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トランプ米大統領がシリアから軍隊を撤退させると語ると、有力メディアから石油を手放す気かと批判(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/367.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 4 月 02 日 17:55:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

トランプ米大統領がシリアから軍隊を撤退させると語ると、有力メディアから石油を手放す気かと批判
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201804020001/
2018.04.02 櫻井ジャーナル


 ドナルド・トランプ大統領は3月29日、​アメリカ軍をシリアから引き揚げるという意思​を明らかにした。​政府内でも同じ指示を出しているという。昨年(2017年)7月にトランプ大統領はバラク・オバマ政権が始めたCIAの秘密作戦を中止する決断をしたと伝えられたが、周囲からの圧力の中、その考え方は変化しなかったようだ。

 オバマ政権はシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すために「穏健派」を支援しているとしていたが、アメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)は2012年8月にホワイトハウスへ出した報告の中で、​反シリア政府軍の戦闘員はサラフィ主義者(ワッハーブ派)、ムスリム同胞団、AQIだとしていた。この当時、DIAの局長を務めていたのがマイケル・フリン中将、つまりトランプ大統領が最初に国家安全保障補佐官に選んだ人物だ。

 AQIはイラクのアルカイダを意味し、シリアで活動していたアル・ヌスラの実態もAQIだと指摘している。実際、AQIもアル・ヌスラもタグに過ぎず、中身は確かに同じだ。オバマ大統領が主張していた「穏健派」は存在しないということでもある。

 DIAの報告はシリアの東部(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配国が作られる可能性があるとも警告しているが、これはダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)という形で現実になった。ダーイッシュもAQIやアル・ヌスラと本質的な違いはない。

 DIAが予測していたにもかかわらずダーイッシュの出現を防げなかった責任をフリンは退役後の2015年8月、アル・ジャジーラの番組で問われたが、​ダーイッシュの勢力を拡大させた政策を実行すると決めたのはオバマ政権だと反論している。

 報告が提出された後もフリン局長はジハード勢力を支援するのは危険だとオバマ政権に警告し続けたが、無視される。そして2014年1月にイラクのファルージャで「イスラム首長国」の建国を宣言、6月にはファルージャやモスルを制圧している。このとき、アメリカ軍はダーイッシュの制圧作戦、示威行進を黙認していた。ファルージャやモスルが制圧された2カ月後にフリンはDIA局長の職を解かれた。​当時の統合参謀本部もDIAと基本的に同じ考え方をしていたのだが、2015年9月25日に統合参謀本部議長はマーチン・デンプシーからジョセフ・ダンフォードに交代になった。同年2月には国防長官も戦争に消極的だったチャック・ヘイゲルから好戦派のアシュトン・カーターへ入れ替えられている。

 オバマ政権は自らが売り出したダーイッシュを口実にしてアメリカ軍にシリアを攻撃させる。勿論、シリア政府は軍事介入を承認していない。つまりアメリカによるシリア侵略だ。アメリカ軍の主なターゲットはシリア政府軍やシリアのインフラで、ダーイッシュは打撃は受けていない。アル・カイダ系武装勢力やダーイッシュの支配地域が急速に縮小するのは2015年9月30日、アメリカの統合参謀本部議長が交代になった5日後にシリア政府の要請を受けてロシア軍が介入してからだ。

 アル・カイダ系武装集団やダーイッシュが敗走するとアメリカはクルドを新たな手先にするが、これによってトルコとアメリカとの関係が険悪化、アメリカの目論見通りには進んでいない。

 新たな武装勢力を編成する動きがあるほか、フランス政府が軍隊をシリアへ派遣するという情報が流れている。言うまでもなく、これも侵略だ。3月29日にはクルド系のDFS(シリア民主軍)の代表がフランスのエマニュエル・マクロン大統領と会談したという。アメリカ政府内でネオコンの力が衰える中、ロスチャイルドと近い関係にあるマクロンが前面に出てきた。

 アメリカ、イスラエル、サウジアラビアの三国同盟、イギリスとフランスのサイクス-ピコ協定コンビ、オスマン帝国の復活を夢見るトルコ、天然ガスのパイプライン建設を拒否されたカタールなどが始めたシリア侵略だが、トルコやカタールは離脱済み。アメリカが軍隊を撤退させるなら、イギリスやフランスが出てこざるをえないのだろう。

 シリアを侵略する理由はいくつかある。イスラエルの現政権の大イスラエル構想、さらにユーラシア大陸の周辺からロシアや中国を締め上げ、最終的には支配するという長期的な戦略もある。

 シリアとイランを制圧して中東を完全な支配下に置いてエネルギーを支配するという計画、石油支配はドルを基軸通貨とする支配システムの防衛にもつながる。ワシントン・ポスト紙に​​シリア侵略の目的は石油支配にあり、アメリカ軍の撤退は支配権をイランへ渡すことだとトランプ大統領を批判する記事が掲載されたが、本音だろう。トランプは国内でも戦いが続きそうだ。



 

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コメント
 
1. 2018年4月02日 19:10:32 : O4pUfLwvsA : lleAWoei_CE[293]
ともかくも、トランプは自分の国を守る気持ちで一貫している。

世間はトランプ以前の世界の住民だからトランプの行動がわから
ない、か、わからないふり、をしている。
 徐々に世界は変わってきていることを、キャッチしていない訳
ではないがそうだと認識することはみずからに許せない。という
のが現在のメデイアのあり方だろう。

 米国がどんなふうに英国の召使いにされたのか米国民の殆どは
知らされていない。
日本人が日本の歴史を知らされていないのと同じである。
悪徳英国とその仲間のヨーロッパは今や終焉を迎え英国メイ女史
が汚い顔で汚い言動を精一杯しているが、もう終わりだ。
歴史は変わる。

 トランプがどんなに突拍子もなく馬鹿に見えていようとも、過去
の米国大統領とは全く異なることを知るべきだ。
日本の首相が山口県からばかり出てきたのと同様、米国大統領は一
人を除いてすべて同じ「血縁」であった。
 こんなことが「自由選挙制度」のもとで出来るはずがない。

出来るはずがないことが今日まで横行してきた。
米国では。
おそらく西欧諸国でも。

選挙はすべて不正であり、その不正をキレイな顔をして米国民をだ
ましまくって実行してきたのが、オバマとそれ以前の関係者たちだ。
トランプを支持する米国人は正気である。
トランプを批判する者たちは国民や国家のことを考えていない。
株価や(紙の上の、あるいはネット上の)数字以外のことを考えて
いない。

 トランプとロシアと北朝鮮は、どう考えてもマトモである。


2. 2018年4月02日 23:59:48 : hUkJW5PNLO : vS5oQ06@H3c[860]
奥の院 正に急所さ 撤兵は

3. 2018年4月03日 04:41:37 : ZL7o43eS1o : dOhFRJJYtdE[618]
シリアはイランへの足掛かりなので
本当にシリアにちょっかい出さないなら
イランにも手出ししないという事

出来ればだが。。。


4. 2018年4月03日 07:01:32 : hesCGq807o : As0RjqNJN@0[134]
>>1

ほぼ同意。
同じ考えの人がいるんだ、ビックリ、やっぱり の感じ。

>米国がどんなふうに英国の召使いにされたのか米国民の殆どは
知らされていない。

このあたりは、わからない。


5. 2018年4月03日 07:43:12 : hesCGq807o : As0RjqNJN@0[135]
4です。 追記

>米国がどんなふうに英国の召使いにされたのか米国民の殆どは
知らされていない。

むしろ、漠然と、米国が英国を召使いにしていると思っていましたが。


6. 2018年4月03日 09:39:36 : N5sEgV5Lys : gJDc90AKsFQ[381]
1871年に、アメリカ合衆国と言う国の上に、米国株式会社(連邦政府/ワシントンD.C.)と言う制度(解り易くいえば、英国東インド会社と同じ植民地制度)が設立されました。
http://mizu888.at.webry.info/201302/article_40.html

ワシントンD.C.(軍事) と言うのは、英国のザ・シティー(金融)やイタリアのヴァチカン市国(宗教)と同じように、それらが存在する国々とは独立的な主権制度なのです。
http://humansarefree.com/2014/09/the-top-of-pyramid-rothschilds-british.html

Songcatcher.


7. 2018年4月03日 14:18:56 : hesCGq807o : As0RjqNJN@0[137]
>>6

なるほど。
たぶん、以下とも関係するのかな。

アメリカドル紙幣はアメリカ政府が発行してないってホント?
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11112287056
ドルの実権を握る「FRB」が得ている膨大な利益とは?
http://gentosha-go.com/articles/-/2635

銀行の視点で世の中を見る訓練も必要そうですね。
にしても、どうしょうもない連中に、世の中が動かされれているようで、なんとも。


8. 2018年4月04日 01:01:31 : J2ygp6p13g : mleipiQizEk[1]

理解に誤りがあるだろうから単なるご参考まで。
一応ズラーと並べてみた。


●達人プーチンのワナ(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/742.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 04 日 01:09:05: igsppGRN/E9PQ


●人民元建ての原油先物取引が米国の支配システムを支える柱のひとつペトロダラーを揺るがす可能性(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/335.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 3 月 27 日 17:24:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU


●ブレント原油先物 取引 - 6月 2018 (LCOM8)
https://jp.investing.com/commodities/brent-oil


●3,600円(税抜)の金現物価格は
SPDRゴールドではいくらになるの?
https://money0109.com/002gold/049.html

【1326】SPDRゴールド・シェアの1株当たりの金重量は、0.1トロイオンス(約3.11)なのですが、これは上場時のものです。【1326】SPDRゴールド・シェアは投資信託なので、毎年、信託報酬費として、金重量の0.4%が差し引かれています。

例えば、本日現在ですと、0.1トロイオンスを下回っており、0.097552トロイオンスとなっています。
これは、約3.034グラムに相当します。
実際、本日の相場で計算しますと、税抜き現物価格の3.05倍くらいになっていますので、大体あっているといってよいでしょう。

すなわち、3,600円の3.05倍は10,980円、3.03倍なら10,908円ということになります。


●ブレント原油先物 取引 - 6月 2018 (LCOM8)
https://jp.investing.com/commodities/brent-oil


●ここ30年で初めての異常事態、金の現物不足が示唆する「次の危機」
2015年10月25日
http://www.mag2.com/p/money/5882

皆が地金を欲しがったら「劇的に危険な状態に」
しかし、私個人としては、これは大変危険だと見えるのだ。
もし皆が「さあ今から、現金決済ではなく地金を引き出そう」と決心すれば、その時には間違いなく現物地金はなくなるからだ。

現在の現金決済による手仕舞いが永遠に続くのか?それともいつの日か現物引き出しになるのか?それは市場参加者の行動如何だ。
いまの債務危機はここ何十年間で最悪のものであり、現在の金価格は、現実の現物市場とは何の関係もない低価格と言える。

市場参加者が現金決済で満足するのであれば、この状態は永遠に続くだろう。
金価格は単なるベンチマークの数字で、需給関係には無関係のまま。
しかし現物引き出しを好むようになるならば、それは劇的に危険な状態となるだろう。


●確かに仮想通貨と同じSPDRゴールドのようなペーパーゴールドと金現物とは明らかな差がある。
撒き餌のSPDRゴールドは主な国のソ連、中国、ブラジル、インドは完全に無視したから調子が大幅に狂った。

ワシントンD.C.(軍事) と言うのは、英国のザ・シティー(金融)やイタリアのヴァチカン市国(宗教)と同じように、それらが存在する国々とは独立的な主権制度なのです。

ならアメリカは単なる咬ませ犬でご本尊は大英帝国となる。
要するに 通貨発行権 がやっと消滅に向かうのかまだしぶとく存続するのかの経済世界戦争の真っ最中なんでしょう。
従って後ろに隠れていた大英帝国様が焦って前に出てきただけでしょう。
いずれにせよ確実に金の現物は枯渇しそうだからその時点で流れがきまる。

一発逆転願望だけで玉や鍵屋でドンドンピカピカになるのかあるいは通常兵器による戦いだけになるのかどちらになるのかの分水嶺なんでしょうね。

しかし我が大日本帝国だけはボクチャン辞めないもん、、、の誰かさんが未だにしぶとくいるので完全に蚊帳の外で異次元の世界に閉じこもって遊んでいることだけは確かなんでしょう。


9. 2018年4月04日 20:56:47 : hesCGq807o : As0RjqNJN@0[138]
>>8

まだ一つしか読んでないが充分刺激的

●達人プーチンのワナ(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/742.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 04 日 01:09:05: igsppGRN/E9PQ

>ロシアと中国が、両国のエネルギー資源や商品への支払いとして“シット・コイン”つまり、様々な種類のいわゆる“紙の上での金”を受け入れるという欧米の願いも実現しなかった。ロシアと中国は最終支払い手段として、金と現物の金属にしか興味はない。

ロシアと中国の、今につながっている話じゃないか。残りも時間をかけて読んでみよう。とうぶん、私の知識では全ては理解できそうにないが。平たく言えば、ドル離れだよね。確かに英米が敵視する理由かな。


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