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ベートーヴェン 『フィデリオ序曲』
http://www.asyura2.com/18/reki3/msg/855.html
投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 29 日 00:25:47: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: ベートーヴェン オペラ 『フィデリオ』 投稿者 中川隆 日時 2020 年 1 月 23 日 13:55:06)

ベートーヴェン 『フィデリオ序曲』



フルトヴェングラー指揮『フィデリオ序曲』


Beethoven - Fidelio Ouvertüre - Vienna / Furtwängler 1953 live


Orchester der Wiener Staatsoper
Wilhelm Furtwängler
Live recording, Vienna, 12.X.1953


1953年
12 Oct. 1953 VPO an der Wien (RotweiserRadio=ORF&RIAS)
Beethoven:Fidelio


●10月12日 ベートーヴェン/フィデリオ全曲 VPO アン・ディア・ウィーン ロトヴァイザーラジオ収録 ORF&RIAS所蔵


LP/PR: ReplicaRPC2439-41('80?=Italy)King(JP)K20C417-9(86/03)
CD: CetraCDC12('86)CetraCDC12('86)


▼12日の演奏はロトヴァイザーのアーカイヴから返還されたテープを使って79年にORFが没後25年記念として放送し、初めて存在が明らかになった録音。
現在発売されているものはすべてそのエアチェックと思われる。
この演奏会の次の日から同じメンバーでスタジオ録音された。
なお戦災で焼失した国立歌劇場の再建は55年11月5日で当時は代わりにアンディアウィーンが使われていた。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/shin-p/furu18.htm


▲△▽▼


Beethoven: Fidelio Overture, Furtwängler & VPO (1953)


Wilhelm Furtwängler (1886-1954), Conductor
Vienna Philharmonic Orchestra

Rec. 13-17 October 1953, at Musikvereinsaal, in Vienna


1953年
13-17 Oct. 1953 VPO Musikverein (EMIstudio)
Beethoven:Fidelio


●10月13-17日 ベートーヴェン/フィデリオ全曲 VPO ムジークフェライン EMIスタジオ録音


LP/PR: ALP1130-2(54/05)
CD: EMI7644962('92)ToshibaTOCE9343('95)


▼12日の演奏会の次の日から同じメンバーでスタジオ録音された。
序曲集などはこの全曲盤からとられている。
なお戦災で焼失した国立歌劇場の再建は55年11月5日で当時は代わりにアンディアウィーンが使われていた。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/shin-p/furu18.htm


▲△▽▼


BEETHOVEN - FIDELIO - FURTWÄNGLER - SHORT OPERA [1] 1950


I. Overtüre
II. Quartett 'Mir ist so wunderbar'
III. Marsch der Wachen


Elisabeth Schwarzkopf, Sopran
Kirsten Flagstad, Sopran
Anton Dermota, Tenor
Josef Greindl, Bass


Chor der Wiener Staatsoper
Wiener Philharmoniker
Wilhelm Furtwängler, Leitung
Salzburger Festspiele 5 Aug 1950


1950年
5 Aug 1950 VPO Salzburg Fes.( Rot Weiss Rot = RIAS&ORF & SwedishRadio)
Beethoven:Fidelio


●8月5日 ベートーヴェン/フィデリオ全曲 VPO ザルツブルク音楽祭 Rot-Weiβ-Rot収録 RIAS所蔵


LP/PR: BJR112('70)MRF50('73?)MOR5001('70?)DiscocropIGI328('75?)Columbia(JP)OP7530-2(80/01)CetraFE44('81)
CD: EMI CHS7649012('93)ToshibaTOCE8296-7('93)HUNT/ArkadiaWFE354('91)OpuskuraOPK7004(04/10)


▼東芝CD解説では、オリジナルテープは占領軍が運営していたRot-Weiβ-Rotが収録したが音楽祭側との契約により消去済みとしている。この正規盤は電信ケーブルを通じてザルツブルクから直接RIAS放送に送られたライヴを収録したテープと、同様に収録したORFザルツブルクのテープの2つからマスターを作ったとされる。


ザルツブルク音楽祭はRot-Weiβ-Rotが独占的に収録権を所有していたとみられ、その存在がなくなった今、一部を除きプライヴェートなエアチェックテープや中継回線を通じて録音したコピーテープしか存在せず、録音が貧弱なものが多いのは悔やまれる。このフィデリオについてはトレマン本ではRIASのテープは1幕に欠落があるとし、スウェーデン放送にもコピーテープがあるとしている。


EMI盤の音質は53年スタジオ盤に大きく劣るが、演奏はものすごい熱気。EMIの正規盤が出るまでは8/22録音とされていた。この22日にも同じメンバーで演奏会があったが、現在では放送日とされている。


BJR盤は70年代半ば、良好音質の初出私家盤といわれたが、BWS盤やCetra盤との差は感じられない。EMI盤がノイズリダクション多用で生気のない音になっているのは事実だが、オリジナリティの違いではないと思われる。オーパス蔵盤は初出BJRを板おこししたCD。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/shin-p/furu14.htm


▲△▽▼


Beethoven: Fidelio Overture, Furtwängler & VPO (1948)


Wilhelm Furtwängler (1886-1954), Conductor
Vienna Philharmonic Orchestra

Rec. 3 August 1948, in Salzburg (Live Recording)


1948年
3 Aug. 1948 VPO Salzburg Fes.(Rotwaiser Radio = RIAS)
Beethoven:Fidelio(Edelmann/Patzak/shluter etc.)


●8月3日 ベートーヴェン/フィデリオ(抜粋) VPO ザルツブルク音楽祭 RWR収録 RIAS所蔵


LP/PR: Rococo1012(74?)
CD: MelodramCDM 25009('90?)WFG TMK10670('97=Ove&Leo3)MYTO 2CD991H025(99/02) SWF992-3 TAHRAFURT1036-7(99/08)


>>The public performance on 31 July is exist on film partly.(Dreamlife DMLB27) 4 scenes of No.5 to 8 are missing.


▼第5曲から8曲までの計4曲がオリジナルテープの紛失のため欠落している。
レオノーレ3番と序曲に97年独協会の正規盤出現。
全曲正規盤も99/08TAHRAから出現し、当初は完全版との噂もあったが、欠落はそのままだった。


7月31日公演のレオノーレ3番とされるOrfeoC525-991も99/08に出たが、HS氏の比較試聴ではTAHRAの全曲盤と同じ録音という。
清水氏によればメロドラム盤はレオノーレ3番が3分ほど欠落しているといい、あるいはメロドラム盤のレオノーレのみ8/3で他は7/31で修復されているという可能性も残る。
同じ7月31日とされる第2幕フィナーレの映像は残っており、ドリームライフDMLB27で発売されていたが、日付は確定していない。


録音は悪いながらも、熱気は50年盤を大きく上回る。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/shin-p/furu12.htm


▲△▽▼
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ベートーヴェンは『フィデリオ』への序曲を作曲するにあたり何度も推敲を重ねたため、「フィデリオ序曲」(あるいは「レオノーレ序曲」)としては4曲が書かれている。


1つ目のものは『レオノーレ』第1稿の初演に使用された序曲であり、現在『レオノーレ』序曲第2番として知られているものだと考えられている。


2つ目のものが『レオノーレ』第2稿の初演に使用された序曲で、現在『レオノーレ』序曲第3番として知られている。この版は4つの序曲のうち現在もっともよく知られており、また同時に最も高く評価されている版でもある。しかし、この版はオペラへの序曲とするにはあまりにも音楽的な内容が濃密に過ぎ、実用的な軽い序曲への変更を要する結果となった。この序曲は現在では演奏会用序曲として、オーケストラのコンサートなどの前プロで演奏されることが多い。


ベートーヴェンは続いて、1807年のプラハでの上演に向けて再び序曲を書き直した。これが「レオノーレ序曲」の第3稿であり、現在『レオノーレ』序曲第1番として知られているものだと考えられている。


最後の版は、『フィデリオ』のために作曲されたもので、これが現在『フィデリオ』序曲として知られている曲である。調性上の理由や軽快な曲想から、4つのうち最もオペラの序曲に適している。『フィデリオ』序曲の編成は以下の通り。


フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン2、ティンパニ、弦五部
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%AA



 

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