝礼を済ませるとまずは稟議決裁が必要なものにハンコを押して、次に融資案件についての協議を行っていたが、そうした仕事は急激にデジタル化されていくわけです。

最近、支店長らが集まる場で講演をした際に『いまの立場で何をしたいですか?』と質問したところ、明確な答えは誰も持ち合わせていませんでした」

そうしたなか、4月27日には衝撃的なニュースが銀行界を駆け巡った。

三菱UFJ銀行は現在、テレビ窓口で、口座開設、ローン手続きなどを行えるサービスを展開しているが、今後はそうしたテレビ電話などで手続きができるセルフ型店舗を拡充。一方、旧来型の有人店舗を大幅に統廃合していくと報じられたのである。

AI化やフィンテックが恐ろしいのは、支店長の仕事量を減らすだけではなく、店舗の無人化で支店長ポストそのものを激減させていくことにある。高嶺の花だった支店長が「仕事消滅」しかねないとは、いったい誰が想像しただろうか。

「これからメガバンク各行は、50歳前後になった支店長から順にグループ会社や取引先へと出向させていく早期退職策をフル稼働で加速させていく見込みです。

メガバンクではバブル期に大量採用して、現在40歳代後半のバブル入行組が大量にいることから、今後は『第二の職場』の受け皿をめぐって熾烈な争いが起こるでしょう。

これまでは支店長を務めれば、50歳前後でグループ会社に移って、悠々自適の生活というのが王道の銀行員人生でしたが、それすら約束されなくなってきたわけです」(前出・浪川氏)

銀行側がセカンドキャリアの面倒を見てくれないと不安に思って、人材サービス会社に登録するバンカーも急増しているという。しかし、みずから次の職場を見つけられる人は少数で、残らざるを得ない人のほうが多いのが実情。

仕事消滅の恐怖に直面しながら、それでも生きていかなければいけないエリート銀行員たちには、これからどんな心構えが必要なのか。

年収600万〜700万円

まず覚悟しなければいけないのは年収カット。いまは年収1000万円オーバーが当たり前だが、日本よりもデジタル化が進んでいるアメリカでは、邦銀の支店長に相当する営業店のブランチマネジャーの年収が600万〜700万円くらいになっているという。

仕事内容も大きく変わる。支店長室で決裁をしているだけでは早晩リストラ対象になるのがオチ。これからはみずから先頭に立ってがむしゃらに働くことが求められる。

「今後は融資の可否はAIの審査結果が中心になるが、融資案件自体は人間が見つけてこないといけない。それこそ支店長の腕の見せ所です。

みずから外回りに汗を流して、儲かる新規案件を発掘する商社マン的な動きが求められるようになります。また、情報のネットワークを持っているかも問われます」(前出・岡内氏)

中野坂上支店長のようにみずからフロアの最前線に出ることも必須だ。

「AI時代にもネットバンキングでは対応できない顧客の複雑かつ高付加価値な相談事は残るので、そうした顧客への対応が支店長の重要な仕事になるでしょう。

たとえば富裕層を相手に、顧客に最適な金融商品をアドバイスする専門的な仕事を支店長みずから行うようになります。

販売受託手数料が高いだけの金融商品を薦めるような支店長は淘汰されるでしょう。

一方、顧客から選ばれ感謝される支店長は多額のボーナスがもらえたり、優秀な支店長がメガバンク各行で取り合いになって、従来は禁じ手だった三井住友銀行から三菱UFJ銀行の支店長へ転職するようなケースも出てくると思います」(元バンカーで企業アドバイザーの津田倫男氏)

変化の時代を生きる支店長の明日は楽ではないが、腕試しには絶好のチャンス。これからの銀行員は安定の職業ではなく、真のビジネスマンとしての価値を試されるようになる。変わる勇気を持つ者だけに道はひらく――。

「週刊現代」2018年5月19日号より



 

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コメント
 
1. 2018年6月05日 21:03:52 : Rt02UdjH9g : 7FMPgE6twRo[920]
何でも同じではないか。
何事も見ぬくほど頭が良くて、しかも勉強ができるほど従順なら、奴隷の管理人になれる。
それ以外は奴隷になれる。

ちょうど今、管理人がAI化されそうになっている。


2. 2018年6月05日 21:44:32 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1123]

いずれ中野支店のような形態すら、個人の生体認証が進めば、不要になり

全てNETのみでOKになる

それが金融サービスの本質が情報であることの意味だ


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