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鴻上尚史が喝破! 特攻隊の理不尽は過去のものじゃない…過重労働もいじめも「同調圧力は日本人の宿痾なのかもしれない」リテラ
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投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 2 月 26 日 22:55:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

鴻上尚史が喝破! 特攻隊の理不尽は過去のものじゃない…過重労働もいじめも「同調圧力は日本人の宿痾なのかもしれない」
http://lite-ra.com/2018/02/post-3827.html
2018.02.26 鴻上尚史が喝破!特攻隊の理不尽は今も… リテラ


        
        『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』(講談社新書)


 きのう、平昌五輪が幕を閉じた。開会式・閉会式では平和への強いメッセージが発信されたが、あらためて不安になったのが2020年の東京五輪の開会式・閉会式だ。というのも、開会式・閉会式の演出チームで構成・ストーリーを担うとされる山崎貴監督は、あの百田尚樹原作の特攻礼賛愛国ポルノ映画『永遠の0』を監督した人物だ。 

 こんな映画の監督が、世界的イベントであるオリンピックの開会式・閉会式の演出を務めるなど、どう考えても正気の沙汰ではない。世界中の顰蹙を買う可能性だってあるが、残念ながら現在の日本ではそうした批判の声は少なく、むしろ特攻を美化する風潮のほうが根強い。

 そんななか、ある特攻に関する本が大きな注目を集めている。劇作家の鴻上尚史氏が書いた『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』(講談社)は、発売されてすぐに増刷を重ね、たちまち話題作となった。

『不死身の特攻兵』は、陸軍の第一回の特攻隊「万朶隊」に所属していた佐々木友次氏について書かれた本。佐々木氏は特攻隊員として9回出撃し、いずれも生還。終戦まで生き残った人物として知られている(2016年2月に逝去)。彼はなぜそのような数奇な運命をたどることになったのか。

 確実に作戦を成功させるため、初期の特攻兵は操縦に長けた優秀なパイロットが選ばれた。佐々木氏の所属する万朶隊も、佐々木氏含め腕利きのパイロットが選ばれたのだが、だからこそ自分の能力をふるう機会すら与えられない特攻の命令には大きな疑問をもっていた。

 また、卑劣なことに、彼らが特攻で使う九九式双発軽爆撃機は爆弾が機体に縛り付けられており、パイロットが死を恐れたとしても爆弾を落とせないため、体当たりするしかないようにされていた。

 万朶隊を率いた岩本益臣隊長はこの設計に憤り、独断で爆弾を落とすことができるように改装させた。そのことを万朶隊の面々に説明するとき、岩本隊長はこのように語ったという。

「このような改装を、しかも四航軍の許可を得ないでしたのは、この岩本が命が惜しくてしたのではない。自分の生命と技術を、最も有意義に使い生かし、できるだけ多くの敵艦を沈めたいからだ。
 体当たり機は、操縦者を無駄に殺すだけではない。体当たりで、撃沈できる公算は少ないのだ。こんな飛行機や戦術を考えたやつは、航空本部か参謀本部か知らんが、航空の実態を知らないか、よくよく思慮の足らんやつだ」

 加えて岩本隊長は、「これぞと思う目標を捉えるまでは、何度でも、やり直しをしていい。それまでは、命を大切に使うことだ。決して、無駄な死に方をしてはいかんぞ」としたうえで、「出撃しても、爆弾を命中させて帰ってこい」と語ったという。

 結局、岩本隊長は万朶隊として出撃する前に戦死してしまうが、佐々木氏はこの命令を守り、爆弾を落として帰ってきた。

 佐々木氏が帰ってきたのは、「体当たりにより戦艦を撃沈」との大本営発表が出された少し後のこと。そして、佐々木氏の帰還に対する司令官の対応は人の命を命とも思わない酷いものだった。

■特攻隊を生んだ構図は現在の日本社会にも残り続けている

 佐々木氏にはそれから何回も何回も出撃命令がくだされる。それは、敵艦を沈めることを意図したものではなく、ただただ彼を特攻させて殺すための出撃だった。なぜ、敵艦を攻撃することよりも、名誉の戦死を遂げることが目的化したのか。参謀長が佐々木氏を怒鳴りつけた言葉がそれを説明している。

「佐々木はすでに、二階級特進の手続きをした。その上、天皇陛下にも体当たりを申し上げてある。軍人としては、これにすぐる名誉はない。今日こそは必ず体当たりをしてこい。必ず帰ってきてはならんぞ」
「佐々木の考えは分かるが、軍の責任ということがある。今度は必ず死んでもらう。いいな。大きなやつを沈めてくれ」

 出撃を繰り返すうち、援護を担当する直掩機の数も減らされ、佐々木氏の特攻はどんどん雑な扱いになっていく。8回目の出撃ではついに直掩機が一機もつかなかった。これでは敵艦に近づくのもおぼつかないし、たとえ特攻したところで戦果の確認すらできない。

 同書では、生還するたびに痛罵された佐々木氏がどんな理不尽な扱いを受けたか、そしてそのような存在は佐々木氏だけではなく、〈処刑飛行〉を強いられたパイロットは他にも存在したことなどが明かされている。詳しくは同書を読んでいただきたいが、『不死身の特攻兵』が現在これだけ多くの人に読まれているのは、佐々木氏が受けた理不尽な構図は過去のものなどではなく、現在の日本社会でもなんら変わらずに残っているものだからだ。

 2018年1月21日付朝日新聞のインタビューで鴻上氏は「つい僕らは、うかうかしていると、日本型組織を維持するために、構成員の命を消費する傾向があるんです」と語っているが、理不尽なまでの過重労働を強いられるブラック労働や、意味不明なルールでもそれを遵守しないものは排斥する「いじめ」など、職場や学校といった日本のありとあらゆる組織でこの構図は残り続けている。

 鴻上氏はこのように指摘する。

「特攻隊やいじめの資料を読んでいると、同調圧力っていうのは日本人の宿痾なのかもしれないという気がします。「特攻に志願する者は前に出ろ」と上官が言って、誰も動かないと「出るのか、出ないのかハッキリしろ!」と叫ぶ。すると、全員がザッと前に出る。個に目を向けず、全体が一つであることが美しいという価値観は、いまも連綿と続いている」(「週刊朝日」16年9月9日号/朝日新聞出版)

■戦争や特攻隊の美化を懸念し、「同じ轍を踏まないように」と語った

『不死身の特攻兵』では、鴻上氏が札幌の病院に入院中だった佐々木氏のもとまで向かい、数回にわたってインタビューを行っている。

 佐々木氏は非常に言葉少ないながらも、鴻上氏に「戦争ってかっこいいみたいなイメージだけが残っていくと思うんです」「特攻もやっぱり美しいとか、強調されるんですね」と問いかけられると、「それは十分に気を付けていただけたら。同じ轍を踏まないように」と警鐘を鳴らした。

 70年以上前、特攻につながった日本人の精神性はなんら変わることなく残り続けている。そのことを認識しなければ、「同じ轍」の悲劇はいとも容易く繰り返されてしまうだろう。『不死身の特攻兵』はそのことを強く実感させられる本である。

(編集部)






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コメント
 
1. 2018年2月26日 23:11:29 : DZXwPH4i7E : EIF9c1577Ak[51]
鴻上尚史やるなあ。

2. 2018年2月26日 23:35:39 : lh1GGwoOtM : YsxGZGc1SWo[1904]
昔、三十年以上も前だが、違法な献金(賄賂)、談合などの嫌疑のかかった企業の中で担当者が自殺してうやむやになるというようなことがしばしばあった時期があったような気がする。
「気がする」としか言えないのは、まだ、私が子供〜二十代の初めの頃で、そうしたことにあまり関心がなかったからだ。

ただ、ひとつ、覚えているのは手塚治虫の名作『ブラックジャック』の中で、ある企業の課長が上司から「死んでくれ。君がすべての責任を背負って死んでくれれば我が社が助かるんだ」と言われて自殺しようとし、失敗して命を狙われ、最後にブラックジャックの整形手術で別人になって助かるという話があった。

もちろん、漫画だから話は単純化してあるが、似たようなことは現実にあったのではないかと言う気がしてならない。

あの頃の私には、いくら上司に「会社のため」と言われたからと言って、課長が死ぬまでの気になる理由がわからなかったが、「特攻隊の理不尽」と似たようなものと考えればわからないでもない。

もしかすると、こうした考え方は戦後もずっと、この日本社会の中で生きていたのかもしれない。


3. あおしろとらの友[1042] gqCCqIK1guuCxoLngsyXRg 2018年2月26日 23:40:52 : tUNj5FCxuI : 6yLHr7Rm3WM[3]
鴻上さんよくぞ発掘してくれた。 ”特攻の精神論” に対し ”特攻のリアリズム”

4. 2018年2月27日 03:13:20 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[189]
特攻とは、「志願だった」 という建前(上層部の責任逃れの論理)でしかなかった訳ですが
その実態は 志願などではなく、最初から 軍上層部が企画 意図した、計画的な犯罪的な戦術であったのです
一応は、志願するかしないか ○か×かを 問うてはいますが 実際 ×を書いて生き残ったという人は
ほとんど聞いた事はありません 当然でしょう ×を書いた者から 優先的に特攻させられたと言うのが
多くの証言者によって暴露されている事実なのであり 本当の実態だったのです

志願と言う形式をとる事で 上層部の人間の 言い逃れできる余地を残しておく
【本当は、死にたいなどと思っている人間など 居る訳がない事は 百も承知しているのです】

これは、イジメを 見て見ぬふりをして責任の所在を曖昧にする、現代の教育界においても同じ論理
子供たちが勝手にやった事で 教師や教育委員会 教育側の人間達には責任はないという言い逃れです
学校側が 見て見ぬふりをするから、イジメを行なう側の生徒児童は 「教師が見ていない所でなら」 と
どんどん エスカレートしていく訳ですが 将来 本当に悲惨な人生が待ち受けているのは
虐められた人間 よりも、虐めた方の人間の方だったりするのです

人を虐めた人間 こう言う人間が、ブラック企業や反社会的勢力の中核を作り上げていく訳です。


5. 2018年2月27日 05:26:16 : hesCGq807o : As0RjqNJN@0[40]
タイトルの「過重労働もいじめも「同調圧力は日本人の宿痾なのかもしれない」に触発されてなので、
記事とずれますが、思考の整理の自分用として、ここに書き込みます。

私は日本社会を総括して
「私たちは現代版蟹工船の中を生きています。」
と表現してきました。
その思いが、ますます強くなっていく安倍政権です。

現代版蟹工船は支配者、被支配者の象徴です。被支配者を更に支配、被支配の2重構造にして、分断し、全体を安定させる関係です。(沖縄で言えば島尻、我那覇みたいな、福島にもいるし巨大利権がからむどの仕組みにもいる内部裏切り者)

現代版蟹工船を気づきにくくしている仕組みは
日本の「民主主義もどき」の嘘の国民主権
とりあえず満たされる物欲(ジャンクフードや100均、ITでの知的満足←洗脳だが)
今だけ自分だけの日本版個人主義と支配者嗜好の自己責任論

突破口は、まず、気づく事、他者への思いやり(人類愛)、行動力、組織。


6. 2018年2月27日 06:58:21 : WOlCeLaWEc : hWm8gup8QX4[1]
ナチスとかを考えれば、「日本人特有の」とまでは言えないとも思います。ただ、欧米人より東洋人の方が陥りやすい、とは言えそうです。その分、より注意しなくてはいけない、という事だと思います。

7. 2018年2月27日 11:10:18 : lh1GGwoOtM : YsxGZGc1SWo[1907]
「国のために死んでくれ」「会社を守るために死んでくれ」と言えば、追い込んでいる自分は罪悪感を感じないで済む。そして、相手が「自分から志願して死んだ」、「勝手に自殺した」ということになれば、責任を問われないし、その後の自分自身をも騙しながら生きていける。これほど卑怯なやり方はないです。

本来なら、「俺のメンツを立てるためにお前が死んでくれ」、「俺たちが今後も変わりなく生きていくためにお前が犠牲になって死んでくれ」と正直に言うべきでしたね。

そうすれば相手だって「そんなバカな!」と怒って拒否できたはずですが「全体のために」というウソを持ち出して、それをさせないようにするところが寧悪なのです。


8. 2018年2月27日 12:03:11 : eUTpkAQIBY : _ykxv7Bctt8[833]
>6
それなんよ。。
一過性の病気として、
治癒がより容易なものか、
或いは「宿痾」と呼ばれる程
蔓延し切って
治癒困難なものかの違い。。

日本人自らが、
「己の人権」を否定する。
日本人に生まれた以上、
「生まれてすいません」
を美徳とする。
醜悪を、美しいとする
センスレスなセンスを
称揚される。

酷い病気である。
更に病人同士かたまらせる事で、
病の深刻さに気づき
「治療が必要」と言った者から
排除するよう、上から誘導する。。

諦めているからこその、
宿痾なのであろう、、

でも本当にそうなのか?

そういや、四半世紀程前まで、
よく嫁姑の諍いは永遠のテーマ
などと言われたものだが、
最近は、とんと聞かない。
どころか、考えてみれば自分もだが、
身近にも、実母や実の親類よりも、
嫁ぎ先の家族との方が
うまくいっている、という
嫁さんが多くなっている。

いつのまにか治ってる(のかも知れない)
病気もあるにはある。。

政府等権力者の方が、
家族主義や反夫婦別姓を煽って
病気の悪化を望んでいるようだが
現実は、どこ吹く風だ。

常に、足元チェックは、大切だ。


9. 2018年2月27日 13:26:05 : zR4h5ru1Qc : zseo4CzTyds[61]
義務ばかり教え、与えられている権利を教えない。
権威や規則というものを疑うこともさせず、ただ盲信させる。
個より群れであることを強いさせ、個性を潰す。
他者の評価や点数=自らの価値だとすり込む。

自らの頭で考えることを放棄するこの様な義務教育を国民に施し、そして社会に出ればサービス残業を進んでやる人間をわざともてはやせば、いい社畜の出来上がり。
これと同じように、特攻隊を美化すれば、権力者や財界のいい奴隷の出来上がり。


10. 2018年2月27日 14:38:55 : zR4h5ru1Qc : zseo4CzTyds[62]
追記。
不正の隠蔽佐川を「官僚の鑑」ともてはやせば、いたるところに佐川大量生産され、政財界大喜び。

11. 2018年2月27日 15:27:11 : x1nqllZm12 : A9hcBaZD__o[1]
心底、日本は先の無謀な侵略戦争を反省していません。
その意味で、「戦後」は、まだ続いています。
このままでは、決して「戦後」が終わることはないでしょう。

もう一度、いや、もう二度三度と、
あの侵略戦争を掘り起こして、
正しく批判し、反省しなければなりません。

そのうえで、いまだに寄生虫のごとく
この国も中枢に居座る自民党戦争推進派を
駆除しなければなりません。


12. 2018年2月27日 17:39:42 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[191]
11さん おっしゃる通り 世界中の誰から見たって あの戦争は完全なる侵略戦争である事は間違いなく
肯定する要素など何一つない 「日本の歴史始まって以来の 最悪の悔恨」 であるのに
いまだにあの戦争を 「自衛の戦争だった」 などと世迷言をぬかす馬鹿ウヨがいる訳でして
同じ日本人の 恥晒し としか言い様はないですな

しかしまあ 最近は ネトウヨもかなり劣勢になってきて 「ネトウヨ デマ」 これで検索すれば
↓ このような『ネトウヨの 嘘とデマを糾弾する』サイトは、わんさと溢れ出てくるようになりましたから
やっと少しは ネット世論もマトモになりつつありますね ネトウヨが罵倒されてるスレも目立つように
なってきましたから


黒澤明も証言、関東大震災時の朝鮮人虐殺は紛れもない事実だ! 小池百合子やネトウヨの歴史修正に騙されるな!
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20170901/Litera_3425.html


13. 2018年2月28日 12:17:24 : PCukci0DAI : 1kadEao7BG0[1]
クソ東京五輪の開会式なら突然のゲリラ雷雨&停電&洪水などで中止になるだろう
日本の夏は危険すぎる

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