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年金は何歳からもらうのが一番おトクか…ついに「正解」がわかった 夫婦で得する賢い「もらい方」があった(週刊現代)
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/255.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 12 月 22 日 17:50:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


年金は何歳からもらうのが一番おトクか…ついに「正解」がわかった 夫婦で得する賢い「もらい方」があった
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58444
2018.12.22 週刊現代  :現代ビジネス

繰り上げ受給、繰り下げ受給の採算分岐点はここだ

'17年の男性の平均寿命81.09歳、女性は87.26歳。いずれも過去最高を記録した。

「寿命が延びているのに比例して、老後の医療費、介護費は増えている。しかし自分の寿命は短いと思って、より早く年金をもらおうとしてしまう人も多い。

がんや脳梗塞といった大病にかかるとわかっていれば、早くもらうに越したことはありません。だが、より考慮せねばならないのは、病気よりも長生きへの対応なのです」
(FPアソシエイツ&コンサルティング代表・神戸孝氏)

長生きのリスクに対応するため、老夫婦の「老老年金」においては、年金の受給開始時期はもっとも重要な問題だ。しかし、複雑につぎはぎされた年金制度から、夫婦の最適な年金受給の仕方を読み解くのは至難の業だ。

本誌は年金のプロの分析を加え、賢い年金のもらい方を導き出した。

夫婦の年金の受給開始は夫が65歳、妻が70歳が最もお得である――本誌はこう結論づけた。平均的な夫婦(夫は元サラリーマン、妻は専業主婦)の最適な年金受給開始年齢である。

年金の繰り上げ、繰り下げについて簡単におさらいしておこう。

老齢基礎年金は65歳からの受給が原則だが、60歳〜64歳でも繰り上げ受給が可能だ。しかし年金額は最大30%減額(60歳)される。一方で、66歳〜70歳で受給を開始する繰り下げ受給を選べば、年金額は最大42%加算(70歳)される。

だが、繰り下げれば、年金の損益分岐点も後にずれる。分岐点が来る前に亡くなれば、払い損も生じてしまうわけだ。

長生きリスクを考慮しながら、最も合理的な受給開始年齢をはじき出すとどうなるか。オフィス・リベルタス代表の大江英樹氏が言う。

「60歳からの繰り上げ受給と65歳からの受給を比べた場合、後者の受給総額が前者を上回るのは、77歳から、です。

同様に、65歳からの受給と70歳からの繰り下げ受給では、82歳が分岐点になる。長生きリスクを考えれば、できるかぎり繰り下げて受給額を増やしたほうが合理的です」

繰り上げ受給は差し迫った事情がない限り、損な年金のもらい方だという。そこには「働き方」の変化も考慮するべきというのは、社会保険労務士の大神令子氏だ。

「継続雇用制度の義務化で、いまや65歳まで働くことは常識になってきました。その期間は年金を受給しないほうがいい。65歳までは、それ以降と比べると、稼げば稼ぐほど『在職老齢年金制度』により年金が減らされる額が大きくなるからです。

また
年金を繰り上げ受給してしまうと、65歳までしか受けられない障害年金がもらえなくなってしまう。障害年金は、働いているときこそ必要になるものです」

「加給年金」をもらうには繰り下げ受給はやめなさい

だが、受給をめいっぱい繰り下げて70歳からもらい始めると、65歳からの受給に比べて得する年齢は82歳からということになり、平均寿命を超えてしまう。平均的な人は損をしてしまうのだ。

さらに忘れてはならないのは、妻が夫より若い場合に支払われる「加給年金」の存在だ。

妻が65歳になるまで、夫の老齢厚生年金に月額約3万2000円がプラスされる制度で、妻が5歳若ければ加算額はトータルで約200万円、10歳若ければ約400万円にも上るうまみの大きい年金だ。

「ところが、夫が受給を繰り下げると、加給年金はもらえなくなってしまいます。70歳まで受給を繰り下げたとき、42%増の加算分で『失われた加給年金』をカバーできるか?

妻の年齢、厚生年金の支給額などに加え、自分がどれだけ長生きするかにかかっています」
(社会保険労務士・北村庄吾氏)

妻のために堅実な受給を目指すなら、平均寿命を参考にし、夫は65歳から年金をもらうのが得だというのが、多くのプロの答えだった。



夫の死後、妻が年金を「手厚く」する方法

では一方の妻のほうはどうか。多くの場合は夫が先に亡くなる。

「夫の死後、妻には遺族年金が支給されますが、それは夫の老齢厚生年金の4分の3のみですし、夫の老齢基礎年金はなくなります。夫の死後、自分の老齢基礎年金を厚くすることを想定して、妻のほうは70歳から繰り下げ受給することがおすすめです」(前出・大神氏)

「夫の死後に妻が得する」観点から考えれば、夫65歳、妻70歳が夫婦の賢い受給開始年齢なのだ。

下の図を見て欲しい。

大手メーカーに勤めるAさんは65歳まで定年を延長し、65歳から年金受給を開始した。妻は60歳の専業主婦だ。

Aさんが受け取るのは、老齢厚生年金(月約10万4000円)、老齢基礎年金(月約6万5000円)の計16万9000円。さらに妻が65歳になるまでの5年間は「加給年金」(月約3万2000円)が加算され、20万1000円を受給できる。

10年後、妻は70歳になり、繰り下げにより42%増えた老齢基礎年金(月約9万2000円)の受給を始めた。Aさん夫婦は合わせて26万1000円の年金を受給する。

やがてAさんが死亡。妻は老齢基礎年金と遺族厚生年金(月約7万8000円)を受け取り、月々、約17万円の年金で晩年を過ごすことになる。

長い婚姻期間に夫婦の耐え難い確執が生まれ熟年離婚に至るケースも少なからずある。離婚するなら、この加給年金の支給満了が一つの目安となりそうだ。



熟年離婚する夫婦の場合、年金はどうなるのか

夫の厚生年金に加算される加給年金の支給が止まる妻が65歳になって以降に離婚するほうがお得ということになる。ただし、妻にとってはお寒い結果となりそうだ。

「離婚後には年金分割されますが、妻は夫の年金の半分をもらえるわけではありません。あくまで婚姻期間中の厚生年金部分の最大で半分です。

年金事務所に行けば、夫に内緒で離婚後の年金額を試算してもらえますが、多くの場合、思ったより少ないでしょう。厚労省によれば、年金分割した人の受取増加額の平均は月3万円ほどです」(家計コンサルタント・八ツ井慶子氏)

とくに専業主婦にとって熟年離婚は夫を利して、自滅する選択なのかもしれない。妻を守るためにも手厚い年金を残す賢い選択をしてほしい

「週刊現代」2018年11月10日号より



 

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コメント
1. 2018年12月22日 18:07:20 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[948] 報告
国民の置かれた環境は様々、そして各々の家庭や健康も様々、何時死ぬか、何時病に倒れるかも判らぬ要素が様々増えていき複雑に絡みあっているのにこれがベストなんて有るのでしょうかね?
2. 2018年12月22日 20:23:46 : o3QrDJ9g1w : 4hlkJk4rXAQ[409] 報告
細く長く貰うのが一番特だ。
国が最も嫌がることが最も国民の利益になると相場が決まっている。
3. 2018年12月23日 19:01:27 : d0QODkNglo : ul9iNPnSst8[40] 報告
記事を売る リスクに上手く つけ込んで

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