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過去最高の「株爆買い」…日銀はどこまで日本株を買い占めるつもりか バブルが限界に近づくなかで(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/251.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 11 月 02 日 10:11:44: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



過去最高の「株爆買い」…日銀はどこまで日本株を買い占めるつもりか バブルが限界に近づくなかで
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58273
2018.11.02 藤田 知也 現代ビジネス


日本銀行が金融緩和で演出してきた「日銀バブル」もいよいよ限界に近づいているのか。たび重なる「世界同時株安」で株式市場が揺れるなか、世界の先進国では”禁じ手”である中央銀行による株買いが、日本ではひそかに加速している。

日銀の動向を取材してきた新聞記者で、『日銀バブルが日本を蝕む』を著した藤田知也氏が警鐘を鳴らす。

日銀の「株買い」が過去最高に

株価が乱高下を繰り返す裏で、日本銀行による”株買い”が加速度を上げている。

日銀が緩和手段の一つとして買っているのは、ETF(上場投資信託)という金融商品の一つ。株価に連動するよう組成されたもので、日銀が大量のETFを買うことは東証1部の銘柄を広く薄く買うのに等しい。

中央銀行が株を買うこと自体が異様なのだが、それを景気指標が改善する間に漫然と続けるのは、世界の先進国を見渡しても日銀のほかに類例がない。

もともと日銀は、金融不安がくすぶった2000年代初めに銀行の保有株式を買い受けた経験があるほか、リーマン・ショック後の景気刺激策として2010年秋にETF買い入れを開始。東日本大震災や円高の悪影響も重なり、買い入れ額は最大で年5000億円程度になった。日銀の株買いは非常事態への対抗策だったが、それでも導入時から株価をゆがめるとの批判は少なくなかった。

ところが13年春に黒田東彦総裁を担いだ日銀は、“異次元緩和”の名のもとに、国債やJリート(上場不動産投信)に加え、ETFも年1兆円ペースで買い入れを開始。物価目標達成までの2年程度の期限付きだったはずの措置は、14年10月の追加緩和で年3兆円、16年7月には年6兆円と、景気指標が改善する間に気前よく拡大されて5年半超にも及ぶ。

そして今年10月のETF買い入れ額は、8700億円に達した。これは単月の買い入れ額としては史上最高額となる。

買い入れ額は年6兆円ペースと定めているが、実際には午前中に株価が下がると、午後になって買い入れに動くというのが基本的な運用パターンだ。そのため、株価の上昇が続くときは買い入れ額が減り、株価が下落に転じると買い入れ額は膨らみやすい。

7月末に微修正された金融政策の方針では、ETF買い入れ額は「市場の状況に応じて上下に変動しうる」との一文が盛り込まれた。従前から黒田総裁が説明していたことだが、わざわざ文面で強調したのは「減額に向けた布石か」との見方が浮上し、実際に8月は買い入れ額が1000億円台に縮んだ。

しかし、10月は一転、株価が大幅に値下がりした影響で買い入れ額は大きく膨らんだ。

日経平均は10月初めに約27年ぶりの高値となる2万4000円台をつけたが、その後はつるべ落としのように下落を続け、後半には一時2万1000円を割り込むなど最大で3000円超も値を下げた。後に引けない日銀は、定石通りにETFを買わざるを得なかった。

株安の背景には、米国での長期金利の上昇に加え、トランプ政権が仕掛ける米中貿易摩擦の激化がある。

先行きはなお見通せないが、日本の景気拡大局面はほぼ丸6年に達し、米国はそれより長い9年超に及ぶ。景気改善は永続しないというのが経験則であり、来年以降に景気が後退局面を迎えるとみる専門家は少なくない。景気が後退局面に入れば、日銀の株買いも際限なく加速しかねない、ということだ。

黒田総裁の常套句は…

「ETFの買い入れについて現状、大きな問題が生じているとは考えておりません」

日銀の黒田東彦総裁は今年2月の国会答弁でも、お決まりのフレーズを繰り返していた。しかし、日銀がいびつな形で存在感を増しているのは誰の目にも明らかだろう。

日銀のETF保有残高は今年3月末時点で24兆円(時価ベース)で、ETF全体の7割以上を買い占めた格好になっている。国内で発行されるETFは12年末時点の4兆円強が18年春に32兆円超に膨らんでいる。まるで日銀にどんどん買ってもらうために新たなETFが続々と組まれているようなものだ。

東証1部の時価総額に占める日銀の保有割合は4%前後。このシェアがまだ小さいと語るのも黒田総裁の常套句だが、問題は今のシェアではなく、景気指標が改善する間に買い入れを拡大させた揚げ句、それを減らしたり止めたりすることができず、シェアがゆっくりと着実に膨張を続けていることにある。

債券市場では、国際発行残高に占める日銀の保有割合が4割超に達した。国債が買いにくくなる限界に近づいたため、ようやく日銀は16年9月に買い入れ額を減らす方向にカジを切ったが、それでも保有残高を増やす方針は維持しており、シェアは今も少しずつ拡大している。

日銀の大規模緩和で国債価格は異常な高値となり、多くの投資家は市場から追い出され、市場は取引量が極端に細って閑散としている。かつては「経済の体温計」と呼ばれた債券市場も、国債の本当の価値をあらわす市場機能が失われたと言われて久しくなった。

株式市場が将来、債券市場のように壊れていくとしても、それはだいぶ先のことにはなるだろう。しかし、株買いをやめることはおろか、減らすことさえできないうえに、次の景気後退期にはETFの買い増しくらいしか打てる追加策がないと言われるありさまだ。時間をかけて同じ道をたどるのではないか、と心配せずにはいられない。

後戻りできない政策、その限界

筆者が今春まで日銀の担当記者として取材した限り、日銀の株買いやその拡大を積極的に支持する意見はほとんど聞かれなかった。金融政策を決める政策委員会のメンバーの間にも、消極的に賛成しているとみられる言動が目についた(詳細は拙著『日銀バブルが日本を蝕む』)。

にもかかわらず、なぜ買い入れ額が漸次的に拡大してきたのか。

結果論でいえば、異次元緩和の最大の失敗は、大規模緩和を始めたことよりも、想定どおりに2%を実現するのが困難だとはっきりした14年時点で、日銀や政府が現実を直視せず、緩和を強めれば次こそ実現できるとかたり続け、無理筋の強行路線を推し進めたことにある。

「物価目標の達成が遅れる恐れ」を口実に追加緩和を打ったことは、物価上昇率が下がると次の追加緩和観測が高まるというゲームを市場にもたらし、金融政策が泥沼化する原因をつくった。市場では、物価が下がると追加緩和への期待から円安・株高が進み、追加緩和が見送られると大きく反動するという混乱を何度も繰り返した。そして、追加緩和観測が最高潮に達すると、抗いきれずにマイナス金利や株買いの拡大へと突き進んでいった。

要は、強い姿勢を示して期待を高めるという当初の戦略の軌道修正が遅れ、自ら「強烈な金融緩和をやれば2%が2年程度で実現する」と唱えた主張を正当化させるため、打ち出した見せ球の一つが株の爆買いだったのだ。

16年7月にETFの買い入れ額を年6兆円に倍増させたときは、消費増税を先延ばしするため、安倍首相がG7首脳会議で突如「世界経済に危機が迫っている」と言い出し、これから経済対策を打ち出そうというタイミングでもあった。政権幹部から追加緩和を催促するような発言まで相次ぎ、政府方針に付き合わざるを得なかったというのも理由の一つだろう。

経済危機は訪れず、株高が進み、企業業績も過去最高を更新したが、日銀が株買いをやめることも減らすこともできずにいるのは、株安の引き金を引くのが怖いからだ。

いちど拡大させたETFの買い入れは永遠に続けることにならないか。そんな不安を口にすれば、日銀の幹部たちからは似たような反応が返ってくる。

「だって買い入れをやめたり減らしたりしたら、株価が下がっちゃうでしょ。それでもいいんですか」

後戻りできなくなるような政策を導入することの罪深さを思い知らされるが、政策を決めた人たちが責任をとるようなことはしない。

ささやかで庶民には実感の乏しい「日銀バブル」は、いよいよ限界に近づきつつある。そのツケがいつ、どう回ってくるかは見通せないが、はっきりしているのは、問題を先送りするほど払わされるツケは大きく膨らんでいくということだ。

        














 

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コメント
1. 2018年11月02日 12:13:35 : LtCgBW7hYc : oBmaRz_apoI[127] 報告
これで日銀の完全民営化とかになったらこわいねー
2. 2018年11月02日 14:24:01 : o3QrDJ9g1w : 4hlkJk4rXAQ[61] 報告
必死の買い支えが続いているが、これは破綻した時は奈落の底まで一気に墜落するということだ。永遠に脱出しないつもりだったのだろうが、そんなことが通用するか。
3. 2018年11月02日 17:58:06 : zUhnLgfscI : KEkKduzJkuc[2] 報告
すでにとりかえしのつかないところまでやってるでしょ。
安倍が非常事態宣言発令して国民の財産没収して家畜奴隷にする口実でも作りたいのかね。
海外の債務国がデフォルトするかどうかの瀬戸際で日本だけ生き残るなんて事意味の無い事。
日本も世界の流れに乗じて日銀を国営化して借金チャラにして黒字に戻すというのがまともな頭のすること。
4. 2018年11月02日 23:30:05 : qevJ2AuwbI : P@lJJFqAwRY[2] 報告
>>1
いや、現状では日銀の完全国有化行きでしょ。
そして円が紙くずに。
日銀の目標であるセコい数%のインフレどころか
30000%のハイパーインフレまで達成できて万々歳。
5. 2018年11月04日 09:12:23 : CeeXAH8A0Y : 6ddJjZDkDD4[1] 報告
もうこうなってしまっては日本経済は破滅だ
日銀に出口はない
唯一の生き残りの方法はこれしかない
すべての企業の株を日銀が買い取ってしまうことだ
すべて買い取っても600兆円、日銀にとってはできないことはない
これをやれば株式市場は機能しなくなるが暴落もなくなる
海外のヘッジファンドも逃げていく
しかしこのことは資本主義から社会主義へ移行することになるか、最悪の場合はヒットラーの国家社会主義に向かうことになる
いずれにしても資本主義は機能しなくなってしまった
中国のような国家資本主義へ向かうのかもしれない


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