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スマートフォン戦争:ヤンデックスとファーウェイ、欧米独占企業に挑戦(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/18/kokusai24/msg/794.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 12 月 18 日 13:50:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

スマートフォン戦争:ヤンデックスとファーウェイ、欧米独占企業に挑戦
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-4eca.html
2018年12月18日 マスコミに載らない海外記事


2018年12月12日
Caleb Maupin
New Eastern Outlook

 中国の遠距離通信CFO孟晩舟の逮捕は、国際市場全体に衝撃波を送った。スマートフォン産業や巨大独占企業が、ロシアと中国からの挑戦に直面しているという文脈は、こうした最近の劇的な出来事を理解したいと望むあらゆる人々にとって重要な背景情報だ。

 自由市場の擁護者が大好きな要点の一つは「資本主義がiPhoneを作った」というものだ。この慣習に習えば、利潤体制だけが、起業家精神に報いて、今までこのような技術的創造物を産み出すことができるのだから、社会主義やマルクス主義を信じる人たちがスマートフォンを持っていると完全な偽善者扱いされる。

 だが、少し調べれば、そうした考えの前提全体が誤っていることが明らかになる。最初の携帯電話は、1955年、モスクワを本拠として、国営施設で、研究を行っていたエンジニア、レオニード・イワノビッチ・クプリャノヴィッチによって作られた。さらに、たいていのスマートフォンの画面は発光ダイオード(LED)で照明されるが、最初のものは、オレグ・ウラジーミロヴィッチ・ロセフによって、1927年に発明された。ロセフも、国営施設で研究を行ったロシア人だった。

 コンピュータ革命はそれ自身、主に、アラン・チューリングの仕事と、第二次世界大戦中に作られた彼の暗号解読装置に帰することができる。この研究は、当時、イギリスは、ナチス・ドイツに対して、ソ連邦と提携しており、産業に対する、軍の厳重な支配という環境でおこなわれ、到底、自由市場状況とは言えない。

 携帯電話は、衰えることなく、税金もかけられずに、ガレージで、いじくり回す、誤解された「偉大な男」に関する、一部客観主義者の想像の産物に過ぎない。携帯電話とLED照明とコンピュータ革命は、中央計画組織と、技術、製造目的のための、国家による社会全体の動員の結果、起きたのだ。

 今日、地球上の最大の携帯電話製造業者は深センの中国技術センターに本拠を置くファーウェイだ。全世界で、購入される、著名なスマートフォンの巨大製造業者は中国政府と軍に密接につながっている。

 最近、ファーウェイ最高財務責任者が、アメリカ当局の要請で、カナダで逮捕された。孟は今、アメリカへの犯人引き渡しに直面している。容疑は公式に示されていないが、ファーウェイが、イラン・イスラム共和国に対するアメリカ制裁に違反したという非難と関係があると広く推測される

勃興する独立通信企業

 ファーウェイCFOが逮捕されたのとちょうど同じ時に、ロシアのインターネット企業ヤンデックスが、自社のスマートフォンを生産すると発表したのは、多分奇妙な偶然の一致だ。12月5日、政府助成金受けている技術企業によって、間もなく生産される「ヤンデックス電話」が購入可能であることを世界が知ったのだ。ヤンデックスも、ハイテクの取り組みに参加したのだ。

 社会主義のアンゴラ民族解放戦線MPLAが率いる深く貧困に陥った国アンゴラさえ、自身の独立携帯電話会社を作ることが可能だった。イザベル・ドスサントスは、ユニテルという会社を作り、拡大するため、国営石油会社と中華人民共和国援助の収入を利用した。サントスは、他の独立遠距離通信機構を創設すべく、南アフリカのポルトガル語を話す国々で邁進している。

 孟晩舟逮捕前、アメリカFBIは、アメリカ人に中国のスマートフォンを買わないようしきりに促していた。理由は中国政府と企業の結びつきと、情報が危険にさらされるという不安だった。

 だが、エドワード・スノーデンによる暴露のおかげで、アメリカ国家安全保障局NSAが、多くのアメリカ携帯電話企業やハイテク企業と親密な関係を持っていることが広く知られている。グーグルやフェースブックやアップルや他のハイテク企業が、定期的に国の職員に協力して、個人情報を、政府機関から提出命令されたり、巨大ハイテク企業から求められたりしているが、対象の人は、決してプライバシーが侵害されたのを知らされないことが多い。

 欧米によるスマートフォン独占に対する、世界中の独立した製造業者からの増大する挑戦という文脈で、アメリカ政府職員が、突然アメリカ国民のプライバシーを心配するようになり、中国の巨大電気通信会社による違反に対し制裁だと主張するものを始めることには大きな疑念を持つべきだ。

 ヒステリーの背後には、素早く消えつつある欧米による半独占権を維持するための必死の企てがあるのではと思わずにいられない。

 Caleb Maupinはニューヨークに本拠地を置く政治評論家、活動家。彼はボールドウィン-ウォレス大学で政治学を学び、オキュパイ・ウォール街運動に鼓舞され、参加していた。オンライン誌「New Eastern Outlook」独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.org/2018/12/12/smartphone-wars-yandex-huawei-challenge-western-monopolies/

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コメント
1. 2018年12月18日 20:15:50 : NWffBBSkqg : Ww@49fCsj5k[6] 報告

 過去に帰ってみると、電話の時代において、電話会社は通話内容を聞こうと思えば可能だったはず。

 現在において携帯において然り、ネット上であっても発信者、受信者の情報は調べることは無論可能であろう。

 匿名性を信じているものは、愚か者か。
 
 いちいちの情報は無価値であるが、大量に集積できたならば、と金になってしまうものもある。

 情報を独占するとは、無限に存在する砂から砂金である人物の個人情報の収集と形をなさず流動している砂の動静を種々のインデックスで分析可能にする、この二点であろうか?分析可能な状態を手に入れることは逆からみれば、動静を操る手段を独占的に所有していることになる。そうなれば素敵な事をこれでもかとするのが可能となる。

 そりゃあ必死にならざるを得まい。
 

2. 2018年12月26日 13:48:34 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-10350] 報告
2018年12月25日(火)

中国、対米冷戦回避へ模索

カナダへは圧力 ファーウェイ事件

 米国の要求でカナダ当局が中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)の副会長を逮捕した事件が波紋を広げる中、中国政府は同事件と米中貿易摩擦を切り離し、米中対話の継続に努めています。(小林拓也)


 中国商務省は19日、米中の次官級が電話で貿易問題を話し合ったと公表。20日には報道官が記者会見で、米中貿易問題の休戦に向けた閣僚級協議を来月にも実施すると発表しました。19〜21日に開かれた中央経済工作会議では、1日にアルゼンチンで行われた中米首脳会談での共通認識を実行し、両国の経済・貿易協議を推進することを確認しました。

 10日付の香港経済日報は、中国共産党中央は対米戦略として、「対抗せず、冷戦にせず、市場を開放し、国家の核心的利益では譲歩しない」との方針を決めたと報道しました。

 中国政治や外交を研究する東洋学園大学の朱建栄教授は「中国は力を結集して、米中新冷戦への突入を回避する方針だ」と指摘。具体的方策として、▽技術や経済発展に関する大げさな宣伝を控え、米国を刺激しない▽両軍同士の偶発的衝突を防ぐ▽中国の経済構想「一帯一路」で、中国の関連企業が現地の環境や社会的責任を重視する―などを挙げました。

 一方、中国政府はカナダに対しては強硬な態度を続けています。ファーウェイ副会長の逮捕以降、中国当局は3人のカナダ人を拘束。このうち1人は不法就業ですが、ほか2人は報復措置とみられています。

 中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)副報道局長は17日の記者会見で、米国とカナダによるカナダ人の解放要求に「自分たちが法治とルールを守っていると過大評価しており驚きだ。現代の『裸の王様』に等しい」と強く批判しました。

 中国紙・環球時報(電子版)は16日、「他国の勢力に頼り中国の利益を侵害する国に代価を払わせる」と題する社説を掲載。カナダにとって中国は第2の貿易相手国だとして、カナダがファーウェイの副会長を米国に引き渡せば、「中国は実質的行動で、カナダが受ける深刻な結果を世界に示す必要がある」と強調しました。

 朱教授は「中国には、犬をたたいて、飼い主や他の犬に見せるということわざがある。カナダは『みせしめ』ということだ」と解説しました。

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-12-25/2018122505_01_1.html

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