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中国配車サービス滴滴出行、次は自動車メーカー買収か 掃除機のダイソン、EV参入をステップに膨らむ野望 自動車メーカー凌駕
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/267.html
投稿者 うまき 日時 2018 年 12 月 24 日 11:52:23: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

(回答先: 世界の富豪上位500人の資産、今年5110億ドル減−市場の低迷で約57兆円 大規模ETFから約2時間に1000億円超流出 投稿者 うまき 日時 2018 年 12 月 24 日 11:46:47)

コラム2018年12月24日 / 09:18 / 2時間前更新

中国配車サービス滴滴出行、次は自動車メーカー買収か
Robyn Mak
2 分で読む

[香港 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国配車サービス大手、滴滴出行(DiDi)は2019年、自動車メーカーの買収に踏み出しそうだ。世界の競合他社と同じく、同社は伝統的なメーカー数社と提携している。

中国自動車企業の価値評価が下がっている時だけに、程維・最高経営責任者(CEO)はメーカーの買収に意欲を燃やすだろう。

ハイテク企業と自動車業界の境は急速にぼやけつつある。滴滴は2018年、メーカー数十社とのカーシェアリング網を発表。続いてトヨタ自動車(7203.T)を含む31社との間で、販売、資金調達での提携に加え、新型エネルギー車などを共同開発する大規模な連合を構築した。

しかし最大の狙いは、滴滴ブランドの車両をつくることだろう。程CEOは既にBAICグループなどの国内メーカーや独自動車部品大手コンチネンタル(CONG.DE)と提携した。最終目標は、滴滴の配車サービス向けに特化した車両の製造だ。関係筋は4月、ロイターに対し、程氏が密かにエンジニアと設計者の社内チームを構築していると話した。

程氏が自動車製造に関心を向けているのには、もっともな理由がある。同社は自動運転車市場での覇権を目指し、グーグルの親会社アルファベット(GOOGL.O)傘下のウェイモなど、ハイテク、自動車企業と戦っている。垂直統合を達成すれば、滴滴は優位に立てる。

非公開企業の滴滴が最後に行った資金調達は、2017年の40億ドル。米紙によると、これによって現金準備は120億ドルに増えた。以来、同社は新たな市場に進出し、安全性を強化するなど事業を拡大している。

この現金準備の半分を使うだけで、メーカー1社なら買えるはずだ。フィッチによると、中国の自動車セクターは消費減速によって打撃を被っており、2018年の販売台数は1990年代以降で初めて減少する見通しとなっている。

時代遅れの国有企業は、買収対象から除外すればよい。もっと小回りの利く企業の方が、滴滴には似合うだろう。そうなると、中国電子商取引大手アリババ傘下の電気自動車(EV)メーカーである小鵬汽車や、元大手メーカー幹部が設立したEVベンチャーのフューチャー・モビリティなどが候補に入るかもしれない。

大胆な買収によって、滴滴は確実に前進するだろう。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。
https://jp.reuters.com/article/china-didi-breakingviews-idJPKCN1OJ1G8?il=0


 

2018年12月24日 CAR and DRIVER :総合自動車情報誌
掃除機のダイソン、EV参入をステップにしてさらに膨らむ野望
ダイソンのロゴ
Photo:DOL
シンガポールでEV製作
本格的な量産型のモデルを打ち出す計画
 ダイソン(英国)といえば、掃除機や扇風機などを作っているメーカー、というイメージが強い。そのダイソンが、シンガポールでEV(電気自動車)製作に乗り出すという。同社が発表した計画によると、「2020年に現地工場を完成させ、21年には最初のEVをリリースする予定」という。

 ダイソンは以前から自動車業界への進出意欲を見せており、今回の新工場建設、EV開発に26億ドル(約2966億円)を投資した。ダイソンは少なくとも3種類のEVを投入する予定だが、最初のモデルは「市場への参入の可能性を探る」ことを目的とし、生産台数は数千台に限られる。その後に「本格的な量産型のモデルを打ち出す計画」といわれている。

 ダイソンのEV市場への参入は以前から計画されていた。15年には今後のEV用バッテリーの中心になるのではないか、といわれているソリッド・ステート・バッテリー(全固体電池)のベンチャー企業だったSakti3社を買収した。ただしソリッド・ステート・バッテリーを採用するのは将来の予定で、最初のモデルには他のメーカーと同様に「リチウムイオン電池を搭載する」という。

超軽量でソリッド・ステート・バッテリー採用
EVとしては最先端の技術を導入
 価格帯については発表されていないが、テスラ・モデルSなどのプレミアムクラスに対抗する車両になると見られている。ボディは軽量化を目指し、BMWが採用しているようなカーボンファイバーに匹敵するプラスチック素材が使われる可能性が高い。

 つまり、超軽量でソリッド・ステート・バッテリー採用という、EVとしては最先端の技術を導入し、さらにボディは「従来のEVとはかなり異なる新しいデザイン」になると期待されている。シンガポールに工場を建設するのは、ターゲット市場を急速にEV化が進む中国に定めているからだ。

ダイソンのイラスト
イラスト:安田雅章
 そもそもダイソンは“天才エンジニア”と呼ばれたジェームズ・ダイソン氏が興した企業だが、掃除機で成功を収めた直後からダイソン氏はクルマに関心を持っていたという。1990年代の初めごろから「クルマのテールパイプから吐き出される排出ガスのにおいにうんざりしていた」と語り、ディーゼル車用の排気フィルターシステムを掃除機の部品から作り上げた。しかし当時は誰も関心を示さず、このフィルターはまったく売れなかったという。

 しかし、いまや時代はEVに向かっている。ダイソンのV10コードレス掃除機には12万5000rpmというモーターが搭載されており、エアブレードドライヤーには400mphのエアジェットが使われている。しかも、モーターなどのコントロールにAI技術を搭載している。これらの技術を組み合わせれば、EVを生産することは十分に可能と判断した。

EVの先に見据えているのは
EA、電気飛行機の開発
 ダイソン氏の野望はEVだけにとどまらない。その先に見据えているのはEA、電気飛行機の開発だという。EAがEVほど潮流になっていない理由はバッテリーの問題がある。リチウムイオン電池は、発火しやすいという弱点があり、航空機にとって致命的だ。しかしソリッド・ステート・バッテリーならば、この問題が解決できる。現時点では実用化に至っていないソリッド・ステートだが、トヨタは以前からこのバッテリー技術が「EV化の原動力となる」と指摘していた。まずはEVにこのバッテリーを使い、航空機の世界に進出、というのがダイソン氏の夢のようだ。

 掃除機や扇風機にこれまでにないコンセプトとデザインを導入し、世界的な企業に成長したダイソンが作るクルマは業界でも注目を集めている。2018年初めにはテスラの元コミュニケーション担当役員だったリカルド・レイズ氏がダイソンに移籍、さらにアストンマーティンから、製品開発担当だったイアン・ミナード氏、調達部門担当だったデビッド・ワイアー氏なども移籍した。

 現在、多くの自動車メーカーがEV製作に乗り出し、EVベンチャーの数も多い。ダイソンが目指すプレミアム市場は、テスラ、アウディ、メルセデス・ベンツ、BMW、ジャガーなどとの競合が予想される。その中で、どれだけユニークで魅力あるクルマが作れるのか。世界を“あっ”といわせる“ダイソン・カー”の今後に、注目が集まっている。

(報告/土方細秩子、まとめ/CAR and DRIVER編集部)
https://diamond.jp/articles/-/189297


 
2018年3月23日 鈴木貴博 :百年コンサルティング代表
ダイソンがEV開発で自動車メーカーを凌駕しそうな理由

実は、掃除機のダイソンには、EV開発において自動車メーカーにない強みがある
ダイソンはEV参入で
なぜ日本を最初の市場に選ぶのか?
 掃除機のダイソンが「なぜか」EV(電気自動車)の開発を進めている。そのことが最初に発覚したのはイギリス政府のミスだった。今から2年前の2016年3月、研究開発資金約20億円を支援するイギリス政府の助成プログラムの開示資料に、誤ってダイソンが当時秘密開発をしていた商品名が書かれていたのだ。はっきり「EV」と。

 そのときの開示資料(ちなみにイギリス政府はすぐに資料を差し替えて現在では見られない)には、「新しい電池を用いたEVの開発」と書かれていたという。つまり、ダイソンの主力製品であるコードレス掃除機の開発で磨いてきた電池性能の向上技術を、EVに適用する新たな研究を行っていて、それに対してイギリス政府が助成金を提供したことが、この段階で図らずも発覚してしまったわけだ。

 実際にダイソンがEV市場に参入することを公式発表したのは、昨年9月。ミスによる発覚からちょうど1年半が経った時期だった。発表時の創業者、ジェームズ・ダイソン氏の発表によれば、これまでに400人あまりのエンジニアが極秘に開発に関わってきたという話であった。やはりEV開発は水面下で着々と進行していたわけだ。

 ダイソンはEVの初代モデルを2020年までに市場投入する目標で、開発を進めている。そして2018年3月20日、ダイソンは「日本が最初の発売国になる可能性がある」ことを明らかにした。

 振り返れば、ジェームズ・ダイソン氏が発明したサイクロン式掃除機が最初に認められたのも日本市場だったし、ダイソンの世界初の直営店も開店した場所は東京の表参道だった。日本市場はダイソン氏にとって、有望な市場だと映っているようだ。

実は異業種企業の方が
EV開発で成功しやすい?
 しかし、掃除機メーカーという全く異業種のダイソンに自動車がつくれるものなのか。実際、自動車業界では家電メーカーが自動車に参入することに対して、以前から疑問の声が上がっている。ところが面白いことに、自動車業界の外では「家電メーカーがEVに参入する際の参入障壁は低い」と考える人の方が多い。

 参入障壁が低い理由は、ガソリン自動車のコア部品であるエンジンと変速機が電気自動車には必要がないことだ。モーターと電池を調達すれば、EVの開発はできる。その気になれば、デンソーやブリヂストンだってEV市場に参入はできるだろう。完成車メーカーの逆鱗に触れてまで参入するかどうかは別にして、の話ではあるが。

 さらに、ガソリン自動車はボンネットの中でエンジンが常に燃えている関係で、高温の熱が発生するから、ボディは金属である必要があるが、EVならモーターボートのように軽いFRP(繊維強化プラスチック)素材でも理論的には構わない。問題になるのは衝突事故時の強度だが、自動ブレーキなど人工知能によるドライブアシストが発達してくるこれから先の未来車では、もっと軽量化したこれまでの市販車になかったような車も出せるようになる。

 このように、古くからの自動車業界の常識に囚われない異業種企業の方が、自動車業界の企業よりも成功裏にEV事業に参入できる可能性はある。

 技術の流れを見れば、かつて大手メーカーしか開発できなかったコンピューターが、部品さえ購入すれば誰でも製造販売できるパソコンに変わったのと同じように、自動車メーカーの数はこれから先の10年で増えていく可能性はあるだろう。つまり、ダイソンのような全くの異業種からの参入は、EVについては「アリ」なのである。

 そして、もう1つ重要なのは、ダイソンはただ参入するだけではなく、EV業界において技術的な優位性を持つ可能性があることだ。

 ガソリン自動車のコア部品がエンジンと変速機だとすれば、EVのコア部品は電池とモーター、そして(これは未来のガソリン自動車についても同じではあるが)人工知能である。今回、ダイソンが電気自動車への参入を決めた背景には、ダイソンの持つ電池技術がある。

 実際、まだ正式参入を表明していない2016年秋の段階でも、ダイソンのCEOはEV参入の可能性を問われて「電池技術で新たな飛躍を目指したい」「驚かせたい」と答えている。そして冒頭で紹介したイギリス政府が誤って開示した資料に書かれていた「新しい電池を用いたEVの開発」という言葉だ。

 実は自動車業界が驚いたのは、ダイソンは「全固体電池を採用しようとしているらしい」ということなのだ。

 全固体電池は、現在主流のリチウムイオン電池よりも2倍以上の容量があって、充電時間も大幅に短い。自動車メーカーは全固体電池の開発を進めているが、ダイソンのように2020年には間に合わないという。だとしたら、ダイソンの発売する新型EVは、旧来のEVとはパフォーマンスが違う、新次元の商品になる可能性が高い。

 今回のダイソンの姿勢から学ぶべきことの1つが、新技術の獲得投資である。これはEVに限らず、次世代自動車が開発競争に入って以来、研究開発競争のポイントが変わると同時に、コア技術の獲得方法も変わってきているということだ。

 ダイソンの場合、2015年にアメリカの新興バッテリーベンチャー、サクティー3を買収してから、EVへの参入が現実化してきた。

 さらに、次世代自動車の頭脳にあたる人工知能については、自動車業界の外部の方が技術は進んでいる。アメリカ企業はそれぞれシリコンバレーのITベンチャーと緊密な関係を結んでいる。そしてヨーロッパの自動車メーカーは、人工知能についてはイスラエルに開発拠点を移している。イスラエルは日本からはずいぶん遠いが、欧州からは目と鼻の先。そのため欧州の自動車メーカーにとっては、研究も進めやすいのだろう。

日本企業はダイソンの
「お手並み拝見」ではいけない
 ただ、この点については日本が遅れているというわけではない。そもそもダイソンが日本を最初の電EV発売市場の候補にしている理由は、日本には家電、IT、ロボットなど先端技術がすべてそろっているからだという。

 実際、それはその通り。しかし私が強調したいのは、日本の自動車メーカーが、ダイソンの参入を「お手並み拝見」的な意識で眺めていてはいけないということだ。日本メーカーに望むべきは、ダイソン以上にずっと先を行く素晴らしい商品の開発を進めることだと私は思っている。

(百年コンサルティング 鈴木貴博)
https://diamond.jp/articles/-/164196  

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