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人手不足倒産は決して悪い話ではない。むしろ今年は不況型倒産増の可能性 2019世界経済・市場に波乱 FRB市場の鎮火優先
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/450.html
投稿者 うまき 日時 2019 年 1 月 06 日 20:37:35: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

(回答先: 景気拡大局面終わり、年前半の下値1万8000円 小沢氏 人手不足倒産、18年最多に 求人難・人件費高騰で  投稿者 うまき 日時 2019 年 1 月 06 日 20:30:52)


人手不足倒産は決して悪い話ではない。むしろ今年は不況型倒産増の可能性

7

永濱利廣(第一生命経済研究所首席エコノミスト)

2019/01/06 09:29
基本的に人手不足による倒産増は、企業の新陳代謝が進むという意味で、マクロ的には必ずしも悪い話ではないでしょう。

不況型倒産が増えていたらまずいですが、人手不足倒産が増えているということは、マクロ的にみれば倒産の質が良くなっているといえます。

ただ、民間の需給だけで賃金が決まるわけではない介護スタッフ不足による倒産は、公的なてこ入れの必要性を示しているでしょう。

問題は、人手不足と言われている割に賃金が上がらないことです。

背景には、解雇規制が厳しくて労働市場が流動化していないことに加えて、デフレの中で出世してきた経営者の多くがデフレ脳から脱却できていないことも一理あると思います。

なお、記事中には「人手不足による倒産が押し上げる形で「19年は全体の倒産件数が増加に転じてもおかしくない」」となってますが、個人的には消費増税と五輪特需ピークアウトと世界経済減速で日本経済が景気後退に入ることから、今年はむしろ不況型倒産が増えると思います。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39682530V00C19A1EA1000/

#経済
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第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト。あしぎん総合研究所客員研究員、跡見学園女子大学マネジメント学部非常勤講師を兼務。内閣府経済財政諮問会議政策コメンテーター、総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事。専門は経済統計、マクロ経済分析。

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2019年総点検 世界の経済・市場に波乱の足音
(1/5ページ)2019/1/6 5:30日本経済新聞 電子版
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荒天相場が続いた2018年。19年も市場の波乱要素は数多い。貿易戦争や消費増税などの影響で日米では景気減速の懸念が高まる。英国の欧州連合(EU)離脱やアジアで相次ぐ総選挙も政治リスクをはらむ。市場を左右する、今年の注目イベントを総点検した。

■日米景気拡大、「戦後最長」も懸念はらむ
2019年は日米の景気拡大期間がそろって戦後最長を更新する可能性が高い。ただ、景気サイクルの最終盤にさしかかった米国…
 
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39677970V00C19A1000000/


 


 

FRB、市場の鎮火優先 債務リスク解消遅れも
2019/1/6 2:00
日本経済新聞 電子版
 【アトランタ=河浪武史、ニューヨーク=大塚節雄】米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は4日の講演で、世界的な株安を受けて「金融政策を柔軟に見直す」と述べ、利上げを一時停止する考えをにじませた。2019年に2回の利上げを想定していたが、引き締めに動揺する市場の火消しを優先した。利上げ路線が棚上げになれば金融危機後の緩和策による債務膨張も解消が遅れ、FRBのジレンマは深まる。

https://www.nikkei.com/content/pic/20190106/96958A9F889DE1EBE4EAE4E0E4E2E2E4E2E3E0E2E3EB9F9FEAE2E2E2-DSXMZO3968128005012019MM8003-PB1-2.jpg

 「市場は中国経済を中心に世界景気の下振れを不安視している。金融政策はリスク管理だ。迅速かつ柔軟に政策を見直す用意がある」。パウエル氏は4日、全米の経済学者が集まった会合の冒頭で用意した政策方針を慎重に読み上げた。
 FRBは昨年12月19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で年4回目の利上げを決断し、パウエル氏は「年2回の利上げを継続する」と宣言。中国経済の減速懸念で調整局面に入っていた市場との対話を誤ってズレが生じ、米株急落が世界的な株安の起点になった。
 FRBは17年秋から量的緩和で買い入れた保有資産の圧縮も始めているが、パウエル氏は「問題が発生すればバランスシートの正常化も含めて修正をためらうことはない」と「量的引き締め」を見直す可能性にまで言及した。12月には「変更するつもりはない」と述べていたが「別の結論に至れば、ためらわず変更する」と主張を転換した。
 市場は年明けから利上げ停止を強く催促していた。3日の金利先物市場は4割強の確率で年内の利下げを織り込むほどだった。追い込まれたパウエル氏は「必要なら政策を大幅に転換する準備がある」とまで踏み込んで市場の火消しを優先した。ホワイトハウスの圧力もある。利上げを毛嫌いして口先介入を繰り返すトランプ大統領は、パウエル氏の解任を一時検討したとされる。

https://www.nikkei.com/content/pic/20190106/96958A9F889DE1EBE4EAE4E0E4E2E2E4E2E3E0E2E3EB9F9FEAE2E2E2-DSXMZO3968191005012019EA2002-PB1-2.jpg

 4日のパウエル氏の発言によって市場は「19年は利上げなし」に傾いた。金融政策への過度な不安がひとまず後退し、4日のダウ工業株30種平均は前日比の上げ幅が一時830ドルに達した。
 パウエル氏は4日に「米経済は底堅く、勢いを保ったまま19年に入った」と強調して景気不安も抑えにかかった。12月の雇用統計は就業者の増加幅が30万人超と極めて強い数字で、賃金上昇率も3%台と約9年半ぶりの水準を保つ。
 だが先行きの根強い景気不安が解消されたわけではないことは、債券市場に色濃く出ている。国債利回りを期間ごとに並べたイールドカーブは、期間が長い債券ほど利回りが高くなるため右肩上がりの曲線を描くのが通常の姿だ。足元では3〜5年前後が目立って低く、いびつな形になっている。4日は株高に伴って金利が期間を問わず上昇したものの、イールドカーブのゆがみは変わらなかった。
 5年前後の金利は「先行きの不透明感を最も反映しやすい」(米運用会社ストラテジスト)とされる。期間5年と2年でみた金利差は昨年12月に逆転し、いったん解消したあと年明けに再逆転している。「過去には5年の低下が起点となって10年と2年の逆転が生じた」(野村証券)といい、景気後退の予兆とされる長短金利逆転の「逆イールド」懸念が残る。
 米製造業の12月の景況感指数は約10年ぶりの悪化幅。中国経済の減速が原油価格を一段と押し下げれば、資源国の景気を下押しして世界経済も「負の循環」に突入する。もはやFRBが足元の米景気を楽観視して利上げを進められる環境ではなくなりつつある。
 FRBは15年末のゼロ金利解除から3年が過ぎ、政策金利は2.25〜2.50%となった。3年前は景気を過熱させず冷やしもしない「中立金利」を3.5%と想定し、同水準を目指して「政策金利の正常化」を進めてきた。
 利上げ路線が停止すれば、緩和下で蓄積された市場のひずみというリスクの解消を先送りしてしまいかねない。FRBは金融危機後に4兆ドル超の緩和マネーを放出。米国を中心に財務的に弱い企業の債務が膨張しているほか、新興国などではドル建て債務(米国以外の非銀行部門)が直近10年で1.9倍に拡大している。
 世界景気はかつてに比べFRBの利上げに耐えられなくなっている。FRBは戦後、景気悪化時に平均5%超も利下げして経済の底割れを防いできた。「景気悪化時には我々はあらゆる手段を用いて対応する」。パウエル氏の勇ましい言葉通りの緩和余地をFRBは取り戻せておらず、機動的な政策対応に影を落とすおそれがある。
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39686260W9A100C1MM8000

 

 

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コメント
1. 2019年1月06日 20:41:25 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1569] 報告
人手不足倒産、18年最多に 求人難・人件費高騰で
経済
2019/1/6 2:00 
人手不足が理由となった倒産が増えている。東京商工リサーチの調べによると、2018年は11月までで362件と前年同期から2割強増加した。13年の調査開始以降、通年ベースで最多だった15年(340件)を既に上回っており、年間で過去最多となるのが確実だ。


https://www.nikkei.com/content/pic/20190106/96958A9F889DE1EBE4EAE0E7E1E2E2E7E2E3E0E2E3EB9793E3E2E2E2-DSXMZO3968362005012019EA1001-PB1-3.jpg

人手不足のタイプ別では、業務を担う人材が確保できずに事業が続けられなくなる「求人難型」が66%増の53件と大きく増えた。人材つなぎ留めのための待遇改善がコスト増に跳ね返った「人件費高騰型」も71%増の24件と増加が目立つ。代表者の病気や引退による「後継者難型」は13%増の261件だった。

人手不足倒産に見舞われた業種は、飲食業や老人福祉・介護事業、貨物自動車運送業などのサービス業が中心だ。景気の緩やかな回復が続き、足元の有効求人倍率は1974年以来の高水準にある。賃金や労働負荷の面で条件がよい他業種に人材が流れている。

全体の倒産件数は減少が続いている。同期間で7613件と1.2%減。景気回復や金融機関による資金繰り支援などを背景に、通年でも10年連続減少となる可能性が高い。一方でサービス業は3年連続、小売業では10年ぶりの増加が予想される。人手不足による倒産が押し上げる形で「19年は全体の倒産件数が増加に転じてもおかしくない」(東京商工リサーチ情報本部)という。
  
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2019年総点検 世界の経済・市場に波乱の足音
2019/1/6 5:30 
 荒天相場が続いた2018年。19年も市場の波乱要素は数多い。貿易戦争や消費増税などの影響で日米では景気減速の懸念が高まる。英国の欧州連合(EU)離脱やアジアで相次ぐ総選挙も政治リスクをはらむ。市場を左右する、今年の注目イベントを総点検した。

■日米景気拡大、「戦後最長」も懸念はらむ
 2019年は日米の景気拡大期間がそろって戦後最長を更新する可能性が高い。ただ、景気サイクルの最終盤にさしかかった米国では債券市場で長短金利が逆転する「逆イールド」が発生するなど、景気後退の予兆も浮かぶ。米連邦準備理事会(FRB)は景気の堅調さを背景に年2回の利上げを見込むが、米中貿易戦争の景気下押しリスクを警戒する市場との間には温度差がある。一方、日本は10月の消費増税が景気を冷やすとの懸念が根強い。19年は米景気の動向をにらみつつ、世界景気の腰折れに身構える1年となりそうだ。
 09年7月から始まった米国の景気拡大は、19年7月で丸10年となり、1991年3月〜2001年3月を抜いて戦後最長の拡大期を更新する見通しだ。足元の米企業の業績は堅調で、失業率も約半世紀ぶりの低水準で推移する。しかし、19年後半には企業業績を押し上げていた大型減税の効果が剥落するとみられており、成長率も徐々に鈍化する見通しだ。
■米中協議は3月期限
 米景気の最大のリスクは、19年も米中貿易戦争の行方だ。最初の関門は、3月1日に期限を迎える中国との貿易協議となりそうだ。トランプ米大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は昨年12月の首脳会談で、米国の追加関税発動を3月まで猶予し、知的財産権の解決策などを巡って協議することで合意した。
 米中は実務者間で協議を進めており、1月7〜8日には北京で次官級協議を実施する。知財保護や非関税障壁などの主要議題を巡って、中国側からどこまで譲歩を引き出せるかがポイントとなる。ただ、中国も3月5日に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を控え、安易な妥協はできない状況だ。交渉が決裂に終われば、関税による報復合戦が再開し、米景気にも打撃となるのは必至だ。
■FRB利上げ 継続か停止か

パウエルFRB議長は金融政策を巡り難しい判断を迫られる=AP
 FRBの利上げペースも注目される。「米国経済が抱える唯一の問題点はFRBだ。市場への感度が鈍い」。トランプ米大統領は18年12月24日のツイッターにこう投稿し、FRBが利上げを続けることに不満を改めて表明した。その数日前には現地メディアがトランプ氏がパウエル議長の解任を議論していると報道。政権側は否定したが、トランプ政権とFRBの溝の深さを象徴する出来事だった。
 パウエル議長は18年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを断行。市場から「タカ派」と見られ、昨年末の世界同時株安を招く一因となった。トランプ氏のFRB批判には「株価下落の責任を押しつけているだけ」との指摘もあるが、FRBが市場との対話に課題を抱えるのも事実だ。パウエル議長は今月4日の講演で「金融政策を柔軟に見直す用意がある」と述べ、引き締め路線の一時停止に含みを持たせた。利上げを継続するのか、停止するのか。その行方が注目される。
■消費増税に初の軽減制度

戦後最長の景気拡大になってもデフレ脱却は遠い(黒田日銀総裁)=ロイター
 一方、日本では12年12月から始まった景気拡大が19年1月で74カ月となり、02年1月〜08年2月まで続いた「いざなみ景気」(73カ月)を抜いて戦後最長となるのがほぼ確実視されている。18年は世界経済の拡大を背景に、輸出や設備投資が伸び、緩やかな景気拡大が続いてきたが、物価の動きは鈍く、政府が目指す「デフレ脱却宣言」への道筋はいまだ見えていない。
 日本経済の先行きを占う上で19年の最大の焦点が、10月1日に控える消費税率の8%から10%への引き上げだ。今回は食品などの税率を8%に据え置く、軽減制度が初めて導入される。イートインコーナーを備えたスーパーやファストフードなどの外食店では店内での飲食と持ち帰りで税率が異なる「一物二価」の状態が発生することになり、店舗や消費者の間では混乱も予想される。
■正念場のアベノミクス
 政府は前回14年に消費税率を5%から8%に引き上げた際に、駆け込み需要の反動減によって景気が落ち込んだことを踏まえ、19年度予算案に2兆円を超える手厚い消費増税対策を盛り込んだ。中小の小売店や飲食店で現金を使わないキャッシュレス決済をした消費者に5%のポイントを還元するほか、低所得層や2歳以下の子どもがいる世帯向けに購入額に一定額を上乗せして買い物ができる「プレミアム付き商品券」を発行することなどが柱だ。
 足元では企業業績にも停滞感がみられ、中国をはじめとする海外経済の減速懸念もくすぶる。不安要因が多いなかで「鬼門」とされる消費増税の後も消費を腰折れさせず、息の長い景気回復を続けていけるかどうか。19年は7年目を迎えたアベノミクスが正念場を迎えることになりそうだ。
■英に迫る「合意なし離脱」
 2019年は欧州にとって大きな節目の1年になる。3月29日には英国の欧州連合(EU)からの離脱が待ち構える。5月には5年に1度の欧州議会選挙を迎え、秋には欧州中央銀行(ECB)総裁や欧州委員長らEU機関トップの顔ぶれが一新する。「反EU」を掲げるポピュリズム(大衆迎合主義)の勢力拡大が懸念される中、EU統合を阻む遠心力がさらに強まる事態を回避できるか。欧州の政治リスクが金融市場に波乱を呼び込む展開への備えも必要になりそうだ。

 19年の欧州にとって最大の不透明要因が、英国のEU離脱だ。3月29日の離脱まで3カ月を切ったが、依然として英議会がEUとの離脱合意案を承認するめどは立っていない。
 「英議会が承認しなければ『合意なし離脱』に陥ってしまう」。メイ氏は繰り返し、混乱回避の必要性を与野党に訴えているが、1月中旬に予定する議会採決で承認を得るのは難しい情勢だ。合意なし離脱になれば、英国は法的な取り決めがないまま、EUから放り出される。企業活動や国民生活が大きな混乱に陥る懸念がある。

「合意なし離脱」回避を模索するメイ英首相は難局に立たされている=ロイター
 採決を否決された後の、英離脱の行方はかなり不透明だ。3月29日の離脱日の延期には、全EU加盟国の同意が必要で、EUは延長しても最長3カ月に限る方針を打ち出している。欧州メディアによると、EUは英国が2度目の国民投票を実施するか、非EU加盟国でありながらEU単一市場に参加する「ノルウェー型」離脱を選ぶことを、延長に応じる条件に掲げている。
 時間切れで「合意なし離脱」が現実のものとなり、英・EUがそれぞれ最低限の混乱回避の緊急対策を打ち出すとの見通しや、英国がEU離脱を問う2度目の国民投票を実施する案なども交錯している。無秩序離脱に備えて英国から企業流出が加速したり、ユーロや英ポンド相場が乱高下したりするリスクもある。
■EU幹部は顔ぶれ一新、統合維持に逆風
 一方、5月の欧州議会選では「反EU」を掲げるポピュリズム勢力の拡大が懸念されている。二大政党として君臨してきた、中道右派の欧州人民党(EPP)と中道左派の欧州社会・進歩連盟(S&D)の合計議席数が過半を下回る可能性が大きい。欧州政治の分極化が進み、欧州統合に懐疑的な勢力が強まれば、EUの政策全体が停滞する恐れがある。
 秋にはEU機関のトップが一斉に交代する。10月31日にECBのドラギ総裁、ユンケル欧州委員長がともに任期満了を迎え、11月30日にはトゥスクEU大統領も退任する。与党党首を退任したメルケル独首相や、反政権デモに苦慮するマクロン仏大統領らがEU政治をけん引する指導力を保てるかも焦点となる。
■日本は30年ぶり改元へ 「さらば平成」経済効果は?

「平成」の終わりは消費者心理にも影響を与えそうだ
 2019年5月1日には30年ぶりの改元が控える。天皇陛下の退位による皇位継承は近代以降では初めてだ。約30年間の「平成」が幕を閉じて新しい時代が始まることで、消費市場などへの経済効果が期待される。
 「平成最後の福袋」。百貨店の初売りでは、バブル期をほうふつとさえる高額商品や、平成時代のトレンドを振り返る商品を集めた福袋が売り出された。かつてのヒット商品を復刻させる動きも活発だ。KDDIは昨秋、独特のデザインで人気を集めた携帯電話「INFOBAR(インフォバー)」を15年ぶりに復活させた。山崎製パンは平成にヒットした「チョコの山」「ドーワッツ」などの菓子パン4品を2月末までの期間限定で販売した。
 新元号は、改元1カ月前の4月1日に政府が閣議決定し、公表する。新元号に対応するための情報システム改修や印鑑などの「特需」も予想される。また、5月1日が1年限りの祝日となることで19年のゴールデンウイークは10連休になる。旅行各社は海外旅行で例年より早めの予約を促している。ゴールデンウイーク期間中は東京株式市場など日本の金融マーケットは休場となる。

 三井住友アセットマネジメントの宅森昭吉氏によると、1981年以降の1〜3月期の実質国内総生産(GDP)の前期比伸び率を比べると、1位が平成に改元された89年、2位がミレニアムの2000年だった。宅森氏は「時代の変わり目の『記念消費』の効果は大きい。19年4〜6月期の成長率に注目したい」という。
■アジアは「政治の季節」へ タイやインドで総選挙、政策の行方占う

 2019年はアジアで重要な国政選挙が相次ぐ。2月のタイ総選挙を皮切りに、4月にインドネシアで5年に1度の大統領選挙が行われるほか、インドでも4〜5月に総選挙が行われる。結果次第では政権交代の可能性もあり、経済政策が大きく変わる可能性もある。日本でも4月に統一地方選が行われるほか、夏には参議院議員選挙が控える。「政治の季節」を迎えたアジアでは、政治リスクに目配りする必要がある。
 軍事政権下のタイでは2月、8年ぶりの総選挙が行われる。同国では過去に政治を巡る衝突が繰り返されてきた。今回の選挙でも国民の分断が再び表面化すれば、タイに集積する日本企業に影響が及ぶ恐れがある。既に選挙の再延期論も浮上しており、予断を許さない状況だ。

インドネシアのジョコ大統領=ロイター

インドのモディ首相=ロイター
 インドネシアでは4月17日投開票の大統領選挙や国会議員選挙が控える。再選を目指すジョコ大統領と、野党候補のプラボウォ元陸軍戦略予備軍司令官によるテレビ討論会なども開かれる予定だ。インドでは4〜5月に総選挙が行われる。前哨戦となる昨年12月の地方選挙では与党が全敗し、モディ政権の継続に黄信号がともっている。
 政権交代が起これば、経済政策に変化が出る可能性もある。これらの国々は日本も参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉に参加しており、アジア地域の経済統合にも大きな影響を与える。「一帯一路」政策などで影響力を拡大する中国に対する各国の外交政策の変化にも注目が集まりそうだ。
■米中のユニコーン 上場ラッシュの年に 米ウーバーやリフト、中国バイトダンス
 2019年は、ユニコーン(企業価値10億ドル以上の未上場企業)企業の新規株式公開(IPO)ラッシュの年となりそうだ。最大の目玉は、米国ライドシェア最大手のウーバーテクノロジーズ。09年の設立から10年の節目を迎える今年、上場するとの観測が出ている。

 ウーバーの上場時の時価総額は1200億ドル(約13兆円)になるとの試算もある。上場当日の終値で計算した時価総額で比べても、12年のフェイスブック(約9兆円)を抜いて14年の中国アリババ集団(約25兆円)に次ぐ歴代2位のIPOとなる可能性がある。
 同業で米国2位のリフトも上場に向けた手続きを始めており、時価総額は150億ドルを上回る見込みだ。他にも、ビジネス用対話アプリを手がけるスラック・テクノロジーズや、民泊仲介最大手のエアビーアンドビーなどが今年、上場を検討しているとされる。
 一方、中国で上場期待が高まっているのが、ニュースアプリを手がける「今日頭条」やショート動画アプリ「TikTok(ティックトック)」を展開する北京字節跳動科技(バイトダンス)だ。こうした米中のユニコーン企業に共通するのは、08年以降の創業という点だ。これには理由がある。
 08年のリーマン・ショック後、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和策にかじを切った結果、スタートアップ企業が資金調達しやすい環境が生まれた。リスクマネーがあふれる環境下で、短期間に大きく成長を遂げたユニコーン企業が、いよいよ上場という「果実」を収穫しようとしているのだ。
 英アーンスト・アンド・ヤング(EY)が18年の米国のIPOを分析した結果、米国で上場した205社のうち、約13%にあたる26社がユニコーンだった。EY新日本監査法人の鈴木真一郎氏は「海外では19年も大型上場が続く」と指摘する。
■日本のIPOは小粒化

 日本のIPO市場は今年どうなるのだろうか。18年の国内IPO件数は17年と同じ90社。野村証券の倉本敬治・公開引受部長は19年も「昨年と同じか若干増加する程度では」とみる。
 昨年はフリーマーケットアプリ大手のメルカリと、健康・美容器具販売のMTGというユニコーン2社の上場に沸いた。今年は唯一残る日本発ユニコーン、プリファード・ネットワークス(東京・千代田)の上場期待が高まる。人工知能(AI)を手がける同社が持つ深層学習技術には様々な業界が注目し、トヨタ自動車は既に100億円超を出資した。日本経済新聞社の「NEXTユニコーン調査」では企業価値は2402億円(18年10月末時点)と17年調査に比べて価値が76億円上昇した。
 会計ソフトのfreee(東京・品川)や、クラウド上で名刺管理するサービスを手がけるSansan(東京・渋谷)などの上場も期待される。
 ただ、日本の上場企業の「小粒化」の流れは変わらない見通しだ。18年に上場した企業のうち、上場時の調達額(オーバーアロットメント含まず)が10億円未満の企業は7割を占めた。IPOが大型化する米中勢と、小粒化する日本。19年はその格差がさらに拡大する1年となりそうだ。
斎藤正弘、伴和砂、亀井亜莉紗、松木耕、ブリュッセル=森本学、ジャカルタ=鈴木淳が担当した。
[日経ヴェリタス2019年1月6日号] 

2. 2019年1月06日 22:20:17 : HgAfM67keU : 2dc4xaZBFuM[22] 報告
まやかしの 人手不足に 惑わされ
3. 2019年1月06日 23:34:40 : o3QrDJ9g1w : 4hlkJk4rXAQ[509] 報告
「タダで働く人大募集!仕事は便所掃除大卒以上23歳以下要普通免許男女問わず」

誰も応募しない!
人手不足だ!
倒産してしまう!

と言っているようなものだ。

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