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米中間選挙直前の移民キャラバン、トランプへの追い風になる「逆効果」 メキシコ国境に米軍約800人派遣「止める」とトランプ
http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/402.html
投稿者 うまき 日時 2018 年 10 月 27 日 15:26:22: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

米中間選挙直前の移民キャラバン、トランプへの追い風になる「逆効果」
2018年10月25日(木)16時50分

米中間選挙直前の移民キャラバン、トランプへの追い風になる「逆効果」
移民キャラバンの背景には中南米の治安情勢の悪化がある Luis Echeverria-REUTERS

<治安悪化が深刻な中南米から一斉にアメリカを目指す移民キャラバンは、これまでのところ「キャラバン阻止」を訴えるトランプへの追い風になっている>

米中間選挙の投票日が来月6日に迫って来ました。そんななかで、連日全米のトップニュースになっているのは中米ホンジュラスからの移民キャラバンの問題です。

ホンジュラスでは、2009年の軍事クーデター後の経済の低迷と、麻薬取引を行うギャング集団の活動のために治安が大きく悪化しており、まず経済力のある国民から国外に脱出しているのが現状です。

そんななかで、「中米移民キャラバン」という市民団体が小さな子供と親を中心に、これまで「逃げたくても逃げられなかった」人を集めてキャラバンを組み、アメリカを目指すという運動を開始しました。まず3月25日には、「第一回キャラバン」がホンジュラス南部のチョルテカ県を起点としてスタート、グアテマラ経由で約1200人がメキシコに入り、北上して4月29日には、メキシコとカリフォルニアの国境の町ティファナに到着しました。

この事件も連日報道されていましたが、結局のところセッションズ司法長官は、「この人々は我々の法律に違反しようとしている」としてこれを拒否。150人が難民申請をしようとしたのですが、受理されるどころか申請のために国境を少しでも越えたなどとして10数人と支援者が逮捕される結果に終わりました。

それから7カ月後、今度は「第二回キャラバン」が企画され、そのプランはSNSで拡散され、今度はホンジュラス第二の都市サンペドロスーラを起点としてのキャラバンが組まれました。この街は、元々はホンジュラスの経済の中心ですが、現在は麻薬ギャングの抗争が激しく、「世界で一番危険な町」と言われている場所です。

今回は、スタート時点では500人規模であったのが、徐々に参加者が増え、第一回よりも規模が大きくなっています。ホンジュラスからグアテマラに入ると規模は4000人近くになり、メキシコはトラブルを避けるために、グアテマラ国境に大規模な警察隊を派遣しました。しかし強制的な排除はできず、キャラバンはメキシコに入りました。現在は、約5000人が徒歩でメキシコ国内を北上中です。

今回の「第二回」ですが、アメリカの中間選挙を意識して、この移民問題をアメリカの政治問題にして何とか活路を開こう、そのような意図でタイミングが図られた可能性はあります。ですが現時点では、反対に「トランプ派が工作を仕掛けた?」のではないかと思わせるぐらい、政治的には逆効果になっています。

次のページ 「キャラバン阻止」が連日ニュースに

つまり、連日この「キャラバン」が報道されることで、トランプ派には追い風になっているのです。まず、キャラバンが出発した時点で、ペンス副大統領は、「(移民を送り出している)ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグアの3カ国の政府は、住民を国外に出さないよう強制措置を行え」という声明を出しています。

これを受けて、トランプ大統領は、この3カ国に「移民を送り出したら援助を停止する」と脅しています。また、南部に遊説した際には「民主党はこうした移民を歓迎している」などと批判する一方で、「(アメリカに到達しても)絶対に入国させない」として入国を阻止するために軍の出動を行うという示唆もしています。

とにかく、ここへ来て大統領は遊説のたびに、この「キャラバン阻止」という話題ばかりを取り上げており、それが支持者に受けるという状況になっています。ただ、この問題を「取り上げ過ぎる」とヒスパニック系の有権者に悪印象を与える危険があります。これを避けるために、サンダース報道官などは「キャラバンにはアラブのテロリストが混じっている」などと、証拠もないことを述べて大統領を擁護しています。

そんな中で、トランプ系の共和党候補の中からは、「大統領は国境地帯に戒厳令を布告すべきだ」という主張も出てきています。またネットでは、この「キャラバン」に資金を提供しているとして、投資家のジョージ・ソロス氏を批判する書き込みがあり、ソロス氏が脅迫がされているという報道もありました。

一方の民主党ですが、2つに分かれています。サンダース議員などの流れをくむ左派候補は、このキャラバンに同情的です。そして、従来から主張している不法移民の取り締まり組織「ICE(移民・関税執行局)」の解散を訴えています。一方で、中道派は保守的な有権者の離反を恐れてこの移民問題にはダンマリという感じです。それでも地元密着型の下院の小選挙区への影響は少ないでしょうが、州単位の選挙となる上院では、共和党側に有利な情勢を後押ししている状況です。

キャラバンは、このままのスピードで進むとアメリカ国境に11月下旬に到着するペースで進んでいます。ということは、11月6日の投票日までは、連日この「キャラバン隊」の映像がニュースで報じられることになり、それは現時点ではトランプ側の政治的モメンタム作りに一役買っているという、何とも言えない皮肉な「逆効果」を生んでいます。

この筆者のコラム
米中間選挙直前の移民キャラバン、トランプへの追い風になる「逆効果」 2018.10.25

米中間選挙の直前情勢、上院は共和党が優勢か 2018.10.23

日本の地面師詐欺は、アメリカの「タイトル保険」で防げる 2018.10.18

サウジのジャーナリスト殺害疑惑、誰が得して誰が損した? 2018.10.16

突然辞任したヘイリー国連大使は、トランプ政権内の「抵抗勢力」だったのか 2018.10.11

トランプ時代のアメリカでは、炭酸飲料の香料まで訴訟の標的に 2018.10.09

「ぶどう1粒で逮捕」のニュースは、もっと背景の報道を 2018.10.04

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プロフィール

冷泉彰彦
(れいぜい あきひこ)ニュージャージー州在住。作家・ジャーナリスト。プリンストン日本語学校高等部主任。1959年東京生まれ。東京大学文学部卒業。コロンビア大学大学院修士(日本語教授法)。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務を経て93年に渡米。

最新刊『自動運転「戦場」ルポ ウーバー、グーグル、日本勢――クルマの近未来』(朝日新書)が7月13日に発売。近著に『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名門大学の合格基準』(CCCメディアハウス)など。メールマガジンJMM(村上龍編集長)で「FROM911、USAレポート」(www.jmm.co.jp/)を連載中。週刊メルマガ(有料)「冷泉彰彦のプリンストン通信」配信中。

冷泉彰彦のプリンストン通信
https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2018/10/post-1041_2.php


 
メキシコ国境に米軍約800人派遣へ、移民キャラバン「止める」とトランプ氏

2018年10月26日 11:11 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 メキシコ ホンジュラス 中南米 ]
 
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/810x540/img_0538a32ec0533b9337991f559c9fbfe1190860.jpg

米国を目指し、メキシコ南部チアパス州ウイストラの路上を進む移民キャラバン(2018年10月24日撮影)。(c)PEDRO PARDO / AFP 


【10月26日 AFP】(写真追加)中米から米国を目指す数千人の移民集団(キャラバン)が北上を続けている問題で、米国防総省は25日中にも米メキシコ国境に800人規模の米軍を派遣する見通しだ。米当局者2人が25日、AFPに明らかにした。

 米メキシコ国境には既に州兵約2000人が展開し、国境管理を支援している。米軍はこの増援として全米の複数の基地から派兵されるとみられる。

 AFPの取材に応じた米当局者によると、ジェームズ・マティス(James Mattis)国防長官は25日か26日に派遣命令に署名する見通し。米軍は主にテントや車両、機器類などを提供する後方支援を行う予定で、医官や技官も派遣される。今回の派兵は国境管理を担当する国土安全保障省の要請に基づき、軍の支援を必要とする「希望事項」を満たすのが目的という。

 これに先立ちドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は25日、ツイッター(Twitter)への投稿で、「民主党に触発された」法律が国境管理を難しくしていると主張した上で「この国家非常事態に際し、軍の投入を進めている。彼らを食い止める!」と宣言。

 さらに「キャラバンの人々よ、引き返せ。米国に不法入国はさせない。母国に帰れ。そして(米入国を)希望するのなら、何百万人もの人々がしているように市民権を申請せよ!」とツイートした。民主党の巻き返しが予想される米中間選挙を目前に控え、強硬な移民政策を掲げるトランプ氏はキャラバン問題に繰り返し言及し、最重要ニュース扱いを連日続けている。

 13日にホンジュラス北部サンペドロスラ(San Pedro Sula)を出発したキャラバンは現在、メキシコを北上中。国連によると、規模は7000人に膨れ上がっているとみられる。(c)AFP/Thomas WATKINS
http://www.afpbb.com/articles/-/3194782



 

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コメント
1. 2018年10月27日 15:27:09 : ZzavsvoOaU : Pa801KbHuOM[85] 報告
from 911/USAレポート』第779回

    「中間選挙直前、激しい動きの中で」

    ■ 冷泉彰彦:作家(米国ニュージャージー州在住)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(冷泉彰彦さんからのお知らせ)

<その1>

もう一つのメルマガ、「冷泉彰彦のプリンストン通信」(まぐまぐ発行)
http://www.mag2.com/m/0001628903.html
(「プリンストン通信」で検索)のご紹介。

JMMと併せて、この『冷泉彰彦のプリンストン通信』(毎週火曜日朝発行)もお読
みいただければ幸いです。購読料は税込み月額864円で、初月無料です。

<その2>

『自動運転「戦場」ルポ : ウーバー、グーグル、日本勢 ── クルマの近未来』
(朝日新書、税込み853円)という本を出版いたしました。皆さまの議論の一助と
なればと思っております。ご一読いただければ幸いです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4022737786/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■ 『from 911/USAレポート』               第779回
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今回11月6日(火)に投票日の迫るアメリカの中間選挙ですが、現時点までの状
況は簡単に整理すると次の通りです。

1)現有議席は上下両院ともに共和党が過半数。当初、つまり今年2018年の春頃
までは、逆転は難しいと言われていた。

2)だが、トランプ大統領をめぐる「ロシア疑惑」「不倫もみ消し疑惑」などにより、
ジリジリと民主党が党勢を拡大、夏場までに下院の形勢を逆転。現時点での焦点は上
院過半数の行方に。

3)ちなみに、下院を民主党が制すると下院議長や各委員会の委員長が民主党に行く
ので、ホワイトハウスとの関係は「ねじれ議会」になる。それどころか弾劾の発議が
可能になる。

4)7月までは、共和党内で各予備選における「主流派」と「トランプ派」の激しい
泥仕合が続いていた。

5)形勢が激しく動き出したのは9月に入ってから。予備選が終わり、共和党内が落
ち着いたところへ加えて、最高裁判事カバナー指名から承認へというプロセスで、
「トランプと福音派」「トランプと共和党主流派」という水と油の関係が「結束」に
向かうと同時に、大統領の支持率が上昇。

6)こうした動きを受けても、下院の情勢は民主党優位で変わらず。一方の上院は、
ジリジリと共和党有利という展開に。

 というのがこの10月20日頃までの状況でした。ところで、アメリカの国政選挙
というのは、ごく一部の補選を除いて、必ず11月の第一火曜日に行うと決められて
います。その場合に、大統領選を含む総選挙にしても、中間選挙にしても、だいたい
10月の末ギリギリに「何か」が起きるわけです。

 過去の選挙についても、2004年のブッシュとケリーの対決では、10月末のギ
リギリにの時点で「ほとんどデマ」と言ってもいい、ケリー氏のベトナム戦争当時の
悪評が飛び出して(「スイフト・ボート事件」)選挙戦を左右したと言われています。
また、2012年の場合は、ハリケーン「サンディ」が10月末に大きな被害を出し
た際に、現職のオバマが復興支援に動けたのに対して、挑戦者のロムニーは何も出来
なかったことが勝敗に影響したと言われています。

 そうした「魔の10月末」ということでは、何と言っても記憶に残るのが2016
年の場合です。この時はまずトランプの「わいせつ発言疑惑」つまり「自分はミスコ
ンの主催者だから楽屋は覗き放題」だとか「女性に触り放題」などという会話のビデ
オが出て、これで彼も「終わり」と思われたのですが、その後に「ヒラリーの第二次
メール疑惑」というのが飛び出して、こちらの方が大きな影響を持ったと言われてい
ます。

 その「魔の10月末」が今回の中間選挙でも起きつつあるようです。

 まず先週末から今週の初頭にかけての「1つ目」は、中部アメリカのホンジュラス
から出発した「移民キャラバン」という問題です。ホンジュラスでは、経済の低迷と、
麻薬ギャングの暴力が深刻化しており、多くの国民が「生命の危険」を避けるために、
難民として国外脱出を続けています。

 そんな中で、登場したのが「中米移民キャラバン」という市民団体でした。彼らは
SNSを通じて「キャラバン隊」を編成して、メキシコ経由でアメリカを目指す運動
を行っています。この団体が有名になったのは、今年、2018年の3月から4月に
かけてでした。この際の「キャラバン隊」は、メキシコ移動中はそれほど大きなニュ
ースにはならなかったのですが、4月にアメリカとの国境の町であるティファナに着
いて、難民申請を出すことになって大きなニュースになっています。国境の状況が連
日報道された中で、トランプ政権は越境を拒否しており、難民や支援者の中には逮捕
者も出ています。

 半年後のこの10月、第二回の「移民キャラバン」が企画されました。今回は、第
一回とは様子が違いました。まず規模が大きく、ホンジュラスから途中のグアテマラ
に入った後には4000人に膨れ上がっていたのです。メキシコへの国境を越えた頃
には、5000名ということになっていました。

 それとともに、前回とは全く違う大規模な報道がされていたのです。アメリカのケ
ーブルTVや三大ネットワークは、徒歩移動するキャラバン隊に同行取材の体制を組
んで、連日報道したのでした。先週末から今週の初頭には、連日トップ扱いになって
いました。

 キャラバン隊や多くのメディアの思いは単純なものだと思います。つまり「アメリ
カの中間選挙に合わせて行動を起こすことで、アメリカの世論に人道危機を知っても
らいたい。トランプの移民政策にストップをかけて欲しい」という思いです。選挙の
タイミングに合わせた行動には批判もありますが、少なくとも主催者の思いは分から
ないでもありません。

 ところが、今週の半ば、23日の火曜日から24日の水曜日ぐらいまでは、全く逆
の効果、まさに政治的には逆効果としか言いようのない現象がアメリカでは起きてい
ました。そもそも、トランプ政権のこの「キャラバン」への対応は一貫していました。
これまでの発言などを確認しておきますと、

「(移民の送出国である)ホンジュラス、エル・サルバドル、ニカラグアの3カ国の
政府には援助を停止する」
「民主党はこうした移民を歓迎しているので許せない」
「アメリカには絶対に入国させない。入国阻止のために軍を出動させる」
「キャラバンにはアラブのテロリストが入っていて危険」

 というのがその主張です。これはデマの類と思いますが、この「移民キャラバン」
に資金提供をしているとして、投資家のジョージ・ソロス氏へは「小包爆弾」が送ら
れたなどという物騒な話もあったぐらいです。

 更に、これは25日の時点ですが、トランプ政権の閣僚であるキルステン・ニール
セン国土保安長官は、FOXニュースのインタビューに対して、「軍が国境を警備す
る中で、キャラバン隊への発砲を行う可能性」について問われたところ、「移民が暴
徒化し場合など、正当な理由があれば(発砲する)」という示唆もしています。

 とにかく、この24日の時点までは、トランプ大統領とトランプ派の候補たちは
「移民キャラバンを絶対に許さない。絶対に国内に入れない。これに反対している民
主党は許せない」というキャンペーンを「一方的に盛り上げ」ていたのでした。

 ところが、24日から25日にかけて状況に変化が生まれます。まず、キャラバン
隊の方ですが、アメリカから駆けつけたボランティアなどが「時期が悪い。難民を救
えないどころか政治的には逆効果になっている」として、解散する方向に説得を開始
したようなのです。その結果として、5000人のキャラバンが、一部報道では10
00人まで減ったという説も出てきています。

 更に、この週には、前述のソロス氏だけでなく、NY市内のコロンバス・サークル
にあるCNNのビルをはじめ、オバマ夫妻、クリントン夫妻、バイデン夫妻など名だ
たる民主党の政治家たち、そしてトランプ批判を続けている俳優のロバート・デ・ニ
ーロなど著名な「アンチ・トランプ」の人々に対して、小包爆弾が送りつけられると
いう事件が多発していました。

 CNNのビルでは、全員を避難させて爆発物取締班が処理活動を行うというような
ことが、一週間に2回も起きるという事態になっています。これを受けて、25日ご
ろからトランプ大統領は、急に「国内融和」ということを言い出したのです。

 そんな中で、26日(金)フロリダ州メルボーンで、一人の男が逮捕されました。
名前は、シーザー・サヨックという56歳の男性で、大学に二回入学したものの結局
は卒業できずに、親元で暮らし、最後は両親からキックアウト(日本でいう勘当とい
うところでしょうか)されて白い自動車(バン)を寝場所にしていたという人物でし
た。

 報道によれば、生活の糧を得ていたのは男性ストリッパーの仕事で、ボディビルを
続けており、プロレスラーを志望しているものの、年齢を重ねる中でその可能性が薄
くなっていたのを悩んでいたそうです。そして、このサヨックという男は、熱心な
「トランパー(トランプ派)」でした。

 まず、寝泊りしていたバンには、「トランプ礼賛」のステッカーや写真がベタベタ
貼ってあり、また「CNN批判」のスローガンもあり、異様な状態になっていまし
た。FBIは、車両を証拠として押収してレッカー移動する際には、ブルーシートを
かけていましたが、その前に各メディアはこの「異様なステッカーだらけの状態」を
撮影していますから、今となっては隠しようもありません。

 また、2017年に大統領が来て行われた政治集会には、「CNNを潰せ」という
大きなプラカードを持って参加している写真があります。更には、ツイッターには、
トランプを礼賛し、今回の一連の事件でターゲットになっていた人々への批判を繰り
返していたのでした。

 移民キャラバンがトランプ派の「ヤラセ」という噂があったように、今回の小包爆
弾騒動も、一部にはリベラル派のヤラセという噂もありました。ですが、これでトラ
ンプ派の犯行ということは明らかとなりました。

 興味深かったのは、26日のFBIの記者会見です。本来であればFBIの会見で
いいものを、セッションズ司法長官がわざわざ出てきて「これは政治的、党派的動機
の犯罪」と断言したのです。また、FBIのレイ長官は「ニセの爆弾ではない」と明
言していました。司法省は「正直ベース」で深刻視することにしたようです。

 このFBIの会見の際には、ケーブル・ニュース局だけでなく、三大ネットワーク
も午後の通常番組を中断して特番を組んでいました。中でもCNNは自分たちがター
ゲットになっていたこともあり、強い批判報道を続けています。

 さて、これは複雑な状況となってきました。この「トランプ派による小包爆弾事件」
は政治的なモメンタムの転換になるのでしょうか? とりあえず、投票日までは「週
末が2回」あります。近所の人や家族との雑談のネタになるチャンスは2回あります
し、日曜の政治討論番組や、新聞の週末特集もまだ2回あります。こうした事件を契
機として、投票行動が動くだけの時間はあります。

 1つの可能性は、共和党には不利に働くという流れのシナリオです。例えば、これ
で極端なトランプ派候補は中道票を取り逃すという可能性は否定できません。流石に
エキセントリックな右派ポピュリストは危険だとして敬遠される、そんな可能性です。
例えばですが、犯人の地元フロリダの知事選と上院選には影響はあると思います。

 また、トランプ大統領は、これから先は「過激な政敵叩き」は封印せざるを得ない
でしょう。「感情論を煽る手法が爆弾テロ事件を生んだ」という批判を浴び、自身が
「世論の和解を」などと言った以上は、この手は当分使えません。そうなると、残り
10日間の遊説効果などは変わってくると思います。

 決定的なのは、「移民キャラバンがトランプの追い風」という現象が「このニュー
スで上書きされた」ということです。キャラバンそのものが解散へ向かっているとい
う要素もあると思いますが、一旦は「反移民モメンタム」で盛り上がっていた流れに
は完全に水がさされました。

 もう1つの可能性は、影響は意外に限定的というシナリオです。例えば、トランプ
大統領自身が「分断ではなく、国民の和解を」などと言っても、そんなに説得力は持
たないわけです。それは説得力がないから信用されないのではなく、支持派にしてみ
れば「事件の余波でイヤイヤ言っているだけ」ということになり、別に失望も反省も
しないし、影響は少ないという可能性です。

 興味深いのは、サヨック容疑者の「家族の弁護人」が出した声明です。その声明に
よれば、「容疑者は、(破綻した親子関係、破綻した人生の帰結として)ドナルド・
トランプに父性を見出し、狂信的になっていった」という説明がされています。現在
の世相、そして、この人物の何とも言えない経歴を考えると、不思議に納得させられ
てしまう説明です。勿論、罪は許せないにしても、こうした説明をされると、中道か
ら右の人には「爆弾テロ未遂」という凶悪事件でありながら、元凶とも言えるトラン
プへの憎しみは感じない、そんなことになるかもしれません。

 反対に民主党の方は「激怒モード」でトランプ批判を加速するかもしれませんが、
それはそれで「分裂の片棒を担ぐ」ことになるわけで、中道派、つまりトランプへの
消極的批判票などを取れるかというと、投票行動への影響は限定的という可能性もあ
ります。いずれにしても、犯人逮捕というドラマが、どのような政治的リアクション
を生むのかは、週明けの29日以降の動向にかかって行くことになります。

------------------------------------------------------------------
冷泉彰彦(れいぜい・あきひこ)
作家(米国ニュージャージー州在住)
1959年東京生まれ。東京大学文学部、コロンビア大学大学院(修士)卒。
著書に『アメリカは本当に「貧困大国」なのか?』『チェンジはどこへ消えたか〜オ
ーラをなくしたオバマの試練』『場違いな人〜「空気」と「目線」に悩まないコミュ
ニケーション』『アイビーリーグの入り方 アメリカ大学入試の知られざる実態と名
門大学の合格基準』『「反米」日本の正体』『トランプ大統領の衝撃』『民主党のア
メリカ 共和党のアメリカ』『予言するアメリカ 事件と映画にみる超大国の未来』
など多数。またNHK-BS『クールジャパン』の準レギュラーを務める。

近著は『自動運転「戦場」ルポ : ウーバー、グーグル、日本勢 ── クルマの近未来』
(朝日新書)
https://www.amazon.co.jp/dp/4022737786/

2. 2018年10月27日 16:09:00 : UZMfDb05zc : jsJxSXsyja0[9] 報告

真犯人は困った困った!

ニセ犯人をFBIが捕まえて政治的動機もマネされてしまったらもう動けない!

全国へ送り続ける小包の処理にも困った。中身は爆発物じゃあないのにFBIは

衝撃で爆発する可能性があったってウソ発表。模倣犯は許さない意思表示。こちら

が見透かされているようでFBIがこわい。捕まったらクリ婆とペロシーとCNN

とに頼まれたってゲロしちゃうかも。

3. 2018年10月27日 16:31:36 : UZMfDb05zc : jsJxSXsyja0[10] 報告

移民キャラバンって楽しそう。みんなピクニックみたいに生き生きしてる。生活苦

といいながらみんな肥って元気いっぱい。ヒッチハイクの車にのって手を振っては

しゃぐ娘たち。似たようなお揃いの小さなリュックひとつで亡命かよ。ソロスから

日当もらってウォーキング。延々と歩くわけじゃあない。ほんの数時間歩いて録画

おわればさようなら。区間ごとに人数がリクルートされて映像を繋いでCNNが

毎日はしゃぐ。昼間の映像あるが夜はキャラバンどうしてんのよ。ちょっと小便や

ウンこどうしてんのよ。長旅なら下着の着替えや洗濯どうしてんのよ。たんなる

歩け歩けのウォーキングにソロスがスポンサーしてるのかな。それをCNNが政治

利用している? 法律違反じゃアないと言われればそのとうり。

4. 2018年10月27日 17:08:00 : 3Buv48N8Lg : fHKmaT@9p7k[3] 報告
何かタイトルは事実歪曲したほめ殺しみたいでアホすぎる。
反トランプの戦争屋が画策した「中間選挙でのトランプ陣営への妨害」すべてが民主党支持連の工作と事実認定されていくような状況となってることに違いは無い。
5. 2018年10月30日 02:19:15 : quMKleKEOA : apQvoj4eROs[875] 報告
米軍約800人というけれど、この防衛は州兵の仕事じゃないんですか?
6. 2018年11月07日 20:32:56 : K3B1zwucMQ : TKodddKNHnQ[3] 報告
取りあえずこいつが的外れで民主寄りの誘導家なのは分かった。
ジャーナリストを自称するなら両陣営を等しく分析するべきだよ。

マッドゲッツ下院議員公式twitter
2人の男性がキャラバンに参加する女性や子供に現金を配る
https://twitter.com/patsyisnot1/status/1058529315489566720/photo/1

AP通信 29日
実際に移民に銃で武装した犯罪者が紛れていて2人を拘束、逮捕。
トランプ陣営やトランプ大統領の指摘は的を得ていたと言える。

逮捕された1人は麻薬犯罪組織。
もう1人は逮捕状が請求されていた殺人犯(共にホンジュラス)

28日には暴徒化したキャラバンの激しい投石により
警官1名が負傷、キャラバンの1人が死亡している。

今後も中米3カ国から活動が活発なギャングが
キャラバンに紛れる事が懸念され、緊張感は緩和されていない。

金で扇動されたキャラバンは移民でも難民でもない。
民主のいうお花畑の人権派のまま受け入れていたら、
国境付近のアメリカ住民は犯罪の被害者だったろう。

ちなみにお金をもらって『飽きた移民』は引き換えし、
7千人近くいたキャラバンは3500人にまで減っている。


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