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石平 中国共産党政権の脅威
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/435.html
投稿者 中川隆 日時 2019 年 5 月 17 日 20:01:57: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 社会主義マジック _ 中共が GDP 世界第二位の超大国になれた理由 投稿者 中川隆 日時 2019 年 2 月 01 日 08:50:05)


石平氏 講演「憲法改正と中国共産党政権の脅威」(2018.11.3) - YouTube 動画
https://www.youtube.com/watch?v=uD-sF2GQDVU


特別番組「中国人の善と悪はなぜ逆さまか〜宗族と一族イズム」
石平 倉山満【チャンネルくらら・12月30日配信】 - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=OIKKE71Xp-s


特別番組「宗族を目の敵にした共産革命〜中国人の善と悪はなぜ逆さまか 宗族と一族イズム」
石平 倉山満【チャンネルくらら・1月6日配信】 - YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=Oyg1XmBqWRw

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石平 - YouTube 動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E7%9F%B3%E5%B9%B3


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WEDGE Infinity(ウェッジ):石平
http://wedge.ismedia.jp/search?fulltext=%E7%9F%B3%E5%B9%B3


amazon 石平の本
https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E7%9F%B3%E5%B9%B3/s?rh=n%3A465392%2Cp_27%3A%E7%9F%B3%E5%B9%B3
https://www.amazon.co.jp/s?k=B003UWNMKU&rd=1&ref=lp_rd_SEARCH


石平 Twitter
https://twitter.com/liyonyon?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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石 平(せき へい、シー・ピン(中国語発音表記:Shi Ping)
(1962年〈昭和37年〉1月30日[1] - )


中華人民共和国四川省成都市出身[2]。
2007年に日本国籍を取得。
2008年4月より拓殖大学客員教授[2]。

1962年、中華人民共和国・四川省成都市で生まれる。1966年、文化大革命の最中に教師であった両親が大学から追放されて農場へ「下放」されたため、四川省の農村部で漢方医である祖父によって養育された。祖父は石に漢方医を継がせるべく、医者になるための教養として密かに「論語」を教えていたが、石が11歳の時に肺がんで死去[3]。

中学校時代、ゴミ拾いの貧しい老婆が近所に住んでいて、いつも学校帰りの石少年ら子供たちに、笑顔で「勉強頑張ってね」と声をかけていたが、ある日突然その老婆がいなくなり、「反革命分子」として政府に逮捕されたことを知った[4]。数日後、老婆はトラックに乗せられ町中の市民に見せつけるため一巡させられた後、処刑場で銃殺された[4]。この老婆が「反毛主席」の大罪で処刑された理由が、ゴミ捨て場から拾った新聞紙(毛沢東の顔写真が印刷されていた)で大根を包んでいたからということをその後知った石少年は衝撃を受けた[4]。

1980年9月に北京大学哲学部に入学し、1984年7月に卒業。北京大学在学中の1982年頃より、毛沢東暴政の再来を防ぐ目的で中国民主化運動に情熱を傾け始める。1988年4月に日本に留学し、日本語学校入学。文化大革命および1989年に勃発した天安門事件における中国共産党の党利党略ぶりへの憤怒と絶望感を抱き、「この国にはもはや用がない、何の愛着も義理も無い」と祖国である中華人民共和国との精神的決別に至った[4]。その一方、留学中の日本で、中国の古き時代の隋・唐文化を守り発展させた日本文化に魅力を感じるようになり、孔子や論語の思想が日本の精神に生き続けていると感激し、次第に「愛日主義者」となっていった[3][5]。1995年に神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了(学位は未取得)。民間研究機関に勤務[要出典]。

2002年(平成14年)初頭に中華人民共和国国内に広がる反日感情をレポートした書物を出し、論壇デビュー。以来、『正論』、『Voice』、『WiLL』などの保守論壇誌に論考を寄稿し、日中関係・中国問題などを論じている。また、フジテレビ・読売テレビ・テレビ朝日・TBSなどの中国関連ニュース番組・討論番組でコメンテーターを務めている[要出典]。

日本へ帰化

2007年(平成19年)11月30日、日本に帰化[6]。2008年(平成20年)4月に拓殖大学客員教授に就任。夏には公式サイトを(#外部リンク)開設し、同時にまぐまぐの無料メールマガジンも発行開始した[7]。

日本名は石 平〈せき へい〉だが、石平だと日本では苗字だと思われることもあり、Twitterでは差別化を兼ねて冗談半分で「太郎」をつけて『石平太郎』と名乗っている[2][8]。

2009年(平成21年)3月より産経新聞で隔週連載コラム「石平のChina Watch」の連載を開始[9]。2009年8月14日、『私は「毛主席の小戦士」だった』の改題改訂版である


活動・主張

中国問題に関する論評では、定番の政治問題・社会問題・外交戦略以外に、経済問題を取り上げることもある。

中国崩壊論の代表的な論者とみなされることが多いが、石平本人は「崩壊するなどとは言っていない」「いつ崩壊するなどと予言したことはない。持続不可能と指摘しているだけだ」とニューズウィークのインタビューで主張している。

中国に先駆け、日本はバブル経済が弾けた時に崩壊したと主張している。


歴史認識

日本の教育については、「子供達に一方的に、日本は侵略国家だったと教えるのは止めるべきである。……道徳心や愛国心を教えるのも当然だが、歴史教科書の記述は中立でなければならない」と主張している[10]。

『日本に来るまで南京大虐殺など一度も聞いたことがなかった。中国の小学校、中学校の教科書にも南京大虐殺なんて載ってませんでした。……蒋介石自身も抗議していない。日本留学から中国に帰ったとき、南京出身の大学のクラスメイトに、「親父さんかお祖父さんから、大虐殺の噂を聞いたことがあるか」と聞いたら、やはり「ない」と言っていました。中国では、歴史的な大虐殺が何度もありました。……そういう所を掘り返すと、たしかに人骨がいっぱい出てくるんです。面白いことに、二千年前の記述でも嘘じゃなくて、必ず出てくる。しかし、南京から何十万体の骨が出てきたなんて話、一つも聞いたことがない』などと主張している[11]。

その他
2008年(平成20年)9月26日から10月2日までに台湾を訪問。台湾の民主主義を絶賛し、李登輝元総統にも会っている。李は石に対し、「あなたの本を読んで、感心していますよ」と言ったという[12]。


著作

単著

『なぜ中国人は日本人を憎むのか』PHP研究所、2002年1月16日。ISBN 4-569-62004-3。
『中国「愛国攘夷」の病理――吹き荒れる電脳ナショナリズム』小学館〈小学館文庫〉、2002年6月。ISBN 4-09-402746-7。
『数字が証す中国の知られざる正体――「21世紀は中国の世紀」のウソを暴く』日本文芸社、2002年9月。ISBN 4-537-25115-8。
『「日中友好」は日本を滅ぼす!――歴史が教える「脱・中国」の法則』講談社〈講談社+α新書〉、2005年7月20日。ISBN 4-06-272327-1。
『中国人だから見える日中の宿命』扶桑社、2006年5月。ISBN 4-594-05159-6。
『私は「毛主席の小戦士」だった――ある中国人哲学者の告白』飛鳥新社、2006年10月19日。ISBN 4-87031-761-3。 『私はなぜ「中国」を捨てたのか』ワック〈Wac bunko B-110〉、2009年8月14日、新版。ISBN 978-4-89831-610-8。 - 『私は「毛主席の小戦士」だった』の改題・改訂版。 『【新装版】私はなぜ「中国」を捨てたのか』ワック、2019年3月13日。ISBN 978-4898317914。 - 『私はなぜ「中国」を捨てたのか』に加筆した新装版。


『中国大虐殺史――なぜ中国人は人殺しが好きなのか』ビジネス社、2007年11月。ISBN 978-4-8284-1401-0。 『なぜ中国人はこんなに残酷になれるのか 中国大虐殺史』ビジネス社、2012年11月22日。ISBN 978-4-8284-1685-4。 - 『中国大虐殺史』の改題。

『論語道場 『論語』の教えが人生を教えてくれた』致知出版社、2007年12月。ISBN 978-4-88474-797-8。
『これが本当の中国33のツボ――知っているようで知らない』海竜社、2008年3月。ISBN 978-4-7593-1014-6。
石平「中国史とは虐殺の歴史だ」『拉致と侵略の真実 教科書が教えない日本被害史 完全保存版』西村幸祐 責任編集、オークラ出版〈OAK MOOK 199号 撃論ムック Vol.9〉、2008年3月。ISBN 978-4-7755-1143-5。 石平「中国史とは虐殺の歴史だ」『日本被害史 世界でこんなに殺された日本人』オークラ出版、2012年12月24日。ISBN 978-4-7755-1980-6。

『中国「悪魔の辞典」』小学館〈Clickシリーズ〉、2008年7月30日。ISBN 978-4-09-387802-9。
『2010年 中国が牙をむく』PHPパブリッシング、2008年11月。ISBN 978-4-569-70362-6。
『中国経済崩壊の現場――中国のメディアが語る』海竜社、2009年1月。ISBN 978-4-7593-1051-1。
『中国大逆流――絶望の「天安門20年」と戦慄の未来像』ベストセラーズ、2009年5月25日。ISBN 978-4-584-13162-6。
『なぜ、日本人は日本をおとしめ中国に媚びるのか』ワック〈Wac bunko B-114〉、2009年11月24日。ISBN 978-4-89831-614-6。
『謀略家たちの中国――中国四千年の悲哀』PHP研究所、2009年11月25日。ISBN 978-4-569-77523-4。
『中国の経済専門家たちが語る ほんとうに危ない!中国経済』海竜社、2010年9月。ISBN 978-4-7593-1151-8。
『日中をダメにした9人の政治家』ベストセラーズ、2011年3月25日。ISBN 978-4-584-13298-2。
『中国ネット革命』海竜社、2011年5月。ISBN 978-4-7593-1183-9。
『中国人の正体』宝島社、2011年6月17日。ISBN 978-4-7966-8174-2。 『中国人の正体』宝島社〈宝島SUGOI文庫〉、2012年2月7日。ISBN 978-4-7966-8968-7。

『【中国版】サブプライム・ローンの恐怖』幻冬舎〈幻冬舎新書 せ-1-1〉、2011年9月28日。ISBN 978-4-344-98234-5。
『わが子に教えたい日本の心 武士道精神の源流』PHP研究所、2012年3月13日。ISBN 978-4-569-79518-8。
『中国――崩壊と暴走、3つのシナリオ』幸福の科学出版、2012年5月30日。ISBN 978-4-86395-201-0。
『中国人に負けない7つの方法』宝島社、2012年7月11日。ISBN 978-4-7966-9847-4。 『中国人の嘘にだまされない7つの方法』宝島社〈宝島SUGOI文庫〉、2013年1月10日。ISBN 978-4-8002-0509-4。

石平「寄稿 中国から見た日本の天皇の不思議、そこに流れる知恵」『まんがと図解でわかる 天皇のすべて 日本人なら知っておきたい天皇のお仕事と歴史が理解できる!』所功 監修、宝島社〈別冊宝島1910〉、2012年10月12日。ISBN 978-4-8002-0163-8。
石平「“すべてが中国である”という「中華思想」は、中国人以外誰も理解できない」『領土問題、私はこう考える! 孫崎享、山田吉彦、鈴木宗男ほか識者たちの提言』畠山理仁 構成、集英社〈経営者の本棚〉、2012年11月26日。ISBN 978-4-08-781516-0。
『尖閣問題。真実のすべて』海竜社、2012年12月。ISBN 978-4-7593-1284-3。 - 山田吉彦、岡崎久彦との対談を収録。
『日中新冷戦構造』イースト・プレス〈イースト新書 003〉、2013年6月3日。ISBN 978-4-7816-5003-6。
『「歪んだ経済」で読み解く中国の謎 習近平と中国は何を狙っている?』ワニ・プラス〈ワニブックス|PLUS|新書 097〉、2013年6月8日。ISBN 978-4-8470-6062-5。
『「全身病巣」国家・中国の死に方 蝕まれた虚像の大国が悲鳴を上げる』宝島社、2013年10月21日。ISBN 978-4-8002-1681-6。 『「全身病巣」国家・中国の死に方 蝕まれた虚像の大国が悲鳴を上げる』宝島社〈宝島SUGOI文庫 Dせ-2-3〉、2014年9月4日。ISBN 978-4-8002-2714-0。 - 石 (2013d)に加筆・修正を行い改定。

『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』PHP研究所〈PHP新書〉、2013年11月16日。ISBN 978-4-569-81621-0。
『なぜ中国人にはもう1%も未来がないのか』徳間書店、2014年5月23日。ISBN 978-4-19-863800-9。
『世界征服を夢見る嫌われ者国家中国の狂気 習近平体制崩壊前夜』ビジネス社、2014年6月20日。ISBN 978-4-8284-1757-8。
『中国崩壊カウントダウン 中国は崩壊の歴史を必ず繰り返す!』宝島社、2014年7月14日。ISBN 978-4-8002-2334-0。 - 文献あり。
『帰化人が見た靖国神社のすべて 日本人になった中国人 日本人は「靖国神社」にお参りしよう!』海竜社、2014年8月。ISBN 978-4-7593-1383-3。 - 年表あり。
『なぜ中国は覇権の妄想をやめられないのか 中華秩序の本質を知れば「歴史の法則」がわかる』PHP研究所〈PHP新書 979〉、2015年3月13日。ISBN 978-4-569-82485-7。
『「死に体」中国の宿命』宝島社〈宝島SUGOI文庫〉、2015年8月6日。
『中国「歴史認識」の正体 ~繰り返される歴史改ざんの大罪』宝島社、2015年7月23日。ISBN 978-4800234100。
『暴走を始めた中国2億6000万人の現代流民』講談社、2015年10月1日。
『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』徳間書店、2015年11月28日。
『なぜ中国はいつまでも近代国家になれないのか』PHP研究所、2015年12月16日。
『韓民族こそ歴史の加害者である』飛鳥新社、2016年5月7日。ISBN 978-4864104616。
『偽装国家・中国の「歴史認識」』宝島社〈宝島SUGOI文庫〉、2016年5月10日。
『中国から帰化して驚いた 日本にはびこる「トンデモ左翼」の病理』徳間書店、2016年9月29日。ISBN 978-4198642563。
『狂気の沙汰の習近平体制 黒い報告書』ビジネス社、2016年10月15日。ISBN 978-4828419176。
『なぜ中韓はいつまでも日本のようになれないのか わが国だけが近代文明を手に入れた歴史の必然』KADOKAWA、2017年1月27日。ISBN 978-4046018700。
『トランプvs.中国は歴史の必然である 近現代史で読み解く米中衝突』産経新聞出版、2017年2月3日。ISBN 978-4819112987。
『朝鮮半島はなぜいつも地獄が繰り返されるのか 中国人ですら韓民族に関わりたくない本当の理由』徳間書店、2017年6月30日。ISBN 978-4198644253。
『中国が反論できない 真実の尖閣史』扶桑社、2017年8月2日。ISBN 978-4594077730。 石井望監修。
『教えて石平さん。日本はもうすでに中国にのっとられているって本当ですか?』SBクリエイティブ、2017年8月5日。ISBN 978-4797392920。
『冗談か悪夢のような中国という災厄』ビジネス社、2017年9月21日。ISBN 978-4828419770。
『習近平の終身独裁で始まる中国の大暗黒時代』徳間書店、2017年11月30日。ISBN 978-4198645137。
『なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたのか 「脱中華」の日本思想史』PHP研究所、2018年1月17日。ISBN 978-4569837451。
『なぜ中国は民主化したくてもできないのか 「皇帝政治」の本質を知れば現代中国の核心がわかる』KADOKAWA、2018年3月24日。ISBN 978-4046022974。
『結論! 朝鮮半島に関わってはいけない 東アジアと世界のトラブルメーカー』飛鳥新社、2018年5月9日。ISBN 978-4864106078。
『中国五千年の虚言史 なぜ中国人は嘘をつかずにいられないのか』徳間書店、2018年7月26日。ISBN 978-4198646578。
『アメリカの本気を見誤り、中国を「地獄」へ導く習近平の狂気』ビジネス社、2018年10月2日。ISBN 978-4828420578。
『中国人の善と悪はなぜ逆さまか 宗族と一族イズム』産経新聞出版、2018年12月5日。ISBN 978-4819113502。
『なぜ論語は「善」なのに、儒教は「悪」なのか 日本と中韓「道徳格差」の核心』PHP研究所、2019年3月16日。ISBN 978-4569842776。

共著・編著・共編著

黄文雄、呉善花共著『売国奴』ビジネス社、2007年10月。ISBN 978-4-8284-1387-7。 呉善花、黄文雄 共著『売国奴 なぜ中韓は反日を国是とするのか』ビジネス社、2013年1月17日、新装版。ISBN 978-4-8284-1692-2。

日下公人 共著『日本と中国は理解しあえない』PHPパブリッシング(出版) PHP研究所(発売)、2008年4月1日。ISBN 978-4-569-69938-7。
日下公人 共著『中国の崩壊が始まった!』ワック〈Wac bunko〉、2008年6月28日。ISBN 978-4-89831-584-2。
ペマ・ギャルポ 共著『ならずもの国家 中国の本性――蹂躙されたチベット』ワック〈Wac bunko〉、2008年8月29日。ISBN 978-4-89831-588-0。
黄文雄、呉善花 共著『帰化日本人――だから解る日本人の美点・弱点』李白社、2008年11月。ISBN 978-4-89451-903-9。
三橋貴明 共著『中国経済がダメになる理由――サブプライム後の日中関係を読む』PHP研究所、2009年4月15日。ISBN 978-4-569-70758-7。
宮崎正弘 共著『絶望の大国、中国の真実――日本人は、中国人のことを何も分かっていない!』ワック〈Wac bunko B-102〉、2009年5月8日。ISBN 978-4-89831-602-3。
中嶋嶺雄 共著『「日中対決」がなぜ必要か――中国・建国以来の真実と影』PHPパブリッシング(出版) PHP研究所(発売)、2009年9月18日。ISBN 978-4-569-77336-0。 中嶋嶺雄『中国とは何か 建国以来の真実と影』石平 聞き手、PHPパブリッシング、2013年9月。ISBN 978-4-907440-01-5。

岡崎久彦、渡部昇一 共著『日本の歴史を解く9つの鍵 古代〜幕末編』海竜社、2009年11月。ISBN 978-4-7593-1098-6。
宮崎正弘 共著『増長し、無限に乱れる「欲望大国」中国のいま』ワック〈Wac bunko B-115〉、2010年1月15日。ISBN 978-4-89831-615-3。
西村幸祐 共著『日本よ!米中を捨てる覚悟はあるか』徳間書店、2010年5月。ISBN 978-4-19-862962-5。 『中国を捨てよ』イースト・プレス〈イースト新書 028〉、2014年4月。ISBN 978-4-7816-5028-9。 - 西村 & 石 (2010)の改題、改訂し、新規対談を加える。

加瀬英明 共著『徹底解明!ここまで違う日本と中国――中華思想の誤解が日本を亡ぼす』自由社、2010年7月10日。ISBN 978-4-915237-56-0。
有本香 共著『バブル崩壊で死ぬか、インフレで死ぬか――不動産国家・中国の行方』ワック〈Wac bunko B-134〉、2010年9月29日。ISBN 978-4-89831-634-4。
藤岡信勝、茂木弘道・加瀬英明・石平・田久保忠衛・平松茂雄・川村純彦・佐藤守・西尾幹二・高市早苗『中国はなぜ尖閣を取りに来るのか』藤岡信勝・加瀬英明 編、自由社、2010年12月。ISBN 978-4-915237-59-1。
西尾幹二、井尻千男・早瀬善彦・岩田温・平松茂雄・田中英道・南出喜久治・遠藤浩一・石平・稲田朋美・水島総・渡部昇一 共著『中国が攻めてくる! 日本は憲法で滅ぶ』総和社、2011年2月。ISBN 978-4-86286-048-4。
小林よしのり、石平・呉善花・鄭大均・ペマ・ギャルポ・ビル・トッテン・金美齢『新日本人に訊け! 帰化 ゴーマニズム対論集』飛鳥新社、2011年5月10日。ISBN 978-4-86410-084-7。
長谷川慶太郎 共著『解放軍の原爆を日本に落とさせるな』フォレスト出版、2011年7月。ISBN 978-4-89451-936-7。
高市早苗、遠藤浩一・富岡幸一郎・中村粲・斎藤吉久・ロマノ・ヴルピッタ・石平・山村明義・高森明勅『日本人なら学んでおきたい靖國問題』青林堂、2011年8月。ISBN 978-4-7926-0438-7。
福島香織 共著『中国人がタブーにする中国経済の真実』PHP研究所、2011年12月22日。ISBN 978-4-569-80213-8。
副島隆彦 共著『中国 崩壊か 繁栄か!? 殴り合い激論』李白社(出版) ビジネス社(発売)、2012年6月29日。ISBN 978-4-8284-1670-0。
宮崎正弘 共著『中国社会の崩壊が始まった! 2013年の「中国」を予測する』ワック、2012年9月21日。ISBN 978-4-89831-670-2。
黄文雄 共著『「中国の終わり」のはじまり 習近平政権、経済崩壊、反日の行方』徳間書店、2012年11月29日。ISBN 978-4-19-863521-3。
劉燕子 共著『反旗 中国共産党と闘う志士たち』育鵬社(発行) 扶桑社(発売)、2012年12月14日。ISBN 978-4-594-06747-2。
加瀬英明 共著『相手が悪いと思う中国人 相手に悪いと思う日本人』ワック〈WAC BUNKO〉、2012年12月20日。ISBN 978-4-89831-674-0。
潮匡人 ほか「第6章 日本文明の7つの特質と、あるべき戦略」『日本の国益 野蛮・中国に勝つための10の論点』幸福の科学出版、2012年12月27日。ISBN 978-4-86395-289-8。
宮崎正弘 共著『2013年後期の「中国」を予測する 習近平(ラストエンペラー)の断末魔の叫びが聞こえる』ワック〈WAC BUNKO B-176〉、2013年4月19日。ISBN 978-4-89831-676-4。
黄文雄、呉善花 共著『黄文雄(台湾)が呉善花(韓国)、石平(中国)に直撃 日本人は中国人・韓国人と根本的に違う』李白社(出版) 徳間書店(販売)、2013年4月15日。ISBN 978-4-19-863602-9。
石平 インタビュー「中国共産党【弾圧と侵略の92年史】」『マスコミが絶対教えてくれない 中国・韓国・北朝鮮』晋遊舎〈晋遊舎歴史探訪シリーズ別冊〉、2013年6月21日。ISBN 978-4-86391-786-6。
副島隆彦 共著『歴史・思想・宗教で読み解く中国人の本性(ホンセイ)』李白社(出版) 徳間書店(販売)、2013年7月25日。ISBN 978-4-19-863636-4。
黄文雄 共著『中国はもう終わっている』徳間書店、2013年9月18日。ISBN 978-4-19-863667-8。
呉善花、黄文雄 共著『日本人の恩を忘れた中国人・韓国人の「心の闇」 呉善花〈韓国〉が黄文雄〈台湾〉、石平〈中国〉に直撃』李白社(出版) 徳間書店(販売)、2013年12月11日。ISBN 978-4-19-863724-8。
宮崎正弘 共著『2014年の「中国」を予測する 中国大陸から次々と逃げ出すヒトとカネ』ワック〈WAC BUNKO B-189〉、2013年12月25日。ISBN 978-4-89831-689-4。
黄文雄、呉善花 共著『日本人は中韓との「絶交の覚悟」を持ちなさい 石平〈中国〉が黄文雄〈台湾〉、呉善花〈韓国〉に直撃』李白社(出版) 徳間書店(販売)、2014年1月27日。ISBN 978-4-19-863736-1。
呉善花 共著『もう、この国は捨て置け! 韓国の狂気と異質さ』ワック〈WAC BUNKO B-193〉、2014年2月。ISBN 978-4-89831-693-1。
古森義久 共著『自壊する中国反撃する日本 日米中激突時代始まる!』ビジネス社、2014年8月1日。ISBN 978-4-8284-1763-9。
宮崎正弘 共著『2015年中国の真実 中国は習近平に潰される?』ワック〈WAC BUNKO B-204〉、2014年9月19日。ISBN 978-4-89831-704-4。
西村幸祐 共著『「反日」の敗北』イースト・プレス、2014年6月。ISBN 978-4-7816-1174-7。
黄文雄 共著『日本に敗れ世界から排除される中国』徳間書店、2014年12月20日。ISBN 978-4-19-863890-0。
呉善花 共著『反日をやめたら成り立たない国・韓国』ワック、2015年5月18日。ISBN 978-4898317204。
黄文雄 共著『これから始まる中国の本当の悪夢: 習近平に迫る経済壊滅、政権分裂、国内大乱』徳間書店、2015年9月18日。ISBN 978-4198640118。
宮崎正弘 共著『私たちの予測した通り、いよいよ自壊する中国!』ワック、2015年10月23日。ISBN 978-4898317280。
有本香り 共著『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす 日中関係とプロパガンダ』産経新聞出版、2015年10月30日。ISBN 978-4819112727。
ケント・ギルバート、室谷克実 共著『中国・韓国との新・歴史戦に勝つ!』悟空出版、2015年11月20日。ISBN 978-4908117176。
村上政俊 共著『最後は孤立して自壊する中国 2017年 習近平の中国』ワック、2016年5月10日。ISBN 978-4898317358。
ペマ・ギャルポ 共著『日本・インドの戦略包囲網で憤死する中国』徳間書店、2016年6月30日。ISBN 978-4198641726。
陳破空 共著『習近平が中国共産党を殺す時 日本と米国から見えた「2017年のクーデター」』ビジネス社、2016年7月30日。ISBN 978-4828419039。
百田尚樹 共著『「カエルの楽園」が地獄と化す日』飛鳥新社、2016年11月11日。ISBN 978-4864105224。
黄文雄 共著『「トランプ大統領」から始まる中国大乱』徳間書店、2016年12月22日。ISBN 978-4198643218。
ケント・ギルバート 共著『日本人だけがなぜ日本の凄さに気づかないのか』徳間書店、2017年8月31日。ISBN 978-4198644611。
黄文雄 共著『習近平の帝政復活で中国が日本に仕掛ける最終戦争』徳間書店、2018年3月28日。ISBN 978-4198645946。
豊田有恒 共著『なぜ中国・韓国は近代化できないのか: 自信のありすぎる中国、あるふりをする韓国』勉誠出版、2018年4月13日。ISBN 978-4585234043。
矢板明夫 共著『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』ビジネス社、2018年6月4日。ISBN 978-4828420318。
宮崎正弘 共著『アジアの覇者は誰か 習近平か、いやトランプと安倍だ!』ワック、2018年8月22日。ISBN 978-4898317815。
藤井厳喜 共著『米中「冷戦」から「熱戦」へ』ワック、2018年12月19日。ISBN 978-4898317891。
ケント・ギルバート 共著『「米中冷戦」で日本は漁夫の利を得る』宝島社、2019年3月15日。ISBN 978-4800291974。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B9%B3_(%E8%A9%95%E8%AB%96%E5%AE%B6)  

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コメント
1. 中川隆[-10388] koaQ7Jey 2019年5月17日 22:07:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1917] 報告

石平氏 講演会『習政権の国際戦略と米中対立の行方』 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2O_2EyKAKK4

平成29年6月25日、ウインクあいちにて

2. 霞ヶ関に原爆を落とせ[158] ieCDlorWgsmMtJSagvCXjoLGgrk 2019年5月17日 22:35:50 : wltuR6PnH2 : S1o4ZnRqR1RZeTI=[47] 報告
糞川隆は中国を毛嫌いしているくせに
石平には忖度するのか?ご都合主義も
甚だしいな。 最もコイツも裏切り者のユダだが?
3. 2019年5月21日 13:23:22 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2075] 報告

【石平×大高未貴】ファーウェイショックで2019年の中国は大不況_!
日本への影響は_! 【ファーウェイショック】 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ARaLGTRDTDs

2018/12/27 に公開

4. 中川隆[-10132] koaQ7Jey 2019年5月26日 11:59:08 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2217] 報告

国際派日本人養成講座 No.1115 天安門事件は「もう終わったもの」か? 2019/05/25
https://s.webry.info/sp/blog.jog-net.jp/201905/article_4.html


 この30年、中国共産党政権は巧みな手口で、天安門事件を「もう終わったもの」と糊塗してきたが、、、

■1.「居酒屋のテーブルに顔を伏せて嗚咽を漏らし続ける石平氏」

「この人の本当の人生は、実は一九八九年六月四日に終わっているのではないか? ・・・居酒屋のテーブルに顔を伏せて嗚咽を漏らし続ける石平氏を見て、私はそんな思いが頭から離れなかった」[1, p216]

 1989(平成元)年6月に起きた天安門事件[a]から30年。民主化を求めて立ち上がった学生や民衆を戦車と銃で鎮圧し、数千とも万とも言われる犠牲者が出たとされる。当時、石平氏は日本留学中だったが、この事件で何人かの知人を失った。[b,c]

__________
石平 私は彼らの名前も出身地も、当時の学年も所属学科も、一緒に未来を語り合ったときの雰囲気も握手したときの手のぬくもりも、すべて明確に覚えている。でも、どんなに頑張っても彼らの顔を思い出せない。……なぜか、本当に思い出せない。おそらく思い出したら私の精神はもたないんです。[1, p95]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 自分の精神を守るために、本能が記憶の一部を封印してしまう事があるそうな。石平氏にとって、天安門事件で失った知人たちの顔はこのケースなのだろう。

 天安門事件の詳細なルポ『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した安田峰俊氏と石平氏が語り合った『天安門30年 中国はどうなる?』[1]の一コマである。天安門は石平氏にとって、いまだ直視し得ない事件であった。

 一方、安田氏はこう言う。

__________
安田 私は仕事でもプライベートでもさまざまな中国人に会うわけですが、事件をリアルタイムで知る世代と知らない世代では、世界観や自国(=中国)観が根本的に違う。政府や権力に対する怖(こわ)がり方や、社会への信頼感の持ちようが明確に違うんです。[1, p16]

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「その謎を解きたい」と安田氏は、石平氏との会談に臨んだ。

■2.トウ小平と知識人たちとの「契約」

 二人の対話は、「そもそも天安門に至る民主化運動の本質はなんだったのか」から始まって、「現在の習近平政権とその後の展望」にまで広がっているが、その中で筆者にとって最も印象的だったのが、中国共産党政権が事件を巧みに封印した手口だった。

 天安門事件の直後から中国は3年ほど迷走の期間があったと、安田氏は指摘する。

__________
安田 八〇年代の自由な雰囲気の中で育った学生が反抗したので、陳雲(ちんうん)なんかの保守派の長老にしてみれば「それ見たことか」となった。
 この時期は東欧の社会主義国に加えて、一九九一年にはついに社会主義の大親分であるソ連まで崩壊してしまいましたので、西側陣営が中国国内の世論に介入して体制転覆をはかっているとする「和平演変(えんぺん)」を警戒する声が強まった。・・・
 当時の中国の社会は、沈黙の中にあったようです。天安門事件を機に海外からの投資がいっせいに引き揚げて経済が停滞し、中国へ旅行に行こうと考える外国人もいなくなります。実際に当時を知っている人たちの話でも、社会はピリピリし続けていたといいます。そんな、死んだ沈黙の時代が、三年続いた。[1, p88]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__________
石平 では、そんな天安門事件の後遺症をどうすれば克服できるのか。党の側が出した一つの答えが「南巡講話(なんじゅんこうわ)」で、一九九二年、トウ小平が打ち出した市場経済の大幅な容認政策です。実は中国共産党が市場経済化、すなわち社会主義市場経済を認めたのは九〇年代からのことです。[1, p70]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 石平氏は「中国の経済発展は、天安門事件から始まったといえる」と言う。

__________
石平 つまりトウ小平は、天安門事件の後遺症を克服するために、政権と敵対するエリート階層、知識人たちとの間で「契約」を結んだわけです。その契約の内容とは、「市場経済による金儲けのチャンスを与える」です。日本で「金儲けのチャンス」というと普通に聞こえますが、中国人にとっては一九四九年以来初めてのことなんです。
自分の努力次第で(もちろん悪いほうの努力も含めて)お金持ちになれるというのは、中国人にとっては衝撃です。そうなると大半のエリートたちがいっせいに市場に参入します。しかしこの契約にはもう一つ、「その代わり二度と反政府的な言動をするな、二度と政治に関心を持つな」という意味もありました。[1, p72]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■3.「この契約を受け入れて金儲けすれば、、、」

 その「契約」に乗ったのが、たとえば石平氏の友人E君。北京大学でよく酒を飲みながら、中国の未来について激論を交わしていた。天安門の当時は、出身地の東北(旧満洲)地方で大学講師をやっていたが、北京へ戻ってきて最後まで戦い、しかも生き延びた。

 その後、しばらく東北に潜伏していたが、やがて南巡講話によって市場経済化が始まると、地方にある国有銀行の副頭取だった叔父に融資してもらい、不動産開発を始めて大金持ちになった。

__________
石平 彼は開発のために共産党の幹部にたくさん賄賂を渡したと公言していました。しかし彼には彼の論理があって、「自分は昔、共産党との闘いで敗れたが、今度こそ勝つ。共産党幹部は俺のカネの力の前に跪(ひざま)ずいた。カネの力で共産党を変える」というわけです。[1, p75]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 石平氏はこの発言を聞いて、E君が心の底でまだ反骨心を持っていたことに、少しは嬉しかったという。

__________
 ただ、おそらく周囲の人間の大部分は彼の心の底に何があるかを知らず、「金持ち」というアイコンしか認識していない。政権側からすれば、やはり彼のような人間の登場はしてやったりでしょう。
「権力に対して反抗的な人間、天安門事件で絶望して共産党政権に敵意を抱く人間、あるいはそれでもまだ中国を変えようとしている人間──。そうした連中がみんな、この契約を受け入れて金儲けすれば彼のように大金持ちになって成功するじゃないか」というわけです。[1, p76]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■4.西洋式「デモクラシー」と中国式「民主」の認識の「ズレ」

 トウ小平が亡くなったのは1997年だが、その後、江沢民、胡錦濤と2代の後継者を通じて、その方針は20年以上も継続された。安田氏は「天安門の学生運動の性質を、実は共産党はよく理解していた」という。

__________
安田 天安門の運動で若者たちを動かした動機には、民主化要求以外にもいくつかのレイヤー(層)が存在していました。それが「愛国」や「自由」です。江沢民政権は「天安門」で爆発した若者のパッションから「民主化」を注意深く除去し、「愛国」と「(経済的な)自由」のみを拡大して提示し、国民を慰撫(いぶ)することに成功した。・・・
 愛国に関しては「中国が好き」という気持ちですから、すごく明確です。自由に関しても、自由が何かを知らなくても何となく想像がつく。つまりは、自分のお金で好きなものを買って、好きな人間と交際して、好きな本を読んで好きなことを喋(しゃべ)ることですからね。しかし「民主」は漠然としていて想像がつきにくいものだった。[1, p80]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 この「民主」が、西洋のデモクラシーとはやや意味がズレている可能性がある、と安田氏は指摘する。安田氏は天安門事件のルポを書く過程で多くの人の話を聞いたが、その中に事件当時26歳で北京大学の講師だった人がいた。一日中立ちっぱなしでデモをやっている熱血青年が、今は「牙を抜かれて会社の社長」におさまっている。天安門OBにはよくあるパターンだという。

__________
安田 彼が「(現在、似たようなデモが起きても)参加するかは微妙」「(自分の娘が仮に参加するとすれば)感心しない」と言ったので、その理由を尋ねると、「今は昔よりもずっと『民主』になったじゃないか」と言う(笑)。
「民主」になったとはどういうことか尋ねると、「新聞は昔よりも面白いことをたくさん書くようになったし、話せる話題も増えた。こういう商売でもちゃんとできる。『民主』じゃないか」と。そこからはもう深くは突っ込みませんでしたが、これぞまさに中国式の「民主」理解です。[1, p82]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 本来の「民主」とは国民が政治的な自由と国政の決定権を持つことだが、中国では孟子の「民本」思想、すなわち「名君のよき統治のもとで民心が安定した状態」という中国人の伝統思想に置き換えられてしまった。この「ズレ」に、共産党政権は上手に乗っかっていると、安田氏は指摘する。石平氏もこう賛同する。

__________
石平 まことに腹立たしくもどかしい限りですが、そういうことですな。天安門事件後、中国共産党は「愛国」と「(経済的な)自由」だけを残し、「民主」を中国的民主に読み替えたのです。[1, p83]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■5.「運動はなかったかのようにみんな自分の人生を歩み始めました」

 中国政府の工作の手は、事件当時、海外で活動していた留学生たちにも伸びた。

__________
石平 最初は「運動にかかわった人は帰国できない」とみんな覚悟を決めていましたが、中国政府も上手なもので、しばらくしてから「一切おとがめなし」と『人民日報』で宣言しました。それでみんな安心して帰国するようになった。
そして、帰国した中国の変化を目の当たりにして、運動はなかったかのようにみんな自分の人生を歩み始めました。人はそういうものですから、彼らを責める理由はないでしょう。[1, p116]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 それでも帰国しない活動家たちには、中国政府のプロパガンダが浴びせられた。内ゲバや銭ゲバを取り上げられて「海外で民主主義運動をやっている連中は自分さえよければいいというようなとんでもない人間だ。理想や理念以前に人間としてダメなやつだ」というイメージが作られた。

 また、中国国内で一国一城の大企業の経営者だったのに、その地位をなげうって運動に参加した万潤南という人物は、今はニューヨークでタクシーの運転手をしながら生計を立てている。それを『人民日報』傘下の『環球時報』が「昔の民主化運動のリーダーは今このような悲惨な状況です」と底意地の悪い報道をする。


■6.「あの運動はもう終わったことにしたほうが」

 現体制に不満を抱く中国人エリートにとっては、もう一つの逃げ道ができた。海外に高飛びすることである。

__________
安田 極論、民主化運動をしなくても、シリコンバレーに行けば才能は発揮できるわけです。GAFA(Google, Amazon, Facebook,Apple)をはじめとした最先端のグローバル大企業に高給で雇われれば、デモをしなくても、中国どころか世界を変えることができる。
 そうなってくると、中国の体制に不満を持つ層の中でも知的に優れた層は、デモをして逮捕されて人生がご破算になるようなリスクを背負わなくていいわけです。チケットを一枚買って外国に行けばそれでハッピーですから。[1, p203]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__________
石平 結局、大きな環境変化の中で、ごく自然に大半の人々がそれぞれの生活に戻り、運動はあっという間に歴史になってしまった。
私も神戸大学で修士課程・博士課程を取りましたが、天安門事件後には留学生のほとんど誰もこの話には触れなくなりました。意図的に触れない。それは一種の集団的共謀であって、あの運動はもう終わったことにしたほうがみんなにとって都合がよかったからです。[1, p117]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■7.「劉暁波という灯火」

 しかし、中国政府の巧みな工作に乗らなかった人物がいた。その一人が作家・劉暁波(りゅうぎょうは)氏だった。1989年に民主化運動が勃発した際、劉はアメリカ・コロンビア大学の客員研究員の立場をなげうって帰国し、運動に身を投じた。天安門事件では学生たちに武器を捨てるよう説得する一方、軍と交渉して衝突を防ごうとした。

 事件後「反革命罪」で投獄され、多くの政治リーダーが欧米からの中国政府への圧力で出国許可されるなかで、あえて国内に留まり、事件の殉難者の名誉回復と人権保障などを呼びかけて、さらに二度の投獄や強制労働を受けた。

 2008年には中国の大幅な民主化を求める「〇八憲章」を300名以上の知識人とともに実名で発表した。この発表により、「国家政権転覆扇動罪」による懲役11年の判決を受け、2010年にノーベル平和賞を受賞したが、17年には獄中にて病死した。

 天安門事件そのものは、共産党政権の巧みな手口で、あたかも「もう終わったもの」にされてしまったが、その中で唯一、劉暁波の足跡が共産党にも消せない現実として残っている。石平氏は言う。「劉暁波という灯火が最後まで輝いたことが、我々にとって唯一の救いです。」[1, p136]

 中国共産党政権は国内では完璧な言論・報道統制を敷いているが、いまや多くの中国国民が海外に移住したり旅行したりして、政治的自由と民主主義を体感できる時代となった。

 中国共産党独裁政権の巨大な闇は世界を覆う大きさに拡大しつつある。その闇を中国国民が「劉暁波という灯火」を高く掲げて駆逐することができるかどうか。石平氏の思いは、日本国民全体にとっても他人事ではない。
(文責 伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(162) 天安門の地獄絵
 天安門広場に集まって自由と民主化を要求する100万の群衆に人民解放軍が襲いかかった。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h12/jog162.html

b. JOG(487) 中国の覚醒(上) 〜 中国共産党の嘘との戦い
 「毛主席の小戦士」から「民主派闘士」へ、そして「反日」打破の論客へ。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogdb_h19/jog487.html

c. JOG(488) 中国の覚醒(下) 〜 日本で再発見した中国の理想
 中国で根絶やしにされた孔子の理想は、日本で花開いていた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogdb_h19/jog488.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け)

1. 石平、安田 峰俊『「天安門」三十年 中国はどうなる?』★★★、育鵬社、R01
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4594082297/japanontheg01-22/


https://s.webry.info/sp/blog.jog-net.jp/201905/article_4.html

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