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(回答先: 横溝正史 ミイラの花嫁(TBS 1983年) 投稿者 中川隆 日時 2019 年 2 月 06 日 18:55:45)
横溝正史 八つ墓村(松竹 1977年)
監督 野村芳太郎
脚本 橋本忍
原作 横溝正史
音楽 芥川也寸志
撮影 川又昂
配給 松竹
公開 1977年10月29日
動画
https://www.dailymotion.com/embed/video/xa09fp
http://freemovie.nekomoe.net/2014/1009130440.html
キャスト
寺田辰弥
演 - 萩原健一(少年時代:吉岡秀隆)
多治見家の後継ぎとして東京から呼ばれる青年。JALの航空誘導員として働いている。自身の出生の謎を知る為岡山の八つ墓村へとやってくる。「龍の顎(あぎと)」で自分は生まれたと教えられている。
金田一耕助
演 - 渥美清
私立探偵。諏訪弁護士から井川丑松の毒殺について調査の為に雇われる。麦わら帽子に白シャツ姿。32人殺害の被害者たちの出生の謎を全国各地を巡ることから連続殺人の調査を始めた。
森美也子
演 - 小川真由美
八つ墓村の西側に家を構える森家(通称:西家)の未亡人。辰弥を岡山まで案内する。多治見家と辰弥の仲介役を務める。作中辰弥の出生の秘密を探る手伝いをするなど原作の典子の設定も継承してる。
多治見久弥[3]
演 - 山崎努
多治見家当主で辰弥の異母兄。親戚連中から財産を狙われているのを知り、自分の余命の短さを察して辰弥を探し出すよう申し出る。薬に硝酸ストリキニの毒物を混ぜられ二番目の被害者となる。後に、辰弥は多治見家と血のつながりがない事を知りながら跡取りを任せるよう遺言を残した事が明らかになる。
多治見春代
演 - 山本陽子
多治見家の二女で辰弥の異母姉。一度嫁に出たが子宮筋腫で婚家から戻ってきた過去がある。辰弥に父・要蔵の秘密を明かす。洞窟に避難している辰弥に差し入れに向かったところを殺害され七番目の犠牲者となる。その際、犯人の左小指を噛み深手を負わす。
多治見小竹
演 - 市原悦子
多治見家の実質権力者である双子の老婆の姉。親族連中から財産を狙われてる事を見抜き、辰弥に何としても跡目を継いでもらうように厳しく当たる。連続殺人の犠牲者とならなかったものの鍾乳洞から現れた大量の蝙蝠に多治見家を荒され、仏壇の火が家に燃え移り多治見家もろとも運命を共にした。
多治見小梅
演 - 山口仁奈子
多治見家の実質権力者である双子の老婆の妹。姉ほど口数は多くないが、小竹と同様に辰弥には厳しく当たる、鍾乳洞で要蔵の遺体を参ってた所で背後から襲われ五番目の犠牲者となる。
井川鶴子
演 - 中野良子
辰弥の実の母。八つ墓村の郵便局で働いていた。要蔵に連れ去られ監禁された末に辰弥が生まれたかに見えたが、幼いころにいじめられた辰弥には「お前のお父さんは外国にいる」と教えていた。
多治見要蔵
演 - 山崎努(二役)
多治見家の先代の跡取りで辰弥達の父親。既婚にもかかわらず鶴子を無理やり監禁して、子供を身ごもらせる。鶴子の失踪後狂いだし村の住人32人を虐殺する。その後行方不明になる。
井川丑松
演 - 加藤嘉
辰弥の実の祖父。大阪まで足を運び辰弥と最初に面会するが、持病の薬に混入された硝酸ストリキニで毒殺され最初の犠牲者となる。辰弥が要蔵の子供でない秘密を出発前に勘治に語っていた。
井川勘治
演 - 井川比佐志
丑松の子。鶴子の兄。父から聞いた秘密を辰弥に明かす。ちなみに演じた井川比佐志は94年版では諏訪弁護士を演じている。
工藤(校長)
演 - 下條正巳
村の小学校の校長。辰弥の出生の秘密を知るただ一人の人物。(原作の梅幸にあたる人物)村の誰からも好かれているが、法事の席で漬物に硝酸ストリキニを入れられ3番目の犠牲者となる。工藤校長の死で八つ墓明神の祟りだと村中がパニックに陥る。
久野恒三郎(医師)
演 - 藤岡琢也
村に唯一の診療所の医師で要蔵の甥。要蔵の弟の息子。(原作の久野恒実と里村慎太郎の設定を掛け合わせた人物)と薬品管理が杜撰で医師としても心もとない。県会議員選挙に出馬しながら湯水のように金を使う。多治見の財産を狙っており辰弥を快く思ってない。
森荘吉
演 - 浜村純
西家の当主で美也子の義父。
吉岡太一郎
演 - 浜田寅彦
村でトラックの運送会社を運営する多治見家の親戚。村の鍾乳洞が観光名所になると思い何かと多治見家に資金援助を申し出るが、ことごとく退けられる。
吉蔵
演 - 山谷初男
西屋の博労。年ごろ50歳前後の、顔も体もゴツゴツといかつい男。26年前の事件では新妻を殺された。それゆえに要蔵の身内である辰弥に憎しみを抱き、辰也が村へ来たときは露骨に睨み付ける。犠牲者が増えていくことで、暴徒化し、西家に乗り込んでくるものの、原作と異なり、金田一の真犯人の発表により冷静さを取り戻して生き残る。
濃茶の尼
演 - 任田順好
迷信深く八つ墓明神の祟りを恐れている尼。被害妄想となり辰也に早くこの村から出て行けと警告する。
1960年代後半からの横溝ブームを受けて、松竹は1975年に『八つ墓村』の制作を決定する。監督の野村芳太郎をはじめ、脚本の橋本忍、撮影は川又昂、音楽に芥川也寸志と『砂の器』を制作した陣営を起用し、2年3箇月の製作期間と7億円の制作費をかけた[2]上で東宝作品などと競うように封切られ、目論見通り配収19億8600万円という松竹映画の歴代に残る大ヒット作となった。
探偵・金田一耕助の役には渥美清を配するなど、同時期の東宝配給による石坂浩二のシリーズとは作風が大幅に異なる。事件を「祟りに見せかけた犯罪」ではなく「本当の祟り」として描き、登場人物の設定も大幅に変更し、推理物でありながら金田一による謎解きのくだりが短縮され、終局は背景を鍾乳洞洞窟とした迫力ある恐怖描写に差し替える等、推理劇風のオカルト映画へと改変した異色作となった。テレビCMで流された濃茶の尼のセリフである「祟りじゃ〜っ」は、キャッチコピーとして流行語にもなった。
舞台は原作の昭和20年代から現代(公開当時)へと移している(この作品よりも後に製作された東宝のシリーズは原作の通りの時代設定)。日本航空と提携した上で辰弥の職業を空港職員に設定し、ジェット機が離着陸する近代的な場面を冒頭に見せる事で、失われつつある農村風景や前近代的風習の古さを強調している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E3%81%A4%E5%A2%93%E6%9D%91_(1977%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)
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