★阿修羅♪ > 経世済民127 > 770.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
2050年、人口増で世界的飢餓の危機…農地と水資源の不足深刻化、農業生産追いつかず(Business Journal)
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/770.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 7 月 18 日 02:15:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

2050年、人口増で世界的飢餓の危機…農地と水資源の不足深刻化、農業生産追いつかず
http://biz-journal.jp/2018/07/post_24085.html
2018.07.17 文=小倉正行/フリーライター Business Journal




 国連は昨年12月20日、第72回国連総会で「家族農業の10年間」(The Decade of Family Farming)を国連加盟国104カ国の賛成で可決し、2019〜28年が「家族農業」の10年間になることが正式に決定された。国連とその加盟国は小さな家族農業を再評価し、政策的に支援することが求められることになった。

 世界全体の家族農家の推定数は少なくとも5億世帯以上に及び、世界の農家の9割である。世界の農地利用においても大きな割合を占め、世界の食料の約80%を生産している。家族農業といってもさまざまである。大半は小規模農家、超小規模農家である。低所得国では農家の規模はさらに小さく、世界の全農家の72%を1ha未満の農家が占めている。これとは対照的に、50haを超える農家は全体のわずか1%にすぎないが、世界の農地の65%を占有している。

 では、なぜ国連は「家族農業の10年間」を採決したのであろうか。国連は家族農業の重要性とその意義について次のように述べている。

「2050年に目を向けてみると、人口は90億人台を超えると予想され、現在よりも多くの食料を、しかも場合によっては――より質の高い健康的な食料を、消費する人口を支えなければならないという――新たな課題に我々は直面することになる。同時に、農家および人類全体は、気候変動がもたらす新たな課題をすでに抱えている。土地資源や水資源の劣化拡大、その他の環境への悪影響は、高度な集約型農業システムが限界にきていることを示している。したがって、現在求められているのは、貧困層のアクセス拡大を支援する、真に持続可能で包括的な農業システムを見つけ出すことである。そうすることで、将来の世界の食料需要を満たすことができるようになるであろう。そして家族農業ほど、持続可能な食料生産の実例に近いものはない」(「世界食料農業白書 2014年報告」より)

 国連は世界人口について「2050年には、現在の72億人から96億人へと増加することが予想されている」としている。それに対して、この人口増に見合うための食料増産については「2050年の農業生産を2006年の水準より60%以上増加させる必要があるとFAO(編注:国連食糧農業機関)は予想している」としている。しかし、農地拡大の条件については、「アフリカと南アメリカの一部を除き農地の拡大余地がほとんどないなか、土地不足と淡水資源の枯渇は今後深刻化すると予想されている」として、農地拡大どころか農地不足も懸念されているわけである。

■日本、敏感に反応すべき

 また、これまでの人口増に対応してきた農業生産性の向上についても、次のように懸念を表明している。

「今後数十年で、耕作地を大規模に拡大せずに 食料の生産量を大幅に増産しなければならないが、直近の数十年で見ると、世界の小麦、コメ、トウモロコシなどの主要生産物の単収増加率は、1960年代や1970年代に比べて大きく鈍化している。問題は、単収の増加率が今後数十年における需要の伸びに追いついているか、ということである」

 要するに2050年には世界の人口増に見合う食料生産が今のままではできず、世界的な飢餓もありうるとの見通しを立てている。そして、それを解決するためには、世界の農家の大半を占める小規模農家または超小規模農家の家族農業を活性化させ、単収を増加させて、全人類に必要な食料の確保を遂げようとしている。この食糧危機予想が、国連が「家族農業の10年間」の取り組みを世界に求めた理由なのである。

 食料自給率38%の日本は、輸入に食料の確保を依存している。食糧危機予想にもっとも敏感に反応しなければならないのは、日本である。食料の争奪戦になった時、日本政府は国民の生存を守ることができるのか。今から私たちは身構えなければならない。

(文=小倉正行/フリーライター)


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2018年7月18日 06:59:08 : HeHwM1Jtm6 : ifi_V42sDwQ[20]
日本は農地いっぱい余っとるがな

2. 2018年7月18日 10:17:53 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[971]

食料が足りなくなれば、多すぎる人類が減るだけだから

それ自体は、特に問題ではないが

その前に、有害な人類によって自然環境と生態系が徹底的に破壊され

多くの稀少生物種の絶滅が加速することになる


3. 2018年7月18日 11:00:39 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[451]
 
 其れよりも前に ミニ氷河期が 到来しそうだ 早ければ 2030年だ

 日本でも 江戸時代なら 飢饉に該当するような 不作が訪れる可能性が高い

 ===

 最近の豪雨は 海が暖かく 水蒸気を供給して 空に寒気が入り込んで 

 豪雨になっている  

 豪雨は 2019年にも 今回と同規模の 豪雨の可能性がある
 


4. 2018年7月18日 11:26:11 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[9211]
「淡水資源の枯渇」対策として、肉食を制限するのはどうでしょうか。
ヴィーガンになるのです。

大豆ミートとかグルテンミートに切り替えていきます。


5. 2018年7月18日 13:19:03 : ABzezkVDCk : Nd3XGeBWb5c[132]
1960年代のローマクラブ提言からずっとこんな話がある。誰が中国を食わせられるかという話もあった。それからも人口は相当増加したが今のところまだまだ食料を輸出したい国はある。アメリカ、オ−ストラリア、ニュージーランドそれに大豆などはブラジル。

アフリカやアジアの一部では飢餓があるがそれは食料の絶対量の問題ではなくて金がないまた分配がうまくいっていないという貧困の問題である。むしろ食える状態にすれば人口の増加率は鈍化する。あるいは減少する。

実際どうすればよいかは難しい問題だが、大資本の農業参入を自由化すればよいということではない。アフリカでは欧米資本は主食の栽培よりコーヒー、カカオ豆などの換金作物を栽培させる。その方が儲かる。ただし先進国の方針を決めているのは金のある企業や人たちである。


6. 2018年7月18日 18:00:45 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[461]

 アフリカには 巨大な 太陽光が降り注いでいる ナミビアなど

 太陽光パネルを置けば 電力は 余るほど 作れる

 ===

 孫さんが アフリカの太陽光に 色気をだして 20〜30兆円の投資をする様だ

 ===

 電力はあるのだから 後は 水だよね〜〜 水も ナミビアにはあるのだが

 砂漠に水を撒くと 直ぐに蒸発してしまうだろう

 ===

 電力の次は 巨大な 植物工場だろうね〜〜〜 

 ハウス栽培で 強烈な光を コントロールすれば 食料の増産ができそうだ
 
 ===

 南アフリカまで降りると 天気が悪くなるので ナミビアあたりが 最高だと思うな〜〜
 


7. 2018年7月18日 18:02:36 : wTqrxDwRMY : vEeN2335v8Q[462]

 アフリカは 有望だ!!
 

8. 2018年7月18日 18:38:00 : mknHcPLRMY : ayzbYuVwAj4[1]
先進国の有り余っている食料を途上国に格安か無料で譲れば全ては丸く収まるのに、金持ち連中の利益を優先するから食料を買う金のない途上国まで食料が回らない。すると途上国の貧乏人は生活のためにますます貴重な森林や緑地を荒らすようになり、ますます砂漠化が進んで農地が減る。悪循環だね。資本主義はもはや末期状態ではあるまいか。

9. 2021年9月21日 18:44:34 : 5Zl4f1Ok6s : TzRWLnBnNUlsRUE=[9] 報告
科学技術研究庁、培養魚肉生産へ提携=香港新興企業アバントと―シンガポール
https://www.msn.com/ja-jp/money/other/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%A0%94%E7%A9%B6%E5%BA%81-%E5%9F%B9%E9%A4%8A%E9%AD%9A%E8%82%89%E7%94%9F%E7%94%A3%E3%81%B8%E6%8F%90%E6%90%BA-%E9%A6%99%E6%B8%AF%E6%96%B0%E8%88%88%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%82%A2%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%A8-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB/ar-AAOEQL3?ocid=msedgntp

 【シンガポール時事】シンガポールの科学技術研究庁(Aスター)バイオプロセシング(生体触媒)技術研究所(BTI)と香港の培養魚肉研究開発新興企業アバント(AVANT)は、培養魚肉の商用生産で提携したと発表した。

 BTIとアバントは共同で、シンガポール西部のバイオメディカル研究開発拠点バイオポリスに培養魚肉の研究室を開設。大量生産に向けて技術開発を行う予定だ。

 アバントは2018年の設立で、アジア初の培養魚肉技術開発に成功。魚肉だけでなく中華料理でよく調理される食材である魚の浮袋の培養にも世界で初めて成功した。シンガポールには21年半ばに拠点を設置した。22年までにシンガポールに試験生産施設を設立する。

 アバントのキャリー・チャン共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は「アバントの魚肉培養とAスターのバイオプロセシング技術による提携は、大量生産を促進する方法を生み出し、効率を向上し費用を削減することが期待される。今後は他の細胞の培養にも応用できるだろう」と述べた。

 培養肉の販売を許可している国は現在シンガポールのみ。シンガポールでは20年12月に米国新興食品企業イート・ジャスト開発の培養鶏肉「グッド・ミート」の食品安全性を承認。国内販売を許可した。

 また、ストレーツ・タイムズ紙は16日、地場医薬品製造受託機関エスコ・アスター(Esco Aster)が西部アヤラジャークレセントに持つ施設で、培養鶏肉の商業生産許可を7月に食品庁(SFA)より取得し、準備を進めていると報道した。グッド・ミートを生産するとみられている。

 培養肉製造企業は、製品の安全評価と製造許可を個別にSFAより取得する必要がある。ストレーツ・タイムズ紙は4月、植物由来や培養肉などの代替肉研究開発新興企業が15社以上シンガポールに拠点を構えたと伝えている。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民127掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 経世済民127掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
経世済民127掲示板  
次へ