これは理論や法則ではないが，「ルール厳守／破壊」の40年周期が，社会や個人のレベルでは，人間集団の運命は「必然」となる。

人間集団の歴史は，周期ごとに，社会的ルールの破壊が多数派になる時代と，ルールの厳守が多数派になる時代が交代するイミングによって，多くの運命は左右される。

2000年〜2020年はルールが破壊される時代である。日米軍事同盟固執の復古調的カリスマが登場し，国民はこの破壊者に熱狂し期待したのです。

しかし終盤になると，世界は，その反対の革新的平和的なカリスマが登場して活躍する。

2000年〜2040年間は，「ルール厳守／破壊」だが，この時代に，2007〜10年にスタートした第二次世界信用・金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円(元)三極への移行が根因の世界通貨の交代期と重なる。しかも世界は産業革命が前倒しされてくる。

そのために，「日本の商品の世界的優位性」の法則が働き，各産業のトップ企業を入れ替え、次の時代をリードする企業を誕生させ急成長させることになる。だから日本のあぐらをかいた大企業の倒産消滅は避けらない。

中小企業と後進国が大企業と先進国を追い抜き可能になる，そして新しい技術や先覚商品の開発に成功した、個人と企業と産業は、巨大な産業になるチャンスが訪れる。しかし公平感を失うとデモや倒閣運動が激しくなるが，平和的革新的な指導者が勝利を獲得できる。