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日産、ゴーン派役員への粛清で次々退任…ルノー、日産の“独立”阻止に必死の牽制(Business Journal)
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/615.html
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 1 月 16 日 23:21:35: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

日産、ゴーン派役員への粛清で次々退任…ルノー、日産の“独立”阻止に必死の牽制
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26272.html
2019.01.16 文=河村靖史/ジャーナリスト Business Journal


日産自動車のカルロス・ゴーン元会長(ロイター/アフロ)


 日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)に続いて会社法違反(特別背任)で起訴された事件によって、同社内が揺れている。ゴーン氏の側近だった役員が相次いで職を外されており、ゴーン派に対する粛清が本格化する様相を見せている。さらに、一部メディアで日産・ルノー・三菱自動車連合の統括会社、ルノー・日産BV(オランダ)からルノーの副社長に対して不透明な報酬が支払われていたこと報じられ、日産・ルノー間でお互いに不信感が増幅している。

 ゴーン氏の会長解任を決める取締役会が開かれた昨年11月22日、「ある役員が横浜市のグローバル本社1階のショールームで、深刻な表情でずっと携帯電話で話し込んでいた」(全国紙記者)という。社内の目をはばかるように、あえて一般の人しかいない場所でコソコソと電話していた人物こそ、日産CPO(チーフ・パフォーマンス・オフィサー)のホセ・ムニョス執行役員だ。ムニュス氏はその後、辞職したことが明らかになった。

 ムニョス氏はトヨタ自動車から日産に移り、北米責任者の時、ゴーン氏に気に入られた。その後、CPOに昇格するとともに日産にとって最重要市場である中国などを担当するなど、上級幹部のひとりとしてゴーン帝国を支えてきた。日産ではゴーン氏、西川廣人社長兼CEO(最高経営責任者)に次ぐ事実上のナンバー3だ。

 ムニュス氏は1月初旬に米国ラスベガスで開催されたITの見本市「CES 2019」に出席する予定だったが取りやめた。日産ではムニュス氏が中国などの担当から外れ「特命を担当する」と説明、特命の内容は明らかにしていなかった。実質的には自宅待機だった模様で、その後に辞職した。また、日産でアライアンスを担当するアルン・バジャージュ専務執行役員も担当を外れ「実質的に自宅待機を命じられている」(経済ジャーナリスト)という。バジャージュ氏もゴーン氏の側近のひとりとされている。

 報酬を誤魔化していただけでなく、個人的な損失を日産に付け替えようとしていたことなどからゴーン氏の社内での求心力は地に落ち、さらにアライアンスの先行きも微妙となるなか、社員は日産社内でゴーン派に対する粛清が本格化すると懸念している。

 多くの製造業で仕事始めとなった1月7日、日産の志賀俊之取締役が今年6月の任期満了で取締役を退任する意向を示したのも、こうした動きを感じ取ってのことと見られる。志賀氏はゴーン氏が日産の社長兼会長兼CEOだった時のCOO(最高執行責任者)で、一時期は日産のナンバー2だった。ゴーン氏からの信頼が厚く後継者と見られていたが、2013年に日産の業績が悪化するとゴーン元会長の手で副会長に更迭された。

 ただ、志賀氏の後任となった西川氏とは年齢が近く、ライバル関係にあることから両者の仲が悪いことは業界では有名。「西川氏が日本人でゴーン氏のもっとも信頼の厚かった志賀氏のクビを切る」(日産系サプライヤー首脳)のを察知した志賀氏は、次の定時株主総会で自分の意思で退任することを表明したとみられる。

■アライアンス崩壊の可能性も

 日産社内でゴーン派に対する粛清が進むなか、ゴーン氏の会長兼CEO職の解任を見送っているルノーとの関係もギクシャクしてきた。ルノー・日産BVがゴーン氏の側近のひとりであるルノーのムナ・セペリ副社長に対して12年から5年間で総額50万ユーロ(約6200万円)の不透明な報酬を支払っていたことが明らかになった。報酬はゴーン氏の一存で決められた模様で、セペリ氏がゴーン氏の不正に関与しているとの疑念も持たれている。

 ルノーは、17年と18年に役員に支払われた報酬に関して不正はなかったとの社内調査結果を発表したが、セペリ氏の件は今後調査する見通し。

 ただ、ルノーはゴーン氏不在でも日産への支配力を維持するため、日産に対して2度にわたって臨時株主総会の開催を要請するなど、独立心を高める日産を牽制。ゴーン派を粛清している日産を複雑な思いで見ている。日産はセペリ氏の不透明な報酬のほか、経営統合を目論むルノー経営陣に対して不信感を強めている。当面、ゴーン元会長逮捕後も「アライアンスを維持する」ことで合意したルノー・日産・三菱自だが、相互不信に陥ればアライアンスが崩壊する可能性もゼロではない。

(文=河村靖史/ジャーナリスト)


 

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コメント
1. 2019年1月16日 23:32:08 : 1hFuQBXtYc : ckRQIYnM4ac[4] 報告
43%の株式を持つ大株主の意向に反したような、人事や経営方針て何なんでしょう。
全く資本主義の原理に反しているとしか言えないが。
まあ、西川ニッサンの後先考えない必死のもがきなんでしょう。

>相互不信に陥ればアライアンスが崩壊する
こうなれば、ルノーが完全な経営権を握ろうと考えるだけでしょう。

2. 2019年1月16日 23:59:43 : abn4ghevQs : 6aKqbN5YwJo[78] 報告
日産もバカではないだろう。

ルノーの株を買っているはずだよな。20%あったかな?

そうするとルノーの発言権が消滅するのだ。

ま、こんなボロ車会社とは縁を切りなさい、日産。

3. 2019年1月17日 07:23:13 : vopBsAEHwo : KEj3qWOfJC0[206] 報告

大株主が完全に歪み、機能していないな。

ゴーンの私的流用は株主にも損害を与えている。

そのように捉えられないようでは終わっている。


4. 2019年1月17日 10:10:39 : 0kvLO6zmSU : zDbTbr2jRUc[19] 報告
日産の世界戦略は完全に破綻して、世界販売が急減するのではないか?下手をすると倒産する可能性もある。西川一人のせいで。
5. 2019年1月17日 12:32:54 : mp6fw9MOwA : XTWWyuFax_s[238] 報告
日産が検察の手助けでクーデターを引き起こし、それを完成させるための悪あがきをしていると思われる。
裁判所の保釈拒否も論理破綻している。
保釈を認めない場合は凶悪犯に限られかつ、単純な証拠隠滅の可能性、逃亡の恐れがある場合に限られる筈だ。
ゴーン氏の罪は明確でなく無罪の可能性が高いもので起訴したら保釈するのが原則である。
法の解釈が難しい(罪に問えない?)罪状で、日産が大人数で内部調査を行い且つ検察が外部の応援を得て調査しており、メールなどはいたる所に届いており、証拠隠滅が不可能な案件だ。
保釈され、ルノーのCEO職・日産の取締役職に意欲を示す人が逃亡する訳がないし、無罪と信じているが、微罪を認めるだけで保釈される状況下で逃亡などあり得ない。
裁判所は過去の法解釈の間違いを指摘されるのを恐れて、法解釈の間違いを継承している。
しかし、現状では権限を持っているので、フランス政府も日本の司法の運用の間違いを知りながらルノーのCEO選びに着手したようだ。
検察・裁判所が企業の覇権争いに参画したことで、通産省のごり押しで原発にのめりこんだ東芝のように、ルノー・日産・三菱も凋落の道を歩むだろう。
官僚が絡み凋落傾向を示す日本の企業は将来への備えである研究開発を絞り込んだ弊害が顕在化していると思われる。
6. 2019年1月17日 19:34:28 : KxJBJ5kYmg : 7wuyORc_t1M[307] 報告
ルノーとの バトルもなりぬ 見せ物に

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