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「完全な非核化を南北の共同目標に」 両首脳が共同宣言 NHK
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/531.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 4 月 27 日 18:57:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


「完全な非核化を南北の共同目標に」 両首脳が共同宣言
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180427/k10011420641000.html
4月27日 18時16分 NHK

南北首脳会談を行った韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、27日午後6時ごろ、共同宣言に署名し、北朝鮮の核問題について、「完全な非核化を南北の共同目標とし、積極的に努力をする」ことで合意しました。また、朝鮮戦争の終戦を宣言して平和協定を結ぶため、南北とアメリカの3者、さらには中国も加えた4者による協議を積極的に推進することで合意しました。

10年半ぶり、3回目となる南北首脳会談は、軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)の韓国側の施設、「平和の家」で、27日午前10時15分から開かれ、休憩を挟んで、午後も両首脳だけによる散策や話し合いのあと、会談を再開し、午後6時ごろ、共同宣言に署名しました。

それによりますと、南北は、北朝鮮の核問題について、「北の主導的な措置は朝鮮半島の非核化に非常に大きな意義があった」としたうえで、「完全な非核化を南北の共同目標とし、積極的に努力をする」ことで合意しました。

一方、朝鮮戦争の休戦協定に替わる恒久的な平和体制を目指すことに関しては、「南北は休戦65年のことし、終戦を宣言して休戦協定を平和協定に転換するために、南北とアメリカの3者、または、南北と米中の4者会談の開催を積極的に推進することになった」としています。

また、緊張を緩和するための措置として、南北は、来月1日から軍事境界線一帯で宣伝放送とビラの散布をはじめとするすべての敵対行為を中止して、その手段を撤廃し、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯とすることにし、朝鮮半島西側の黄海に「平和水域」を設けて、偶発的な軍事衝突を防ぐとしています。

このほか南北は、北朝鮮南西部のケソン(開城)に南北双方の当局者が常駐する共同連絡事務所を設置することや、朝鮮戦争などで南北に離れ離れになった離散家族の再会に向けて赤十字の会談を行うこと、それに、ムン大統領がことし秋にピョンヤンを訪問することで合意しました。


















 

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コメント
 
1. 2018年4月27日 20:35:34 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2692]
2018年4月27日

歴史的な南北首脳会談について(談話)

社会民主党幹事長 吉川はじめ

1.10年半ぶり3回目となる南北首脳会談が本日、軍事境界線上にあり分断の象徴である板門店の「平和の家」で行われた。北朝鮮最高指導者の訪韓は史上初めてのことである。会談では、南北関係の改善、朝鮮半島の平和と繁栄、統一を実現する上での諸問題について議論され、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」に共同で署名した。民族の和解、朝鮮半島全体の平和と繁栄に向けた大きな前進であり、世界史的な変化に向けた新たな歴史の出発点となったことを歓迎する。

2.「板門店宣言」は、朝鮮半島の恒久的かつ強固な平和体制構築のため、積極的に協力していく意思を確認した。そして、現在の停戦状態にある朝鮮戦争を終息させ、確固たる平和体制を構築することはこれ以上先延ばしできない歴史的な課題であるとして、朝鮮戦争の終戦宣言を年内に行い、休戦協定を平和協定に転換するため南北米、または南北米中の首脳会談を積極的に推進することで合意した。いかなる形の武力も互いに使用しないという南北の相互不可侵合意を再確認し、段階的な軍縮も確認した。南北連絡事務所の設置や首脳会談の定例化も明記され、文大統領が今秋、平壌を訪問することも決まった。

3.北東アジア地域における平和体制を構築する上で、南北の対立の解消と朝鮮半島の非核化は、不可欠の前提である。会談に先立ち金正恩委員長は、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の中止、核実験場の廃棄を表明していたが、核放棄には触れていなかった。会談で弾道ミサイル発射の中止を改めて確認するとともに、南北が共通認識に立ち、完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を作るという共同の目標を確認し、完全な非核化に向けた緊密な協力を宣言したことの意義は大きい。

4.南北双方は、武力衝突を回避し、朝鮮戦争の休戦という不安定な現状を打開し、核のない平和と繁栄調の朝鮮半島に向けて具体的な一歩を踏み出した。「約束対約束、行動対行動」の原則に基づき、今回の共同宣言と会談での確認事項が着実に進められることを期待するとともに、今回の会談の成果を史上初の米朝首脳会談にしっかりつなげていくことを心から願う。

5.今回の南北首脳会談開催は、関係国の首脳同士の直接の対話と交渉による懸案事項の平和的解決を図るものであり、南北双方が様々な困難の中、ともに英断を下し、自分たちの努力と自己決定で情勢を変化させ、大きな成果を導き出した。一方、「対話のための対話は意味がない」、「北朝鮮は平気で嘘をつく国であり、交渉は無駄である」などと、対話や交渉を否定し制裁・圧力一辺倒の安倍首相は、米国に追随し危機を煽ってきたものの、大きな情勢変化の蚊帳の外に置かれている。日朝間の懸案である拉致問題についても、韓国の文在寅大統領や米国のトランプ大統領にお願いするほかなくなり、「安倍外交」の行き詰まりは明らかである。対朝鮮半島政策を転換し、2002年の「日朝平壌宣言」に基づく粘り強い対話と交渉を進めるべきである。

6.社民党は、「平和的な方法による朝鮮半島の検証可能な非核化」と「北東アジア地域の永続的な平和と安定のための共同の努力」を約束している2005年の「6か国共同声明」に立ち戻り、米朝会談を実現し、停戦(休戦)協定の米朝不戦(平和)協定への切り替え、国交正常化、経済援助の実施と核・ミサイルの放棄を一体で取り組む道筋を目指すことを求めてきた。社民党としても、朝鮮半島の非核化と自主的平和統一、日朝間の懸案問題の解決に向け、あらゆる努力を惜しまず後押ししていく。

以上

http://www5.sdp.or.jp/comment/2018/04/27/%e6%ad%b4%e5%8f%b2%e7%9a%84%e3%81%aa%e5%8d%97%e5%8c%97%e9%a6%96%e8%84%b3%e4%bc%9a%e8%ab%87%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%ef%bc%88%e8%ab%87%e8%a9%b1%ef%bc%89/


2. 2018年4月27日 21:32:07 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2690]
歴史的な南北首脳会談と「板門店宣言」を心から歓迎する

2018年4月27日 日本共産党幹部会委員長 志位和夫


一、韓国(大韓民国)の文在寅大統領と、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩国務委員長が本日、板門店の韓国側施設で南北首脳会談を行った。
 金委員長が北朝鮮指導者として歴史上初めて韓国側に足を踏み入れ、文大統領は、そのことによって「板門店は分断の象徴ではなく、平和の象徴になった」と述べた。今回の南北首脳会談は、文字通りの歴史的会談となった。

一、両首脳は、「板門店宣言」に署名し、その中で「完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現する」「(朝鮮戦争の)終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築のための南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していく」「民族的和解と平和繁栄の新たな時代を立ち起こし、南北関係をいっそう積極的に改善し発展させていく」ことなどに合意した。
 「板門店宣言」は、朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和体制の構築に向けた大きな前進である。日本共産党はそれを心から歓迎する。

一、今回の合意が履行され、73年間に及ぶ南北分断と対立が解消に向かい、南北の人々が平和と繁栄のなかで暮らせるようになり、統一に向かうことを心より願う。
 文大統領自身が、今回の首脳会談を米朝首脳会談への「道案内」と位置づけているように、南北、米朝の二つの首脳会談は密接につながっている。南北首脳会談の成果を踏まえ、米朝首脳会談が大きな成功をおさめることを、強く期待する。

http://www.jcp.or.jp/web_policy/2018/04/20180427-nanboku-shii.html


3. 2018年4月28日 14:31:38 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2679]
2018年4月28日(土)

歴史的南北会談 「板門店宣言」に署名

完全な非核化で核のない朝鮮半島を 朝鮮戦争の終結 年内に

 【高陽(韓国京畿道)=栗原千鶴】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長(朝鮮民主主義人民共和国国務委員長)は27日、11年ぶりとなる3回目の南北首脳会談を板門店の韓国側施設「平和の家」で行い、「完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現することを確認した」とする「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名しました。署名式では、両首脳が互いに肩を抱き合い、合意を喜びあう姿が見られました。

 宣言は「朝鮮半島にもうこれ以上の戦争はないとし、新しい平和の時代が開いたということを8000万の国民と全世界に重く、鮮明にした」と述べ、1953年以来、休戦状態にある朝鮮戦争の終戦を年内に行うとしました。米国、中国も交えた多国間での平和構築にも言及。軍事的な緊張を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同に努力することを約束しました。

 両首脳は署名式後に、「平和の家」の前で共同記者会見に臨みました。文大統領は、金委員長を「大胆に、きょうの状況をつくり上げて、宣言に合意した」として敬意を表しました。

 金委員長は「民族の分断の悲劇と統一への熱望がつまっている、ここ板門店で開かれる会談に、歴史的な責任感を持って会談に臨んだ」と発言。「この合意が、もう二度と死文化されないように、緊密に話し合いを行い、実を結ぶために努力する」と表明しました。

 宣言は「朝鮮半島の完全な非核化」について、両国が「責任と役割を果たす」とし、ともに「国際社会の支持と協力のために積極的に努力することにした」と述べました。

 韓国政府側は記者団に「完全な非核化という文言を使ったことに注目してほしい」と述べ、北朝鮮に対し、「非核化の意志をさまざまな経路で確認した」と明らかにしました。

 また南北の関係改善に向けては、関係者が常時、駐在する事務所を北朝鮮側の開城に置くことを確認。離散家族の再会事業や民間なども含めた多方面の交流を推進していくとしています。

 宣言は「民族経済の均衡的な発展と共同繁栄をなす」とし、2007年に行われた南北首脳会談で合意した事業を行うことを盛り込みました。その第1弾として、南北の鉄道事業を上げています。

 記者から、核開発やミサイル発射などによる制裁との関連を問われ、韓国政府関係者は、「経済的な援助などを、いますぐやるということではない。非核化、または米朝韓の交渉のあとに、流れをみて、優先的に南北の間でやる課題が何なのかについて南北で共感したことを確認した」と説明しました。

 金委員長は27日午前9時半すぎ、軍事境界線を徒歩で越え、韓国側で待っていた文大統領と握手を交わしました。文大統領は会談で「金正恩氏が軍事境界線を越えた瞬間、板門店が平和の象徴になった」と語りました。金委員長は「対決の歴史に終止符を打ちにきた」と発言しました。

 文大統領は、過去2回の首脳会談で、合意を実行できなかったことを振り返り、「一番大事なのは速度だ」と強調。金委員長はこれに対し、頻繁に首脳会談を行うことを提案し、「誤った過去に戻ることはしてはいけない。期待に応えて、いい世の中をつくろう。これから私たちも頑張ります」と応じました。

 韓国メディアによると、北朝鮮国内でも同日、会談の開催を報じました。朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、首脳会談が金委員長の決断で開かれたとし、「歴史的な事変だ」と伝えました。

 午後6時半から開かれた夕食会には、両首脳の妻も同席しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-28/2018042801_01_1.html

2018年4月28日(土)

歴史的な南北首脳会談と「板門店宣言」を心から歓迎する

日本共産党幹部会委員長 志位 和夫

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-28/2018042801_02_1.jpg
 日本共産党の志位和夫委員長は27日、韓国・板門店で行われた南北首脳会談について、次の談話を発表しました。

 一、韓国(大韓民国)の文在寅大統領と、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩国務委員長が本日、板門店の韓国側施設で南北首脳会談を行った。

 金委員長が北朝鮮指導者として歴史上初めて韓国側に足を踏み入れ、文大統領は、そのことによって「板門店は分断の象徴ではなく、平和の象徴になった」と述べた。今回の南北首脳会談は、文字通りの歴史的会談となった。

 一、両首脳は、「板門店宣言」に署名し、その中で「完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現する」「(朝鮮戦争の)終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築のための南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していく」「民族的和解と平和繁栄の新たな時代を立ち起こし、南北関係をいっそう積極的に改善し発展させていく」ことなどに合意した。

 「板門店宣言」は、朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和体制の構築に向けた大きな前進である。日本共産党はそれを心から歓迎する。

 一、今回の合意が履行され、73年間に及ぶ南北分断と対立が解消に向かい、南北の人々が平和と繁栄のなかで暮らせるようになり、統一に向かうことを心より願う。

 文大統領自身が、今回の首脳会談を米朝首脳会談への「道案内」と位置づけているように、南北、米朝の二つの首脳会談は密接につながっている。南北首脳会談の成果を踏まえ、米朝首脳会談が大きな成功をおさめることを、強く期待する。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-28/2018042801_02_1.html

2018年4月28日(土)

韓国・文在寅大統領と北朝鮮・金正恩委員長の会見(要旨)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が27日、韓国・板門店の「平和の家」で会談し、「板門店宣言」に署名した後、2人そろって記者団の前で発表しました。その要旨を紹介します。

文大統領

 金委員長と私は平和を願う8000万同胞の貴重な合意を成し遂げた。朝鮮半島にもう戦争はないだろう。新しい平和の時代が開かれていることを一緒に宣言した。長い年月の間に分断の痛みと悲しみの中でも素晴らしい克服ができると信じていた時期に、私たちはこの位置に立つことができた。

 今日、金委員長と私は完全な非核化を通して、核のない朝鮮半島を実現することが私たちの共通の目標であることを確認した。北側が先にとった核凍結措置は、非常に重大な意味を持っている。朝鮮半島の完全な非核化のための貴重な出発になる。今後、完全な非核化のために南と北が、さらに緊密に協力していくことを明らかにする。

 私たちはまた、終戦宣言と平和協定を通じて朝鮮半島の不安定な停戦体制を終息させ、恒久的で、強固な平和体制を構築していくことに合意した。朝鮮半島をめぐる国際秩序を根本的に変えることができる非常に重要な合意だ。

 今、私たちが住んでいる、どこからも、お互いの一切の敵対行為をしないこととする。偶発的な衝突を防ぐ根本的な対策も講じていく。朝鮮半島を横切っている非武装地帯は、実質平和地帯になる。西海の北方限界線一帯を平和水域にして偶発的な軍事的衝突を防止し、南北漁民の安全な活動を保証する。

 私は大胆に、今日の状況を作り出し、大きな合意に同意した金委員長の勇気と決断に敬意を表する。私たちは、国際社会の支持と協力のために一緒に努力することにした。

 金委員長と私は、平和と繁栄、統一のために定期的に協議と、直通電話を通じて頻繁に議論することにする。

 尊敬する南北の国民のみなさん、私は金委員長と一緒に、南北両方の平和、共同繁栄、民族念願の統一を私たちの力で達成するために大胆な一歩を開始する。南北当局者が緊密に対話して緊密に協力することだ。民族和解と団結のために各界各層がさまざまな交流と協力も進める。手遅れになる前に離散家族の出会いを始め、故郷を訪問する。

 南と北の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城に設置することにしたのも非常に重要な合意だ。それぞれ相手の地域に連絡事務所を置くように発展していくこともあるだろう。

 今日、金委員長と私は朝鮮半島の非核化、恒久平和、民族共同の繁栄と統一の道へ向かう揺るぎない里程標を打ち立てた。

 今日の発表方式も特別だ。これまでの首脳会談後、北側の最高指導者が直接、世界のメディアの前で立って共同発表するのは初めてだ。大胆で勇気ある決定をした金委員長に拍手を送る。

金委員長

 民族の分断の悲劇と統一への熱望が、詰まった板門店で歴史的な責任感を持って会談に臨んだ。たくさんの苦労をした文大統領と南側の関係者のみなさんに深く謝意を表する。盛大に迎えてくれた一つの同じ血縁、一つのきょうだいとして温かく迎えてくれた南の同胞に感謝する。

 南北がまた手を組むことになるまで長い時間がかかった。実際に会ってみると、やはり、わかつことのできない、ほかの誰とも比べられない、一つの血肉ということを実感した。

 対決してたたかう違う民族ではなく、団結して、むつまじく生きていくべき一つの民族だ。一日でも早く、韓民族が平和に暮らすことができるように、私は板門店を越えてここまできた。

 私と文大統領は、熱烈に支持してくれた北南のみなさんの応援を受けて、多くの議題を真摯(しんし)に論議した。

 この韓民族が戦争のない土地で平和と繁栄を享受するために、実質的な論議をした。

 韓民族と世界が見守るなかで署名したこの合意が、もう二度と死文化されないように、緊密に話し合いをしていい結果を出すために努力する。私が通った道を北南のたくさんの人が行き来し、板門店が平和の象徴になれば、民族は限りない繁栄を享受することができるだろう。

 固い意志をもって最後まで果たすと閉ざされた門も開くことになる。偉大な歴史は、自ら創造されない。その時代の人たちが努力した決定だ。

 私たちがこの時代に、つくり出すべきものを完全無欠にし、作り上げておくことで、歴史的な責任と時代的な義務を果たすことができる。

 もちろん逆風試練もあると思うが、苦痛のない栄華はない。きょう難しい出会いと、さまざま挑戦を勝ち抜いて民族の厳しい道をともに乗り切ったことをあとから笑って話し合うことができるだろう。

 歩幅をあわせて一緒に前進しよう。きょう合意した板門店宣言が、切実な気持ちで私たちを見ている人たちにせめてもの答えになり、喜びを与えることができることを願う。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-28/2018042802_01_1.html


4. 2018年4月28日 16:46:44 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2678]
2018.04.28 (15:56) │ 主要ニュース,南北 │

朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言

朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言

朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長と大韓民国の文在寅大統領は、平和と繁栄、統一を願う全民族のいちずな願いを込め、朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意義深い時期である2018年4月27日に、板門店の平和の家で北南首脳会談を行った。

北南首脳は、朝鮮半島にもはや戦争は起きず、新たな平和の時代が開かれたことを8千万のわが同胞と全世界に厳粛に宣言した。

北南首脳は、冷戦の産物である長い分断と対決を一日も早く終わらせ、民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に切り開き、北南関係をより積極的に改善し発展させていかなければならないという確固たる意志を込め、歴史の地、板門店で次のように宣言した。

1.北と南は、北南関係の全面的で画期的な改善と発展を実現することで、途絶えた民族の血脈をつなぎ、共同繁栄と自主統一の未来を早めていくであろう。

北南関係を改善し発展させることは、全民族のいちずな願いであり、これ以上先送りできない時代の切迫した要求である。

@北と南は、わが民族の運命はわれわれ自ら決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された北南宣言や全ての合意などを徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした。

A北と南は、高位級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意した内容を実践するため、積極的な対策を立てていくことにした。

B北と南は、当局間協議を緊密にし、民間交流と協力を円満に保障するため、双方の当局者が常駐する北南共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。

C北と南は、民族的和解と和合の雰囲気を高めていくため、各界各層の多方面の協力と交流、往来や接触を活性化することにした。

対内的には、6月15日をはじめ、北と南に共に意義がある日を契機に、当局と議会、政党、地方自治体、民間団体など、各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解と協力の雰囲気を高める。対外的には2018年アジア大会をはじめとする国際競技に共同で出場し、民族の知恵と才能、団結した姿を全世界に誇示することにした。

D北と南は、民族分断により発生した人道問題を至急解決するために努力し、北南赤十字会談を開催して離散家族・親戚再会をはじめとする諸問題を協議、解決していくことにした。

差し当たって、今年8月15日を契機に離散家族・親戚の再会を行うことにした。

E北と南は民族経済の均衡的な発展と、共同繁栄を成し遂げるため、10・4宣言で合意した事業を積極的に推進していき、一次的に東海線と西海線の鉄道と道路などを連結し、現代化し、活用するための実践的な対策を取っていくことにした。

 2.北と南は、朝鮮半島で先鋭化した軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同で努力していくであろう。

朝鮮半島の軍事的緊張状態を緩和し戦争の危険を解消することは、民族の運命と関連する非常に重大な問題であり、われわれ同胞の平和的で安定した生命を保証するための鍵となる問題である。

@北と南は、地上と海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。

差し当たって、5月1日から軍事境界線一帯で拡声器放送やビラ散布をはじめとするすべての敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯としていくことにした。

A北と南は、西海の「北方限界線」一帯を平和水域とし、偶発的な軍事衝突を防止し、安全な漁業活動を保証するための実質的な対策を立てていくことにした。

B北と南は、相互協力と交流、往来と接触が活性化することに伴うさまざまな軍事的保証対策を講じることにした。

北と南は、双方間に提起される軍事的問題を遅滞なく協議、解決するため、人民武力相(国防相)会談をはじめとする軍事当局者会談を頻繁に開催し、5月中にまず将領級軍事会談を開くことにした。

3.北と南は、朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制構築のため、積極的に協力していくであろう。

朝鮮半島で非正常な現在の停戦状態を終わらせ、確固たる平和体制を樹立することは、もはや先送りできない歴史的課題である。

@北と南は、いかなる形態の武力も互いに使用しないという不可侵合意を再確認し、厳格に順守していくことにした。

A北と南は、軍事的緊張が解消され、互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに伴い、段階的に軍縮を実現していくことにした。

B北と南は、停戦協定締結65年となる今年、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制を構築するため、北南米3者、または北南中米4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

C北と南は、完全な非核化を通して核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

北と南は、北側が講じている主動的な措置が朝鮮半島非核化のために非常に意義があり重大な措置だという認識を共にし、今後それぞれ自らの責任と役割を果たすことにした。

北と南は、朝鮮半島非核化に向けた国際社会の支持と協力を得るため、積極的に努力することにした。

北南首脳は、定期的な会談と直通電話を通じ、民族の重大事を随時、真摯に議論し、信頼を強固にし、北南関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために共に努力することにした。

差し当たって、文在寅大統領は今秋、平壌を訪問することにした。

 2018年4月27日 板門店

朝鮮民主主義人民共和国     大韓民国

国務委員会 委員長      大統領

 金正恩           文在寅

http://chosonsinbo.com/jp/2018/04/yr20180428-1/


5. 2018年4月28日 21:16:47 : FYv369TSRU : QnzxUAAntQQ[301]
邪魔するな 片はつけるぜ 俺たちで

6. 2018年4月29日 10:14:47 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2672]
2018年4月29日(日)

朝鮮戦争の終戦合意 南北首脳会談

日本の外交・安全保障 求められる根本見直し

海兵隊も不要に

 歴史的な南北首脳会談で合意された「板門店宣言」は、朝鮮戦争の年内終戦を明記しました。1953年7月に国連軍(米軍)、中国、北朝鮮の間で交わされた休戦協定が平和協定に移行すれば、朝鮮半島のみならず、北東アジアの安全保障環境は激変します。朝鮮戦争を通じて形作られた日米安保体制をはじめ、日本の外交・安全保障政策は根本的な見直しを求められることになります。

「全土基地方式」

 50年6月25日に開戦した朝鮮戦争では、日本全土が米軍の出撃拠点となりました。こうした中、米国家安全保障会議(NSC)は「日本のどこであれ、必要と思われる期間、必要と思われるだけの軍を置く」(同年9月8日)という、世界に例のない「全土基地方式」を決定し、これを前提として、旧日米安保条約(51年9月署名)が結ばれました。

 安保条約に基づく在日米軍基地を前提条件として、日本から朝鮮半島への出撃態勢は今も維持されています。朝鮮国連軍地位協定第5条に基づき、横田、座間、横須賀、佐世保、嘉手納、普天間、ホワイトビーチが「国連軍基地」に指定されています。朝鮮国連軍の後方司令部は横田に置かれています。

 憲法9条を踏みにじる日本再軍備の指示(50年7月8日)も、米軍を朝鮮戦争に動員することで生じる“空白”を埋め、ソ連の侵攻を食い止めることが直接の動機でした。今日、日米軍事協力の指針(ガイドライン)で自衛隊が「朝鮮有事」に自動参戦する仕組みがつくられ、安保法制=戦争法のもとで、日本が集団的自衛権を行使する危険さえあります。

出撃態勢不要に

 朝鮮戦争が終結すれば、こうした出撃態勢は不要になり、北朝鮮の脅威を想定した軍事戦略は大転換を迫られます。トランプ米政権も朝鮮戦争の終結を支持しており、今後、米国の北東アジアへの関与の仕方も大きく変わる可能性があります。

 安倍政権は、北朝鮮脅威論を最大限に利用して政権の浮揚や大軍拡、さらに9条改憲の口実にしてきましたが、このような手法は今後、もはや許されなくなります。

 日本政府は、「軍事対軍事」の単純な発想から脱却し、朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和構築、そして日朝国交正常化や拉致問題の解決といった諸懸案を解決するため、新たな外交戦略の構築が求められます。そうしなければ、日本は朝鮮半島情勢の進展から完全に置き去りにされてしまいます。

 在沖縄米海兵隊の存在理由も問われることになります。日本への海兵隊配備は、53年7月23日、米NSCが決定しましたが、その理由は、朝鮮戦争の休戦協定が「危険ないたずらになるかもしれない」、つまり休戦協定の崩壊に備えてのものでした。朝鮮戦争が終結すれば、当初の配備理由がなくなってしまいます。

 安倍政権は沖縄県民の民意を無視して、名護市辺野古で海兵隊の新基地建設を強行していますが、工事はただちに中止し、沖縄からの海兵隊撤退にかじを切るべきです。

 (竹下岳)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-29/2018042901_02_1.html

2018年4月29日(日)

主張

南北首脳会談

非核化と平和体制構築へ前進

 11年ぶり3回目となる南北首脳会談は、初めて韓国で行われ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名しました。一対一を含む長時間の会談と、(1)南北関係の改善と発展(2)軍事的緊張の緩和と脅威の解消(3)「完全な非核化」を含む恒久的な平和体制に向けた協力―からなる宣言は、新しい時代へ向かう両者の意気込みを示しました。具体化と実行が強く望まれます。

敵対関係の解消めざす

 南北両首脳は宣言で「核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認」しました。北朝鮮は3月以降、韓国の特使、中国の習近平国家主席、米国の特使に対して非核化の姿勢を示してきましたが、韓国との合意文書でそのことを明記し、北朝鮮国内でも報道したことは重要です。

 「朝鮮半島の非核化」の内容や検証方法、期限などは直接の言及がなく、北朝鮮と米国の交渉にゆだねられた形です。韓国も「目標を具体的にどう実現させていくか、方法は簡単ではない」「その部分は究極的には米朝間の合意が必要」(19日、文大統領)としています。近く行われる見通しのトランプ大統領と金委員長による初の米朝首脳会談の成功がカギです。

 板門店宣言は、敵対関係の米朝が、韓国、また中国とともに、65年間停戦状態のままの朝鮮戦争を、今年中に終戦させ平和協定への転換をめざすと表明しました。北朝鮮は、核・ミサイル開発を、米国の軍事的脅威への「抑止力」だとして正当化してきました。その口実を消し、非核化を進めるうえでも、平和協定は不可欠です。

 南北首脳は、「朝鮮半島の非核化のための国際社会の支持と協力のために積極的に努力する」と確認しました。各国もこの決意にこたえる必要があります。

 朝鮮半島をめぐる情勢のこうした方向への変化は、北東アジアの安全保障に大きな影響を与えます。安保法制=戦争法や9条改憲の企ての口実とされてきた「北朝鮮脅威」論も、沖縄をはじめとした在日米軍基地の問題も、あらためて問われることになるでしょう。

 日本共産党は、2014年の党大会で「北東アジア平和協力構想」を提唱した際、この地域の関係諸国に対し、軍事的抑止力に依存した安全保障からの脱却、軍拡から軍縮への転換などをめざし、対話と協力を促進するよう呼びかけました。朝鮮半島の新しい流れは、北東アジアの平和の地域共同体づくりの出発点となる可能性をはらんでいます。

 今こそ日本政府は、従来の対話否定・圧力一辺倒の立場を根本からあらため、外交戦略を確立し、対話による北朝鮮問題の解決に真剣に取り組むべきです。

歴史的な動きに貢献を

 安倍晋三首相は、南北首脳会談前、拉致問題を取り上げるよう要請しましたが、この問題は、国際的な協力をえつつ、日朝両政府の交渉で解決すべき問題です。日朝平壌宣言(02年)と、米・韓・中・朝・日・ロの6カ国協議の共同声明(05年)に基づき、核・ミサイル、拉致、植民地支配の清算など諸懸案を包括的に解決し、日朝の国交正常化をめざすことが求められています。それは、この地域の平和体制構築への歴史的な動きに貢献する道です。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-04-29/2018042901_05_1.html


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