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韓国紙が詳細を報道＝ 金正恩委員長が、米国が要求の核リスト提出を拒否か
https://gansokaiketu-jp.com/kaiketukeijiban/kitachosen/light.cgi?
金正恩氏、米国への核リスト提出を拒否か
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/16/2018101600949.html
北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長が、今月7日に訪朝したポンペオ国務長官に対して、「核リスト」申告を拒否し、6・25戦争（朝鮮戦争）の終戦宣言や経済制裁の解除を要求したという。読売新聞が15日付で報じた。
同紙は、韓米日3カ国協議に詳しい消息筋の話を引用し「正恩氏は、『核リストの一部だけでも提出してほしい』と求めたポンペオ氏に対し『信頼関係が構築されていない状態でリストを提出しても、米国が信用できないと言うだろう。再申告を求めかねない。そうなれば争いになる』として拒否した」「正恩氏は、（中略）『終戦宣言を通じて米朝間の信頼が構築されれば、非核化は米国が心配しなくてもいいほどスピードを出すだろう』と語った」と伝えた。
双方は非核化問題で明確な合意点を見いだせない中、米朝首脳会談の推進だけは原則的に合意したという。ソウルのある外交消息筋は「金委員長はポンペオ長官に、核リスト提出は既に『失敗したやり方』だと表明したらしい」「米国が段階ごとに『相応の措置』をすれば、北朝鮮が非核化を完了した後に一括して検証する−という案をポンペオ長官に提示した。だがポンペオ長官は拒否した」と伝えた。
また金正恩委員長は、北朝鮮が米軍兵士の遺体返還など誠意ある措置を行ったのだから、米国も相応の経済制裁解除をすべきだと主張した。これに対しポンペオ長官は、北朝鮮が「9・19南北平壌共同宣言」で触れた寧辺核施設の廃棄だけでは終戦宣言には応じられない、と表明したといわれている。
さらに、生物・化学兵器を含め、保有している核弾頭、大陸間弾道ミサイル（ICBM）、移動式ランチャーを一部でも廃棄・搬出すれば「終戦宣言など北朝鮮が納得する行動を取るだろう」と語ったという。
またポンペオ長官は、寧辺核施設の廃棄前に核活動の記録を調査する必要があるとして、米国の専門家や国際原子力機関（IAEA）の要員による調査も要求したが、金正恩委員長は「両国間の実務者協議で話し合おう」と、先延ばしにしたと伝えられている。
一方、トランプ大統領は14日（現地時間）、米国CBSテレビの番組「60分（60 Minutes）」のインタビューに応じた。番組の司会者が「（金正恩委員長は）残酷な抑圧王国を率いており、（政治犯）収容所、（国民の）飢え、異母兄の金正男（キム・ジョンナム）氏暗殺、奴隷労働、公開処刑といった履歴がある。あなたが愛する人なのか？」と尋ねると「もちろん全て知っている。私は幼児ではない」として「あれは単に比喩的な表現だった」と答えた。また、「金正恩委員長があなた（トランプ大統領）に要請したことの一つに、制裁を緩和してほしいというものがある。そうする準備ができているのか」という質問に対して、トランプ大統領は「私は制裁を緩和せず、まだ何もしていない」とも答えた。
専門家らは「こうした状況では、第2次米朝首脳会談の話し合いも急速な進展は難しいだろう」という見方を示した。ホワイトハウスのジョン・ボルトン大統領補佐官（国家安全保障担当）も最近、第2次米朝首脳会談に関して「今後2カ月（next couple of months）以内に行われるだろう」と語った。中間選挙（11月6日）の直後よりも遅くなる可能性を示唆したのだ。この期間、国務省のスティーブン・ビーガン北朝鮮政策特別代表と北朝鮮の崔善姫（チェ・ソンヒ）外務次官との間で、長々と実務協議が続くものとみられる。ただし第2次米朝首脳会談が実現するためには、結局いずれかの時点で双方が妥協点を見いださなければならない。
東京＝李河遠（イ・ハウォン）特派員 , 金真明（キム・ジンミョン）記者
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