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ロシアは目覚めるだろうか?(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/287.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 3 月 19 日 14:09:20: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ロシアは目覚めるだろうか?
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-0d5e.html
2018年3月19日 マスコミに載らない海外記事


2018年3月14日
Paul Craig Roberts

ロシアは、彼らの欧米の敵を理解するのに、というより、ロシアには、ロシアを破壊することを狙っている敵がいることさえ理解するのに苦労している。

軍事的に何の意味もなく、数分でロシアに永遠に完全に破壊されかねない国イギリスが、いかなる証拠も無しに、単なる主張だけを根拠に、その容疑の捜査に、法律で要求されているロシアとのいかなる協力も拒否しながら、ロシア政府に対し、ぬれぎぬをでっち上げ、そうしたぬれぎぬを、いかなる証拠も全く提示せずに公然と発表し、根拠無く国連に告発し、ロシアに最後通告を出し、ロシア外交官を追放し、ロシア資産を没収するのは極めて奇妙だとロシアは思いついただろうか?

ロシア人は、政府も、マスコミも若者も、アメリカ・プロパガンダや、ロシア政府がロシア国内で自分たちに反対して活動するのを許しているワシントンが資金提供するNGOに洗脳されて、ロシアに対して多くの非難や威嚇がなされているのは、証拠と法律に頼ることで解決可能な何らかの間違いだと考えているように見える。どうやら、これだけの年月の後でも、ロシアは、ワシントンと、その傀儡諸国は、事実や法律には全く何の関心がないことを未だに理解していないのだ。

国連で、ロシア大使は、ロシア政府がイギリスの公園のベンチにいた二人を殺害しようとして、軍用神経ガスを使用したというイギリス首相による証拠のない非難に反論して、イギリスの非難が法律違反で、いかなる証拠にも裏付けられていないことを立証するため、証拠検証でのロシアとの協力要請を含む、あらゆる法的理由を検討した。

一体なぜ、ロシア人は、イギリス政府が法律や証拠を気にしていると考えるのだろう? ロシア人は、欧米に関して、本当にこれほど洗脳されているのだろか?

トニー・ブレアのイギリス政府は、イラクのサダム・フセインが“大量破壊兵器”を保有しているというウソを広めるのに、ジョージ・W・ブッシュ政権に協力した。イラクを侵略し、破壊し、15年後の今、混乱に陥れるのに、このウソが使われた。

イギリス政府はリビアのカダフィに関するウソも支持し、リビア政府打倒に参加した。イギリス政府はイランには核兵器開発計画があるというウソも支持した。いかなる証拠も皆無だったが、証拠には全く関心がないのだ。ここには意図が働いており、この意図は証拠とは無関係なのだ。

イギリス議会は、オバマが計画したシリア侵略へのイギリス参加を否決したが、現イギリス政府はアサドが“自国民に対し”化学兵器を使用したというウソを支持している。

欧米ができることと言えば、ウソをつくことだけだということを、政府もマスコミも国民もロシア人は、いい加減に、理解していて良いはずだと思いたくなる。ウソの目的は、ロシアを悪者として描き出して、ロシアを軍事攻撃の標的にすることだ。

しかし、どういうわけか、ロシア人は真意を理解できないのだ。ロシア人は、全てが、事実や法的手続きや外交で解決できる何らかの間違いだと考えているのだ。“私たちの言い分を聞いてください、全ての誤解を解決できますよ!” まるで欧米が気にかけているかのように。ワシントンは“誤解”を望んでいるのだ。それが、ワシントンが誤解を作り出す理由だ。

ロシアが愚かにも仲間に入りたがっている欧米のことをロシア人が理解できないことが、第三次世界大戦が迫っている理由なのだ。

いかなる証拠も提示せずに、ロシアを公然と非難する前に、イギリス首相が従うのを拒否している法的手続きと、それが準拠する法律を列挙する代わりに、ロシア国連大使がこう述べたらどうなるだろう。“もしイギリスが明日も存在しているとすれば、それはもっぱらロシア政府の自制のおかげだ。”

欧米のどの国も何の関心も持っていない法律に頼ることで、ロシア国連大使は、証拠の欠如にもかかわらず、ワシントン傀儡のフランスや、他のヨーロッパのワシントン傀儡諸国が、イギリスのロシア非難を支持すると発言するのを許したのだ。おそらくロシア人は、これらヨーロッパ政府の一つも、ロシアに責任があるというのにいかなる証拠も必要していないことに気がついている。非難だけで十分なのだ。

ワシントンに支配されている、例外的で必要欠くべからざる欧米世界においては、非難だけで、ロシアのウソの証拠として十分なのだ。イギリス労働党党首ジェレミー・コービンが、メイ首相に、ロシアが元イギリス二重スパイを殺害しようとした何らかの証拠を実際持っているのか質問した際、コービンは腐敗した保守党議員のみならず、彼が率いている労働党の議員たちからもやじり倒された。事実が欧米にとって重要ではないことに、一体どれだけ更なる証拠がロシアに必要なのだろう?

ロシアは目覚めるのだろうか? それとも欧米の仲間になりたいというロシアの狂った願望からロシア人はワシントンによる近づく核攻撃に準備なしのままでいるのだろうか。

ロシア政府が、ワシントンにこう言ったらどうなるだろう。“もし、あなた方や、あなた方のテロリスト傭兵がシリア軍を攻撃したら、我々は中東でのあなた方の駐留も、イスラエルも抹殺する。”これは、ロシアが、すぐにもできることだ。

イギリスとワシントンは、ちびる以外、一体なにをするだろう? 明らかに、彼らは、ロシアの言わんとすることを理解し、平和は良い考えだと判断するだろう。

ロシア政府は、ロシアが、外交、法律、事実、証拠に頼ろうとしているのは、極端な弱さと自信の欠如の印だとワシントンが見なしていることを理解していないのだ。ワシントンと、その傀儡諸国は、いかなる事実も必要としていない。連中には意図がある。事実を求めることで、ロシア人は弱さを示しているのだ。

弱さを見せるロシアの振る舞いが、ワシントンの武力侵略を助長している。欧米の仲間に入るというロシアの願望は 国家存続という願望より強いのだろうか?

Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼 の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Orderが購入可能。

記事原文のurl:https://www.paulcraigroberts.org/2018/03/14/will-russia-wake/
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コメント
 
1. 2018年3月20日 19:02:10 : KxJBJ5kYmg : 7wuyORc_t1M[173]
手は打った 不満分子に 声かけて

2. 2018年3月21日 01:08:32 : FZOPvgNti6 : WbRMTCel7Ko[71]

ロシアは正攻法に見える。スプートニクニュースも極めて抑制的で事実を報道しているように感じられる。比べて西欧のニュースはトランプではないが、フェイクが多く、センセーショナル。ウクライナ軍がドネツクで包囲されたときも騒いだし、アレッポ陥落でも騒いだ。西グータ陥落でもまた騒いでいる。極めてわかりやすい(笑)
西欧は全面核戦争に踏み切る度胸はない。
陸戦ではNATOが束になっても中国と握ったロシアにかなわない。海上封鎖も意味はない。ペルシャも仲間になり、地中海に出た。トルコも握った。EUはイギリスにうんざりしているのではないか?
第二次大戦戦ったロシアは、イギリス、アメリカのやり方は当然承知(笑)
ソ連は中国との関係を誤ったために滅びた。ロシアはそれも承知。
勝負はすでについているのではないか(笑)



3. 絶(PC)[17] kOIoUEMp 2018年3月21日 12:55:39 : 6fMPpGeIlQ : 7i8O6wuKQwY[12]
中国はASEAN諸国をとっくに仲間にしてスリランカ、バングラデシュ、パキスタンとも仲良くなりつつあります。アフリカでも既に仲間になりつつある国が出現しています。

トルコはNATO側から捨てられる方向に向かっているようです。NATOは貧しいヨルダンに向かっているとか。

マスコミに載らない海外記事 NATO空軍はトルコからヨルダンに移動しつつある
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/nato-f45b.html
(中略)
途方もなく破壊的で攻撃的な部隊の、少なくとも、かなりの部分が、‘変わりやすく’欧米によれば、突然‘信頼できない’国(トルコ)から、貧しいながらも従順なヨルダン王国へと逐次移転されつつある。

NATOが、例えて言えば、トルコが一体どの向きに飛行し、最終的に一体どこに着陸するのかわからなくなっているのは明らかだ。NATOはパニックになって、‘万一’の対策、出口戦略を探っているのだ。最も重要な地域大国からの、ほとんど脱出計画を。
(中略)
今、希望の明滅がまた現れているので‘ほぼ’と言っておこう。まだ全て負けたわけではないのだ。隣国 - シリア - は依然耐えている。シリアは戦い、何十万人もの国民を失ったが、残虐な欧米の介入を打ち破ることにほほ成功している。今は現代アラブ史で最も重要な瞬間なのかも知れない。
(中略)
欧米は既にシリアを失った。トルコも失いつつあるのかも知れない。いつの日かヨルダンでさえ目覚めるかも知れない。こう言うむきもある。‘ドミノ効果が始まった。’


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