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スバリストを裏切ったスバル、ずっと以前から燃費データ改ざん…国の補助金搾取行為(Business Journal)
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/494.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 6 月 15 日 15:38:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

スバリストを裏切ったスバル、ずっと以前から燃費データ改ざん…国の補助金搾取行為
http://biz-journal.jp/2018/06/post_23696.html
2018.06.15 文=萩原文博/自動車ライター Business Journal


  吉永泰之代表取締役社長(写真:つのだよしお/アフロ)


 富士重工業は、魅力あるグローバルブランドへと成長していくためとして、社名を2017年4月1日からSUBARUへと変更した。その時のプレスリリースには、代表取締役社長・吉永泰之氏のコメントとして、次のように書かれていた。

「従来にも増して、経営理念である“お客様第一”を基軸に『存在感と魅力ある企業』を目指すことに取り組み、長年培ってきた『安心と愉しさ』という固有の価値をお客様に提供し続けることで、さらなる持続的成長を目指します」

 しかし、今回発覚したSUBARUの完成検査業務の不適切な事案に端を発した、完成検査時の燃費・排出ガス測定のデータ改ざん問題は、ユーザーに提供する安心を脅かし、社長辞任という結果にいたった。ここでは、SUBARUが行った燃費・排出ガス測定データの改ざん事件とは一体どのようなものだったのかを解説する。

 事の発端は、17年9月に発覚した「日産自動車の完成検査不正事案」を受けて行った社内調査。その結果、SUBARUにおいても、完成検査業務を実施するにあたり“不適切な事案”があることがわかったのだ。不適切な事案とは、完成検査を行う完成検査員に、本来業務する資格のない検査員に検査を行わせ、代行押印をさせていたというものだった。

 調査を進めていくと、さらなる問題が発覚した。なんと、完成検査工程に属する燃料消費率(燃費)の抜き取り検査を実施する際に、その測定値の一部を変更した可能性があるという趣旨の発言が従業員からあったのだ。

 この発言を受けて国土交通省は17年12月22日、SUBARUに対して燃費測定値の変更に関する問題について、その事実関係の詳細を調査し報告することを要請した。さらに18年2月1日には、保安基準に定める排出ガスデータ含めて詳細に調査、報告するように指示を出した。

■財務省の決裁文書改ざんとの共通点

 SUBARUが国土交通省の指示に従って調査を行ったところ、重大なコンプライアンス違反が明らかになったのである。

(1)SUBARU群馬製作所の本工場および矢島工場の完成検査工程に属する燃費・排出ガスの抜き取り検査において、測定値を書き換えることによって、実際の測定結果として記載すべき数値とは異なる数値を社内書類に記載するという不正行為が行われていた。測定装置などに保存されていたデータから、少なくとも12年12月から17年11月までの期間にわたって、燃費・排出ガス測定の対象となった台数6939台のうち、測定値の不正な書き換えが行われた台数は903台に上った。

12年11月以前については、測定装置などにデータが保存されていないため、具体的なデータに基づいての確認はできなかった。しかし、従業員の供述によると、02年ごろにはすでに書き換えが行われていた可能性が高く、さらにそれ以前についても同様の行為が行われていた可能性は否定できないということだった。

(2)書き換え行為は現場の検査員および班長の判断で組織的に行われており、書き換えの手法は燃費・排出測定の職場において先輩から後輩へと受け継がれていた。上司からの指示はなく、書き換えは現場の判断によって行われていたのだが、上司は過去に燃費・排出ガス測定実務に従事していた経験者もいることから、書き換えが行われていることを認識していたとみられる。一方、課長以上の管理職および経営陣は、書き換えの事実を認識していなかったとSUBARUは結論付けている。

 このSUBARUの書き換え行為は、やや飛躍するかもしれないが、現場の担当者が自分たちの都合の良いようにデータを書き換えていたという点で、森友学園事件の財務省の決算書改ざんに似ている部分がある。SUBARUの場合は、悪いデータを良くするだけでなく、良いデータを悪い測定値に書き換えるという行為もあったが、法令で定められていることを守らず、社内や現場のルールで勝手に補正を行っていたのは重大なコンプライアンス違反であることは間違いない。「現場が法令を誤って解釈して作業していました」との言い訳では片付けられない問題だ。

 しかも、燃費性能はエコカー減税の対象となるので、国の補助金を搾取したと言われても反論できないものである。

 独自の4WD技術や運転支援システム「アイサイト」によって、北米市場をはじめ国内販売も好調なSUBARUだが、こうした問題に真摯に取り組み襟を正してもらいたいというのがスバルユーザーの願いだろう。

(文=萩原文博/自動車ライター)


 

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コメント
 
1. 2018年6月16日 19:11:49 : JvMjyuMlDz : 24QF9WfCx9M[376]
でも誰も 罪に問われぬ 企業とて

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