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南北融和か鼻血作戦か......北朝鮮核危機の行方は(ニューズウィーク)
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/186.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 3 月 01 日 18:50:55: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

南北融和か鼻血作戦か......北朝鮮核危機の行方は
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9643.php
2018年3月1日(木)17時00分 ビル・パウエル(本誌シニアライター) ニューズウィーク



平昌五輪で訪韓した金与正(左)と握手する文大統領 Yonhap-REUTERS


<国防長官や国務長官らが反対するなか、米政権内で検討が続く北朝鮮への限定攻撃案。五輪後の朝鮮半島はどこへ向かうのか>

融和ムードいっぱいのオリンピックだった。2月25日に閉幕のピョンチャン(平昌)冬季五輪には北朝鮮選手22人が参加し、開会式では南北の選手団が統一旗を掲げて一緒に行進。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長と握手を交わした。

その2人の近くに、マイク・ペンス米副大統領が居心地悪そうに座っていた。ペンスは北朝鮮代表団との接触をひたすら避けたが、それも当然だ。つかの間の儀礼的な「ショー」の裏で、米政界では激しい論争が進行している。北朝鮮の核・ミサイル開発に、果たしてアメリカはどう対処すべきなのか――。

北朝鮮に核開発を放棄させるというトランプ政権の政策に変化はない。だがその目標をいかに達成するか、そもそも、それは達成可能なのかは今もはっきりしない。

手段として浮上しているのが、北朝鮮の核関連施設などを「限定的に」攻撃するという「ブラッディ・ノーズ(鼻血)」作戦だ。その目的は、米政権は核開発を黙認しないという明確なメッセージを送ることにある。

作戦が目指すのは、北朝鮮の核関連施設を全滅させることではなく、アメリカの軍事力を見せつけて北朝鮮に再考を迫ること。その根底には、米軍が攻撃しても、金正恩は体制崩壊につながるアメリカとの全面戦争を恐れて本気で反撃してこないとの読みがある。

鼻血作戦が持ち上がったのは17年。アメリカの国家安全保障を担うNSCの提案だった。18年の2月には、米高官らが「鼻血作戦は存在しない」と発言したものの、選択肢としての可能性は消えていない。

作戦支持派は、核を保有する北朝鮮と共存する未来はあり得ないと主張する。そんな事態になれば、核拡散をめぐって悪夢のような懸念が生まれる。日韓も核保有に走る一方、北朝鮮はならず者国家に大量破壊兵器を売却するかもしれない、と。

トランプ政権内に、核武装した北朝鮮のリスクを否定する者はいない。彼らはこぞってオバマ前政権の対北朝鮮姿勢を非難する。当時の怠慢な戦略的忍耐政策が「この混乱」の一因だと、あるホワイトハウス高官は語った(公的に発言する権限がないため匿名を希望)。

それでも、北朝鮮への一方的な限定攻撃は道理に合わないとみる向きは政権内に多い。ジェームズ・マティス国防長官、ジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長、レックス・ティラーソン国務長官はそろって軍事力行使に反対している。

1月半ば、カナダ・バンクーバーで開かれた北朝鮮問題に関する20カ国外相会合で、マティスは強調した。「現段階の努力は外交分野のみにある。私たちが取り組んでいるのはそこだ」

■金正恩が収めた「勝利」

それこそ各国外相が聞きたかった言葉だと、会合に出席した日本のある外交官は言う。「トランプ政権には一貫して、戦争を現実的な可能性と捉える強い意識がある。一部にとってはそこが恐ろしい」

米政権が1月末に駐韓米大使の人事案を撤回した一件は、アメリカの同盟国の間に渦巻く不安を強めた。大使に内定していたビクター・チャはブッシュ元政権でNSCアジア部長を務めた人物。北朝鮮専門家であり、鼻血作戦を支持していない(チャが外されたのは政策観の相違が理由と指摘する声もあったが、実際はそれほど単純な話ではなく、チャの親族の1人が韓国に事業権益を持つため利益相反の疑いを招きかねないと懸念されたことが真相らしいが)。

身内にも否定的な声があるにもかかわらず、ホワイトハウスは今も鼻血作戦を選択肢とみている。反対派が最も警戒するのは「限定攻撃に対する金正恩の反応は分かっている」という思い込みだと、CIAの元北朝鮮担当分析官で、戦略国際問題研究所のシニアフェローであるスー・ミ・テリーは言う。

北朝鮮に対する「封じ込め・抑止」戦略の強化を支持する米政権内の一派は現在、いくつかの選択肢を取りまとめている。より包括的な制裁、北朝鮮からの不正輸出を阻止するための船舶検査および日韓米のミサイル防衛システムの強化などだ。

だが、それも時機を逸したかもしれない。平昌五輪の融和ムードの後では、韓国は北朝鮮に対しより強硬な姿勢で臨みたがらないのではないかと、アメリカは不安視している。

文との会談の際に金与正は兄からの親書を手渡し、訪朝と南北首脳会談の開催を呼び掛けた。北朝鮮に融和的とされる革新系の大統領である文は、すぐにも誘いに応じるかもしれない。米政権はその点を懸念したが、文は「条件が整えば」と当たり障りのない返答をした。

しかし、これで不安が解消したわけではない。韓国内では今後、平壌での南北首脳会談を早期に実現せよ、との政治的圧力が高まると考えられる。

同盟国を安心させるべく、アメリカは南北首脳会談を支持することになるかもしれない。さらには米政府自ら、北朝鮮との直接会談に臨む可能性もある。金正恩の「オリンピック作戦」は大成功を収めた、のか?

<本誌2018年3月6日号[最新号]掲載>




 

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コメント
 
1. 2018年3月01日 19:57:23 : 6OLCe0zGDo : 8lkq4MR8L8g[3]
ミュンヘン安全会議における、ジェームス・リスチ上院議員の発言。

> There is no more dangerous place on the earth than the Korean peninsula right now. …

The president of the United States has said, and he is committed to, seeing that Kim Jong-un is not able to marry together a delivery system with a nuclear weapon that he can deliver to the United States. …

The consequences of that are breathtaking when you think about how this could happen. …

If this thing starts, it’s going to be probably one of the one of the worst catastrophic events in the history of our civilization. It is going to be very, very brief. The end of it is going to see mass casualties the likes of which the planet has never seen. It will be of biblical proportions. …

The president can do this quickly, and as I said, it is at his fingertips.

トランプ大統領の発言。

> “If the sanctions don’t work, we’ll have to go to Phase 2,” Trump replied. “Phase 2 may be a very rough thing. May be very, very unfortunate for the world.”

一旦、戦端が開かれると、それは急速に、全面核戦争に、移行する。

韓国と日本の原子力施設が攻撃されれば、人類は存亡の危機に立つ。

時間差だけで、災いは、地球規模に及ぶ、もちろん米国も例外ではない。


2. 2018年3月01日 20:22:24 : 1hFwhl5XF6 : A44FqszPm3Y[584]
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-02-19/P4DIKM6K50Y401

マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、上院議員の代表団に対し、北朝鮮に標的を定めた軍事攻撃を行ういわゆる「ブラッディ・ノーズ(鼻血)作戦」の存在を否定した。

  シェルドン・ホワイトハウス上院議員(民主、ロードアイランド州)はドイツ・ミュンヘンで18日、「ブラッディ・ノーズ作戦は全く存在していないという発言をそのまま伝えたい」と述べた。上院議員代表団はミュンヘン安全保障会議に向けて出発する前、マクマスター補佐官から議会の別館で説明を受けたという。

  英紙テレグラフと米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、ブラッディ・ノーズ作戦が北朝鮮の核兵器計画に対する選択肢の一つだと報じていた。また、元ホワイトハウス当局者で次期駐韓大使の候補に検討されていたビクター・チャ氏は寄稿で、北朝鮮への標的を定めた軍事攻撃を行なわないよう警告していた。

  マクマスター補佐官から同様に説明を受けたジーン・シャヒーン上院議員(民主、ニューハンプシャー州)は、「マクマスター氏の発言は極めて明確だった」と指摘。ジェームズ・リッシュ上院議員(共和、アイダホ州)も、ミュンヘンに集まった聴衆にそのような作戦は存在しないと語った。

原題:U.S. Has No ‘Bloody Nose Strategy’ for North Korea, Senators Say(抜粋)
---
ニューズウィークとBloombergのどちらが嘘つきなのかな。



3. 2018年3月02日 19:19:25 : xMV64IZxWY : EyNU@Q2K7lE[129]
危機煽り 行方どうだと すっとぼけ

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