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日銀の緩和柔軟化策による株式市場などへの影響 --- 久保田 博幸 
http://www.asyura2.com/18/hasan127/msg/850.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 7 月 26 日 18:17:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

日銀の緩和柔軟化策による株式市場などへの影響 --- 久保田 博幸
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180726-00010004-agora-bus_all
7/26(木) 17:31配信 アゴラ


20日の夜に日銀が長期金利目標などの柔軟化を検討していると報じられたことで、日本の債券市場を中心に激震が走った格好となった。

週明け23日の日本の債券市場では、10年債利回りが0.090%まで上昇した。0.1%を超えることはなかったものの、日銀は予報策として指し値オペを通達した。0.11%を試してからかとみていたが、その前に日銀は動いて0.11%以上の10年債利回りの上昇は許容しない姿勢を示した。ただし、日銀のコントロールには含まれていない超長期ゾーンの利回りは大きく上昇し、40年債利回りは先週末比0.1%の上昇となった。

日銀の政策微調整観測報道は外為市場にも影響し、ドル円は大きく下落したが、こちらはトランプ大統領のドル高への批判も大きく影響していたことで、日銀に関する報道だけが影響したわけではない。

そして、意外にも日本の国債利回りの上昇が、米国や欧州の国債利回りにも影響を与えていた。米10年債利回りはなかなか2.9%台に乗せてこなかったが、23日には2.95%とあっさりと2.9%台に乗せてきた。トランプ大統領がFRBの利上げを牽制したものの、FRBの利上げ継続の姿勢に変化ないとの見方も押し上げ要因となったようだ。ただ、これまでの動きとやや異なるところもあり、日本の影響を受けたことも確かであろう。これにより米10年債利回りは3%が再び視野に入ってきた。

実際には日銀の緩和策の柔軟化は観測段階であり、決まったものではない。しかし、時事やロイターの報じ方などからみて、そちらの方向に動くであろうとみられる。リフレ派の反対もあろうが、政策委員の多くは異次元緩和の累積的な副作用を懸念していることは確かであり、何かしら手を打つ必要性は感じていたものとみられる。

それでは実際にETFの買入などを含めた柔軟化政策が、債券市場や株式市場、外為市場にどのような影響を与えるであろうか。機能低下が著しかった債券市場はその機能回復が見込まれる。多少の金利上昇となることで、これは金融機関にとっても好影響を与える。現実にここにきて銀行株などが買われている。

日本の株式市場は、日銀のETFの買い支えがなければ急落してしまうのであろうか。むろんそのようなことはない。日本の景気が最悪の状態にでもあれば別ではあるが、よりファンダメンタルに即した株価形成がなされ、むしろ歪さが解消に向かう可能性がある。

外為市場に対しての影響も日本の長期金利が0.3%程度上がる程度で、大きな影響が出るとは思えない。日米の長期金利の差は3%程度ある。たとえ0.2%や0.3%程度日本の長期金利が上がったところで、いわば誤差範疇となる。トランプ大統領が批判してもFRBの利上げは継続するとみられ、日銀の微調整程度では日米金利差が一気に縮小することは考えづらい。金利差という側面からは円高圧力は限られよう。

FRBが正常化を行い、ECBも正常化に向けて準備をしている。日銀は正常化というよりも現在の政策を副作用を軽減しながら継続するための柔軟化措置を検討している。これにより、例えば新興国市場などにどのような影響を与えるのか。すでに日米欧の中央銀行による非常時対応の過剰な金融緩和策は必要なくなってきており、過剰流動性が後退するのはやむを得ない。それでもFRBも買入資産の縮小には慎重であり、日銀も買入ペースを落とすにしても、資産買入は続けている。ある程度、新興国市場への影響は出るかもしれないが、世界経済に大きな打撃を与えるほどのものではないとみている。


編集部より:この記事は、久保田博幸氏のブログ「牛さん熊さんブログ」2018年7月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちら(http://bullbear.exblog.jp/)をご覧ください。

久保田 博幸



 

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コメント
 
1. 2018年7月26日 21:49:02 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1040]

大分、まともな分析ができるようになってきたようだが

あえて言うとすれば、政治リスクを軽視し過ぎているくらいか

今後も、トランプリスクや、地政学リスク、総裁選リスクなどがあり

それが日銀の金融政策への強い圧力となってくる

特に、リスク管理は強化されたと言っても米国や新興国、特に中国の債務残高は

GDP比で、かなり高い水準になっており、しかも再拡大の動きがある


政治リスクが抑制されれば、当面はコントロールできる可能性は高いが、油断はできないだろう


2. 2018年7月27日 00:18:13 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1248]

銀行が日銀にマイナス金利の社債オペ中止要請、減益圧力ー関係者
中道敬
2018年7月26日 5:30 JST 更新日時 2018年7月26日 10:14 JST
• 出口政策と取られかねないとしてオペ中止は困難ー関係者
• 社債オペは2月以降、落札レートがマイナス続き、購入額は7500億円

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
日本銀行が異次元緩和の一環として、社債オペレーションでマイナス金利で買い取ってきたことを不服だとして、金融機関が非公式に日銀に対し、これを中止するよう求めていることが、事情に詳しい複数の関係者の話で分かった。銀行の貸出金利に低下圧力が掛かるのが理由だという。

黒田東彦総裁
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
  関係者らによると、銀行の間で不満が高まってきたのは、日銀が2月以降のオペでマイナス金利で社債を購入し続けてきたためだという。社債利率の低下に伴い、銀行の間では、競争上貸出金利を一段と引き下げる必要が出てくる可能性があり、収益減につながるとして、懸念が生じてきたと関係者らはみている。
  しかし、日銀はジレンマに直面している。3.2兆円規模の社債購入は異次元緩和全体のごく一部を占めるに過ぎないものの、これを取りやめにすると、投資家の間では日銀が出口政策を模索しているとの思惑を呼び、金融市場の不安定化につながる恐れがある。銀行の不満が高まっているにもかかわらず、複数の日銀当局者らは、社債オペに物価押し上げ効果があるか懐疑的だとしても、市場へのインパクトを懸念して社債買いオペの政策変更は適切ではないと考えているという。
  日銀広報は、社債オペについてコメントを控えた。
  前日銀審議委員の木内登英氏(野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト)は、日銀の社債オペについて「止められないから続けているだけであって、続けていることによる効果はほぼ信じていないと思う」と指摘。仮に日銀が社債購入策を打ち切ったり、目標額(3.2兆円)を引き下げたりすれば、投資家は「正式な正常化」の開始と受け止め、円高をもたらす可能性があるという。
Buying Bonds for Losses
The BOJ is purchasing corporate debt at negative yields as part of stimulus policy
Source: Bank of Japan
Note: The figure refers to the average successful bid rate for monthly bond-purchase operations.
副作用軽減
  金融機関が水面下でこうした動きを見せているのは、日銀に対して超金融緩和策を修正するよう圧力が高まっている兆候と言える。日銀は決定会合を30、31日に控え、市場機能の低下や金融機関の経営に及ぼす悪影響など、超金融緩和の長期化で累積する副作用を軽減する方策を模索している。ブルームバーグの調査(17−20日実施、エコノミスト44人対象)によると、全員が金融政策の現状維持を予想したが、半数以上が来年のいずれかの時点で引き締めに転じると回答している。
  全国銀行協会の藤原弘治会長(みずほ銀行頭取)は5月の会見で、強力な金融緩和措置がこれからも長く続けられた場合、金融システムへの副作用が生じるとし、「過度な副作用が確認できるのであれば、やはり政策変更を検討すべきだ」と表明していた。また三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の平野信行社長は25日、ニューヨークでのインタビューで、日本経済は改善しており、「2%のインフレ目標を維持する必要があるかどうかが問題だ」と述べた。 
  異次元緩和の下で銀行の収益は悪化。大手行の貸出金利ざやは黒田東彦・日銀総裁が13年に就任以降、縮小傾向が加速し、一時過去最低の0.83%をつけた。
Loans Make Less Money
The Bank of Japan's easing has weighed on banks' lending profitability
Source: Bank of Japan
Note: The figure is the margin by which lending rates exceed fund-raising costs, excluding interest expenses on interest-rate swaps. Also, the data exclude international lending. Japan's fiscal year ends March 31.
  また、日銀による社債買いオペの落札平均レートは2月、マイナス0.049%となって以降、マイナスが続き、買い入れ額は7500億円に達した。ゼロに近い超低利の社債でも投資家はオペに応札すれば、利益を得られるので人気があり、発行企業からみると起債コストを引き下げられる。企業が銀行と資金借り入れを交渉する際に、社債の超低利発行は良い条件を引き出す「バーゲニングの材料になりうる」と、大和証券の大橋俊安チーフクレジットアナリストは話す。
(第6段落を加筆、第7段落で平野信行氏の発言を追加、チャートも加えました.)

 


賃金のL字ターンを待つ日銀−フィリップス曲線で
増島雄樹(エコノミスト)
2018年7月26日 11:06 JST

Photographer: Akio Kon/Bloomberg
低下する日本の失業率は賃金上昇の加速とインフレ上昇を支える−。それが直近の賃金版フィリップス曲線からのメッセージだ。日本は曲線の右側の平らな場所で、ずっともがいている状況だった。ブルームバーグ・エコノミクスの分析では、失業率と賃金上昇との関係は明確になりつつある一方で、失業率と物価との関係はまだ相対的に弱い状態にある。
  失業率が1992年以来の水準に低下しているにも関わらず、構造変化や周期的要因−オンライン・ショッピングの拡大や耐久財の買い替えサイクル−等が物価上昇を抑制している。それは、日本が物価版フィリップス曲線で平らな場所からやや傾きが大きい場所に移動し始めていることを示唆している。
  こうした下押し要因を考慮すれば、短期的には1%を大幅に超えるインフレ率を維持するのは難しいと考えざるを得ない。ブルームバーグ・エコノミクスでは、日本銀行は金融政策のフレームワークをより持続可能な枠組みに修正し、2%の目標への長期の戦いに備える必要があると考えている。

  5月の失業率は2.2%まで低下した。ブルームバーグ・エコノミクスが直近(2017年第1四半期から18年第2四半期)のデータを用いてフィリップス曲線を推計したところ、失業率が2%まで低下すると、賃金上昇率は前年比2.4%、コアCPI(生鮮食品を除く総合)は1.5%まで上昇する対応関係にある。

  先週金曜日に日銀の金融研究所から公表された論文(日銀の公式見解ではない)では、日本の賃金版フィリップス曲線がL字型をしている可能性を示唆している。すなわち、曲線右側の平らな部分では失業率が変化しても、賃金の下方硬直性のために賃金の上昇ペースに影響はみられないと(同論文では完全失業率ではなく、失業率と自然失業率の差である失業率ギャップを用いている)いうことだ。これは黒田東彦総裁が昨年12月の講演で「過去の賃金の下方硬直性が現在の上方硬直性につながっている」と発言していることと符合する。
  もちろん日本の賃金版フィリップス曲線がどのような形をしているかの解釈には幅がある。ただ仮にL字型をしているとするのであれば、その含意は大きい。まず第一に日銀が想定するタイトな労働市場から物価上昇へのメカニズムが働くには時間がかかる。しかし、もし失業率が自然失業率を明確に下回れば(失業率ギャップがマイナス)、賃金は急上昇する。
  ブルームバーグ・エコノミクスによる簡易版フィリップス曲線の推計値は、少なくとも部分的にはこの仮説(L字型曲線)を支持する。実際、5月の経済指標では失業率が急低下する一方で、賃金(現金給与総額)の前年比は2%台に急上昇している。後者は振れの大きい指標のため断定的な判断はできないが、失業率が完全失業率を下回りつつある中でフィリップス曲線の傾きが急になっていると解釈することもできる。

  一方で、物価上昇への道のりは険しい。ブルームバーグ・エコノミクスが作成した日本の物価ヒートマップ上では賃金上昇と物価上昇との関係が明確に表れているとは言えない。コアCPIの前年比は18年6月時点で0.8%上昇だ。同指標は17年1月には上昇に転じており、もはやデフレではない。しかし、日銀の努力にも関わらず基調的なインフレ率はさえず、構造的な問題や周期的要因が物価上昇の重荷になっていることをヒートマップは示している。以下は主な要因だ。
物価上昇を支える要因 – 食料(除く生鮮食品)、エネルギー、保健医療サービス、教養娯楽サービス
• 人手不足や 訪日外国人の急増などが上記のサービス価格を下支えしている。
• 上昇するエネルギー・食料価格もインフレ上昇の要因だ。ただこうした日用品・ガソリン価格の上昇は一時的であったり消費者の購買力や購買意欲を抑制したりする可能性もあり、持続的なインフレ要因にはならない可能性がある。
物価の低下要因 – 持ち家の帰属家賃、通信 (携帯電話料金)、 家庭用および教養娯楽耐久財。これらの物価上昇を抑制する項目は日銀がコントロールできる範囲を超えている部分もある。
• CPIの約15%を占める持ち家の帰属家賃(持ち家の消費者が家賃を払っているという統計的な扱い)は、家屋の経年劣化を考慮できていないという議論がある。こうした経年劣化を品質調整するとCPIは0.1から0.2ポイント上昇するという試算もある。
• 政府による携帯電話キャリアへのプレッシャーが料金の低下につながってきた可能性がある。
• 一部の耐久財の買い替えサイクルの終わりが価格の下降トレンドに影響している可能性がある。日銀のスタッフペーパーによると、耐久財の買い替えサイクルは00年以降の平均で2.9年となっており、16年に中期的な買い替えサイクルで耐久財消費が増加する段階にあると指摘している。このサイクルが終われば値下げ圧力がかかる。
• もう一つの弱い物価の原因は、多数の財・サービス価格が長期間変動しないことにある。この状況は変わりつつあるが、価格の硬直性は物価上昇を抑制している。

オンライン・ショッピング(Eコマース)の急速な拡大も、物価の押し下げ要因となっている。
• インターネットを経由した支出の占める割合は、16年5月の2.9%から、18年5月の4.2%まで低下した。
• インターネットで売られている商品は、日本では店頭で買うより13%安いーMITスローン経営大学院の教授による研究。われわれの試算によれば、オンライン・ショッピングの増加は過去1年で0.1ポイント程度の物価押し下げ要因となっている。
原文の英字記事はこちらをクリック
JAPAN INSIGHT: L-Shaped Phillips Curve? BOJ Needs to Be Patient

 

日銀の来週の微調整、ブラックロックは「あり得る」−バンガードはなし
Andreea Papuc、Ruth Carson
2018年7月26日 14:06 JST

資産運用会社大手のブラックロックとバンガード・グループは、日本銀行が30、31両日の政策決定会合で微調整を決めるかどうかについて意見が合わない。
  ブラックロックは日銀が政策微調整で市場を驚かすこともあり得るとみるが、バンガードはその可能性はほとんどないという見方だ。
  ブラックロックのオーストラリアの債券責任者、クレイグ・バーディ氏はシドニーでのブリーフィングで、「日銀は何かをするかもしれない。ただ、日本の国債市場をひどく動揺させるようなことはないだろう」と話した。10年物国債利回りがゼロから離れる余地を広げるか、国債保有を年80兆円増やす目標についての文言を変えるかもしれないとみている。
  一方、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアのポートフォリオマネジャー、レイチェル・オコナー氏はインフレ率が中銀目標の2%とかけ離れている現状で日銀が政策を変更する可能性は極めて低いとみている。同氏はメルボルンでのインタビューで、日銀がイールドカーブコントロール政策を微調整して若干柔軟性を高めるという観測があるが「中銀が何かをして少しボラティリティーが高まることを市場が望み、期待していることの表れにすぎないのではないか」と話した。

Investment Exodus
Australian, European bonds have drawn Japanese money since September 2016
Source: Bank of Japan
原題:BlackRock Splits With Vanguard on BOJ Policy Meeting Action (1)(抜粋)

 

 

長期金利が0.10%に上昇、昨年7月以来の高水準ー日銀政策調整観測
三浦和美、山中英典
2018年7月26日 12:50 JST
決定後に指し値オペで新たなレンジを示す可能性−東海東京証
長期金利は0.09%で開始後、午後0.10%に水準切り上げる


国内債券市場で長期金利が1年ぶりの高水準を付けた。日本銀行が来週の金融政策決定会合で現行の金融政策の調整を検討するとの観測を背景に、長期ゾーンに売り圧力が掛かっている。

  長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは0.09%と、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を2.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回って取引を開始。約5カ月半ぶりに指し値オペが実施された今月23日に付けた高水準に並んだ。その後、午後に入って再び売り圧力が強まると0.10%と、2017年7月7日以来の高水準を付けた。

  東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、日銀は金融緩和策の副作用対策として長期金利の誘導目標は引き上げず、「副作用にも配慮」や「市場の変動性を高める」といった文言の追加か修正にとどめるだろうと指摘。ただ、「後者は長期金利の変動幅拡大を意味し、現在の上下おおむね10bpから15bpや20bpへ。30bpだとゼロ%から離れ過ぎ。決定後にシグナル的な指し値オペで新たなレンジを示す可能性が高い」としている。


3. 2018年7月27日 00:40:40 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1250]

東京外為市場ニュース2018年7月26日 / 23:41 / 1時間前更新
米経済成長率、第2四半期は4%割れ=アトランタ連銀GDPナウ
1 分で読む

[ニューヨーク 26日 ロイター] - アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」によると、第2・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率見通しは年率3.8%と、18日時点の予測(4.5%)から引き下げた。

国内の耐久財受注や貿易収支指標を反映させた。

 


 

外為フォーラムコラム2018年7月26日 / 17:12 / 7時間前更新
コラム:根を張る円高リスク、トランプ貿易戦争が肥やしに=亀岡裕次氏
亀岡裕次 大和証券 チーフ為替アナリスト
5 分で読む

[東京 26日] - 為替を左右する要因として、米国の保護主義政策と貿易摩擦の行方が重要だろう。トランプ政権は、輸入制限のために鉄鋼・アルミニウム関税を発動し、中国の知的財産権保護や市場開放、通商慣行是正が不十分として対中制裁関税(340億ドル規模の輸入品に25%関税)を発動してきた。これに対し、中国、メキシコ、カナダ、欧州連合(EU)など多くの国・地域が報復関税に動いた。

トランプ大統領が5月の米中通商交渉において中国の輸入拡大で合意した後に、中国製品への関税賦課を発表し、6月に対象品目を発表して7月に発動したため、中国は米国に不信感を抱き、米中通商交渉は中断している。

中国は、米国が関税発動姿勢を改めない状況では通商交渉に応じない構えのようだ。米国は、8月に対中関税第2弾(160億ドル規模に25%関税)、9月以降に第3弾(2000億ドル規模に10%関税)を行う可能性がある。

一方、米国とEUは25日、「EUによる米国からの大豆や液化天然ガス(LNG)の輸入拡大」「サービス、化学製品、医薬品、医療機器の貿易障壁(関税、非関税障壁、補助金)削減」「米国によるEU製鉄鋼・アルミへの関税とEUによる報復関税の解消」に向けて取り組むこと、交渉中は自動車関税を含めて新たな関税の発動を控えることで合意した。

貿易戦争回避に向けて譲歩姿勢を示したEUと、中国などの米国産大豆輸入減が米農家に与える悪影響を緩和したい米国の意向が一致したようだ。米欧が対立姿勢を弱め、米国によるEU製自動車・同部品関税引き上げの発動リスクが低下したことは、リスクオンの円安要因だろう。

ただし、貿易障壁の削減は、米・EUの双方が取り組む事項である。保護貿易主義の米国が関税を引き下げないとEUの関税引き下げも進まないはずであり、貿易障壁削減が進むかは不透明だ。関税引き下げに取り組む対象に「自動車・同部品」が含まれていないことで、EUの自動車関税引き下げ期待は高まりにくいだろうし、米・EUの関税引き下げ期待による円安効果は限定的だろう。

また、中国の報復関税や対米輸入減少の悪影響が欧州の対米輸入拡大により緩和されるなら、米国は対中関税の発動を進めやすくなる可能性もある。米欧通商摩擦が弱まってリスクオンの円安に作用する効果よりも、米中通商摩擦が強まってリスクオフの円高に作用する効果の方が大きいのではないか。

<米経済に減速の兆し、世界景気減速を懸念した円高も>

これまでは、貿易摩擦があっても欧米や日本などの株価が下落せず、リスクオフの円高が進まずにいた。米国経済の成長率が上向き、世界経済の減速懸念が抑えられていたからだろう。

だが、米国経済に減速の兆しがないわけではない。貿易摩擦やドル高の影響で、米製造業の輸出受注指数は2月をピークに鈍化している。米ミシガン大・消費者現況指数は3月をピークに低下し、消費者期待指数も2―5月に比べ6―7月の水準が低い。

また、供給不足や関税の影響による住宅価格の上昇を背景に、米中古住宅販売戸数は4―6月に3カ月連続で減少し、6月住宅着工件数は昨年9月以来の低水準となった。5月にかけて伸びを高めた米小売売上高も6月には前月比が鈍化し、自動車、ガソリン、建材、食品サービスを除くコア小売売上高はわずかながら前月比で減少した。

つまり、関税の悪影響が輸出や住宅投資に出始めた上に、消費マインドや減税効果の衰えとともに個人消費が減速し始め、米経済指標は市場予想を下回る傾向が生まれつつある。米保護主義政策による貿易摩擦が続く中、米景気が弱まることで世界景気減速を懸念したリスクオフが強まり、クロス円もドル円も円高に傾きやすくなるだろう。

<リスクオフの円高に作用する米中「通貨摩擦」>

米国が関税により輸入を減らそうとしても、他国の報復関税により輸出も減れば、米国の貿易赤字は縮小しない。関税引き上げの範囲を広げれば、輸出と輸入の縮小が進んで経済が減速するリスクを高めるだけだ。

しかも、ドル実効為替が上昇し、米国の純輸出と経済にマイナスに作用する可能性が高まっている。いくら経済が堅調に推移してきた米国とはいえ、過度にドル高が進めば経済成長が阻害されてしまう。

そこで、トランプ大統領は、米連邦準備理事会(FRB)の利上げは喜ばしくない、強いドルは米国を不利にする、と懸念を表明した。また、FRBの利上げによりドルが強くなる一方で、中国やEUが金利を低くして通貨が安くなるように操作していると批判した。

トランプ大統領は2017年4月にも、「ドルが強くなり過ぎている」「低金利政策が好ましい」と発言したが、口先介入した際のドル実効為替の広義指数(対26通貨)は、当時と今回でほぼ同水準だ。ドル実効為替の主要通貨指数(対7通貨)は1月のボトムから7%余り上昇し、2017年7月以来の高水準だが、他の重要貿易相手国を含む広義指数は1月のボトムから8.5%上昇し、2017年3月以来の高水準となっている。

広義指数は、あと3%ほど上昇すると、2016年12月のピークに到達する。ドル実効為替の広義指数の方が主要通貨指数よりも上昇が進んでいる原因は、人民元が大幅に下落していることにある。

米国が対中関税の対象品目を発表し、ポンペオ米国務長官が中国の経済開放アピールは「ジョーク」などと批判した直後から、人民元が下げ始めたことからすると、市場主導で人民元売り・ドル買いが強まったのではなく、トランプ大統領が言うように中国当局が為替操作(人民元安誘導)を始めた可能性が高い。中国は米国の通商要求に譲歩するのではなく、関税が経済に与える悪影響を人民元安によって減殺しようとし始めたのではないか。

他通貨が対ドルで下落する状況では人民元も下落しやすいが、中国当局は為替介入で人民元安を止めようとするのではなく、むしろ他通貨以上に人民元が下落すること(通貨バスケットに対する人民元安)を容認している。米国が10月の半年次為替報告書で中国を「為替操作国」と認定するリスクも高まるだろうし、米中の通貨摩擦が通商摩擦を激化させ、リスクオフの円高に働く要因となりかねない。

<米利上げ抑制によるドル円下落リスク>

トランプ政権のドル高けん制には、市場の警戒を通じてドル高を抑制する効果(ドル安効果)があるだろうが、ドル安が進むとは限らない。

2017年4月のドル高けん制後には、ドル実効為替の下落(ドル安)が進み、その一方でドル円は上昇した。当時は、米税制改革(減税)への期待やフランス大統領選リスクの後退などから市場がリスクオンとなり、ドル安とそれを上回る円安が進んだためだ。

だが、今回はリスクオン要因に乏しく、通商摩擦や世界景気減速への懸念がリスクオフ要因となりかねない。リスクオフによるドル高とそれを上回る円高が進み、ドル実効為替の上昇(ドル高)とドル円の下落が進みやすいのではないか。

ドル高をけん制しても、リスクオフによりドル実効為替が下落せず、米貿易収支や経済成長に与えるマイナス効果が続くようだと、トランプ大統領は米利上げ、他通貨操作、ドル高へのけん制を強めるだろうし、いずれはFRBが利上げを抑制することにもなるだろう。

ドル高けん制の必要性が高まる状況ほど、リスクオフの円高が進みやすく、米利上げ抑制によるドル円下落リスクも高まるだろう。

亀岡裕次氏(写真は筆者提供)
*亀岡裕次氏は、大和証券の金融市場調査部部長・チーフ為替アナリスト。東京工業大学大学院修士課程修了後、大和証券に入社し、大和総研や大和証券キャピタル・マーケッツを経て、2012年4月より現職。


 


貿易戦争は「単なる雑音」になりつつあるのか、世界株が実は好調
Justin Carrigan
2018年7月26日 10:53 JST
• MSCI世界株指数、7月は1月以来最高の月間上昇率になる勢い
• 新たなリスクオン局面が始まる可能性−アバディーンのヒックモア氏

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE).
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
貿易懸念とは一体何だ。
  25日の米国株は5カ月ぶり高値で終了、オーストラリア株は10年ぶり高値圏で推移、カナダやインドなどの株価指数も過去最高あるいはその付近で取引されている。
  このような株高は、差し迫る貿易戦争が世界経済を今まさに悪化させようとしているという話とまるで食い違っている。むしろ、中央銀行による景気支援継続や、企業決算シーズンの期待を上回るスタート、米国や中国から聞こえる保護主義的レトリックへの関心の低下が組み合わさり、リスクテーク意欲をいかに刺激しているかが明確に示されている。MSCIの世界株指数は今月これまでに2.8%上昇し、1月以来最も良好な月間パフォーマンスとなる勢いだ。
                      

  為替ブローカーのFXTMで通貨戦略・市場調査責任者を務めるジャミール・アーマド氏(キプロス在勤)は、貿易戦争を巡る緊張は「こうした国々の成長にまだ影響を与えていない」と述べ、「潜在的な買い手にとってバリュエーションは魅力的に見える」と語った。
  リスク意欲が確認できるのは株式市場にとどまらない。米国の信用スプレッドも今月低下し、いわゆる安全資産需要は低迷している。10年物の米国債利回りは過去2週間で11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇。1ドルが110円を上回って推移する期間は1月以降で最も長期化、金価格は1年ぶりの低水準にある。
  アバディーン・スタンダード・インベストメントのシニア投資マネジャー、ルーク・ヒックモア氏(エジンバラ在勤)は24日、貿易絡みのリスクは行き過ぎに思えるとブルームバーグテレビジョンのインタビューで述べた上で、「少なくとも向こう数週間の間に新たなリスクオン局面が始まる可能性がある」と予想。「トランプトレードといったものは、単なる雑音になりつつある」と語った。
原題:Stock-Market Boom Shows Trade War Becoming Background Noise (1)(抜粋)

 

ドラギECB総裁、インフレ見通しに強気―貿易巡る緊張は緩和
Alessandro Speciale
2018年7月26日 23:31 JST
• ユーロ圏の物価圧力「強まりつつあり、広がりつつある」−ドラギ氏
• 保有債券の満期償還金の再投資戦略についてこの日は議論しなかった
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は26日、保護主義のリスクにさらされているにもかかわらずユーロ圏経済の拡大に自信をあらためて表明した。欧州連合(EU)と米国は数時間前に、貿易戦争の可能性から一歩遠ざかった。
  総裁は記者会見で、域内の景気に対するリスクは「ほぼ均衡している」とした上で、世界の通商を巡る不透明感が「顕著」だと指摘した。域内の景気拡大は堅調かつ広範囲だとし、年初の減速は貿易拡大ペースの鈍化と不透明性の高まりが理由だと分析した。
ユーロ圏の「景気拡大は堅調かつ広範囲」だと語るドラギECB総裁
Source: Bloomberg)
  EUのユンケル欧州委員長とトランプ米大統領は、貿易障壁を下げる交渉を進める間は追加関税を見送ることに合意した。ユーロ圏の主要リスクとして貿易障壁を挙げていたドラギ総裁は、この展開を歓迎。「会談に注目していた。一般的な言い方だが、よい兆候だ」と語った。
  総裁はまた、域内の物価圧力が「強まりつつあり、広がりつつある」とし、「インフレ見通しを巡る不透明感は後退している」と述べた。高水準の設備稼働率と労働市場のひっ迫を理由に挙げた。
  ECBはこの日、月額300億ユーロ(約3兆9000億円)の債券購入を9月末まで続けた後、10月から月額を150億ユーロに減らし、年末には購入を終了すると確認した。「少なくとも2019年の夏の終わりまで」政策金利を据え置くと繰り返したが、この文言の明瞭化を一部の投資家は求めている。
  総裁はまた、保有債券の満期償還金の再投資戦略についてこの日は議論しなかったと述べた。「重要な」決定について今後数カ月で議論すると先に語っていた。

原題:Draghi Upbeat on Inflation Outlook as Trade Tensions Ease(抜粋)


 


ECB、債券購入終了の計画を堅持ー貿易戦争の懸念は当面後退
Carolynn Look
2018年7月26日 21:22 JST
欧州中央銀行 (ECB)は26日、資産購入を今年末で終了させる方針を堅持した。米国と欧州連合(EU)の貿易戦争の懸念は当面後退し、ユーロ圏の景気拡大も堅調を維持している。

  ECBは月額300億ユーロ(約3兆9000億円)の債券購入を9月末まで続けた後、10月から月額を150億ユーロに減らし、年末には購入を終了すると確認した。

  「少なくとも2019年の夏の終わりまで」政策金利を据え置くとし、満期償還金の再投資による追加的な景気刺激を続けることもあらためて表明した。

  ECBは中銀預金金利をマイナス0.4%、リファイナンスオペの最低応札金利をゼロ、限界貸出金利をプラス0.25%で据え置いた。

  フォワードガイダンスの「夏の終わり」が意味するところはやや不透明だが、エコノミストらは来年9月または10月の利上げを予想している。満期償還金の扱いにも注目が集まる。

原題:ECB Keeps to Policy Path as Specter of Trade War Recedes for Now(抜粋)


ビジネス2018年7月26日 / 23:42 / 1時間前更新
ECB、資産購入終了方針を維持 貿易摩擦巡るリスクに警戒も
1 分で読む

[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は26日に開催した理事会で、2兆6000億ユーロの資産購入プログラムを終了する方針を再表明した。予測不可能な世界の貿易摩擦を巡るリスクは存在するものの、量的緩和終了計画の変更は正当化されないとの認識を示した。

主要政策金利も予想通り据え置き。リファイナンス金利は0.00%に、限界貸出金利は0.25%に、中銀預金金利はマイナス0.40%にそれぞれ据え置いた。

量的緩和は10月から月間150億ユーロに縮小し、年内に終了するほか、金利は少なくとも来夏まで金利を現行水準にとどまるとの見通しを維持した。

ドラギECB総裁は理事会後の記者会見で「現時点で、金利を巡るフォワードガイダンスの文言を調整したり、新たに追加する必要はないと考える」と語った。

ユーロ圏における成長鈍化の兆候が台頭し始めたことも指摘し、輸出が幾分失速したことに言及。「報復の応酬を伴う貿易戦争は、極めて異なる状況を引き起こす」とし、世界の貿易摩擦に端を発する状況の変化に警戒心を示した。

同時に、欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長とトランプ米大統領が前日、自動車を除く工業製品に対する貿易障壁の撤廃に向けて取り組むことで合意したことについては、「内容を見極めることは時期尚早」としつつも「良好な兆候」とも評価した。

金融政策については、これまでに買い入れた債券をどのように再投資していくかについては討議しなかったことを明らかにしたほか、「大規模な金融刺激が引き続き必要」と言明した。

 

ビジネス2018年7月26日 / 23:32 / 1時間前更新
ECB理事会後のドラギ総裁発言要旨
2 分で読む

[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は26日の理事会で、主要政策金利を予想通り据え置いた。また、年末までに債券買い入れ策を終了させる方針を維持したほか、少なくとも来年夏までは過去最低の金利水準を継続する見通しを示した。

ドラギ総裁の理事会後の記者会見での発言は以下の通り。

<底堅く裾野の広い成長>

特に世界貿易を巡る環境に関連した先行き不透明感は依然として高いものの、前回の理事会以降に入手された情報から、ユーロ圏経済は底堅く裾野の広い成長軌道に沿って推移していることが示されている。

<構造改革が必要>

弾力性を高め、構造的な失業を減らし、生産性や潜在成長率を伸ばすため、構造改革の実施に注力する必要がある。

<インフレ巡る不透明性は後退中>

インフレ見通しを巡る不透明性は後退しつつある。基調インフレは年末にかけて持ち直し、金融政策や景気拡大の継続、経済的な緩みの吸収、賃金上昇が下支えとなり、中期的には徐々に伸びる見通しだ。

<EU・米の貿易巡る会談>

欧州連合(EU)と米国による貿易を巡る会談を配慮しているが、内容を見極めることは時期尚早だ。これを理由に、欧州委員会がこの日会合を開いていることを理解している。

再び多国間の枠組みの下、貿易問題について協議する意欲が示されたことを踏まえると、良好な兆候と言える。しかし、合意の詳細を十分に把握していないことから、それ以上のことを述べることは困難だ。

<外為相場は目標にせず>

為替相場は成長と物価安定にとって重要だが、政策目標ではないとこれまでも何度か述べてきた。競争的な通貨切り下げを回避することについては、何年にもわたり、さらに何十年にもわたり、国際的なコンセンサスが存在している。

<金利巡る文言の変更はない>

現時点では金利を巡るフォワードガイダンスの文言を調整したり、新たに追加する必要はないとみている。

<インフレは目標水準に収れんへ>

経済は基調的に底堅いことから、インフレの目標水準への持続的収れんは今後も継続し、純資産買い入れの段階的縮小後も保たれると引き続き確信している。

<輸出の減速>

成長の鈍化は主に昨年の第2─4・四半期に見られた異例の高成長に対する反動に由来している。こうした高成長は主に、通常よりも堅調な輸出によるものだった。現在は輸出がこれまでほど強くなく、反動が出ている。

<貿易戦争>

報復の応酬を伴う貿易戦争は、極めて異なる状況を引き起こす。われわれは直接的、間接的双方の影響を見極めていく必要がある。コストが著しく拡大することから、直接的な影響はより重大となる可能性がある。間接的な影響は、とりわけ企業の設備投資に対する信頼感だ。将来の影響について見極める必要がある。


4. 2018年7月27日 20:23:17 : GXcwC2nuYE : Vhu6pqM6GG0[1]
※1
なんで、そんな上から目線なんだ?
おまえはただの無職だろ

5. 2018年7月27日 21:42:18 : E9dZg1sFJc : 4IE@FJrahzs[2]
日銀が 奪う投資の 醍醐味を

6. 2018年7月28日 00:33:46 : z3UvSl7plU : zBlDApyjmi4[8]
利上げ危機で米住宅テロ終焉危機

貿易制裁などトランプの裏勢力が利上げ回避にあらゆる手を尽くしてきたが、苦しくなったトランプが

利上げするな!と本音を言ってしまった。

やはりそうだったかと、ずばりの本音に市場が利上げ援護での逆噴射となった。



7. 2018年7月28日 01:05:29 : tgCtLPnG8g : fIp0TYk9uzU[12]
米住宅勢はタイミングよく介入。
米開店時間に合わせて、
米国債に買いを入れて住宅株を支援との
最小限で最大の効果狙い。
それに比して市場の米国債売りは努力不足。
閉店間近、閉店後での売りでは効果薄である。


8. 2018年7月28日 08:59:18 : EPbbUT7yII : MzAO2w7lmzs[1]
FRBが正常化を行い、ECBも正常化に向けて準備をしている。日銀は正常化というよりも現在の政策を副作用を軽減しながら継続するための柔軟化措置を検討している。


欧州も日銀も出口にふまえ、

金融緩和というへまをしてしまった副作用の解消に柔軟な措置で対応ということだ。


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