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38歳「貯蓄ゼロ」Aさんと「貯蓄3000万」Bさん、格差のワケ じつは、わずかな違いなんです(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/904.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 12 月 13 日 16:36:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 



38歳「貯蓄ゼロ」Aさんと「貯蓄3000万」Bさん、格差のワケ じつは、わずかな違いなんです
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58737
2018.12.13 風呂内 亜矢 ファイナンシャルプランナー 現代ビジネス


年齢や収入は同じなのに、なぜか貯蓄額に雲泥の差がついているーー。そんな男性二人のお客様がいたというのが、『ほったらかしでもなぜか貯まる!』などの著書があるファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん。
「貯まる男」「貯まらない男」の差はいかにして生まれたのか? 両者のお金に対するスタンスの違いを、具体的なエピソードを挙げて紹介します。


文・構成/星飛雄馬

「貯まる男」「貯まらない男」は接待の場でわかる

皆さんこんにちは。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。

同じ会社で、同じ期間働いている同期入社の二人。年収も同じくらい。それにもかかわらず貯蓄ということに関しては、二人に大きな差が開いてしまうことがあります。

なぜ、こんなことが起こるのでしょう? 38歳で年収800万円の同期入社の男性、AさんとBさんのケースを見ていきましょう。

このAさんとBさんは、私が営業の仕事をしていたときのお客様でした。「38歳、年収800万円」と年齢や収入は同じものの、二人の性格はまったくといっていいほど対照的。その差は、行動に大きく表れていました。

クライアントであるAさんを、私が接待したときのことです。「今日は自分が支払いを持つ必要がない」ということを理解しているAさんは、ここぞとばかりに大量の品を注文し、お酒も多く召し上がっていました。

ちなみに、私が接待に利用していたお店は、特別高級店ということはなく、一般的なレストランです。それにもかかわらず、Aさんは「ここで少しでも多く食べなければ、損」とばかりに旺盛に食べていました。

一方、Bさんの場合はどうでしょうか。Bさんはグルメな方で、私が接待するような会食の場でも、いつもご自身の方からお店を選び、予約してくださいました。



「自分が行ってみたかったお店だから」

と、支払いはBさんがなさってくださいます。いたたまれなくなった私が、

「今回は、私が接待をする側なので……」

と告げると、

「では、食後にカフェでお茶でもいかがですか?」

と提案してくださいます。そして、カフェでの支払いは私にさせてくれることによって、私の心理的な負担を軽減してくださるのです。

接待の時の立ち振る舞いが好対照なお二人。貯蓄の方も、くっきりと明暗が分かれるほど、差が出ていました。

接待の時に、ここぞとばかりにたくさんの注文をしていたAさん。彼には、ほとんど貯蓄がありませんでした。38歳で年収800万円ですから、収入の水準としては高い方でしょう。それでも、Aさんには貯蓄がまったくなかったのです。

それでは、グルメなBさんの貯蓄はどうでしょう?

BさんもAさんと同じく年収は800万円。確かに収入は高いのですが、同じ年収のAさんが貯蓄ほぼ0なのに対し、Bさんは有価証券(株、債券、投資信託など)だけで約2000万円。預貯金で約1000万円。そしてさらに、不動産も数件所有するほどの、個人資産を築いていたのです。

私がこれまでたくさんのビジネスパーソンと会ってきた経験から言うと、どうも接待の場で、他人の支払いだからと欲ばり、多く注文するような人には、お金持ちは少ない印象があります。

支払いがないことは、得をしているように見えますが、お金を支払わない代わりに「少しでも損をするのが嫌な人なんだな」といった印象を購入してしまっているのかもしれません。

一方で、Bさんのようにこだわったお店で食事をとることや、相手にご馳走して貸しをつくることにもなるお金の使い方は、次回自分が接待をするお店選びのリサーチになったり、相手をやる気にさせるといった面で、“投資”になっているのかもしれません。

実際に、お二人の話を聞いているとBさんは会社で多くの人に慕われ仕事も楽しそうなのに対し、Aさんから楽しく仕事をしている様子をうかがえる機会はほとんどありませんでした。

何気ないキャッシングが命とり

このように、お金に対する意識の差で資産形成は大きく変わってしまいますが、中には

「若い頃からそんなに、お金、お金と考えたくないな……」

という方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、むやみにケチケチする必要はありませんが、お金に対する意識(お金の基礎力)の差が、物件の購入という、一大イベントに影響を及ぼすこともあるので、注意が必要です。

私が、不動産の会社で働いていたときのことです。担当をしていたお客様に、Cさんという方がいらっしゃいました。

Cさんは大手企業に勤務しており、年収も同世代の平均より高めでした。物件の購入を前向きに考えたCさんと私は、目当ての物件を絞り込み、返済計画をたて、いよいよ銀行でローンの審査に挑むことになりました。

ところが、大企業勤務、年収も十分ということで、審査は問題無くパスするだろうと思っていた私の予想を裏切り、Cさんはローンの審査に通りませんでした。

不思議に思った私は、再審査に臨むため、改めてCさんに日常生活の聞き取りをし、何が問題だったのかを探ることにしました。

聞き取りをしてみると、Cさんは営業職で、お客さんを接待する機会も多いようです。

それ自体は問題ありませんが、ある時、夜のお店でCさんがお客さんを接待したときのこと。

お店の方から、クレジットカードでは無理だが、現金で払えば割引できると持ち掛けられたというのです(余談ですが、日本においては、通常、現金とクレジットカードの支払いで金額に差をつけることは、カード会社の加盟店規約に違反する可能性があります)。

「これはお得だ」

と思ったCさん。さっそく現金で支払いをしようと思いますが、持ち合わせがありません。すぐに近所のATMに走り、20万円をキャッシング。無事、割引価格で支払いができました。

そんな何気ないキャッシングが、命とりでした。小さな金額だと思っていたCさんは、その20万円の借金を、放置していたのです。結果、少額ではありましたが、その借金が問題となり、物件購入のためのローンの審査が通らなかったのです。

その後、私も返済の方法を一緒に考えながら、キャッシングを完済したCさんは、最終的にローンの再審査に通りました。結果的には事なきを得ましたが、少額であっても借りていることに対する銀行の見方はシビアなのだなと学んだ出来事でした。

よい借入、悪い借入の違い

もちろん、借入の中には、問題の無いものもあります。車のローン、奨学金、携帯電話の分割での購入などは、借り入れとしてカウントはされても、滞納していなければ問題になることはほとんどありません。

ですが、それ以外の、例えば今月の生活費がちょっと足りないなどの理由で、むやみにカードローンをしては、いけません。そうした行為は、将来の与信に深刻な影響を与える可能性があると、覚悟をした方がいいのです。

さらに「キャッシングはしないから、大丈夫」と思っている方でも、注意が必要なケースがあります。銀行で総合口座を開設している方や、銀行のキャッシュカードが、カードローンと兼用型のサービスを利用している方の場合です。

まず、銀行に総合口座を持っている場合です。多くの銀行で、定期預金をしていたり、個人向け国債を購入していたりすると、普通預金の残高が不足した場合、不足額の分、それらを担保に自動的に貸し付けが行われる機能があります。

次に、銀行のカードローンのサービスに加入しているケースです。銀行のカードローンには、一般的に自動融資サービスが用意されていることが多いです。

これらは、別途申し込みが必要なことがほとんどですが、加入時に設定していると、自分が自動融資サービスを利用していることを忘れてしまう方もいます。

そのような場合、公共料金やクレジットカードの支払いの際に、口座残高が不足していると、自動的に融資が行われてしまいます。自分でも気づかないうちに、借金をしてしまうことがあるのです。

このように無意識的に行った借金が、住宅ローンの審査といった人生の重大なイベントに、深刻な影響を与えてしまうケースがあります。

銀行に総合口座を持っている、銀行のキャッシュカードが、カードローンと兼用型になっている方は、口座の残高がきちんとあるか、定期的に確認するのが良いでしょう。

ファイナンシャルプランナーとして個人相談を受けていると、ときどきお客様の中に、

「借金は、社会的信用力があってこそできるものだから、どんどん借りたらいい」

とおっしゃる方がいます。確かに、社会的信用がなければ借金はできませんので、このことは事実です。

けれども、借入が有効に生きる時というのは、特に一般家庭においては、「借りている利息以上に投資効果があるケース」や、「必要資金を全額準備するのに時間がかかり対象物を必要とする期間が経過しすぎてしまうと考えられるケース」に限られます。

投資効果がある代表例は奨学金、資金を準備するのに期間がかかりすぎるものの代表例は住宅ローンなどです。

「奨学金や住宅ローンを除いた借入は避ける」というのは、概ね間違いのないお金の基本コンセプトです。

わずかな違いに見えるお金に対する基本的なスタンスが、時間をかけて大きな差になって現れることがあります。自分の根本的な考え方に間違いがないか、意識的に振り返る機会を設けることも大切かもしれません。

          
マネー下手な人もこの1冊をまねて、ほったらかすだけ。気づいたら「自動で貯まる」仕組みができる!


 

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コメント
1. 2018年12月16日 12:52:45 : rEU150Iq3g : hbFJFuTKdiw[2] 報告
多くの資産を持つ金持ちは[使い方]がどうのこうのでなく、金儲けがどうのこうのだろうが。

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