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困窮ベネズエラ、国境に出国者の波「食べ物も薬もない」 この記事は近未来の日本の状況を暗示している
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/138.html
投稿者 taked4700 日時 2018 年 2 月 24 日 17:25:08: 9XFNe/BiX575U dGFrZWQ0NzAw
 

ベネズエラは陸域に油田があります。

ベネズエラ国営石油会社
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8D%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%A9%E5%9B%BD%E5%96%B6%E7%9F%B3%E6%B2%B9%E4%BC%9A%E7%A4%BE
>ベネズエラはマラカイボ湖やオリノコ川流域を中心に非常に多くの石油が埋蔵していることから、古くからいわゆる国際石油資本(石油メジャー)による油田開発が進められてきたが、1976年にベネズエラ政府が国内の油田の国有化を宣言したことに伴いPDVSAが設立された。
>主にマラカイボ湖周辺の油田からは軽質油が産出するほか、オリノコ川流域の油田からは「オリノコ超重質油」と称される重質油が産出する。ただしオリノコ超重質油は比重が重いことに加え流動性がなく、通常の石油精製施設では精製ができないという問題があることから、膨大な埋蔵量があるとされながらも生産が本格化したのは1990年代以降である[2]。
>1990年代までは国営企業ながらも政府からの経営介入はほとんど無く、世界的に見ても優秀な経営が行われている石油会社の一つと言われてきたが[2]、1999年2月にウゴ・チャベス大統領政権が誕生して以後政府からの経営介入の姿勢が強まっており、経営の圧迫要因となっている。一方で国有化されたベネズエラ国内の様々な産業の受け皿企業となっている側面もあり、2006年には電力事業、2008年にはセメント事業を傘下に収めているほか、2008年に食品流通・販売部門としてPDVALを設立している。

いわば、この国営石油会社がベネズエラの経済を握っているわけで、経済混乱の元凶がこの会社。

石油売却収入がどの程度あるのか、全く報道に挙がってこないのはカダフィ大佐斬殺後のリビアも同じ。つまり、ベネズエラの石油は完全にアメリカ軍産複合体に乗っ取られているはず。

現在のニコラス・マドゥーロ大統領は多分アメリカの傀儡、北朝鮮の金一族と同じ。

本来、ベネズエラは温暖な気候で農業に向いた農地も多く、それなりに豊かな生活が送れる国。それがなぜか、貧困に苦しみ、食物さえないという。

背景にあるのは演出された対立であり、その演出された対立が口実になり、社会全体が崩壊へ誘導されている。

日本も、首都直下地震を契機に経済が一気に落ち込み、それ以降は社会対立が過激化するはず。

輸入依存度の高いものの自給率を高めることが必要です。エネルギーと食糧であり、両方に役立つのが地熱開発。

https://www.asahi.com/articles/ASL2N2CT9L2NUHBI003.html
困窮ベネズエラ、国境に出国者の波「食べ物も薬もない」
サンアントニオ=田村剛2018年2月24日06時38分


 南米ベネズエラとコロンビアにかかる国境の橋。老若男女で押し合いへし合いの中、男の子の手を引いた女性が悲痛な声を上げた。

 ベネズエラ側の町サンアントニオからは毎日、カバンや段ボールを抱えた人々があふれ出す。世界最大の原油埋蔵量があり、かつて「南米で最も豊か」と言われたベネズエラはいま、深刻な食料不足やハイパーインフレ、政治的混乱に耐えかね、国外へ逃れる人が絶えない。

 「食事は1日に1回。病院には薬もない。もう限界だった」。夫や息子と一緒に来たジュスレイ・ガリドさん(26)はトランク一つを手に国境を越えた。「家も車も手放した。これまでの人生が荷物一つだけになった」と涙を浮かべた。

 コロンビア側に着いたベネズエラ人は、価値が急落した通貨ボリバルの札束を持って両替所に殺到する。全貯金を持ってきた男性が窓口で出したのは30万ボリバル。闇レートで2米ドル(約210円)以下だ。「これではバスにも乗れない。信じられない」

 国境の橋の横には、現金を得たいベネズエラ人女性から髪の毛を買う業者が集まる。ブローカーの男性は「1日に数十人が髪を売る。ベネズエラ人の窮状ぶりに驚く」。カツラ製作用で、女性が手にするのは8万〜25万ペソ(約3千〜9千円)。周辺の町ではベネズエラ人の売春が急増し、未成年者も多いという。

 ログイン前の続き教師をしていた男性はこう吐き捨てた。「国を捨てるのはつらい。でも生きるためには仕方ない」

廃れた国内産業
 ベネズエラはかつて、格差はあるものの、国民の生活は安定していた。しかし、1999年に発足した反米左派のチャベス前政権は格差是正を掲げて急速に社会主義的な政策を進めた。企業や農場を接収して国有化し、貧困層のために食品や生活必需品を非常に安く統制したため、国内産業は廃れた。

 さらに主要輸出品の原油価格の下落や、チャベス氏の後継として独裁姿勢を強めるマドゥロ現大統領の政策で経済が急速に悪化。国際通貨基金(IMF)によれば、昨年のインフレ率は2400%で、今年は1万3千%と予想されている。食料や医薬品の不足で栄養失調や感染症での死者が相次ぎ、国際機関や周辺諸国は「人道的危機」と警鐘を鳴らす。

 コロンビアへの出国は昨年ごろから急増し、この国境周辺だけで1日約3万5千人が国境を越える。食料調達が目的の人も多いが、約3千人はベネズエラに戻らない。民間調査では、この2年間で120万人が国外に脱出した。近隣諸国は押し寄せるベネズエラ人の対応に苦慮している。

看護師「食べ物も薬もない」
 記者は、ベネズエラ東部シウダーグアヤナにある人口500人ほどの集落も訪れた。昨年ごろから、食料不足による飢えとマラリアの感染で死者が相次ぐようになったという。あちこちに痩せて寝たきりになった人たちの姿が目に付いた。

 病院でも栄養失調や医薬品の不足による死者が相次いでいる。町中心部の病院では、小児病棟のベッドの上で、亡くなったばかりの乳児の遺体が青い布に包まれていた。死因は栄養失調。この病院で20年間働いてきた女性看護師は「子どもが毎日のように亡くなっている。全力を尽くしても、食べ物も薬もない。絶望的な状況だ」と語った。

 国内の子どもの健康状態を調べている栄養士のスサナ・ラファリさんは「2016年に8%だった深刻な栄養失調の子が今年2月に16%を超えた。状況は急速に悪化している」と語る。(サンアントニオ=田村剛)  

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コメント
 
1. 2018年2月24日 17:54:22 : ZSGvS5npqk : at3CjcHbCvc[2]
国際金融資本に逆らったベネズエラも破綻したし、国際金融資本の言いなりになった日本も破綻するってか。

なんて救いのない話だ。


2. taked4700[6855] dGFrZWQ0NzAw 2018年2月25日 13:53:48 : 4fXQt3DaxY : 8389YtmAkgs[2]
ベネズエラはとてもリビアに似ています。

リビアはカダフィ大佐による革命で王政から共和制に移行し、カダフィ大佐のもと、とても豊かで平和な国家をつくったのです。ただし、カダフィ大佐の下、一般のリビア国民は甘やかされ、額に汗して働くことをせず、利権がある公務員に採用されるのを待つ間は失業手当を受けて、ある意味左団扇で暮らしていました。
2010年のアラブの春の混乱初期、リビアの空港から脱出しようと海外からの出稼ぎ労働者が多数集まっていた映像が日本でも報道されました。つまり、多少でもつらい仕事は海外の労働者に任せるという風潮がリビア国内でとても広まっていたのです。

ほぼ同じことが、ベネズエラでもチャベス大統領のもとで作られていき、その結果、ベネズエラ国内農業が壊滅したわけです。もちろん、その背景には海外資本がベネズエラ国内の農地などをどんどんと買収して行ったことがあるはずですが。

結果的に、リビア社会もベネズエラ社会も、社会全体を支えて運営する力を誰も持つことが出来ない状態へ追い込まれ、今では、国の宝であった原油資源がほぼタダ同然で海外へ流出する事態になっているはずです。

簡単に言えば、原油を輸送するパイプラインの修理をリビア市民もベネズエラ市民もできない状態であり、海外の技術者に任せるしかなく、結果的に好き勝手にやられて手も足も出ないという状況になっているのです。

とても興味深いことがベネズエラとキューバとの関係です。ベネズエラがチャベス大統領を選んだのは、キューバの影響であると思えるからです。自分は、なぜキューバが共産主義を維持できているのか、長い間疑問だったのですが、どうやら、チャベス氏を大統領に据えて共産化をささせるために、キューバのカストロ政権が維持されてきたのだと、現在のベネズエラの窮状を見て考えるようになりました。

ソ連と北朝鮮の関係にある意味似ています。北朝鮮は主に第2次世界大戦末のソ連の思惑により立国した経緯がありますが、広島長崎への原爆投下と共に、アメリカの情報機関が相当程度にソ連の情報機関に浸透したはずです。そうでないと、ゴルバチョフ失脚とその後のプーチン政権成立までの推移がうまく説明できないのです。

北朝鮮はソ連の動きによって共産化したのですが、仮に共産主義を掲げるのであれば、少なくとも特定の家族の王朝化はおかしいです。共産主義の骨格というか、その実権を握っているのは官僚たちであり、官僚機構は多数の人間によって構成されているため、どうしても集団指導体制とか、または個人がかわりがわりにリーダーになる形しか取れないのです。金王朝が維持できているのは、したがって、実際には共産主義ではない別の力が北朝鮮の政権を支えているということになります。その力がアメリカ軍産複合体でしょう。

リビアは地域対立が演出されて内戦状態へ誘導されました。ベネズエラは階層間対立、つまり、富裕層と貧困層の対立が必要以上に強調されそれが内戦状況へ誘導する口実になったのです。ベネズエラの現在の状況はまさにチャベス氏がその外枠を作ったと言ってよく、彼の本来の善意とは全く別の結果をもたらしてしまっているわけです。

ここで、タイを思い起こしていただきたいのですが、タイも
タクシン・チナワット氏
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%8A%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88
の登場により、タイ国内の分断が強調されていきました。

ビジネスでの成功と巨万の富を手中に収めたことの背後で、国の分断をする役割がタクシン氏には与えられていたと思えます。

この辺の動きは鳩山由紀夫氏の沖縄から他県へ米軍基地を移転するという宣言と似ていると思います。

アメリカ軍産複合体は石油資源について、数十年という期間の工作をして、その富を乗っ取ることをリビアにもベネズエラにもしてきたということです。

翻って、日本はどうかと言うと、日本には乗っ取るための資源はなく、別の目的の工作がされてきていると思います。それは、日本の国土そのものの乗っ取りです。それがなぜ必要かと言えば、核廃棄物の処分でしょう。核廃棄物は放射能を持つだけでなく、重金属毒性を持ちます。放射能をほとんど出さない核廃棄物はとても多く、劣化ウランはこれにあたりますが、重金属毒性はとても高いのです。北アメリカ大陸やユーラシア足し陸の地下、多分せいぜい300mとか1000mの所へこういった物質を大量に埋めても、やがて大陸全体の地下水汚染につながってしまいます。そのため、大陸から離れた土地が必要になり、島国である日本が、多分終戦時には世界の核廃棄物処分場として狙われていたのです。


3. 2018年2月25日 14:29:59 : DZXwPH4i7E : EIF9c1577Ak[43]
>>2
ヌケヌケと、よう嘘で長文書くなあ。

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