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パレスチナの現状を悲しむ5月18日の「布施広の地球儀」  天木直人 
http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/808.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 5 月 21 日 09:05:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

パレスチナの現状を悲しむ5月18日の「布施広の地球儀」
http://kenpo9.com/archives/3755
2018-05-21 天木直人のブログ


 今年はイスラエル建国70年であり、その日を祝してトランプ大統領は5月14日に米国大使館をエルサレムに移転した。

 ところがその日はパレスチナ人にとっては不幸の日だった。

 パレスチナの抗議デモが起こり犠牲者が出た。

 しかし、その抗議は弾圧され、イスラエルは抗議者に実弾を撃ち込む暴挙出た。

 犠牲者の言葉が痛々しい。

 「私たちはイスラエルのオリに閉じこめられている。抗議する姿を世界に知らせたい」(主婦)

 「イスラエルの不正義は許せない。撃たれて死んでも構わない」(銃撃を受けて松葉杖で抗議する少年)

 このパレスチナの現状を、毎日新聞の布施広専門編集委員が5月18日の紙面「布施広の地球儀」で憂い、悲しんだ。

 「イスラエルの支配下に生きるパレスチナ人は、かわいそうに、と言う言葉しかない」と。

 そう書いた後で彼は続ける。

 原因を作った米トランプ政権はパレスチナ側が悪いと開き直る。

 イスラエルの過剰な武力行使を世界が問題にしているのに、米国だけは別だと。

 米国の選挙はユダヤ団体ににらまれると当選が危うくなる。

 だから毒まんじゅうでも食べたように、露骨にイスラエルを擁護する政治家が目につくのだと。

 これが超大国である米国の悲しい風景だと。

 そしてさらに続ける。

 シリア関連の国連安保理決議案にロシアは12回も拒否権を使ったと米国は非難するが、その米国はイスラエル関連の決議に40回以上拒否権を行使して来たと。

 日本の大手新聞社の幹部ジャーナリスが実名でここまで米国・イスラエルのパレスチナ政策を批判するのを見たのは初めてだ。

 それほどパレスチナの現状は酷いということだ。

 しかし、私がこのメルマガで読者と共有したいのは、その後で布施記者が教えてくれた70年前の毎日新聞の社説の事である。

 イスラエルの独立を報じた1948年5月16日の毎日新聞の社説はこう書いていたという。

 ユダヤ人がパレスチナに故国再建をめざすのはもっともだが、この地の人口の大部分を占めるアラブ人も民族統一と勢力拡大を求めており、「歴史的に見て、パレスチナに対する主張は(ユダヤ、アラブ)両民族にそれぞれありうるのである」と。

 つまり、1948年に成立したイスラエル承認決議(パレスチナ分割決議)そのものが、イスラエル・パレスチナ対立の原因を作り出したことを70年前の毎日新聞の社説が認めていたのだ。

 他の新聞の社説はどう書いていたか、それとも書かなかったのか、それは知らないが、毎日新聞だけがこの決議に批判的だったはずがない。

 みな、この1948年の国連決議がその後の中東情勢にとって問題をはらんだ決議であった事を知っていたはずだ。

 そして布施広記者は書いている。

 それから70年経った現実は、「平和共存」どころかイスラエルが建国70年を祝う陰で、難民と化したパレスチナ人は70年前から「大災厄(ナクバ)」の苦難と悲哀の70年だったと。

 この絶望的な格差は米国の改心なしには解消できないと。

 2001年の米同時多発テロの首謀者ウサマ・ビンラディン容疑者は、動機の一つに米・イスラエルのパレスチナ弾圧を挙げていたと。

 どんな理由でもテロは許されないが、米国は我が身を鏡に映すようにして、なぜ自分たちが憎まれるのか考えたほうがいいと。

 私がパレスチナ問題で言いたい事のすべてが、この布施広記者の言葉の中にある(了)







布施広の地球議 悲しい「逆転世界」
https://mainichi.jp/articles/20180518/ddm/005/070/019000c
2018年5月18日 毎日新聞

 かわいそうに、という言葉しか浮かばない。

イスラエルの支配下に生きるパレスチナ人である。米大使館のエルサレム移転に伴う騒乱で、死者は60人を超えた。

 原因を作った米トランプ政権はパレスチナ側が悪いと開き直る。イスラエルの過剰な武力使用を世界が問題にしているのに、米国だけは別だ。いつもながら、善悪や是非の価値観が逆転したパラレルワールドを見るようだ。

 フセイン政権のイラクを思い出す。1991年の湾岸戦争で敗北したイラクは翌年、「米国による侵略」1周年の記念行事を行った。米軍などがクウェートを解放した「正義の戦争」はイラクに入ると「侵略」へと逆転する。

 フセイン大統領(故人)がテレビに出て、白いタスキのような栄誉勲章を受けた。ちょっと照れくさそうなのは、国際常識に反した無理筋の演出と承知しているからだろう。

 だが、米政界にはそんな恥じらいも胸の痛みもないようだ。米国の選挙はユダヤ団体ににらまれると、当選がまま危うくなる。だから、毒まんじゅうでも食べたように、露骨にイスラエルを擁護する政治家が目につくのだ。

 この傾向が、秋の中間選挙を控えて過熱しているのだろう。超大国の、偏った、悲しい風景だ。シリア関連の国連安保理決議案にロシアが12回も拒否権を使ったと米国は非難する。だが、その米国はイスラエル関連の決議案に40回以上、拒否権を行使してきた。

 70年前、イスラエルの独立を報じた毎日新聞(48年5月16日)の社説はこう書いている。

 ユダヤ人がパレスチナに故国再建をめざすのはもっともだが、この地の人口の大部分を占めるアラブ人も民族統一と勢力拡大を求めており、「歴史的にみて、パレスティナに対する主張は(ユダヤ、アラブ)両民族にそれぞれあり得るのである」と。

 その通りだ。しかし、現実にはイスラエルが独立70周年を祝う陰で、難民と化したパレスチナ人は70年前から「大災厄(ナクバ)」の苦難と悲哀をかみしめてきた。この絶望的な格差は米国の改心なしには解消できない。

 2001年の米同時多発テロの首謀者ウサマ・ビンラディン容疑者は、動機の一つに米・イスラエルのパレスチナ抑圧を挙げた。どんな理由でもテロは許されないが、米国は我が身を鏡に映すようにして、なぜ自分たちが憎まれるのか考えた方がいい。(専門編集委員)




 

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コメント
 
1. 2018年5月21日 09:46:25 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[505]
>米国は我が身を鏡に映すようにして、なぜ自分たちが憎まれるのか考えた方がいい。
その言葉は無駄であろう、米国は其れを充分に理解している、それを理解した上での確信行為でそれをやっているのだから、米国自身が力を失わない限り自ら改めるという行為に出る事はないと思う。
でもそんな米国もうそろそろではないか、安倍も。

2. 戦争とはこういう物[2717] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2018年5月21日 12:34:32 : 9PG0M0b68Q : jKnbezZWN40[1361]
Avaazによるイスラエル制裁を求める署名も始められています。

https://secure.avaaz.org/campaign/jp/gaza_end_the_massacre_loc_rb/?cRMIXkb


3. 2018年5月21日 18:21:12 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[512]
>>1ですが
>その言葉は無駄であろう、
↑は事実では有ると思うが、それを言うと身も蓋も無いので、連中は確信でやっているので、そのつもりで対応をするべきである。
相手が勝手に忖度してくれる訳も無いので、人類としてはアメリカとイスラエルのその堂々とした不正や不正義に目を瞑らずに、こちらも堂々と指摘して、アメリカ、イスラエルは間違っていると言う事をでかい声で言い続け、北朝鮮みたいに言うべきは言うべきだな。

譲歩するにも程が有り、我慢するにも限界が有る。北朝鮮アメリカに対しそんな事を言っていたはず。


4. 2018年5月21日 19:45:00 : LiAK8mOVpk : JfLzxe_9T5I[516]
リンク先の写真には砲弾や銃弾で破壊されたシリアの街が映しだされている。
徹底的に破壊されているだけではなく、さらに其処に地雷が隠されていると成ると復興への道程の遠さに気持ちが重たくなる。
何故この街をここ迄破壊して地雷まで仕掛ける必要が有るのか、そして街を追われた住民たちは、いま何処でどんな暮らしをしているのだろう。

https://jp.sputniknews.com/middle_east/201805214899759/  スプートニク日本

シリアにあるロシアの当事者和平センターとシリア軍が、武装勢力から解放されたシリア西部ホムス東部で、NATO加盟国で製造された武器が収納された倉庫を発見した。

アンドレイ・ネキペロフ大佐は「我々はホムスの居住地区ザアファランにあるテロ組織『アン=ヌスラ』の管理・監視所にいる。ここでは大量の防毒マスクや、対戦車ミサイルTOW2をはじめとした外国製の武器が見られる」と語った。

TOWは米国の対戦車誘導ミサイルで、1970年代に米軍に導入され、以来何度も改良されている。

また武装勢力から解放された地域では、爆発装置を製造するための武装勢力の地下工場、地医療施設を備えた地下トンネル、人質を収容するための部屋も発見されている。

工兵たちは、居住区の地雷除去を続けている。


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