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自作真空管式アンプ-WE300B Single
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/159.html
投稿者 中川隆 日時 2022 年 2 月 11 日 08:38:33: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 和山通商 PSVANE300B-SE 職人手作業5球シングル真空管ステレオパワーアンプ 販売価格 79,000円(税込) 投稿者 中川隆 日時 2022 年 2 月 10 日 09:52:37)

No.3 <自作真空管式アンプ-WE300B Single 試作機>
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/amp3.html


WE−300B
CV−378


Amplifier: 入力・段間・出力とトランスを三段重ねた真空管アンプ (推定5W)
使用真空管:出力管:米Western ElectricWE-300B、初段管:WE-349A、整流管:英Mullard CV-378(GZ37) 
使用トランス:タンゴ製パワー・トランス(MS-250CT)&出力トランス(XE-20S)、
タムラ製入力トランス(TSK-50)・段間トランス(A-342)
5月の連休にふと思い立ち急遽試作した、STC−4033Xのアンプは殊のほか、音がよく気に入ってましたが、弦楽器や木管楽器の音では多少不満が残ったままでしたので、本格的に新しいアンプを作る予定でいたのですが、夏の暑さで半田ごてを握る気力がおこらず、その後涼しくなっても忙しさにかまけて部品入手も進んでいなかった上に、新しいPCを2台も買ってしまって、大きな部品は買えなくなってしまいました。出かけることも多かったので延び延びにしていたのですが、最近クラシックを多く聴き始めて不満な点がより大きくなってきたので、11月初めの3連休で試作機だけでもと意を決して、またまた急遽作製してしまいました。
300Bは米ウェスタン・エレクトリックが誇る大型3極出力管です。とっても作りがよく他の民生用球とはかなり差のある出来栄えです。かなり大型のST管でその姿も男性的な美しさと言われています。アメリカの真空管にしては、フィラメント効率等もよくシングル接続でも大きな出力が取リ出せる真空管です。以前は、映画館等でウェスタンのシアター・システムとして使われていました。ウェスタンのシアター・システムはレンタルでしか供給されなかったようなので、一般の人間には見ることも手に入れることも難しかったようです。1980年頃に廃館になった映画館で使っていたアンプが出てきたのですが50年近く毎日使われたはずなのに、まだちゃんと動作することが確認されたことがあり、その長寿命も全くの別格といえるでしょう。信頼性も高く、以前トランジスタ時代にも関わらずNASAではその信頼性の故にこの真空管をレギュレーターとして使っていたそうです。ちゃんと正しく動作させれば、我々が使う範囲においては、一生使えそうな感じです。高級品ですが、そういう意味では安いかもしれません。この真空管、信頼性だけでなく音のよさでも、とても評判のいいもので、いまだに市販の真空管アンプに使われてでてきます。人気が高いので、限定でたまに作製されるらしいです。私も実際に何度かこの真空管を使ってアンプを作りましたが、使っていたアルテックのスピーカーとの相性もあるでしょうけど、とても柔らかくスケールの大きな音が出ていました。今回、今までのSTC−4033Xのアンプをグレード・アップするにあたり、手元にある直熱管を一通り検討したのですが、4033Xの良さを崩さずに、同じ傾向でよりグレードの高いものを考えた時にこの球しかなかったのです。もともと、最終的なアンプを作る時にはこの球を使うことを考えていたので、迷わずこれに決めました。でも、最終的なアンプにするために、トランスやシャーシ等もすべて換えるつもりでいたのですが、今回はまだそういった部品が手に入っていないので、今までのアンプのシャーシやトランスを使った、とりあえずの試作機を作りました。
今回のグレード・アップの目的としては、より大きな編成の音楽にも耐えられるダイナミック・レンジをもたせること、弦楽器や木管楽器での滑らかさや柔らかさをよりよく表現できること(但しベタベタした感じではなくサラリとした感じをなくさないこと)、アコースティック楽器の空気感をよりよく出せること等です。もう少し音楽に沿った言葉で言えば、ヴァイオリンの音が柔らかくでること、大き目の編成の室内楽も再生できること、チェンバロの音ももう少しふわっとした漂う感じがでること、ジャズでは管楽器の音がより滑らかに聞こえること、そしてライブの空気感がもっと伝わってくること等です。
上記目的を達成するために考慮したことは、直熱管を使って、音のヌケをよくし、高域の柔らかさとふわっとした感じを出すこと、コンデンサーをケミコンからオイル・コンデンサーに換えてよりサラッとした感じをだすことです。但し、今回はトランスやシャーシの変更はしないので、多少制約がでました。トランス、特に出力トランスはパーマロイ・コアのトランスを使いたかったのですが、今までのままにしました。また、段間トランスも大きさの問題と回路上の考慮でパーマロイ・コア・トランスの使用はは諦めました。オイル・コンデンサーもシャーシの空き部分が足りないのと低域の量感を残す観点と、電源リップルを減らしたかったので、大容量ケミコンと前段への供給部分は残したままです。今までの経験上よりウェスタンの音を生かすために、前段管もウェスタンの小出力管を使用しました。この部分、より躍動感を出すためには、同じ特性で10Vヒーター管の336Aというのがあり、JAZZではとても伸び伸びとした感じがでるのですが、今回はクラシックをかなり意識していたので、素直な音の6.3Vヒーター管、349Aを選びました。整流管もWEの名球、274B(なぜか刻印もの)があったのですが、ステレオ・アンプなのと試作機ということで今回は使用を見合わせました。また349Aのヒーターの立ち上がりが非常に遅いので、あまり早くプレートに電圧をかけたくなくて、あえて傍熱管を使っています。でも、この球そんじょそこらの直熱管に比べても音の良さではひけをとらないすぐれものです。また、視覚的にも大型ST管との相性もいいのではと使用してます。300Bにはプレート電圧330V、電流50mAほどのかなり軽めの負荷になっています。もともとこのシャーシを使ったアンプは10年ほど前にこの300Bを使ってデザイン・製作したものなので、改造は考えていたほどあまり時間がかからなくて、休み休みで7時間くらいの工程でした。ちょっといい加減過ぎるんじゃないかと反省しているのですが、なんとか音は出ているので、一安心しています。でも何度も配線しなおしたところは、ハンダ等綺麗にできなくて、ちょっと自分でも不満が残っています。一度部品を全部はずして、パーツを交換すべきでしたね。
尚、作ってすぐ出かけてきてしまったので、試聴については後日多少のエージングをしたところで行い、感想を述べたいと思います。今までのところでは、音場では横にも縦(奥行き)にも広がりが出た感じです。スピーカーの出力音圧レベルが低いせいか、ノイズはさほど気になりません。音的にはピアノの響きがとってもよくなったことと、木管楽器に滑らかさがでてきたのは今の時点でも確認できています。ちょっと問題なのは、前段の増幅度が足りないことです。今までの4033Xは傍熱管なので、入力はかなり小さくていいのですが、300Bでは3倍位の入力が入るので、その分ダイナミック・レンジが取れるのですが、CDの出力が同じ状態ではかなり小さめな音に聴こえます。奥行き感が広がったせいなのかもしれませんが、もう少し増幅度を上げたい感じです。これはCDの出力をまだ上げられるので、それをテストしてみないと何とも言えませんが・・・。            by Masa
その後の改善
今回の改善の目的としては、第一に電源系の信頼度を上げることでコンデンサーを経年変化が起き易いケミコンから半永久的なオイル・コンデンサーやフィルム・コンデンサーに換えて、音的にもよりサラッとした感じをだすことです。二つのチョークの間に入れた大容量のケミコンが大分古い(15年くらい前のもの)ので、かなり劣化してるんじゃないかということと、二つ目のチョークの後にオイルコンを入れたんですが、大きさの制限で耐電圧容量がぎりぎりなのが気になっています。この二つをより信頼性のあるものに変えることによって、真空管の安全性への影響をなくして、かつ音的にも安定度を上げたい。これに関しては少しだけ不安がある。今使ってるスピーカーがミニ・スピーカーで低音が出にくいこと、さらにそのミニ・スピ^カーを高さ1メートル位の「ESL63」の上に載せているので、さらに低音が薄くなってることである。その上に、大容量のコンデンサーを小容量のオイルコンデンサー(CP)とかフィルムコンデンサー(MP)に変えることによって低音の量感が減ってしまってますます出にくくなることです。ただ、昔から低音がだぶついているのが嫌いなので、引き締まって軽い音味の低音が好きなので、大容量のケミコンによる低音の量感はあまり好きではないので、今後高さ60cmくらいの台に替える事によって、低音の量感を補うことを考えたほうがいいでしょう。 第二として、大きな編成の音楽にも耐えられるダイナミック・レンジを生かすために、もう少し増幅度を上げたいと思います。CDからの出力を上げてみたのですが、あまり大きな効果がないようなので、アンプ側の前段での増幅度を上げざるおえないですね。でも、あまり上げすぎると音の出方が変わる可能性があるので、信号が大きなところでは、2−3倍くらいが限度だとは思っています。真空管での音の変更は避けたいので、できれば入力トランスかドライバー・トランスの増幅度変更で補うか、または、接点が増えるのを我慢して、プリアンプを使うかですね。そんなことをしばらくいろいろ考えていて、当初ドライバー・トランスを現在の昇圧比ゼロから2倍のものに変更を考えていたのですが、お風呂で暖かいお湯に使っていたら、頭の血のめぐりがよくなったのか、ふと思いついた。今も入力インピーダンスをできるだけ低くしたいので、CDプレーヤーのヘッドフォン端子を使っているのだが、もっと低いのがあるかもしれない。今の端子はカタログにスペックが載っていなかったので安全を期して10Kオームで受けているけど、かなり低いことが確認できたら、同じ入力トランスのままでもう一つの入力である600オームが使えるかもしれない。そうすれば、ここで、今の2倍強の昇圧から、9倍に増やせる。入力トランスのところなら、信号はまだちいさいので、この位昇圧しても、音への影響は少ないかもしれない。そこで、我が家にあるほかのCD再生機器を調べてみる。そして、すぐに目に入ったCDウォークマンのカタログを早速調べてみる。この機械、オーディオへの出力端子も付いているがそれは50Kオーム受けを前提にしているので問題外だ。でも、イヤフォーン端子の項を見たら、出力インピーダンスは書いてないが、16オーム負荷イヤフォーン前提で0.9W出力となってる。と、いうことは、出力インピーダンスは同等かそれより低そうです。これなら使える、出力もオーディオ出力のところで最大0.6Vとなってる。それより大きいとしても、9倍に上げても10Vちょっとくらいでしょう。これなら前段球への入力も規定範囲内で、今の5倍位の値で終段へ入力できて、かなりいけそうです。 これは早速試してみる価値がありそうです。次の週末にでも試してみましょう。結果は次回のアップデートまたは、ヒアリング・テストで報告します。          
by Masa

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/amp3.html  

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コメント
1. 2022年2月11日 08:39:28 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[9] 報告
No.4 <自作真空管式アンプ-WE300B Single 試作機 #2>
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/amp4.html

Amplifier: 入力トランスのみで増幅する単段真空管アンプ (推定5W)
使用真空管:出力管:米Western ElectricWE-300B、整流管:英Mullard CV-378(GZ37) 
使用トランス:タンゴ製パワー・トランス(MS-250CT)&出力トランス(XE-20S)、
入力トランス(6BM8シングル用の出力トランスを流用)


久しぶりの連続休暇がとれました。 暑いので力を込めてアンプを作る気にはなれないのですが、年内に602D用のアンプ等を作りたいと思っているので今回の休み中にテスト機の製作とファイナル機用の部品集めをしたいと思っています。
で、第一弾としては現行アンプのCV851シングルが苦手とするクラシックの大編成を聴けるアンプのテスト機1号です。 シングルである程度編成の大きなものを鳴らせる球は私の持っている範囲では845と300Bくらいですかね。 今回は久しぶりに300Bでテストしてみたいと思います。 とりあえずはシンプルな回路で球とスピーカーの相性を試したいと思います。 交流点火でどのくらいハムが残るかもテストしてみたいと思います。 4033Xの単段アンプを利用すればほんの少しの変更でできますので、これで300Bシングル単段アンプを作ってみます。 入力はTKS50では役不足ですので、小型出力トランスを使って、ヘッドフォン・アンプで強力な入力にしたいと思います。 で、とりあえず写真のテスト機完成。 約4時間というところでしょうか・・・。
う〜む、やっぱり大型のST出力管の迫力は凄いですね。 とても見栄えがします。 入力トランスはケーブルの長さの都合で内蔵したのでとてもすっきりしていますがこの大型管に釣り合う外観の前段球はなかなかありません。 この球の場合は見栄えで選べないですね。 ま、とりあえずルックスのいいものをゆっくり探しましょう。 ところで、問題の音はどうなんでしょうか?300B、今回は復刻版を利用してみました。 以前755等では響きが強すぎる気がしたのと、また604−8H使用の620Bではジャズ等の小編成で低音が出すぎた感じでした。 今回は同じ同軸の15インチ・ユニットですが随分箱が小さいので編成の大きなクラシックではCV851では低音の量が足りなくて雰囲気が出なかったのですが、さすがに300Bはスケール感を出してくれます。 それでいてジャズでも締りが悪いという感じはしません。 それよりなにより、やはり高音の響きが素晴らしい。 このLUXのヘッドフォン・アンプをプリの替わりに利用した場合、とても強力でかつ繊細な音がするのですが、バッファ・アンプを入れていないので時に硬さを感じるのですが、ここでは300Bのヨーロッパ球のような響きが硬さを取り除いてくれるので全く硬さが気になりません。 これが他のUS球との違いであり、この球の凄さなのでしょう。 やはり755Eでは響きが過多という感じがしますが、ホーン・スピーカーとの相性がいいのか602Dではよさばかりが目立ちます。 よく聴くとジャズのドラムのシンバルでは少し厚みが足りません。 これはヘッドフォン・アンプの癖も出ているのですが、この球自体もあまり高域に厚みがあるほうではないので、前段の設計で厚みを出せるように考えないといけません。 但し同じく特徴である柔らかく繊細な高域も殺してはいけませんので、なかなか難しそうです。 ハムはやはり許容範囲を超えますので、Final機では直流点火を考えないといけないでしょう。 でもクラシックでは相変わらず素晴らしいパフォーマンスを示してくれそうです。  (2006・July)

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/amp4.html

2. 中川隆[-13746] koaQ7Jey 2022年2月11日 08:42:28 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[10] 報告
71A/300B コンパチブル・アンプ <アポロ電子のオリジナル>

No.26 VT52 SinglePower Amplifier
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/ampa26.html


メインの602Dを買ったお店、アポロ電子さんのオリジナル・アンプ。 カップリング・コンデンサーに双信のシルバード・マイカを使っています。 既に入手困難なこのコンデンサーだけでも希少価値ですが、それを生かした45アンプと同じ小出力アンプですが、ヒーターが5V以上でプレート電圧が250V以上なら色々な直熱管が挿し替えできます。

本来は5V球の71Aと300Bのコンパチブル・アンプとして設計されましたが、ほかの球でも使えますので、面白さ・有効度倍増です。 私自身も、気が付かない間に随分出力管を買ってしまいましたので、これがあれば何台も用意しなくても、1台で挿し替えてそれらの球を楽しめます。   

71A (KENRAD/RCA)
300B (WE)
275A (WE)
VT52 (WE/HYTRON)
VT25A (WE)
3T20 (MAZDA)

アマチュアが自作でコンパチブル・アンプを作るのは多いですが、専門家が作って販売されているのはまだ少ないです。 なおかつ、どの球でもその特質が分かる素晴らしい音を聴かせてくれます。 普通は、そのコンパチブル機能だけに注目されて、その音質のグレードが二の次になることも多いのですが、十分というか、それ以上の音を聴かせてくれます。

今のところ、常用はVT52(WE)と整流管は5R4GY(STC)です。 絹のような滑らかな高音、適度に厚みのある中音、そして引き締まった低音。 そんな私の好みの音を聴かせtくれるアンプです。 45は45のよさがあり、小編成のジャズやバロックなどには抜群の相性です。 VT52ではJAZZでもそれを超えた音で何かをを聞かせてくれるアンプです。 もちろんクラシックの小編成から中編成までこなせます。

構成: 6SN7GT1/2−6SN7GT1/2−VT52⇒出力トランス
出力: 約3W  出力インピーダンス:8Ω/16Ω 
  
<300B使用> 
<VT25A使用> 
<VT52使用>
<WE275A使用>

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/ampa26.html

3. 2022年2月11日 08:43:46 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[11] 報告
No.24 mini91B Power Amplifier
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/ampa24.html


以前よくALTECとの組み合わせで使っていたのですが、フルレンジとの組み合わせでマイクロフォニック等の響きを嫌うスピーカーがあったので、しばらく響きの少ない真空管を使ってきましたが、やはりALTECのホーン・スピーカーで弦楽器を響かせるには、響きのある真空管が欲しくなります。 メイン・スピーカーで大編成ものやヴァイオリン等も含め、すべてのジャンルをカバーできるアンプを考えていたのですが、300Bに再度登場してもらうことにしました。 私の好きな入力を含めた全段トランス結合のアンプのキットが出たので、チャレンジしてみました。 真空管なしというのもいいですね。 デザイン的にもメイン・システムで使っているSV310と統合されたデザインになっており、メイン・システムにはちょうどぴったりです。


以前、自作で作っていた300Bアンプでも、一番気に入っていた全段トランス結合で2管構成のアンプです。 音の凝縮感があり、それでいて変な硬さもなく心地よい音を求めています。 まだエージング中なので、まだ変わってくると思いますが、期待した音の傾向がちゃんと出ています。 ビル・エバンス・トリオのヴィレッジヴァンガードでのライブを聴いていますが、久しぶりにスコット・ラファロがピアノと対等に演奏している雰囲気がよく出ています。 620B+300Bで聴いていた頃のライブ感が味わえています。 
2014年10月現在、前段はSTCの6J5Gに変更しています。 出力管はSTCの4300Bを使用中。 今はプリアンプを通さずにCDプレーヤーからバランス・ケーブルでアッテネーター(600Ω)を通してこのアンプに入力しています。 これにより奥行き感が広がります。

2020年、4300Bが1本切れてしまったので、あきらめていたのですが、STCに匹敵するものが見つかりました。 Emission Labの300Bです。 kRの工場で作られたようですが、KRの300bと比べると、中高域はほとんど同じですが、KRよりも低域が締まっており、ジャンルを選ばない音が出るので、これを入手し使っています。 KRですと、クラシックに限定して聞きたくなりそうです。


構成: 入力トランス⇒STC6J5G⇒ドライバートランス⇒Emission Lab300B⇒出力トランス
出力: 約6〜7W  出力インピーダンス:8Ω 

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/ampa24.html

4. 2022年2月11日 08:58:11 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[17] 報告
真空管
No.3 WE 300B
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/VT03.html


現在の真空管アンプで使用される直熱真空管ではもっとも多い部類の300Bです。 現在も色々なメーカーで作られ現役なのは珍しいといっていいでしょう。 ギター・アンプ等に使われているEL34や6L6GC等は別にしたら、過去にもありましたが、現在でもこれだけ多くのメーカーから出ているものはないでしょう。
外観的にもST19で堂々とした大きさは、見ているだけで圧倒されます。
それらの元になっているのがWesternElectricの300Bです。 1930年代から存在している球ですが早い時期のものは劇場用システムのアンプに使われて、70年代以降はNASAでの使用に作られていたと聴いています。 初期のものはレンタルのアンプ用で、なかなk外部には出てこなかったようです。 一度、製造が中止されてから、1990年頃から復刻版が作られました。 現在は2005年以降、正式には出てきていないようです日本でも戦後随分経ってから紹介されたようです。 入手できたとしても、とても高価だったでしょう。 業務用、それも劇場でのヘビー・デューティーな使用に耐えられるように設計されたので、個人での使用では一生ものでしょう。 それでも、製作時期によって音が違うようですし、いざという時のために多くの球を持っていらっしゃる方もいるようです。
私が持っているのは、1978年版が2本、と初期の復刻版が2本です。 昔、ALTECのスピーカー、620Bを使っているときに何台か製作しました。 その後も、ミニ・スピーカーを鳴らすのに、依然作った古いものを改良して使ったりしていました。 ちょっと高価な球ですが、様々な回路で結構鳴ってくれる重宝な球です。
ALTEC 602Dもテスト機で試した結果、とてもいい結果がでたので、300Bを使ったアンプを考えていましたが、出力が出すぎるので、45等で鳴らした方が多かったです。

300B用箱、
薄い色ものが1978年製の球の箱です。
年代によって色が違います。 この頃の
ものはベルの印により、ベルマークものと
呼ばれていたようです。
濃い色は復刻版のもので、マッチド・ペアを
木箱に入れたものも用意されていました。
復刻版の300Bには特性データも付いて
いました。
CETRON 300B
造りはなかなかよくできてます。 
柔らかめな音が聴けます。

STC 4300B
Western Electricと技術提携し、
ロンドンWestrexやITTに代替供給
していたようです。
300B系も複数バージョン出ています。
通常版は4300Aでしたが、一旦製造中止
の後、日本の輸入商社からの注文で
最後に製造・供給されたもの。
WE以外の製品としては、WEに近い音が。
WEに比べて、
少し奥行きが浅い感じがします。
Emission Labの300BXLS
STCの4300Bが1本不良になり、
300Bのステレオ使用を諦めていました
が、STCに近いものを見つけました。
Emission LabはUSの会社ですが、チェコの
KRに製造を依頼していたそうです。
KRでも彼らの300Bを製造していますが、
少し音の傾向が違います。 中・高域は
ほぼ同じですが、低域がこちらの方が
締まっています。 幅広いジャンルで使う
場合にはこちらの方がいいかと思い、
こちらを使っています。
音は、Western系とは違って、
現代的な音作りになっています。
サンバレーのmini91Bで使用中、jENSEN
を鳴らしています。
中国・桂光の300B
中国製としては、質の高い球です。
白セラミック・ベースの球は、プレートに
グレーのものが塗ってあります。
黒ベースは、黒プレートで、こちらの方が
素直な音がします。
アポロ電子のアンプでLS3/5Aに使用中。


復刻版を使用したテスト機
ST14の「45」との比較
「45」、「VT52]との比較

ALTEC 602Dを鳴らすのに、久しぶりにキット・アンプを入手し組んでみました。  300Bは1978年製を使用しています。

下は、以前作った時の最終版。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/VT03.html

5. 2022年2月11日 09:03:17 : 8fbxFIojGM : N1RjM3BBSXg1Yy4=[18] 報告

Audio Notes by Masa ブログ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~ballds/audiotop.html

Audio Notes by Masa
http://www.asyura2.com/21/reki7/msg/878.html

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